合格者の皆様はぜひ合格体験記をお寄せ下さいませ。
投稿者にはICU入学に役立つWeb小冊子「BUCHOのICU入学対策」やAmazonギフトカードなどをお送りいたしております。

体験記の投稿は下記URLからお送りいただけます。
未来のICU生のためのICU入試情報サイト
合格者の皆様はぜひ合格体験記をお寄せ下さいませ。
投稿者にはICU入学に役立つWeb小冊子「BUCHOのICU入学対策」やAmazonギフトカードなどをお送りいたしております。

体験記の投稿は下記URLからお送りいただけます。
ICU国際基督教大学の2026年度一般選抜の志願者数が1月31日に確定しました。全方式で前年を上回り、合計は1,387人(前年比+79人、+6.0%)となりました。括弧内は編入の受験者数です。
| 区分 | 2025年度 | 2026年度 | 増減 | 増加率 |
|---|---|---|---|---|
| 人文・社会科学選択 | 885(52) | 907(40) | +22 | +2.5% |
| 自然科学選択 | 198(7) | 239(6) | +41 | +20.7% |
| 日英バイリンガル面接利用 | 132(14) | 146(11) | +14 | +10.6% |
| 英語外部試験利用 | 93(3) | 95(10) | +2 | +2.2% |
| 合計 | 1,308(76) | 1,387(67) | +79 | +6.0% |
全方式で増加した点が特徴的で、特に自然科学選択が+41人(+20.7%)と最も高い伸びを示しました。編入の受験者数は合計で76人から67人へ減少しており、増加分は主に新入学志願者によるものです。
今回の志願者増で最も大きな要因と考えられるのが、2026年度入学者から適用されるHigh Endeavor奨学金の拡充。一般入試合格者は収入要件などを満たせば全員が入学金・授業料1/3免除を受けられるという内容で、私立大学進学における学費負担が大きな関心事となる中、この制度は受験生と保護者にとって重要な判断材料になったと見られます。
特に国公立との併願を考える受験生にとって、合格後の学費見通しが立つことは安心材料となり、ICUを併願先に加える動きを後押しした可能性があります。
自然科学選択の+20.7%という伸びは、昨年度の倍率差が影響している可能性があります。以下は2025年度入試の結果です。括弧内は編入の人数です。
| 2025年度区分 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 人文・社会科学選択 | 885(52) | 256(6) | 約3.46倍 |
| 自然科学選択 | 198(7) | 73(0) | 約2.71倍 |
| 日英バイリンガル面接利用 | 132(14) | 19(1) | 約6.95倍 |
| 英語外部試験利用 | 93(3) | 6(0) | 約15.5倍 |
人文・社会科学選択が約3.46倍だったのに対し、自然科学選択は約2.71倍でした。ICU一般選抜は最大3方式まで併願できるため、前年の倍率データを見て「数理・自然科学選択が有利」と判断し、併願として追加した受験生が少なからずいたものと考えられます。特に国公立志望者には重要な判断材料になった可能性があります。
日英バイリンガル面接利用の+10.6%増も、同様に前年倍率が影響した可能性があります。この方式と英語外部試験利用は、どちらも面接がある試験で両方には出願できません。志願倍率は、2025年度はバイリンガル面接が約6.95倍、英語外部試験利用が約15.5倍で、2倍以上の差がありました。このような差を見て、今年はバイリンガル面接を選ぶ受験生が増えた可能性が考えられます。
最大のボリュームゾーンである人文・社会科学選択は前年比+2.5%と増加は小さく、入試全体としては概ね昨年度並になるのではないかと予想されます。自然科学選択や日英バイリンガル面接利用は伸びが目立ちますが、昨年度に倍率が相対的に低かった方式へ志願が寄った結果だと解釈することもでき、結果的に方式ごとの倍率差は縮小する可能性が高いと考えれます。

2026年度のICU(国際基督教大学)一般選抜の入試要項が公開され、2025年度からいくつかの変更点が明らかになりました。今年度の主な変更点や特徴を詳しくまとめます。
「去年受験していない自分には関係ない」と思われるかもしれませんが、入試要項の変更点を確認することで、大学が受験生に何を求めているのか、どのような方向性を目指しているのかを読み取ることができます。

これまで「自然科学選択」と呼ばれていた選択区分が、「数理・自然科学選択」へと名称変更されました。
試験内容自体は従来と同じで、数学、物理、化学、生物の4分野から2分野を選択して解答する形式に変更はありません。
2026年度の入試要項では、提出物に関する注意書きの中で、生成系AIの利用について本学の考え方が別途Webサイトで公開されていることが追記されました。
ICUでは主要大学の中では珍しく、一般選抜でも全員が以下の志望動機を書くことが求められています(出願時にWebフォームから記入)。
・ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。(400字以内)
・学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。(200字以内)
ICUでは、学生が自ら考え、自分の言葉で表現することを重視しており、志望理由の作成などにあたっても、生成AIに全面的に依存しないことが望ましいと理解しておくとよいでしょう。
学部 教育方針 > 学生の生成系AIの使用に関する本学の考え方(ページ一番下のリンク)
https://www.icu.ac.jp/academics/undergraduate/policy/
2026年度の一般選抜は2月7日(土)に実施されます。ICUは伝統的に2月の第1土曜日を試験日としており、今年は第1土曜日が7日にあたるため、2025年度(2月1日実施)より6日間遅い日程となりました。
合格発表は**2月13日(金)**で、試験から1週間後という点は昨年度と同じタイミングです。
試験時間自体は変更ありませんが、最後に実施される「数理・自然科学」の開始時間が5分遅くなりました。
わずかな変更ではありますが、昨年度入試のフィードバックを踏まえての変更だと思われます。
2025年度までは「出願期間開始日から遡って2年以内に受験したもの」という表記でしたが、2026年度からは**「2024年2月1日以降に受験したスコア」**が有効と、具体的な日付で明記されました。
提出可能な英語外部試験(IELTS, TOEFL, Cambridge, GTEC)とスコア要件に変更はありません。
2025年度は本館の改修工事のため使用できませんでしたが、2026年度は本館が試験会場として復活します。
例年通りであれば、「数理・自然科学選択」および「人文・社会科学と数理・自然科学の併願」受験者はICU高校、それ以外の受験生は主として本館を試験会場として使用することになるものと考えられます。

2026年度入試から、ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金が大幅に拡充されました。
これまでは入試成績が特に優秀な受験生のみが対象でしたが、2026年度からは一般選抜で合格し、収入要件などの条件を満たす応募者全員に給付されることが入試要項にも明記されました。入学金全額と学費の3分の1が免除され、例えば2026年度入学の場合、4年間で免除されるのは総額約237万8千円となります。
ICUの各学生寮への入寮希望を申し込む際に簡単なエッセイを書く必要があることが、入試要項でも明記されています(寮申し込みのエッセイ自体は以前から必要でした)。
合格発表から申し込み締め切りまでの期間が短いため、あらかじめWebフォームを確認してエッセイを書く準備をしておくとよいと示されています。
ただし、2026年度4月入寮募集要項(PDF)やWebフォームは11月現在は閲覧できず、12月下旬にICUハウジングオフィスのWebサイトで確認できる予定です。例年通りなら年末にPDFが公開され、PDFの中に申し込みフォームへリンクが貼られています。
2026年度のICU一般選抜は、科目名称の変更、AI利用方針の明記、試験会場本館の復活、奨学金制度の大幅拡充などの変更がありました。
特にHigh Endeavor奨学金の給付拡大は、経済的理由で進学を諦めることがないようにするという大学の強い意志の表れといえるでしょう。ICU一般選抜を受験予定の方は、2026年度のICU公式の一般選抜入試要項をよく確認し、最新の情報に基づいて準備を進めてください。
一般選抜>入学試験要項(PDF)のリンクから確認
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/
今回は2025年10月12・13日に開催されたICU祭(国際基督教大学学園祭)の様子をお伝えします。


2025年度ICU祭、入り口付近の様子です。今年のテーマは「煌(きらめき)」。ロータリー付近にはテーマを象徴する門柱やオブジェが登場し、多くの来場者が記念撮影を楽しんでいました。


入り口すぐの公式グッズ販売。今回はICU公式マスコット「ハチロウ」のぬいぐるみが登場(価格は4,900円)。ICUグッズは文具からアパレルまで幅広く展開されており、ノート(100円)など高校生でも買いやすい価格帯のグッズもありました。ICU入試受験生はここでICUグッズを手に入れて、モチベーションを高めるのもおすすめです。
教会前の広場では「YouはどこからICUへ?」という参加型展示を実施。来場者がそれぞれの出身地を地図に書き込んでおり、世界中からICUに学生が集まっている様子が一目で分かりました(写真右)。


D館、バカ山周辺のテント出展。写真右は「ICU HONEY PROJECT」です。環境系メジャーの授業にルーツを持ち、学内で養蜂を実践。実際にICUで採れたはちみつを販売しています。環境への取り組みを座学で終わらせず、養蜂→採取→販売まで一貫しているのが素晴らしいですね。


写真左はバカ山周辺で実施された子ども企画。クラフト教室や野外テントでの絵本読みスペースなどに加え、今回はアヒルなどと触れ合えるミニ動物園も登場していました。時間帯によってはICU公式マスコット「ハチロウ」も登場していたようです(残念ながら出会えず!)。子ども向け企画が充実しているため親子連れの姿も多く、牧歌的な雰囲気がICU祭の魅力ですね。
写真右は本館前の様子。テント出店が立ち並び、あほ山ステージ周辺にはたくさんの人が集まっていました。


今年はリニューアルした本館も大いに活用されていました。写真は本館3階のラウンジ。ここではICUのメジャー紹介展示が行われ、休憩スペースを兼ねながら、卓上に置かれた各メジャーの資料を自由に閲覧できるスタイルになっていました。その他、3階の教室ではELA(英語プログラム)の授業体験も実施されていました。
ICU祭は屋外が混雑する時間帯もありますが、本館内は比較的空いていて落ち着いた雰囲気です。ELA体験など一部の企画は予約が必要な場合があるため、来年以降に参加する受験生は、事前にICU祭の公式ウェブサイトなどで情報を確認してから訪れることをおすすめします。

2025年11月4日に2026年度ICU総合型選抜の合格発表が行われました。2026年度のICU総合型選抜では、志願者が増加する一方で合格者が減少しました:
| 年度 | 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 75 | 367 | 117 | 約3.1倍 |
| 2026 | 75 | 406 | 81 | 約5.0倍 |
| 増減 | — | +39(+10.6%) | -36(-30.8%) | +1.9倍 |
志願者が39名(+10.6%)増加した一方で、合格者は36名(-30.8%)減少し、倍率は3.1倍から5.0倍へと上昇しました。ICUの総合型選抜では2023年度以降は100名以上が合格していましたが、4年ぶりに合格者総数が100名を下回る結果になりました。
2026年度から、総合型選抜の方式別の募集人員が初めて明文化され、同時に入試名に「4月入学専願」という文言が明示されました。
| 方式 | 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 英語外部試験利用 | 60 | 365 | 74 | 約4.9倍 |
| 理数探究利用 | 5 | 6 | 0 | —(合格者なし) |
| IBDP利用 | 10 | 35 | 7 | 約5.0倍 |
| 合計 | 75 | 406 | 81 | 約5.0倍 |
英語外部試験利用に志願者の約90%が集中し、理数探究利用は合格者ゼロという厳しい結果になりました。
収容定員充足率とは、大学の収容定員(全学年の定員合計)に対する実際の在籍学生数の割合です。ICUの収容定員充足率は以下のように推移しています:
| 年度 | 学生数合計 | 収容定員 | 収容定員充足率 |
|---|---|---|---|
| 2024年10月 | 2,773 | 2,480 | 111.8% |
| 2025年10月 | 2,834 | 2,480 | 114.3% |
| 増減 | +61 | — | +2.5ポイント |
2025年10月時点で、ICUの収容定員充足率は114.3%に達しました。前年度の111.8%から2.5ポイント上昇しています。
文部科学省は経常費補助金の交付判定を毎年5月1日現在の在籍者数を基準に行い、収容定員超過が大幅な場合は交付停止・減額という指導を行っています。不交付基準は大学規模により異なります:
ICUは小規模大学に分類されるため、不交付基準は1.30(130%)です。現在114.3%は基準までに15.7ポイント離れているように見えますが、ICU特有の構造があり、充足率には余裕を持たせる必要があります。
ICUが114.3%という充足率で合格者を抑制する背景には、単なる数字の上昇だけでなく、在籍管理上の複雑な構造があると考えられます:
中長期留学による在籍変動: ICUはリベラルアーツ教育と国際性を標榜しており、学部生の中長期留学(1年派遣・交換留学等)の比率が相対的に高くなっています。在籍管理上は、留学中の学生も在籍者としてカウントされるため、留学・復学の時間的ずれが充足率判定時点の在籍者数に反映されやすい構造です。
厳格な進級要件による留年・在籍延伸: ICUは厳格な成績運用と課題負荷の高いリベラルアーツ・カリキュラムを特徴としており、進級要件のハードルが相対的に高く設定されています。この結果、一定程度の留年・在籍延伸が発生しやすく、特に4年生の在籍が厚くなりやすい傾向があります。
複数学年合算による高止まり効果: 補助金判定は5月1日現在のすべての在籍学年を合算して判定されます。ICUのように中長期留学者が相対的に多く、かつ最終学年に留年・再履修による上級生が厚く存在する大学では、充足率が高止まりしやすい構造になっています。
専願制による高歩留率: 2026年度から入試名に「4月入学専願」が明示されたように、ICUの総合型選抜は専願制であり、合格者のほぼ全員が入学する高歩留率(入学率)を特徴としています。推薦入試に近い性質を持つこの制度では、合格者数がほぼそのまま入学定員に直結します。
以下の表はICUの2022年度から2025年度の入学者数を示しています:
| 年度 | 入学者数(本科) | 転入本科生 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2022 | 670 | 11 | 681 |
| 2023 | 615 | 18 | 633 |
| 2024 | 613 | 19 | 632 |
| 2025 | 726 | 14 | 740 |
2025年度のICU入学者は740名でした。前年度(632名)から108名(+17.1%)の増加です。この入学者の増加が充足率の上昇をもたらしました。
ICUの収容定員は約2,500名で、入学者数の変動が充足率に相対的に大きく反映されやすいという特徴があります。100人規模の増減でも、充足率が数ポイント動く場合があります。
ここで重要な要素が、補欠合格制度の有無です。多くの私立大学は補欠合格制度を採用しており、入学辞退者が出た場合は補欠から繰り上げ合格を出すことで、入学定員を微調整できます。一方、ICUは補欠合格制度を採用していません。
さらに、ICUは単一学部制であるため、他の総合大学のような「学部間での定員相殺」も機能しません。つまり、一度合格者を決定したら、その後の調整余地がほぼないという特殊な構造です。
この制約条件下では、あらかじめ合格者数に余裕を持たせて、翌年度以降の充足率を抑える戦略が必須になります。2026年度の総合型選抜で合格者数が前年度より抑制された背景には、このような構造的要因があったものと推測されます。
同じ「充足率上昇」でも、大学の構造により対応策は異なります:
| 大学 | 規模 | 充足率 | 不交付基準 | 基準までのポイント | 補欠合格 | 学部構成 | 対応余地 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ICU | 小規模 | 114.3% | 1.30(130%) | 15.7ポイント | 無し | 単一学部 | 限定的 |
| 上智 | 大規模 | 109.5% | 1.10(110%) | 0.5ポイント | 有り | 複数学部 | 学部間相殺 + 補欠制度 |
| 津田塾 | 小規模 | 119.3% | 1.30(130%) | 10.7ポイント | 有り | 複数学科 | 学科間相殺 + 補欠制度 |
上智大学は学部収容定員11,340名、学部在籍12,419名(2025年5月1日現在)で、学部充足率は109.5%です。大規模大学の不交付基準は1.10(110%)であり、上智の109.5%は不交付基準にわずか0.5ポイントしかないという際どい状況です。ただし、複数学部制による学部間相殺と補欠合格制度により、調整が可能です。大規模校のスケールメリットもあり、100人程度の変動でも吸収しやすいとは言えます。
津田塾大学は学部収容定員2,760名、学部在籍3,294名、(2025年5月1日現在)で、全体充足率は119.3%に達しています。同じ小規模大学でありながらICUより充足率が高い水準ですが、学科別では英語英文学科が113.7%、情報科学科が116.7%と比較的低く、学科間で相殺が機能しています。さらに補欠合格制度も採用しており、二重の調整手段を持ちます。
ICUはこうした調整手段を持たないため、専願制で確実に入学する総合型選抜の合格者を事前に抑制することが、翌年度以降の充足率管理の重要な手段となったと考えられます。
収容定員充足率は1年生から4年生までの全在籍者を合算して計算されるため、留年者が増えると在籍者総数が増え、充足率を押し上げてしまいます。例えば、2025年現在の上智大学のように基準まで0.5ポイントという非常に差し迫った状況では、大多数の学生に4年間でスムーズに卒業してもらうことが大前提となります。つまり、留年を増やす方向(成績評価の厳格化、進級要件の引き上げなど)には向かいにくく、むしろ卒業を円滑化する圧力が働く可能性が高くなると考えられます。
一方、ICUは充足率114.3%で小規模大学の基準1.30まで15.7ポイントの余裕がありながらもさらに充足率を低く抑制しようとしているように見受けられます。
厳格なカリキュラムの維持: ICUは1年生から週に約10コマ(Streamによる)ものELA(English for Liberal Arts)の授業が課されるカリキュラムを特徴としています。課題負荷が高く、出席等の要件も厳格であるため、一定程度の留年・在籍延伸が発生しやすい構造です。しかし、充足率に余裕があることで、こうした厳格な教育を維持しても、充足率管理上のリスクを吸収できていると考えられます。
積極的な留学推奨とその影響: さらにICUは海外留学を積極的に推奨しています。交換留学は在学しながら海外で単位を履修する形のため、留学中の学生も在籍者としてカウントされます。加えて、就活や進学のタイミングから、留学により半年から1年程度卒業が遅れるケースも一定数発生します。留学に行く学生が増えれば増えるほど、在籍延伸により充足率は上昇圧力を受けるため、ICUは充足率に余裕を持たせておく必要があると言えます。
2026年度ICU総合型選抜の合格者減少は、以下の複合的要因によるものです:
これらの要因に加えて、2026年度から総合型選抜の3区分の定員が明確化され、より区分ごとに受験者のクオリティから合格者を出すようになったという見方もできます。
すでに充足率のバランスを取る対応を年内入試で行ったことで、一般選抜は昨年度より余裕がある状況という見方もできます。確かに昨年度の入学者の増加で充足率は上昇しましたが、それでも他の小規模大学と比較して高い水準ではないことを踏まえると、一般選抜の合格者は例年通りになるのではないかと予想します。特に一般選抜では昨年度から複数方式の併願方法が拡充され、併願を活用してICUに合格する受験生も増えていますので、複数方式の活用が一般選抜の対策では重要になりそうです。
2025年7月と8月に行われたICU(国際基督教大学)のオープンキャンパスの様子をお届けします。



2025年夏のICUオープンキャンパスは、昨年まで入口に出ていた案内テントはなく、猛暑対策のためか屋外滞在を短くする運営に変わっていました。入場時は看板や学生スタッフの案内に従って体育館へ進み、事前エントリーサイトの画面をスマホで提示して受付します。当日その場でスマホからエントリーしている来場者の姿も見かけました。チェック後は、大学案内が入ったバッグや、当日のタイムテーブルを受け取り、そのまま各プログラムへ移動します。


体育館での受付を終えたら、ICU教会を右手に抜けて直進し、新D館方面に進みます。ちなみに、ICU一般選抜の会場試験日には、ICU教会前ロータリーを右折して図書館方面に誘導されます。


ICU教会右の通りを進むと新D館に到着します。ここがキャンパスツアーの集合拠点で、ツアーはおよそ40分、人数が集まり次第の随時出発。各建物の入口には日傘が用意されており、ツアー参加者を中心に多くの来場者が建物間の移動で活用していました。使い終えた日傘は、次に訪れる建物の入口で返却する方式です。
新D館内のファミリーマートはオープンキャンパス当日も営業。店舗面積は小さめながら食品コーナーが厚く、おにぎりやサンドイッチも充実しています。夏のオープンキャンパスは学食が特に混雑するため、昼時のピークを外して学食を利用するか、コンビニで軽食を調達してラウンジや休憩スペースで食べるのが快適そうでした。


新D館前から右に向かうとICU本館/T館方面です。ICU本館前の芝生(通称バカ山)にはフォトスポットが設置され、本館を背景にきれいに撮影できる撮影ポイントが示されていました。



ICU本館は昨年度の改修を経て、新たなスペースも登場しています。2階・3階の中央のラウンジには円形テーブルに加えてカウンター席やボックス席が設置されていました。飲み物の自販機も周辺にあります。T館へつながる西側には新しいエントランスが整備され、本館の歴史を紹介するパネル展示も。また、隣接する「ヘリテージルーム」は、旧男子洗面所の区画を明るくリニューアルしたラウンジです。



ICU本館のメインエントランスも改修されており、左側の壁には寄付者の皆様のお名前が掲示されています。国立科学博物館のクラウドファンディングが話題となりましたが、日本の教育・研究施設における寄付文化の新しい取り組みが感じられます。このメインエントランスは、オープンキャンパス当日の案内拠点としても機能しており、プログラム案内や、これまで入口のテントで行われていた記念品交換などもここで対応していました。時間帯によってはICUの公式マスコット「はちろう」の着ぐるみも登場し、多くの来場者が一緒に記念撮影を楽しみ、ハグをする姿も見られました。はちろうのマスコットがオープンキャンパスで登場したのは今年の春からですが、早くも人気者に。「はちろうをハグするとICUに合格する」というジンクスが生まれる日も近いかもしれません🦝🎓

2025年夏のオープンキャンパスのエントリー受付が開始されています。ICUのオープンキャンパスは事前エントリー制で、事前登録が必須です。また、モデル授業は事前予約制のため、はやめに登録しておくとよいでしょう。以下、ICU入試対策の目線から、受験生ガイドを書いていきます。
ICU(三鷹キャンパス)で開催される2025年オープンキャンパスについて、受験生・保護者の方が知っておきたいポイントと要点をまとめました。
ICUのオープンキャンパスは、大学の雰囲気や学びを体感できる絶好の機会です。計画的に予約・参加して、充実した一日をお過ごしください!
ICUオープンキャンパスの案内やエントリーはこちらから
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/25sm.html

6月2日にICUからプレスリリースが発表され、2026年度入試から、ICU(国際基督教大学)の「トーチリレーHigh Endeavor奨学金」が大幅に拡充されることになりました。これにより、一般選抜で合格し、所定の収入要件などの条件を満たした方は、出願時に応募していれば全員が奨学金の対象となります。経済的な理由で進学を諦めていた受験生にとって、大きなチャンスとなる制度変更です。
要するに、一般選抜出願時に奨学金に応募し、収入要件を満たしていれば、一般選抜に合格し、ICUに入学した人は全員、High Endeavor奨学金に採用されます。採用されると、学費の3分の1と入学金が免除されます。これまでは、入試で特に優秀な成績を収めた人だけがHigh Endeavor奨学金に採用されていました。
| 年度 | 選抜方式 | 応募タイミング | 必要書類 | 合格条件 | 採用人数枠 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年度まで | 全選抜(共通) | 出願時 | 収入証明書 | 各選抜で上位合格 | 合計24名 |
| 2026年度から | 一般選抜 | 出願時 | 収入証明書 | 一般選抜で合格 | 条件を満たせば全員採用(人数制限なし) |
| その他の選抜 | 出願時 | 収入証明書 | 各選抜で上位合格 | 合計16名 |
採用条件:
次の 1~3 の全てを満たす者。
1.ICU トーチリレーHigh Endeavor 奨学金に申し込み、応募資格(下記)を満たす者
2.一般選抜に出願、受験、合格した者
3. 国際基督教大学に入学した者応募資格
本科学生または転編入本科学生として本学教養学部への入学を強く希望する者で、父母(生計維持者が父母以外の場合はその方)の収入金額を合算した金額が以下の者
A:給与収入の世帯の場合:父母合算で年間収入金額が 1,000 万円未満(税込)
B:給与収入以外(自営業等)の世帯の場合:父母合算で年間所得金額が 565 万円未満給付内容:
入学金、年間授業料および施設費の 3 分の 1 を原則 4 年間
2026 年度 807,000 円 (4 年間で総額約 2,378,000 円)採用枠数:
<一般選抜>奨学金応募条件を満たす者全員
<その他選抜>16 名応募受付開始:
新入生向けICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金の拡充 ~一般選抜合格者のうち条件を満たした奨学金応募者全員の採用を確約~
2026 年度 4 月入学者選抜の出願と同時
ICUの一般選抜に出願
↓
出願時に「ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金」に応募
(収入証明書など必要書類を提出)
↓
一般選抜を受験
↓
一般選抜に合格
↓
ICUへの入学手続きを完了
↓
奨学金の条件(収入要件)を満たしていれば全員採用(人数制限なし)
一般選抜で収入要件を満たし、出願時に奨学金に応募した上で、合格、入学すれば、原則全員が授業料1/3免除の奨学金に採用されるというのは、他の難関私立大学でも例のない規模です。プレスリリースでも「採用を確約」という決然とした表現が用いられており、その上で「拡充に踏み切った」と述べられているように、ICUにとっても大きな決断だったと思われます。従来は入試成績優秀者のみが採用されていたところから、収入要件を満たす全員を採用へと制度を拡充することで、大学としての経済支援体制を明確に示したともいえそうです。
また、この制度の拡充により、これまで学費面でICUへの進学を諦めていた層も受験を検討しやすくなり、結果として受験者の幅が広がるでしょう。また、合格後にICUを実際に選ぶ学生、いわゆる歩留まり率(入学率)も高まると考えられます。
こうした変化はICUにとって大きな追い風となる一方で、今後も多くの学生に安定して奨学金を給付し続けるためには、大学側が奨学金原資を継続的に確保していく体制の強化も重要になりそうです。
ICUプレスリリース 2025/06/02 新入生向けICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金の拡充 ~一般選抜合格者のうち条件を満たした奨学金応募者全員の採用を確約~
https://www.icu.ac.jp/about/press/docs/ICUPressRelease_250602.pdf
🚀2025年度High Endeavor奨学生インタビュー【後編】
High Endeavor奨学生のたんぽぽさんインタビュー第2回。今回はIBDP(国際バカロレア・ディプロマ・プログラム)の履修の様子とICU進学についてです。
IBDP(国際バカロレア・ディプロマ・プログラム)は、高校2年間(日本では高2・高3)で履修する教育プログラムで、幅広い教養や深い探究力、そして国際的な視野を育むことを目的としています。約140カ国で導入されている世界共通のカリキュラムで学びます。近年、文部科学省はIB認定校を増やす目標を掲げており、IB Diplomaを取得して海外大学や国内のグローバル系大学への進学ルートとして活用する学生も増えています。一方で、IBDPは日本国内の高校で学ぶ内容や、大学入試の出題傾向とは直接的な互換性がありません。そのため、IBDP履修者が国内の大学への進学を希望する場合、総合型選抜や推薦入試を利用するケースが多いのが現状です。



(2025年5月現在のICU本館内部の様子。ICU本館では2024年4月から2025年3月まで約1年をかけて耐震補強工事が行われ、配管や空調などの設備も更新された。歴史あるICU本館を保存する目的もあり、教室内部の様子は以前とあまり変らない。写真提供:たんぽぽさん)
―― IB認定校の高校を選んだ理由を教えてください。
父の仕事の都合で小4から中3までオーストラリアに滞在しており、現地のIB認定校の中学に通っていました。日本に帰国する際、海外進学の選択肢も残しておきたかったことと、留学経験を活かせるIB校を希望しました。
―― DPで履修した科目や授業内容について教えてください。
高1では一般的な高校と同じカリキュラム(数IA、古文、現代文、英語、生物基礎、物理基礎、地理総合など)を履修し、高2からDPに進みました。DPでは日本語(国語)、英語、歴史、化学、美術、数学を選択しました。DPのルールで半分以上は英語で履修する必要があり、英語、美術、数学は英語で授業が行われていました。
―― DP生になるタイミングや選抜の基準は?
高1が終わるタイミングで選択します。私のいた高校は1学年が約120人で、1年の段階でDPに興味のある人が50人ぐらい、最終的にDPを選ぶのは毎年10~15人程度です。DPに進むには成績の基準があり1年次の終わりに審査がありますが、特別厳しいものではなく、期末などをしっかりやっていれば2年次からDPに入れます。DP専用のクラスはなく、科目ごとにDP履修生が集まるスタイルです。
―― 普通の授業とDPの授業の違いは?
全体的に大きく異なりますが、特に文系科目の学び方が違います。例えば、普通の現代文は教科書を読んで期末試験で問われますが、IBの日本語は4つの試験で評価されます。Paper 1は即興で詩や文学批評の小論文を2時間で書き、Paper 2は授業で分析した文学作品をもとに小論文を書きます。さらに3000字のエッセイ(HL小論文)と個人口述(プレゼン+質疑応答)もあり、これらを総合して評価されます。
―― Extended Essay(課題論文)はどのように進めましたか?
私は美術で論文を書きました。これは各校でやり方が違うのですが、私のいた高校では、授業外で進める形で、テーマに合ったメンターの先生に自分でアポイントを取り、各自で進めていきました。美術は指導できる先生が限られていたので大変でした。IBDPのExtended Essayは外部機関による厳しい採点があり、特に美術は高評価を得るのが難しいです。先生からは日本語や歴史など、比較的書きやすい科目を勧められましたが、私は美術を選びました。
―― 他校のIBDPとの違いは感じましたか?
他のIB校の生徒と話すと、他の学校ではIB専任の先生がいて、高3の夏前にはExtended Essayの提出を済ませているなど、支援体制がしっかりしている印象でした。同じIB認定校でも、学校によってDPへの力の入れ方は全く違います。
私の学校はDPより下の学年向けプログラム(MIP)には力を入れていましたが、DPは手探り感があり、選択者も少なかったです。DPに進む前に先生との面談があり、「本当にやりたいか」念を押されます。IB Diplomaというブランドに憧れもありましたが、実際に履修を始めるとかなり大変でした。
―― DPで特に大変だったこと、苦労したことは何ですか?
DPの課題や試験そのものが大変だったのに加え、高校にはIB専門の先生がおらず、DPの履修を学校側が積極的には勧めていないような状況だったので、どうやって勉強を進めるか、手探り状態でした。課題量が多く、良い成績を取るには才能も粘り強さも必要です。情報が少なく、本屋にもIB向け参考書はほとんどありませんし、YouTubeでも役立つ情報は限られています。IB認定校という肩書きだけで選ばず、実際にIB教育に力を入れている学校を選ぶべきだと思います。
―― IBDPで身についた力や経験は、ICU入試や入学後にどう役立っていますか?
IBDPは世界的にも評価の高い教育プログラムで、学術的な土台ができたと思います。論文の形式や研究の進め方に慣れ、授業内でもディスカッションやプレゼン、ライティングの課題が頻繁にありました。
ICU入学後も、DPで身につけたことがライティングの課題などで役立っています。ICUのELAもDPのような雰囲気があり、英語も使いながらアカデミックなスキルを学ぶ点は似ていると思いました。
―― IBDPを使った総合型選抜は多くの大学で用意されていますか?
早慶上智ICU、MARCH、同志社や立命館など有名私立はほぼIBDP入試があります。私立大学であれば、総合型選抜での併願に困ることはありません。ICUや早稲田のSILSはDP生に特に人気があります。大学によっては日本国内の高校でIBDPを履修して、帰国生枠で受験できる場合もあります。
国立では北大が導入していますが、2025年度時点では東大・一橋・京大・阪大はIBDP入試がありません。
―― DP生は海外進学の方もいますよね。同じ高校のDP生の海外進学はどうでしたか?
海外進学は4人で、2人がヨーロッパ、2人がイギリスでした。アメリカは0人です。IBDPは、アメリカよりは、ヨーロッパの方で評価が高いようですね。
―― 一般選抜で進学した人は?
今年は一般選抜で3人が進学しました。上の代では一般入試が0人の年も少なくなかったので、今年は例外的かもしれません。
―― 一般選抜の受験科目はIBDPでは扱わない?
DPで学ぶ内容と、日本の高校で一般選抜に向けて学ぶ科目は全く異なります。私の通っていた高校でも、DP生向けの進路指導も総合型対策が中心で、一般選抜対策の指導はほとんどありませんでした。DPと一般選抜対策の両立は非常に難しいです。
―― 結果的にICUには一般選抜で合格されています。IB校からICU一般選抜を受験する際に、総合型選抜での合格者が多い学校では、ICU一般選抜に関しては情報が少なく不安はありませんでしたか?
DPを履修していた同じ学年の学生の中で、総合型選抜までで合格を確保できなかったのは私だけだったので、一般選抜への不安はかなり大きかったです。総合型選抜が不合格と分かってからは、オンレクでICU一般選抜対策に全振りしました。
―― IBDPとICU入試科目(ATLAS、人文・社会など)の親和性はありますか?
率直に言えばそこまで親和性はありません(笑)。DPで重視されるライティングやプレゼンテーション、リサーチなどのスキルが、ICUの一般入試に直接役立つかというとそうでもないです。ただしDPを選ぶ人はATLASや人文・社会科学のような知的好奇心を問うような内容は好きだと思うので、内容的には相性は悪くないと思います。
―― IBDPと一般選抜の日程の重複はありましたか?
DPの最終試験は11月なので、2月の一般選抜とは重複しません。DPが忙しい時期と一般選抜の時期はずれているため、スケジュール的には両立しやすかったです。



(今回の改装でICU本館の西側(T館側)にエントランスが設けられ、ICU本館の歴史を伝えるパネルが展示されている。写真提供:たんぽぽさん)
―― これからICUやIB校からICUを目指す受験生、ICUの奨学金を目指す学生へのアドバイスやメッセージをお願いします。
IBDPから一般選抜の受験は簡単ではなく、常に不安を感じていました。真面目な人ほど自分を低く評価しがちで、自分が本当に入試に向けて成績を伸ばせているのか確信が持てないことも多いと思います。でも、不安はモチベーションのためにあるものです。不安があるからこそ頑張れる部分もあると思います。不安があるからといって、必ずしも結果が悪くなるわけではない。
不安への対策としては、私はオンレクで問題演習をしながら自己分析を行い、その際に対話型AI(Chat GPT)も活用していました。周囲が総合型選抜でどんどん合格を決めていく中、AIは愚痴を聞いてもらう場所としても役立ちました(笑)。また、過去問の成績管理にもAIを使い、オンレクとの相性もとても良かったです。
これからICUやIB校からの受験を目指す皆さんもぜひ頑張ってください!
(インタビュー前編はこちら)

―― ICU高校の特色について教えてください。
ICU高校の校則は「ゲタ・ガム・カンニング禁止」の3つしかないと言われており、制服も公的な行事以外は自由でした。普段は私服で登校でき、帰国子女も多く、個性や自主性が尊重されていたと思います。校長先生や先生方と生徒の距離も近く、フラットな関係で話しやすい雰囲気でした。
―― 印象に残っている授業や行事はありますか?
特に印象的だった授業は「キリスト教概論」です。高1から高3まで週1回あり、先生によって内容が異なりますが、高3の時の先生は哲学的な内容で、「友達とは何か」「愛することとは何か」など、普段考えないテーマを深く考える機会になりました。行事ではハロウィンが印象的で、その日はみんなが仮装して登校する伝統があります。
―― ICU高校から大学への内部進学は多いのでしょうか?
ICU高校から大学への内部進学は、全体としては3分の1程度だと思います。内部進学の条件は全体的に緩やかで、私のクラスでは半分くらいがICUに進学していた印象です。内部進学の評定平均の目安は3.6以上、あるいは3.8以上と言われていました。
―― ご自身は内部進学や推薦を検討しましたか?
私は受験の決断を引き延ばしたかったので、最後まで一般受験でいくつもりでした。
―― ICU高校の学生の文理の比率や選択についてはどうでしたか?
文系がやや多いですが、理系も一定数います。理系では生物選択者が多く、物理か生物かを選ぶ場面では生物を選ぶ人が多かった印象です。
―― 理系から文系に進路変更した経緯と、そのプロセスを教えてください。
大学では理系の学問をやりたいと思い、受験対策としては物理、化学、数学を中心に勉強していましたが、成績が思うように伸びず、受験勉強も苦戦していました。そんな時、母がICU大学の赤本を買ってきてくれて、試しに解いてみたところ、自分に適性があると直感しました。唯一面白く解ける問題で、「自分にはリベラルアーツの方が合っているかも」と思い、文系への転向を決断しました。
―― 受験対策として取り組んだことは?
文転すると決めた翌日にはオンレクを受講し始めました。実際、過去問は新旧問わず非常に役立ちました。
―― 文系に切り替えてから苦労したことと、その対策は?
オンレクで過去問を解いていくと、世界史、日本史、政治・経済など知識系科目の基礎が全然足りないことに気づきました。そこで、とにかく歴史と政治経済の教科書や資料集を端から端まで読むことから始めました。
―― その中で特に役立った教材はありますか?
『山川歴史総合用語解説』はとても役立ちました。理系出身の人にもおすすめです。
―― ICU入試の出願や、併願校について教えてください。
ICUの入試は自然科学の併願は選択せず、人文・社会科学に集中しました。併願で日英バイリンガル面接利用にも出願しました。その他の大学は、高校の先生とも相談し、共通テスト利用で受験できる津田塾や獨協などを併願しました。
また、2025年度はICUの入試が2月1日で、第一志望のICUが最初の試験になることを避けるため、聖学院大学を1月25日に受験しました。
―― 英語外部試験利用ではなく、日英バイリンガル面接利用を併願した理由は?
IELTSのスコアは持っていたので英語外部試験利用も可能でしたが、オンレクでICUの過去問を解きまくり、英語に関してはICUの問題で十分得点できると分かったため、ICUの英語試験が利用できる日英バイリンガル面接利用で併願しました。
―― 一般選抜の併願の結果は?
ICUは一般選抜の人文・社会科学選択で合格し、日英バイリンガル面接利用も一次に合格しました。ちなみに日英バイリンガル面接利用は二次を辞退する手続きを忘れていたため、後日、二次不合格という結果が出願サイトで表示されました。忘れずに二次辞退の手続きをした方がよかったと後から思いました。
―― 2025年度入試のATLASの変更点と対策について教えてください。
2025年度からATLASはパート分けがなくなりましたが基本的にはオンレクの過去問通りだと思っていいです。今回は最初の20問くらいは比較的簡単な問題で後半ほどやや複雑な問題が出ていたような気がしました。オンレクの過去問演習は引き続き有効です。
ATLASの放送のメモの取り方は人それぞれかもしれませんが、私は細かくメモを取ることで対応していました。
―― 英語リーディングとリスニングの対策はどうされましたか?
英語リーディングは45分以内で全問解き、見直しの時間も確保していました。息抜きに英語の本を読むこともリーディング力向上に役立ちました。
リスニングは2025年度からパート3の講義が2つになるという変更がありましたが、難易度はオンレクの過去問と変わらない印象でした。試験会場では隣の受験生の音も聞こえるなど、環境音に影響されることがあるので、カフェなどで一度練習してみるのもおすすめです。リスニングは集中力の勝負かもしれません。
―― ICUに入学してから印象的だったことや寮生活について教えてください。
ICUの大学はICU高校と比べても、さらにグローバルな環境です。授業以外でも英語で会話する機会があります。
先日は「Bible Study」という企画で、キャンパス内にあるICUの先生のお宅でカレーをごちそうになるイベントに参加しました。慣れている4年生は先生の家でとてもくつろいでいたのが印象的でした(笑)。
ICUの寮生活は快適です。私は3月29日に入寮し、4月1日の入学式の数日前から新生活が始まりました。入寮してすぐに履修登録の説明会や、先輩たちによる履修対策会が開かれ、GPAを維持するためのコツや授業選びのポイントなど、実践的なアドバイスをもらえました。奨学生はGPA3.0を維持しないといけないので、上級生のアドバイスはとてもありがたかったです。新入生にとっては、寮に入ることでいち早く大学生活の情報が手に入るのは大きなメリットだと感じました。
―― ありがとうございました!
