一般選抜

ICU入試公式関連のニュースです。

今年度から配信が始まったICUの公式メルマガ"Message from ICU"(中高教員向け)の第4段が発行されており、今回は、アドミッションズ・センター長の久保謙哉教授の記事、「コロナ禍におけるICUの入試とは」が掲載されています。ICU入試の狙いや指導する高校教員へのメッセージに加え、2月の一般選抜入試の実施にも言及があります。ICU入試対策として受験生は目を通しておきたいところです。

メールマガジン Message from ICU(NO.4)
https://www.icu.ac.jp/news/201111.html

一般選抜

ICU入試関連の公式サイトで、次回のICU公式オンラインリベラルアーツラウンジが11月30日(月)に開催される事が予告されています。予約は11月16日(月)正午から可能となる模様です。今回は国際関係学を専攻中の学生が登場予定との事で、ICUで国際関係を学びたい受験生には必見の内容です。過去の開催ではICUでの生活や学びに関する話はもちろん、ICU入試対策や勉強法の話題も出ていますね。

詳細と予約フォームへのリンクは下記のICU入試公式サイトから確認できます。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/20lounge0630.html

英語対策,一般選抜

ICU(国際基督教大学)の入試対策として、ICU入試英語リーディング過去問の本文および選択肢がアメリカ英語、イギリス英語のいずれであるかを調べてみた。

2015年から2020年までの各年度の英語リーディング過去問をすべてテキスト化した上で、各テキストの単語のスペルを元に、アメリカ英語かイギリス英語かを判定した。結果は以下の通りである。

*text3は2017年以降に追加された
“?"は単語スペルのから英米の判定ができなかったもの

<結果の分析>

ICU入試の英語リーディングにおけるアメリカ・イギリス英語の出題に関して、全体として、ほとんどの過去問で年度ごとにアメリカ英語とイギリス英語が混在しており、どちらかに統一はされていない。

また、textがアメリカ英語である場合は設問がアメリカ英語、textがイギリス英語である場合は設問がイギリス英語であった。

よって、アメリカ英語、イギリス英語のいずれを用いるかは、各textの作問者の裁量に任されていると推測される。

更に、2017に追加されたtext3はいずれもイギリス英語である点は特徴的である。text3は自然科学話題が中心であるため、科学分野の専攻者でないと作問が難しく、同じ出題者が連続して作問を担当している可能性がある。そしてその担当作問者が、イギリスもしくはカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英連邦出身者であることが推測される。

また、直近の2020年は4つの大問のうち、3つがイギリス英語で、イギリス英語での出題が特に多かった。特に穴埋め問題で語彙の問題が含まれるPart IIでもイギリス英語が用いられていた点は興味深い。

<アメリカ英語とイギリス英語のスペルの違いの具体例>

*下線語が実際に出題されたスペル

2015年度
text1 アメリカ center (イギリス centre)
text2 アメリカ fulfill  (イギリス fulfil)
part-II アメリカ favored (イギリス favoured)

2016年度
text2 アメリカ favor (イギリス favour)
part-II アメリカ gyneco-(gynecology) (イギリス gynaeco-(gynaecology))

2017年度
text1 アメリカ behavior (イギリス behaviour)
text2 アメリカ kilometers (イギリス kilometres)
text3 イギリス colour (アメリカ color)
part-II アメリカ defense (イギリス defence)

2018年度
text2 アメリカ color (イギリス colour)
text3 イギリス coloured (アメリカ colored)
part-II アメリカ labeling (イギリス labelling)

2019年度
text1 アメリカ fulfillment (イギリス fulfilment)
text3 イギリス Aluminium (アメリカ Aluminum)

2020年度
text1 アメリカ traveled (イギリス travelled)
text2 イギリス criticise (アメリカ criticize)
text3 イギリス programme (アメリカ program)
part-II イギリス analyse (アメリカ analyze)

(コメント)
2018年度のtext 2はアメリカ英語で"color"、text 3はイギリス英語で"coloured"であるなど、同じ年度の同じ単語であっても、テキスト(大問)ごとにスペルが異なる場合がある。

<対策>
ICU入試英語の試験対策上、両者の違いは全く気にしなくて良い。むしろ「気にするな」が正解かも。ICU入試英語で、アメリカ英語とイギリス英語の区分そのものが問われる事はないので、特に気にする必要はない。ただし1年度の中で両者が混在していること、同じテキストと設問中では統一されていること、近年イギリス式スペルの出題が比較的増加傾向にある事だけ覚えておけば、実際のICU試験に際して米英の違いに戸惑う事はないだろう。

一般選抜,お知らせ

ICU入試入試対策講座オンラインレクチャー3rd Termの開講、募集が開始されております。詳しくは下記URLをご参照くださいませ。

オンラインレクチャー(オンレク) ICU国際基督教大学受験対策予備校

 

一般選抜,ICU入試日程

2021年度ICU(国際基督教大学)入試要項が10月26日から公開されています。過去の入試要項と比較した上で、今年度の変更点や注意点をみた上で、対策法を考えていきます。

<試験の方式と内容(ほぼ変更なし)>

まずA方式の試験科目や時間、配点は例年通りで全く変わっていません。
B方式は事前に告知があった通り、対応している英語試験にCambridgeとGTECが加わりました。
試験日は2021年2月6日(土)です。

A方式
人文・社会科学または自然科学いずれか1 科目を選択80 分80 点
総合教養(リスニング含む) 80 分80 点
英語(リスニング含む) 90 分90 点
B方式(英語外部試験利用)
第一次選考
総合教養(A 方式と同一内容 ) 80 分80 点
英語の外部試験(IELTS 6.5、TOEFL iBT 79、Cambridge English
Qualifications 175、GTEC CBT 1300)
第二次選考
個人面接

 

<試験実施についての注意点(変更あり)>

ICU入試受験の注意点を示した「選考の実施について」に追加・変更があります。変更・追加された部分はいずれもコロナ対策関連です。

・試験場内では、昼食時を除き、必ずマスクを着用してください。

マスクは必ず着用する必要があります。持ち物にも「マスク」が追加されています。

・休憩時間や昼食時等の他者との接触、会話は極力控えてください。

グルーピーな人たちが休憩時間などに集まってガヤガヤと盛り上がる状況をまれに見かけますが、今回はそういうのも含めてダメという事ですね。経験上、入試会場で騒いでる人たちは受からないと思います(笑)

・つき添いの方は、大学構内に入ることはできません。

広大なキャンパスを持つICUの伝統として、東京の私大としては例外的に保護者の控え室があったのですが、今回は保護者が大学構内に入れません。

・昼食は持参し、自席で食事をしてください。受験生同士の会話、交流、接触は極力避けてください。

ICU入試では去年まで学食などで昼食を取る事も可能だったのですが、今年は自席で食事を取り、交流や接触も極力避けるよう明記されています。確かに食事中はマスクを外す事になるので、この部分は特に厳重に書いているという印象を受けます。

・試験室の換気のため窓の開放等を行う時間帯があるため、上着など暖かい服装を持参してください。

これも初めて見た文言です。コロナ対策で換気が実施されます。換気をするということは全力で暖房がかかってそうなので、上着は脱着しやすいやつを考えて持って行くべきですね。

<追試に関して>

追試は今年度初めて登場したものです。

追試の内容

追試の内容は今のところ不明なようです。ICU入試は書き下ろしの論文を含むなど、通常の入試より手間暇がかかっているため、フルスペックの入試問題を2セット作るのは作問者の負担を考えると無理な気がします。推薦入試で実施されている小論文のような形式になる可能性もあると思います。

追試受験の条件

a.コロナ罹患者、b.濃厚接触者、c.コロナ等の罹患を疑われる症状(発熱・のどの痛み・咳・強い倦怠感等)が直前や当日にある人

ほとんどの大学はaとbだけなのですが、ICU入試の場合、疑われる症状でも追試が認められる場合があるようです。いずれの場合も電話連絡が必須で、申請用紙(1月下旬公開)に診断書等を添えて提出する必要があります。

万が一、熱が出た場合や症状がある場合は、無理をせず、まずは指定された電話番号に連絡をする事が大事ですね。

<その他>

細かな部分ですが、1限目の試験時間後のインターバルが20分増えており、以降の時間割が20分繰り下がってます。

昨年度までは2限開始が11:20でしたが、2021年度は11:40になっています。

従来は1限終了後のインターバルは30分しかなく、すぐに2限という感じだったので、特に女子トイレが混雑するという報告が寄せられていました。1限後のインターバルが短いのは、2014年度まで実施されていた4教科時代のなごりとも言えます。

今年度は教室入退出時の手指消毒実施やトイレの混雑防止のため、あるいは受験生からのフィードバックを受けて、インターバルを50分に増やしたのだと思われます。

2限開始以降20分繰り下がっていて、終了予定時刻も従来の16:05から16:25になっています。

<対策>

試験科目や内容に変化はないので、対策法は例年通りで問題ありません。健康で入試を迎える事が何よりの入試対策でしょう。

<ICU入試要項のダウンロード>

下記URLの「2021年度一般選抜概要」のすぐ下にある「入学試験要項」よりPDFファイルがダウンロード可能です。ICU入試受験生は一度目を通した方がよいでしょう。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/

 

 

一般選抜,入試説明会,リモート授業

月末に行われているICU(国際基督教大学)公式のICU公式オンライン・リベラルアーツ・ラウンジの予定が更新されています。今月は環境研究メジャー、生物学メジャーを専攻中の学生が参加する予定です。

ICU生と交流する貴重な機会なので、ICU入試受験生もぜひこの機会を利用したいものです。特に理系の方は必見でしょう。ICU入試対策のヒントももらえるかも。

第3回ICU生と話そう!オンライン・リベラルアーツ・ラウンジ
2020年10月30日(金)19:00~20:00
*受付は10月23日(金)正午の公開予定

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/20lounge0630.html

一般選抜,入試説明会,リモート授業,コロナ

ICU入試に関するICU(国際基督教大学)の公式サイトが更新され、10,11,12月分の個別進学相談会の日程の発表と、一部の予約の受付が開始されています。

日程は以下の通りです。
・10月12日(月)~10月14日(水)
・11月9日(月)~11月13日(金)
・12月7日(月)~12月11日(金)

時間はいずれも18:30~20:05で、一人15分の予約制。Zoomを用いて行われます。

10,11月分はすでに予約が可能ですが、直近の10月分はかなりの予約が入っています。12月分は11月9日(月)正午受付開始になる予定です。

今回は来月以降の日程が早めに告知されて枠が多くあるので、予約が取りやすいと思います。おそらくICU入試出願前の最後の日程になりそうです。

進学相談やICU入試に関して、大学の担当者に直接質問したり説明を受けたいというICU入試受験生はこの機会に利用してみるとよいかも知れません。

国際基督教大学(ICU)-入試(入学者選抜)【学部】https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/

上記ページで「オンライン個別進学相談会を開催します」の告知をクリック、12月分は11月分からアクセス可

 

一般選抜,入試説明会

本日9月28日、ICU入試公式サイトが更新され、本日から10月2日(金)まで毎日、18:30~20:05の時間帯、オンライン個別進学相談会が開催される事が告知されています。相談時間は一人15分、予約制、Zoomを使って行われます。これを書いている時点ではまだ余裕があるようでした。ICUでの学びや大学生活、ICU入試等に関して、質問のある方はICUの担当者に個別の相談するよい機会でしょう。申し込みURLは下記のICU入試公式サイトの「オンライン個別進学相談会を開催します」という告知のリンクから申し込みが可能です。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/

一般選抜

2021年度ICU入試対策、オンラインレクチャーの2nd Termが開講されておりますICU対策オンラインレクチャーに関する詳しいご案内は下記URLをご参照下さい。なおICU AO入試対策講座に関しては定員に達したため募集を終了させていただきました。
https://icu.bucho.net/icu_onlinelecture/

英語リスニング,一般選抜,4月帰国生特別入試

ICU(国際基督教大学)の公式サイトで、9月末にオンライン・リベラルアーツ・ラウンジが開催される事が予告されています。第1回は6月末に行われていましたね。今回は2回目で、英語開催です。第1部では教養学部長、第2部ではICU生が登場予定。ICU入試を受験する予定のセプテン、国際生はもちろん、国内のICU受験生も、ICUのリベラルアーツ教育とICU入試に関する学部長の説明や、ICU在学生からICUでの学びの様子を英語で聞いてみる機会かも知れません。

特にICUの入試英語リスニングでは学内の様子を反映した各種用語が登場するので、ICUの一般選抜を受験する場合も何かしら得るところがあるかも知れません。また、ライブではありますが、比較的受動的なウェブビナー形式なのであまり身構える必要はありません。質問がある場合もテキストフォームから受け付ける形なので、Webカメラやマイクでのリアクションを求められる事は無いでしょう。

ICU生と話そう!オンライン・リベラルアーツ・ラウンジhttps://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/20lounge0630.html