2027年度ICU入試対策オンラインレクチャーの募集を開始いたしております。3月末に開講いたします。
2027年度ICU入試対策、オンラインレクチャーの詳しいご案内は下記URLをご参照くださいませ。
https://icu.bucho.net/icu_onlinelecture/
未来のICU生のためのICU入試情報サイト
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2026年2月27日、ICU(国際基督教大学)一般選抜の「日英バイリンガル面接利用」および「英語外部試験利用」の合格発表が行われました。両方式を合わせた倍率は12.05倍と、前年度の9.0倍から大幅に上昇。特に英語外部試験利用は19.0倍に達し、ICU入試の中でも最も高い倍率となりました。

2026年度
| 方式 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 日英バイリンガル面接利用 | 146名 | 15名 | 9.73倍 |
| 英語外部試験利用 | 95名 | 5名 | 19.0倍 |
| 合計 | 241名 | 20名 | 12.05倍 |
2025年度(参考)
| 方式 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 日英バイリンガル面接利用 | 132名 | 19名 | 6.95倍 |
| 英語外部試験利用 | 93名 | 6名 | 15.5倍 |
| 合計 | 225名 | 25名 | 9.0倍 |
志願者数は前年と同水準を維持した一方で、合格者数は25名から20名へとさらに絞り込まれました。これが倍率上昇の直接的な原因と言えます。
ICUの一般選抜には4つの方式がありますが、最大3方式を受験することができます。各方式の試験内容は以下の通りです。日英バイリンガル面接利用と英語外部試験利用はいずれか1つのみ受験できます。
| 方式 | 1次試験(会場試験) | 2次オンライン面接 | 外部英語スコア |
|---|---|---|---|
| 人文・社会科学選択 (3教科型) | ・総合教養(ATLAS) ・英語 ・人文・社会科学 | なし | 不要 |
| 数理・自然科学選択 (3教科型) | ・総合教養(ATLAS) ・英語 ・数理・自然科学 | なし | 不要 |
| 日英バイリンガル面接利用 (面接型) | ・総合教養(ATLAS) ・英語 | あり (日本語・英語面接) | 不要 |
| 英語外部試験利用 (面接型) | ・総合教養(ATLAS)のみ | あり (日本語面接のみ) | 必須 (IELTS6.5等) |
今回発表されたのは、「日英バイリンガル面接利用」と「英語外部試験利用」(面接型の2方式)の結果です。冒頭の通り、合算倍率は12.05倍、英語外部試験利用に至っては19.0倍に達しました。
しかし、この数字がそのまま「合格の難しさ」とは限りません。なぜなら、併願者の1次辞退によって実質的な競争相手が大きく減る構造があるためです。
そもそも、この面接型2方式に出願する受験生は総じて高い英語力を持っています。ICUの入試において英語力は重要な要素であることは間違いなく、彼らの多くは主戦場である3教科型でも順当に得点を稼いでおり、3教科型で受かる確率は他の受験生より高いでしょう。
そしてICUの一般選抜では、方式によって合格発表のタイミングが異なります。
このように、3教科型の合格発表は面接型の二次試験よりも先に行われます。そのため、3教科型と面接型の1次に両方合格した場合、先に確定した3教科型の合格を手にそのまま入学手続きへ進み、面接型の二次試験を辞退する受験生が多数います。
さらに今年度からは、二次試験辞退に拍車をかける変更がありました。 実は昨年までは、3教科型で合格しても「High Endeavor奨学金」の内定から漏れた受験生が、奨学金のチャンスを求めて面接型を受け続けるケースが一定数ありました。
しかし、今年度からHigh Endeavor奨学金は「要件を満たす人全員」に給付される仕組みに変わりました。これにより、採用枠が極めて少ない「Peace Bell奨学金」をどうしても狙いたいというケースを除き、3教科型の合格者が面接型の二次面接をわざわざ受ける動機はなくなったと言えます。
したがって、志願者数(分母)は多く見えても、実際に2次面接を受けて、最後まで席を争うライバルは、見かけの倍率よりも少なくなります。
2026年度は、大学側が一般選抜の合格者数を抑制したとも取れる年でした。
その兆候は、一般選抜に先立って行われた推薦入試の結果にもはっきりと表れていました。
2026年度 推薦入試の内訳
| 区分 | 志願者数 | 合格者数 | 不合格者数 |
|---|---|---|---|
| 国際基督教大学高等学校 | 85名 | 85名 | 0名 |
| 本学が指定する高等学校 | 94名 | 87名 | 7名 |
| キリスト教学校教育同盟加盟校 | 61名 | 52名 | 9名 |
| 2026年度 合計 | 240名 | 224名 | 16名 |
| 2025年度 合計(参考) | 254名 | 253名 | 1名 |
2025年度は推薦系でほぼ全員が合格していましたが、2026年度は明確に16名の不合格者を出しています。推薦・一般を問わず、今年度は大学全体として合格者数を引き締めた年と言えるでしょう。今年度の面接型の2方式の合格者数が前年の25名から20名に減少したのも、このような流れの一つだったのかもしれません。
これからICUを受験する生徒は、この2方式をどう活用すべきでしょうか。
結論から言えば「どちらを選んでも3教科型の確実な保険にはなりにくい」というのが実態です。
そのうえで、自身の適性に合わせて少しでも可能性の高い方を選ぶことになります。
① 英語外部試験利用(外部英語試験のスコア+総合教養+日本語での二次面接)
外部英語試験(IELTS6.5以上相当)のスコアを提出するため、ICU独自の英語試験で失敗した際の代替になり得ます。ただし、入試説明会では「提出可能な基準を満たしていれば、それ以上のスコアはフラットに評価する」というニュアンスで説明されていました。この説明の通りなのであれば、IELTS 8.0などの超高得点を持っていれば有利になるというわけではなく、英語スコアの基準クリア後は総合教養ATLASと二次の日本語面接での勝負になります。いずれにしても全員がIELTS6.5以上の受験生の中で合格者がわずか5名(2026年度)という非常に狭き門であるため、厳しい試験です。
② 日英バイリンガル面接利用(総合教養+英語+日本語と英語での二次面接)
外部資格は不要で、会場での英語試験と、英語を含む面接で評価されます。倍率は9.73倍と低くありませんが、15名が合格しており、外部試験利用の5名枠を争うよりは数字上まだ可能性のある方式です。ICU入試の英語の過去問で安定して得点でき、面接で英語を話すことに抵抗がない受験生であれば、こちらを軸に検討するほうが現実的でしょう。
各方式の倍率を比較すると、一般選抜の基本戦略が浮き彫りになります。
| 方式 | 2025年度 | 2026年度 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 人文・社会科学選択 | 3.46倍 | 3.40倍 | -0.06 |
| 数理・自然科学選択 | 2.71倍 | 2.81倍 | +0.10 |
| 日英バイリンガル面接利用 | 6.95倍 | 9.73倍 | +2.78 |
| 英語外部試験利用 | 15.5倍 | 19.0倍 | +3.50 |
面接・外部試験利用型の倍率が高まる一方、3教科型は3倍前後に安定しています。とくに「数理・自然科学選択」の2026年度倍率は2.81倍で、理系科目に対応できる受験生にとっては一貫して有利な方式です。
面接型は単独で合格を狙うには合格者数が少なすぎるので、その意味では3教科型と併願をして、合格の可能性を広げるオプションとして活用すべき方式と言えそうです。
ICUの公式サイトで、2026年春のオープンキャンパス案内が公開され、来場エントリーの受付が始まっています。オープンキャンパスは、大学公式の見学イベントで、ガイダンス・モデル授業・キャンパスツアーなどが開催されます。

開催日は2026年3月20日(金・祝)10:00〜16:00、会場はICU三鷹キャンパス、入退場自由です。
受験生・中高生は事前の来場エントリーが必要で、同伴者(保護者等)は原則エントリー不要です。
ICUのオープンキャンパスは春と夏で雰囲気がかなり違います。
| 春(3月) | 夏(7, 8月) | |
|---|---|---|
| 開催日数 | 1日のみ | 3日 |
| 気候 | 過ごしやすい | 暑い(体力勝負になりやすい) |
| モデル授業 | 少なめ | 多数開催、より多分野に触れられる |
| 混雑 | 比較的ゆったり | 人数が多く混みやすい(学食は特に時間がかかりがち) |
| 寮 | 部屋見学は基本なし | 寮の部屋を見られる年がある |
高2の冬である今の時点でICUを志望している受験生は、春のオープンキャンパスにぜひ参加した方がいいです。3月の段階は夏に比べて全体に落ち着いた雰囲気で、モデル授業やガイダンスや相談、学食などキャンパスの空気感をゆったりと感じられます。何より気候が夏よりいいので、キャンパスツアーなど外を歩き回る企画は春に参加した方がよいです。
もちろん、可能なら春+夏の両方がベストです。夏は暑いですが、非常に多くのモデル授業が開催されていて、入試情報なども更新されています。
「モデル授業」に参加したい受験生は、来場エントリーに加えてプログラムの事前予約が必要です。
事前予約が必要なプログラムは先着・定員制です。ELAなどは人気があって満席になる傾向があります。
また、モデル授業は同伴者(保護者等)は参加不可なので要注意です。
来場には事前エントリーが必須です。下記URLから「来場エントリー(OCANsへ)」をクリックして登録しましょう。OC当日は会場の入り口でエントリーしているかのチェックがあります(スマホの予約画面を提示する)。
公式:2026 Spring OPEN CAMPUS(春OC)
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/26sp.html
本日、2026年2月13日(金)に2026年度のICU国際基督教大学の一般選抜(3教科型)の合格発表が行われました。今年の入試結果は倍率や合格者数において「総じて昨年度並み」と言える結果となりました。

以下の表は、今年度と昨年度の一般選抜のデータを比較したものです。(※2026年度より「自然科学選択」は「数理・自然科学選択」に名称変更されています)
| 年度 | 選択科目 | 志願者数(編入) | 合格者数(編入) | 倍率 |
| 2026年度 | 人文・社会科学選択 | 907人(40人) | 267人(9人) | 約3.40倍 |
| 数理・自然科学選択 | 239人(9人) | 85人(2人) | 約2.81倍 | |
| 合計 | 1,146人(49人) | 352人(11人) | 約3.26倍 | |
| 2025年度 | 人文・社会科学選択 | 885人(52人) | 256人(6人) | 約3.46倍 |
| 自然科学選択 | 198人(7人) | 73人(0人) | 約2.71倍 | |
| 合計 | 1,083人(59人) | 329人(6人) | 約3.29倍 |
2026年度の志願者数は1,146人と前年から約5.8%増加しました。一方で、合格者数も352人と前年の329人から約7.0%増加しています。全体の倍率は約3.26倍と、前年度の3.29倍とほぼ同水準の結果となりました。
選択科目別の倍率を見ると、人文・社会科学選択が約3.40倍(前年度3.46倍)、数理・自然科学選択が約2.81倍(前年度2.71倍)となりました。
今年度の入試を読み解く上で重要な背景として、昨年度の入学者数増があります。昨年度(2025年度)は740名が入学し、前年度の632名から108名の大幅増となりました。この結果、ICUの収容定員充足率は111.8%から114.3%へ2.5ポイント上昇していました。こうした定員充足率の上昇を受けてか、秋に実施された総合型選抜や推薦入試では合格者を抑制するような動きが見られました。
一方で、一般選抜(3教科型)の合格者数は352人と前年の329人から約7.0%増加しています。年内入試で人数調整を行いつつも、会場での学力試験である一般選抜を中心に学力のある学生を確保するという、ICU入試の基本構造が維持された結果と言えるでしょう。
科目別に見ると、「数理・自然科学選択」の志願者が前年の198人から239人へと約20%の増加を見せました。ICUが近年力を入れている理系志望者へのアピール(理系特化型ミニオープンキャンパスの実施など)や、昨年度導入された併願制度の浸透、さらには奨学金の拡充で相対的にリーズナブルに理系進学が可能な制度などが、順調に志願者増に結びついていると言えそうです。
ただし、合格者も増えたため、倍率は「人文・社会科学選択」が約3.40倍、「数理・自然科学選択」が約2.81倍となりました。依然として理系選択のほうが倍率が低く、昨年公式データとして可視化された理系有利の傾向は今年も継続しています。
今年度の結果で特筆すべき点の一つは、編入試験の合格者が増加したことです。昨年度(2025年度)は6名でしたが、今年度(2026年度)は11名とほぼ倍増しています。
編入志望者は受験生個人のバックグラウンドや能力の差が大きく、年度によって合格者数にばらつきが出やすい性質がありますが、編入を志す受験生にとってポジティブなニュースと言えるでしょう。
今回の一般選抜(3教科型)の発表が終わりましたが引き続き、面接を課す以下の2つの入試方式が進行中です。
本日、2月13日(金)にこれらの面接型入試の第一次選考結果が発表され、二次面接は2月21日(土)、最終的な合格発表は2月27日(金)に予定されています。受験生の皆さんは、最後まで体調に気をつけて頑張ってください!
合格者の皆様はぜひ合格体験記をお寄せ下さいませ。
投稿者にはICU入学に役立つWeb小冊子「BUCHOのICU入学対策」やAmazonギフトカードなどをお送りいたしております。

体験記の投稿は下記URLからお送りいただけます。
ICU国際基督教大学の2026年度一般選抜の志願者数が1月31日に確定しました。全方式で前年を上回り、合計は1,387人(前年比+79人、+6.0%)となりました。括弧内は編入の受験者数です。
| 区分 | 2025年度 | 2026年度 | 増減 | 増加率 |
|---|---|---|---|---|
| 人文・社会科学選択 | 885(52) | 907(40) | +22 | +2.5% |
| 自然科学選択 | 198(7) | 239(6) | +41 | +20.7% |
| 日英バイリンガル面接利用 | 132(14) | 146(11) | +14 | +10.6% |
| 英語外部試験利用 | 93(3) | 95(10) | +2 | +2.2% |
| 合計 | 1,308(76) | 1,387(67) | +79 | +6.0% |
全方式で増加した点が特徴的で、特に自然科学選択が+41人(+20.7%)と最も高い伸びを示しました。編入の受験者数は合計で76人から67人へ減少しており、増加分は主に新入学志願者によるものです。
今回の志願者増で最も大きな要因と考えられるのが、2026年度入学者から適用されるHigh Endeavor奨学金の拡充。一般入試合格者は収入要件などを満たせば全員が入学金・授業料1/3免除を受けられるという内容で、私立大学進学における学費負担が大きな関心事となる中、この制度は受験生と保護者にとって重要な判断材料になったと見られます。
特に国公立との併願を考える受験生にとって、合格後の学費見通しが立つことは安心材料となり、ICUを併願先に加える動きを後押しした可能性があります。
自然科学選択の+20.7%という伸びは、昨年度の倍率差が影響している可能性があります。以下は2025年度入試の結果です。括弧内は編入の人数です。
| 2025年度区分 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 人文・社会科学選択 | 885(52) | 256(6) | 約3.46倍 |
| 自然科学選択 | 198(7) | 73(0) | 約2.71倍 |
| 日英バイリンガル面接利用 | 132(14) | 19(1) | 約6.95倍 |
| 英語外部試験利用 | 93(3) | 6(0) | 約15.5倍 |
人文・社会科学選択が約3.46倍だったのに対し、自然科学選択は約2.71倍でした。ICU一般選抜は最大3方式まで併願できるため、前年の倍率データを見て「数理・自然科学選択が有利」と判断し、併願として追加した受験生が少なからずいたものと考えられます。特に国公立志望者には重要な判断材料になった可能性があります。
日英バイリンガル面接利用の+10.6%増も、同様に前年倍率が影響した可能性があります。この方式と英語外部試験利用は、どちらも面接がある試験で両方には出願できません。志願倍率は、2025年度はバイリンガル面接が約6.95倍、英語外部試験利用が約15.5倍で、2倍以上の差がありました。このような差を見て、今年はバイリンガル面接を選ぶ受験生が増えた可能性が考えられます。
最大のボリュームゾーンである人文・社会科学選択は前年比+2.5%と増加は小さく、入試全体としては概ね昨年度並になるのではないかと予想されます。自然科学選択や日英バイリンガル面接利用は伸びが目立ちますが、昨年度に倍率が相対的に低かった方式へ志願が寄った結果だと解釈することもでき、結果的に方式ごとの倍率差は縮小する可能性が高いと考えれます。

2026年度のICU(国際基督教大学)一般選抜の入試要項が公開され、2025年度からいくつかの変更点が明らかになりました。今年度の主な変更点や特徴を詳しくまとめます。
「去年受験していない自分には関係ない」と思われるかもしれませんが、入試要項の変更点を確認することで、大学が受験生に何を求めているのか、どのような方向性を目指しているのかを読み取ることができます。

これまで「自然科学選択」と呼ばれていた選択区分が、「数理・自然科学選択」へと名称変更されました。
試験内容自体は従来と同じで、数学、物理、化学、生物の4分野から2分野を選択して解答する形式に変更はありません。
2026年度の入試要項では、提出物に関する注意書きの中で、生成系AIの利用について本学の考え方が別途Webサイトで公開されていることが追記されました。
ICUでは主要大学の中では珍しく、一般選抜でも全員が以下の志望動機を書くことが求められています(出願時にWebフォームから記入)。
・ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。(400字以内)
・学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。(200字以内)
ICUでは、学生が自ら考え、自分の言葉で表現することを重視しており、志望理由の作成などにあたっても、生成AIに全面的に依存しないことが望ましいと理解しておくとよいでしょう。
学部 教育方針 > 学生の生成系AIの使用に関する本学の考え方(ページ一番下のリンク)
https://www.icu.ac.jp/academics/undergraduate/policy/
2026年度の一般選抜は2月7日(土)に実施されます。ICUは伝統的に2月の第1土曜日を試験日としており、今年は第1土曜日が7日にあたるため、2025年度(2月1日実施)より6日間遅い日程となりました。
合格発表は**2月13日(金)**で、試験から1週間後という点は昨年度と同じタイミングです。
試験時間自体は変更ありませんが、最後に実施される「数理・自然科学」の開始時間が5分遅くなりました。
わずかな変更ではありますが、昨年度入試のフィードバックを踏まえての変更だと思われます。
2025年度までは「出願期間開始日から遡って2年以内に受験したもの」という表記でしたが、2026年度からは**「2024年2月1日以降に受験したスコア」**が有効と、具体的な日付で明記されました。
提出可能な英語外部試験(IELTS, TOEFL, Cambridge, GTEC)とスコア要件に変更はありません。
2025年度は本館の改修工事のため使用できませんでしたが、2026年度は本館が試験会場として復活します。
例年通りであれば、「数理・自然科学選択」および「人文・社会科学と数理・自然科学の併願」受験者はICU高校、それ以外の受験生は主として本館を試験会場として使用することになるものと考えられます。

2026年度入試から、ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金が大幅に拡充されました。
これまでは入試成績が特に優秀な受験生のみが対象でしたが、2026年度からは一般選抜で合格し、収入要件などの条件を満たす応募者全員に給付されることが入試要項にも明記されました。入学金全額と学費の3分の1が免除され、例えば2026年度入学の場合、4年間で免除されるのは総額約237万8千円となります。
ICUの各学生寮への入寮希望を申し込む際に簡単なエッセイを書く必要があることが、入試要項でも明記されています(寮申し込みのエッセイ自体は以前から必要でした)。
合格発表から申し込み締め切りまでの期間が短いため、あらかじめWebフォームを確認してエッセイを書く準備をしておくとよいと示されています。
ただし、2026年度4月入寮募集要項(PDF)やWebフォームは11月現在は閲覧できず、12月下旬にICUハウジングオフィスのWebサイトで確認できる予定です。例年通りなら年末にPDFが公開され、PDFの中に申し込みフォームへリンクが貼られています。
2026年度のICU一般選抜は、科目名称の変更、AI利用方針の明記、試験会場本館の復活、奨学金制度の大幅拡充などの変更がありました。
特にHigh Endeavor奨学金の給付拡大は、経済的理由で進学を諦めることがないようにするという大学の強い意志の表れといえるでしょう。ICU一般選抜を受験予定の方は、2026年度のICU公式の一般選抜入試要項をよく確認し、最新の情報に基づいて準備を進めてください。
一般選抜>入学試験要項(PDF)のリンクから確認
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/
今回は2025年10月12・13日に開催されたICU祭(国際基督教大学学園祭)の様子をお伝えします。


2025年度ICU祭、入り口付近の様子です。今年のテーマは「煌(きらめき)」。ロータリー付近にはテーマを象徴する門柱やオブジェが登場し、多くの来場者が記念撮影を楽しんでいました。


入り口すぐの公式グッズ販売。今回はICU公式マスコット「ハチロウ」のぬいぐるみが登場(価格は4,900円)。ICUグッズは文具からアパレルまで幅広く展開されており、ノート(100円)など高校生でも買いやすい価格帯のグッズもありました。ICU入試受験生はここでICUグッズを手に入れて、モチベーションを高めるのもおすすめです。
教会前の広場では「YouはどこからICUへ?」という参加型展示を実施。来場者がそれぞれの出身地を地図に書き込んでおり、世界中からICUに学生が集まっている様子が一目で分かりました(写真右)。


D館、バカ山周辺のテント出展。写真右は「ICU HONEY PROJECT」です。環境系メジャーの授業にルーツを持ち、学内で養蜂を実践。実際にICUで採れたはちみつを販売しています。環境への取り組みを座学で終わらせず、養蜂→採取→販売まで一貫しているのが素晴らしいですね。


写真左はバカ山周辺で実施された子ども企画。クラフト教室や野外テントでの絵本読みスペースなどに加え、今回はアヒルなどと触れ合えるミニ動物園も登場していました。時間帯によってはICU公式マスコット「ハチロウ」も登場していたようです(残念ながら出会えず!)。子ども向け企画が充実しているため親子連れの姿も多く、牧歌的な雰囲気がICU祭の魅力ですね。
写真右は本館前の様子。テント出店が立ち並び、あほ山ステージ周辺にはたくさんの人が集まっていました。


今年はリニューアルした本館も大いに活用されていました。写真は本館3階のラウンジ。ここではICUのメジャー紹介展示が行われ、休憩スペースを兼ねながら、卓上に置かれた各メジャーの資料を自由に閲覧できるスタイルになっていました。その他、3階の教室ではELA(英語プログラム)の授業体験も実施されていました。
ICU祭は屋外が混雑する時間帯もありますが、本館内は比較的空いていて落ち着いた雰囲気です。ELA体験など一部の企画は予約が必要な場合があるため、来年以降に参加する受験生は、事前にICU祭の公式ウェブサイトなどで情報を確認してから訪れることをおすすめします。

2025年11月4日に2026年度ICU総合型選抜の合格発表が行われました。2026年度のICU総合型選抜では、志願者が増加する一方で合格者が減少しました:
| 年度 | 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 75 | 367 | 117 | 約3.1倍 |
| 2026 | 75 | 406 | 81 | 約5.0倍 |
| 増減 | — | +39(+10.6%) | -36(-30.8%) | +1.9倍 |
志願者が39名(+10.6%)増加した一方で、合格者は36名(-30.8%)減少し、倍率は3.1倍から5.0倍へと上昇しました。ICUの総合型選抜では2023年度以降は100名以上が合格していましたが、4年ぶりに合格者総数が100名を下回る結果になりました。
2026年度から、総合型選抜の方式別の募集人員が初めて明文化され、同時に入試名に「4月入学専願」という文言が明示されました。
| 方式 | 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 英語外部試験利用 | 60 | 365 | 74 | 約4.9倍 |
| 理数探究利用 | 5 | 6 | 0 | —(合格者なし) |
| IBDP利用 | 10 | 35 | 7 | 約5.0倍 |
| 合計 | 75 | 406 | 81 | 約5.0倍 |
英語外部試験利用に志願者の約90%が集中し、理数探究利用は合格者ゼロという厳しい結果になりました。
収容定員充足率とは、大学の収容定員(全学年の定員合計)に対する実際の在籍学生数の割合です。ICUの収容定員充足率は以下のように推移しています:
| 年度 | 学生数合計 | 収容定員 | 収容定員充足率 |
|---|---|---|---|
| 2024年10月 | 2,773 | 2,480 | 111.8% |
| 2025年10月 | 2,834 | 2,480 | 114.3% |
| 増減 | +61 | — | +2.5ポイント |
2025年10月時点で、ICUの収容定員充足率は114.3%に達しました。前年度の111.8%から2.5ポイント上昇しています。
文部科学省は経常費補助金の交付判定を毎年5月1日現在の在籍者数を基準に行い、収容定員超過が大幅な場合は交付停止・減額という指導を行っています。不交付基準は大学規模により異なります:
ICUは小規模大学に分類されるため、不交付基準は1.30(130%)です。現在114.3%は基準までに15.7ポイント離れているように見えますが、ICU特有の構造があり、充足率には余裕を持たせる必要があります。
ICUが114.3%という充足率で合格者を抑制する背景には、単なる数字の上昇だけでなく、在籍管理上の複雑な構造があると考えられます:
中長期留学による在籍変動: ICUはリベラルアーツ教育と国際性を標榜しており、学部生の中長期留学(1年派遣・交換留学等)の比率が相対的に高くなっています。在籍管理上は、留学中の学生も在籍者としてカウントされるため、留学・復学の時間的ずれが充足率判定時点の在籍者数に反映されやすい構造です。
厳格な進級要件による留年・在籍延伸: ICUは厳格な成績運用と課題負荷の高いリベラルアーツ・カリキュラムを特徴としており、進級要件のハードルが相対的に高く設定されています。この結果、一定程度の留年・在籍延伸が発生しやすく、特に4年生の在籍が厚くなりやすい傾向があります。
複数学年合算による高止まり効果: 補助金判定は5月1日現在のすべての在籍学年を合算して判定されます。ICUのように中長期留学者が相対的に多く、かつ最終学年に留年・再履修による上級生が厚く存在する大学では、充足率が高止まりしやすい構造になっています。
専願制による高歩留率: 2026年度から入試名に「4月入学専願」が明示されたように、ICUの総合型選抜は専願制であり、合格者のほぼ全員が入学する高歩留率(入学率)を特徴としています。推薦入試に近い性質を持つこの制度では、合格者数がほぼそのまま入学定員に直結します。
以下の表はICUの2022年度から2025年度の入学者数を示しています:
| 年度 | 入学者数(本科) | 転入本科生 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2022 | 670 | 11 | 681 |
| 2023 | 615 | 18 | 633 |
| 2024 | 613 | 19 | 632 |
| 2025 | 726 | 14 | 740 |
2025年度のICU入学者は740名でした。前年度(632名)から108名(+17.1%)の増加です。この入学者の増加が充足率の上昇をもたらしました。
ICUの収容定員は約2,500名で、入学者数の変動が充足率に相対的に大きく反映されやすいという特徴があります。100人規模の増減でも、充足率が数ポイント動く場合があります。
ここで重要な要素が、補欠合格制度の有無です。多くの私立大学は補欠合格制度を採用しており、入学辞退者が出た場合は補欠から繰り上げ合格を出すことで、入学定員を微調整できます。一方、ICUは補欠合格制度を採用していません。
さらに、ICUは単一学部制であるため、他の総合大学のような「学部間での定員相殺」も機能しません。つまり、一度合格者を決定したら、その後の調整余地がほぼないという特殊な構造です。
この制約条件下では、あらかじめ合格者数に余裕を持たせて、翌年度以降の充足率を抑える戦略が必須になります。2026年度の総合型選抜で合格者数が前年度より抑制された背景には、このような構造的要因があったものと推測されます。
同じ「充足率上昇」でも、大学の構造により対応策は異なります:
| 大学 | 規模 | 充足率 | 不交付基準 | 基準までのポイント | 補欠合格 | 学部構成 | 対応余地 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ICU | 小規模 | 114.3% | 1.30(130%) | 15.7ポイント | 無し | 単一学部 | 限定的 |
| 上智 | 大規模 | 109.5% | 1.10(110%) | 0.5ポイント | 有り | 複数学部 | 学部間相殺 + 補欠制度 |
| 津田塾 | 小規模 | 119.3% | 1.30(130%) | 10.7ポイント | 有り | 複数学科 | 学科間相殺 + 補欠制度 |
上智大学は学部収容定員11,340名、学部在籍12,419名(2025年5月1日現在)で、学部充足率は109.5%です。大規模大学の不交付基準は1.10(110%)であり、上智の109.5%は不交付基準にわずか0.5ポイントしかないという際どい状況です。ただし、複数学部制による学部間相殺と補欠合格制度により、調整が可能です。大規模校のスケールメリットもあり、100人程度の変動でも吸収しやすいとは言えます。
津田塾大学は学部収容定員2,760名、学部在籍3,294名、(2025年5月1日現在)で、全体充足率は119.3%に達しています。同じ小規模大学でありながらICUより充足率が高い水準ですが、学科別では英語英文学科が113.7%、情報科学科が116.7%と比較的低く、学科間で相殺が機能しています。さらに補欠合格制度も採用しており、二重の調整手段を持ちます。
ICUはこうした調整手段を持たないため、専願制で確実に入学する総合型選抜の合格者を事前に抑制することが、翌年度以降の充足率管理の重要な手段となったと考えられます。
収容定員充足率は1年生から4年生までの全在籍者を合算して計算されるため、留年者が増えると在籍者総数が増え、充足率を押し上げてしまいます。例えば、2025年現在の上智大学のように基準まで0.5ポイントという非常に差し迫った状況では、大多数の学生に4年間でスムーズに卒業してもらうことが大前提となります。つまり、留年を増やす方向(成績評価の厳格化、進級要件の引き上げなど)には向かいにくく、むしろ卒業を円滑化する圧力が働く可能性が高くなると考えられます。
一方、ICUは充足率114.3%で小規模大学の基準1.30まで15.7ポイントの余裕がありながらもさらに充足率を低く抑制しようとしているように見受けられます。
厳格なカリキュラムの維持: ICUは1年生から週に約10コマ(Streamによる)ものELA(English for Liberal Arts)の授業が課されるカリキュラムを特徴としています。課題負荷が高く、出席等の要件も厳格であるため、一定程度の留年・在籍延伸が発生しやすい構造です。しかし、充足率に余裕があることで、こうした厳格な教育を維持しても、充足率管理上のリスクを吸収できていると考えられます。
積極的な留学推奨とその影響: さらにICUは海外留学を積極的に推奨しています。交換留学は在学しながら海外で単位を履修する形のため、留学中の学生も在籍者としてカウントされます。加えて、就活や進学のタイミングから、留学により半年から1年程度卒業が遅れるケースも一定数発生します。留学に行く学生が増えれば増えるほど、在籍延伸により充足率は上昇圧力を受けるため、ICUは充足率に余裕を持たせておく必要があると言えます。
2026年度ICU総合型選抜の合格者減少は、以下の複合的要因によるものです:
これらの要因に加えて、2026年度から総合型選抜の3区分の定員が明確化され、より区分ごとに受験者のクオリティから合格者を出すようになったという見方もできます。
すでに充足率のバランスを取る対応を年内入試で行ったことで、一般選抜は昨年度より余裕がある状況という見方もできます。確かに昨年度の入学者の増加で充足率は上昇しましたが、それでも他の小規模大学と比較して高い水準ではないことを踏まえると、一般選抜の合格者は例年通りになるのではないかと予想します。特に一般選抜では昨年度から複数方式の併願方法が拡充され、併願を活用してICUに合格する受験生も増えていますので、複数方式の活用が一般選抜の対策では重要になりそうです。
2025年7月と8月に行われたICU(国際基督教大学)のオープンキャンパスの様子をお届けします。



2025年夏のICUオープンキャンパスは、昨年まで入口に出ていた案内テントはなく、猛暑対策のためか屋外滞在を短くする運営に変わっていました。入場時は看板や学生スタッフの案内に従って体育館へ進み、事前エントリーサイトの画面をスマホで提示して受付します。当日その場でスマホからエントリーしている来場者の姿も見かけました。チェック後は、大学案内が入ったバッグや、当日のタイムテーブルを受け取り、そのまま各プログラムへ移動します。


体育館での受付を終えたら、ICU教会を右手に抜けて直進し、新D館方面に進みます。ちなみに、ICU一般選抜の会場試験日には、ICU教会前ロータリーを右折して図書館方面に誘導されます。


ICU教会右の通りを進むと新D館に到着します。ここがキャンパスツアーの集合拠点で、ツアーはおよそ40分、人数が集まり次第の随時出発。各建物の入口には日傘が用意されており、ツアー参加者を中心に多くの来場者が建物間の移動で活用していました。使い終えた日傘は、次に訪れる建物の入口で返却する方式です。
新D館内のファミリーマートはオープンキャンパス当日も営業。店舗面積は小さめながら食品コーナーが厚く、おにぎりやサンドイッチも充実しています。夏のオープンキャンパスは学食が特に混雑するため、昼時のピークを外して学食を利用するか、コンビニで軽食を調達してラウンジや休憩スペースで食べるのが快適そうでした。


新D館前から右に向かうとICU本館/T館方面です。ICU本館前の芝生(通称バカ山)にはフォトスポットが設置され、本館を背景にきれいに撮影できる撮影ポイントが示されていました。



ICU本館は昨年度の改修を経て、新たなスペースも登場しています。2階・3階の中央のラウンジには円形テーブルに加えてカウンター席やボックス席が設置されていました。飲み物の自販機も周辺にあります。T館へつながる西側には新しいエントランスが整備され、本館の歴史を紹介するパネル展示も。また、隣接する「ヘリテージルーム」は、旧男子洗面所の区画を明るくリニューアルしたラウンジです。



ICU本館のメインエントランスも改修されており、左側の壁には寄付者の皆様のお名前が掲示されています。国立科学博物館のクラウドファンディングが話題となりましたが、日本の教育・研究施設における寄付文化の新しい取り組みが感じられます。このメインエントランスは、オープンキャンパス当日の案内拠点としても機能しており、プログラム案内や、これまで入口のテントで行われていた記念品交換などもここで対応していました。時間帯によってはICUの公式マスコット「はちろう」の着ぐるみも登場し、多くの来場者が一緒に記念撮影を楽しみ、ハグをする姿も見られました。はちろうのマスコットがオープンキャンパスで登場したのは今年の春からですが、早くも人気者に。「はちろうをハグするとICUに合格する」というジンクスが生まれる日も近いかもしれません🦝🎓