ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2016 宅浪エリーチカさんの場合〜
1. お名前、プロフィール
<お名前>
宅浪エリーチカ
<プロフィール>
新宿の自称進学校男子校、剣道部、現役で受験勉強始めた時は大学生の家庭教師に試験勉強のやり方を教えて貰ってました。
2. 受験形態
一般入試
3.予想得点
人文社会または自然科学得点 = (数学と化学)9割5分
総合教養得点 = 7割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 6割
(センター得点参考)
英語:170/200
リスニング:44/50
数学:110/200
化学:74/100
現国:92/100
4.併願校
早稲田人間科学福祉(結果待ち)
上智経済、TEAP理系(不合格)
理科大ビジネスエコノミクス(結果待ち)
立教化学科個別(結果待ち)
法政GIS、T日程(合格)
法政キャリアデザイン、T日程(合格)
明治情コミ、B方式(合格)
日大物質応用化学、センター(合格)
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
1.現役時代、上智理工を志望するも日大しか受からず浪人決定→例の報道を思い出す→ホームページを見て高まる。(教養学部なんて東大しかないと思ってたよ!実は文転したかったんだよね。)
2.当時でもセンターリスニングだけは得意だったので、軽い気持ちでICUの公開過去問をDLして解いてみました。すると(他大学のガチガチな入試問題と比べて)圧倒的に問題が面白くて、暫くするとココしかないと思うようになりました。
3.僕は小さい頃から良い意味でクレイジーな人達が大好きで、ネットで見たそんな評判も効きました。
6.ICUに期待するところ
ELA、クレイジーな友達、芝生。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>
①教養学部制について書きました。高校2年時の文理選択制度に納得していない旨を伝えました。
②ELAについて書きました。ある経験から英語の必要性に強く納得している、と書きました。
③忘れました。
<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>
教育学、国際関係学、数学。
高校みたいな成績の順位付けはこうこうで色々勿体ないだとか、(上智の)国際関係の体験授業が面白かったとか、ある本(「いかにして問題を解くか」)を読んでから数学が面白くなったとか書きました。
<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>
部活の合宿、高校時代の得意科目の成績の話題を自慢っぽく、最近読んだおすすめの本(クリシュナムルティ)の感想をICUが推す「批判的思考」に絡めて書きました。
a. 自然科学
2015年度と並んで簡単に感じてよくできました。おかげで救われました!(特に数学、僕のオンレク平均は5割でした)。
他には、去年のセンターで失敗した悔しさをバネにして勉強したのに、2年連続で大失敗した経験から、「ああ、結局全部やんなきゃダメなんだな、過去問対策も盲信できないな」と思い、センター終わってからプラチカと一対一に載ってる不慣れな問題を全部埋めてました。ICUでは(簡単すぎて)役に立ちませんでしたが、併願校で効果を実感したのでオススメです。(見たことあるのに慣れてない問題に遭遇した時のショックは大きいですよ…)
化学は、受験サプリ理論編(トップ)、Z会「解法の焦点(無機有機編)」「センター予想問題」をやりました。あと「化学の新研究」「便覧」は常に持ち歩いて、化学の勉強する時はチラチラ見ながらやってました。ICUの古い問題で新研究の内容がそのまま出てたりしてたので、必要だと思ってました。(今年は効果を感じませんでしたが、調べながら問題解くのは楽しかったです。)
直前一ヶ月に入ってからは焦り始め、A4コピー用紙に覚えてない事書きなぐってトイレに貼ったり持ち歩いたりしてました。難関大目指した勉強をするよりも、センターで満点をとる!って意識の方がICUの役に立つと思います。
b. 総合教養(ATLAS)
対策はしないと決めてました。
しかし、好きで見ていたNHKスペシャルの「戦後70年」などに関係した問題が出題されたのはのは超ラッキーでした。今後も年号に関する特集は色々なチャンネルで放送されると思うので、何か見るならNHKとか池上さんとかを見ておくと良いことがあるかもしれません(笑)
フォンブラウンの話が出てきた時は、試験中なのにNHKスペシャルを思い出して涙目になってしまいました(笑)
あとセンター数学用にやっていた「佐々木隆宏のデータの分析が面白いほど解ける本」もやってて良かったです。何が役に立つか分からなくて面白いですね笑
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
センターとはレベルが違う、何かやり方を勉強しないと!と思ったので、関正夫のTOEICリスニング(会話文のみ)をやりました。そのあとはオンレクの問題を2周くらいやりました。解き直しの時にも聞き取れなかった表現はA4紙に書きなぐってトイレに貼ってましたが、よかったと思います。
本番は音質面・声優の訛りの面で難しくて、少し悔しかったです。でもこれが実力だと思って諦めました。僕は忘れていたのですが、本番直前に良くあるシチュエーション(学校での会話がよく出るなど)をおさらいしておくと、聞き逃しても脳内修正できていいと思いました!
あとPodcastのバイリンガルニュース(無料)が超面白いのでおすすめです!上智大卒業生が日本語と英語でやっているラジオなのですが、2014年のリスニングの内容も被ってました。(今年は外れましたが、試験の休み時間中もずっと聞いちゃう程面白かったです。リラックス効果もありそうですね。運が良いと、総合教養にも役立つかもしれません笑)
<リーディング>
1.現役:受験サプリ文法(スタンダード)、シス単前半、関正夫の英文読解、佐藤ヒロシの英語長文マーク式、ビジュアル英文解釈I、II、リンガメタリカ前半
2.浪人:受験サプリ文法(トップ)、受験サプリ読解(トップ)前半、論理を読み解く英語リーディング(超おすすめ)、減点されない英文解釈、シス単後半(超良かったです)、関正夫の英語長文プラチナルール、オンレク
3.解いた長文は、危ないなと思ったものだけ納得行くまでお風呂で(服着て)音読してました。お風呂おすすめです。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
受験生には、大人が既に色々な勉強法(合格との因果関係)を語って(マーケティングをしに)来ていると思いますが、疑って、経験と納得を大事にしていいと思います。その点で僕の言う事も役に立たないと思います(笑)
僕は浪人始めの3ヶ月は不安で駿台にいたのですが、先生が「お前たちが落ちたのは1人でやっていたからだ。だから私達の言う通りにやりなさい」と言っているのを聞いて、突然、これはマーケティングだ、どうして誰も先生を疑わずに、ポンポン授業料を払うんだと思ってしまい、嫌になって辞めました笑。元同級生には応援してくれる人がいる一方、「あいつドロップアウトしたらしい」「やめとけ」とか言ってネタにする人もいましたが、納得できるやり方を選んで良かったです。落ちても後悔はしなかったと思います。
それからは地元のスタバから秋葉原のスタバなど穴場スポットを毎日転々として勉強してました。
怠い時には推理小説を読んだりしてたのですが、感情が動くと心に余裕ができてよかったと思います。(泣)
試験中はリラックス、意図的に古いヤンキーみたいな姿勢をとって余裕かましてみたり(意外と効きますよ)、試験が始まった体で試験中の姿勢をとり、何もない机を注視(イメトレ)したりしてました。
あと気をつける事は、これはネットで読んでとても納得しているのですが、「完璧に準備しようとしない意識」が超超超超大切だと思います。「万全でいようとする意識→ウイダーとか飲んじゃう→強迫観念→焦る→万全じゃない」に対して、「万全じゃなくていいんだ→焦らない→むしろ万全」という感じです。センター試験後に読んだのが少し悔しいですが、ICU前に読めてすごく良かったです。
8. 最後に一言
納得の行くやり方を信じて、ファイトだよっ!!