一般選抜,コロナ

本日ICU国際基督教大学の公式Webサイトが更新され、コロナ等の影響で2022年2月5日(土)の試験を欠席を余儀なくされた受験生に追試が実施される予定であることが公表されました。

追試は本試験から2週間後の2022年2月19日(土)が予定されています。対象者や実施方法は10月の公開の入試要項で公表予定です。

また、感染防止対策として一般選抜B方式(外部英語利用型)の2次面接がオンラインで実施される事が公表されました。

同時に、一般選抜(一般入試)を含む会場試験に関しては、関しては、従来通り、ICUにおいて一斉試験を実施する旨もアナウンスされています。

要するに、会場試験は従来通りで、B方式(外部英語試験利用)の二次試験など、会場で二次面接が行われていたものはオンライン面接になるという事です。

まとめ

一般選抜A方式→変更なし:従来通りICUで行う会場試験のみ

一般選抜B方式→1次:従来通り会場試験 2次:オンライン面接に変更

 

一般選抜,オープンキャンパス

8月21日(土)に開催される、今夏最後のICU(国際基督教大学)のオープンキャンパス、8月開催分の受付が開始されています。

更に、8月13日(金)までに申し込むとICUの2022年度版入学案内が郵送でもらえるようです。

8月のスケジュールは下記の通りです。

<特別企画>

ICU教員による特別企画 ICUの先生に聞く!大学ってどんな研究ができるの? <9:30-11:00>
8/16(月)言語教育
8/17(火)心理学
8/18(水)国際関係学、政治学、グローバル研究
8/19(木)哲学・宗教学、平和研究
8/20(金)化学、環境研究

<オープンキャンパス>

8/21(土) <10:00-16:00>
大学案内、モデル授業、ICU入試説明、ATLAS(総合教養)体験、ライブキャンパスツアー、ライブキャンパスツアー、保護者向けプログラムなど

今夏最後のICUオープンキャンパスなのでぜひ申し込んでしておきましょう。特にICU入試説明に関しては、入試受験前にICUの先生から直接入試制度や入試の狙いなどを聞くことができる貴重なチャンスです。ICUオープンキャンパスの申し込みは、下記URLから可能です。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/oc2021sm.html

一般選抜

6月15日にICU国際基督教大学の公式サイトが更新され、2021年度一般選抜(一般入試)の数学において以下の出題ミスがあった事が公表されています。

「自然科学」における数学 Part I 小問 4 および 9 において、複素数の絶対値を用いた問題を出題したことを確認した。複素数の絶対値は数学 III において扱われる項目であり、本学の一般選抜における数学に関する出題範囲外からの出題であった。

 

結果的に小問4、問9は全員正解となって、採点をやり直したが、合否判定に変化はなかったとのこと。

過去には出題ミスは答えが無いパターンや答えが複数あるというパターンが多かったのですが、出題範囲が原因というのは初めてです。

遡って確認してみたですが、自然科学講座は1998年から現在の4教科制になって、1998年度も数学I・II(現在の数学I・II、A・B)を出題範囲とする旨が書いてありました。過去問を見ると高校数学を超える問題は何度も出題されているのですが、今回の複素数の絶対値は数IIIの複素数平面に登場するので、確かに数IIIに該当してますね。

なぜ今回の公表があったかを検討したいと思います。

文系の受験生の場合、人文・社会科学を受験しますが、この教科は、自然科学以外のICUの入試問題がそうであるように、そもそも「出題範囲」という概念がありません。

「人文・社会科学」は文学、哲学、芸術、宗教、政治、経済、歴史、社会などの分野から出題されます。(ICU Webサイト)

人文・社会科学は、人文・社会科学の領域から選ばれたテーマについての資料を熟読し、それに関する設問に解答します。課題として与えられた資料の内容を体系的に理解し把握する力、論理的に推理・思考する力、さらに資料で与えられた知識や原理を応用する力、資料の内容をもとに新しいことを推測す
る創造力をテストするものです。(ICU入試要項)

 

人文・社会科学は特定の科目とはリンクしていないので、出題が教育課程の範囲を超えているという「出題ミス」は起こりえません。

一方、自然科学に関してはICU入試の中では唯一、高校教科にリンクすることが明記されています。このように明記されるようになったのは1998年からで、ICUは元々理系の受験生が少ないため、教科を細分化し、高校数学理科との関係性を明確にすることで、理系の受験生の受験を促進するという狙いがあったと考えられます。そもそも「出題範囲」が書かれているのは「自然科学」だけです。

自然科学は、数学、物理、化学、生物のそれぞれの分野から出題され、受験生は試験時にその中から2 分野
を選択して解答します。出題範囲については下表の通りです。
分野: 教育課程
数学: 数学I 、数学II 、数学A、 数学B(数列、ベクトル)
物理: 物理基礎、物理
化学: 化学基礎、化学
生物: 生物基礎、生物
(ICU入試入試要項)

 

特に数学に関しては数学IIIが出題範囲ではない事が示唆されている上で、今回の内容が数IIIの具体的な単元の中に登場する内容であることから、今回の公表に至ったというところでしょうか。

いずれにしても自然科学受験者、特に数学選択者は出題範囲をしっかりと学習しておけば大丈夫という事は言えそうですね。

せっかくなので総合教養(ATLAS)と英語の出題も確認しておきましょう。

総合教養(ATLAS)

「数量的領域」「言語的領域」「分析的領域」におけるリベラルアーツ教育への適性を測るとともに、試験の内容に「講義を聴く」要素が含まれる試験です。まず15分程度の短い講義を聴き、それに関する設問に解答します。その後、講義トピックについて人文科学、社会科学、自然科学の観点からの論述等を読み、それぞれの設問に解答します。ICUの授業の疑似体験を通して迅速かつ的確な判断力、論理的な思考力、これまで学んできた知識や考え方を柔軟に問題解決に応用する能力などを評価します。(ICU Webサイト)

ATLAS (Aptitude Test for Liberal ArtS):
文系・理系にとらわれないリベラルアーツの「世界地図(アトラス)」をプレビューすることによって、ICUの教育への適性を判断するものです。
(ICU Webサイト)

総合教養(リスニング含む)は、リベラルアーツの基礎となる人文科学、社会科学、自然科学を統合した学力を判断する総合問題です。特定のテーマについての講義を聴き、その内容およびそれに関連する論述や資料に関する設問に答えます。文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心や論理的で批判的な思考力を養うICU の一般教育の授業を受けるつもりで取り組んでください。(ICU入試要項)

 

総合教養に関する入試要項の記述は、何が出るかというより、試験を頑張ってくださいというメッセージになっています(笑)。

英語

入学後の「英語での学び」への適性があるかを評価します。通常の日本の大学入試に多く見られる英文和訳・和文英訳のような問題とは異なり、英語でものを考え、理解し、分析する能力を測ることを目的とします。 全体の意味と各文の論理関係を理解する力が求められます。 2部構成でまずリスニング(約30分)を行い、引き続きリーディング(約60分)となります。(ICU Webサイト)英語(リスニング含む)は、英語で書かれた資料を読み、それに関連した問題に答える形式の読解の試験と、スピーカーから流れる短い講義を聴いて、正答を選ぶ形式のリスニングがあります。(ICU入試要項)

 

ICUの英語も高校の英語にリンクするとは書いていません。実際の入試ではアカデミックな英文が出題されていて、英語を用いて大学で学んだり研究したりする能力を測る試験の構成です。

このように各教科の出題を並べてみると、自然科学はだけが出題範囲を特定されていて、さらに数学は数IIIが含まないことが示唆されているという意味で逆に特殊ですね。今回の公表もそのような背景が反映されていると思います。また、自然科学以外の試験科目は高校の教科とはリンクしていない点は再確認しておきたいところです。

ICU入試の受験生としては、ICU入試の出題の幅広さを再認識して、闇雲に取り組むのではなく、過去問を中心に勉強をして、特にどのようなコンセプトで入試が行われているかを常に確認しながら学習を進めたいところです。

一般選抜,オープンキャンパス

2021年7月17日(土)に開催されるICU(国際基督教大学)オープンキャンパスの参加申し込みが本日から可能です。

 

今年のオープンキャンパスは7月17日(土)と8月21日(土)に実施され、さらに8月16日(月)から8月20日(金)まで特別企画も実施予定です。

今回の申し込みは7月17日開催分です。

8月開催分は8月4日から申し込み可能となる予定です。

今回の特徴としては、予約制で各日程で午前(10:00-12:45)と午後(14:00-16:45)の二部制で実施されます。午前と午後は同じ内容です。

いずれの日程ともオンラインで参加可能です。

また、コロナの状況によっては開催がオンラインのみになる可能性もあります。

2021年度7月17日開催のICUオープンキャンパスの申し込みは下記URLから可能です。例年より申し込み受付から開催までの日程が短いため、早めに申し込みをしておきたいところです。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/oc2021sm.html

一般選抜

オンレクではICU赤本研究を研究済みです

一般選抜

BUCHO.NETでは皆様からのICU合格体験記を募集いたしております。

見事ICUに合格された皆様、ぜひ後続のICU入試受験生のため、ICU合格体験記をお寄せくださいませ。

合格体験記の執筆者の皆様にはギフト券やICU入学に際しての読み物「BUCHOのICU入学対策」をプレゼントいたしております。

合格体験記フォームのURLは下記の通りです。

https://icu.bucho.net/mail/exp01.html

ICU総合教養対策(ATLAS),一般選抜

ICU学生新聞、The Weekly GIANTSのオンラインサイトにて2021年入試対策用の総合教養対策のWEB記事を執筆させていただきました。

ICU入試直前総合教養(ATLAS)の試験形式の確認と対策

http://weeklygiants.co/?p=9587

その他Weekly GIANTSのその他2021年度入試特集はWG公式サイトのトップページからご覧いただけます。

http://weeklygiants.co/

 

一般選抜,コロナ

ICU入試関連の公式サイトが更新され、2021年度一般選抜・社会人入学試験は当初の予定通りの日時および会場にて入試が実施される予定である事が告知されています。

また、試験当日の注意事項については、試験日1週間前頃に受験生に対して別途案内が送られてくるとの事です。

ICU入試要項には、マスクの着用(必須)、手指の消毒、換気の実施(要防寒具)、発熱時等は受験を控える等の注意事項が書かれているので、これらの内容が当日の注意事項として示される事になりそうです。

また、同じく要項にも書かれていますが、コロナ感染等の影響で受験できない場合は追試がある旨も改めて告知されています。なおICU入試要項によると、追試の手続きには試験当日17:00までに電話連絡が必須であることが明記されていますのでこの点だけ覚えておくとよいでしょう。

いずれにせよ体調を万全にして試験に備えることが大事ですね。

ICU入試実施に関する告知はICU入試最新情報のリンク(2021年1月13日)から確認できます。
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/

 

 

一般選抜,ICU入試日程

ICU入試出願サイトが2021年1月6日にが更新され、2021年度ICU入試一般選抜入試、社会人入試の出願受付が開始されています。

ICU入試出願期間は1月6日から1月24日までなので、ICU入試受験生は早めに出願をすませておきたいですね。Web出願は下記URLのリンク(Web出願システム)から可能です。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/

<出願の注意点>

ICU入試の出願は他の大学の出願システムと概ね同じですが、ICUの場合、奨学金の申し込みの有無の確認と志望理由の記入があります。

1.奨学金の申し込みの有無の確認

学部生の場合、ICU Peace Bell奨学金、ICU トーチリレー High Endeavor奨学金の申し込みが可能です。奨学金応募の条件に適合している事を示す公的書類等の提出が必要であるため、もし奨学金への応募を考えている場合は早めに確認してご家族の協力を得て書類をそろえる必要があります。

2.志望理由の明記

以下の3項目をWebフォームに記入します。

・ICUを志望した動機または理由を述べてください。(300字以内)

・ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含めて述べてください。(350字以内)

・学内外問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。(200字以内)

ICU入試受験生にICUを志望する理由や学びたい事を確認して欲しいという意図で設定されている項目と考えられます。肩肘を張らず率直な意見を書いておけば問題ありません。

出願にはそれなりに時間がかかるので早めにやっておいた方がよいです。

まずは出願サイトにアクセスしてみて、入力を進めながら準備をするとよいでしょう。

 

英語対策,一般選抜

今回はICU入試対策として、英語リーディングの各パートを、どのような時間配分で、どの順番で解くべきかを考えていきたい。

<リーディングの時間配分例1>

まず、ICU入試英語対策の過去のエントリーで論じたように、ICU入試は制限時間60分で4つ大問を解かなければならない。

すべての大問を15分で解けば、15×4でちょうど60分となる(パターンA1)。ただしPart Iの読解はPart IIより時間がかかる。そこで、Part IのText1-3を17分でとけば、Part IIを9分残すことができる(パターンC1)。Part IのText1-3の読解に20分ずつかけていまうとPart IIを解く時間がなくなってしまう(パターンF1)。

<リーディングの時間配分例2>

先の例ではすべての問題を解くことを前提に時間配分をしていたが、今度はより現実的に、過去問の傾向からある程度解く箇所を絞り込み、重点的に解く時間配分を研究したい。

まず、前回のICU入試対策のエントリーで検討したように、Part I Text 3は近年自然科学の出題が続いている。今後も3つのテキストの内、一つは理系の文章が出題される事が予想される。ここ最近のICU入試の英語リーディングは、Part IのText 3がText 1,2と比較すると難度が高く、特に受験に理系科目を用いない学生には難しい内容である。よって、上記のパターンでは、Text 1,2にじっくりと時間を使い、Text 3には時間を使わないようにしている。

上記のパターンA2はText1,2の読解にそれぞれ20分、Part IIの空所補充に12分、Text 3に残りの8分という時間配分である。文系分野の出題が定着しているText1,2を確実に解きつつ、空所補充にも人文に時間を使い、残った時間でText3を部分的に解く事を想定している。

B2は空所補充を10分で解いているので、Text 3に10分の時間を使える。C2はText1を19分で解くので、同じくText 3は10分残る。D2はこれらを組み合わせたもので、最終的にtext 3に12分の時間を確保している。もちろん12分ではText3のすべての問題を解くことは困難であるから、特定の段落だけを読んで、時間内になるべく多く答える事を目指す形になる。

ICU入試の英語では制限時間内にすべての問題が解けない場合もある。その事を念頭に置いた上で、入試対策の基本であるが、難しい問題は後回しにして、解きやすい問題を優先する事が重要である。