2021年度ICU入試対策、オンラインレクチャーの2nd Termが開講されておりますICU対策オンラインレクチャーに関する詳しいご案内は下記URLをご参照下さい。なおICU AO入試対策講座に関しては定員に達したため募集を終了させていただきました。
https://icu.bucho.net/icu_onlinelecture/
ICU入試対策講座オンラインレクチャー2nd Term
第2回ICUオンライン・リベラルアーツ・ラウンジ開催
ICU(国際基督教大学)の公式サイトで、9月末にオンライン・リベラルアーツ・ラウンジが開催される事が予告されています。第1回は6月末に行われていましたね。今回は2回目で、英語開催です。第1部では教養学部長、第2部ではICU生が登場予定。ICU入試を受験する予定のセプテン、国際生はもちろん、国内のICU受験生も、ICUのリベラルアーツ教育とICU入試に関する学部長の説明や、ICU在学生からICUでの学びの様子を英語で聞いてみる機会かも知れません。
特にICUの入試英語リスニングでは学内の様子を反映した各種用語が登場するので、ICUの一般選抜を受験する場合も何かしら得るところがあるかも知れません。また、ライブではありますが、比較的受動的なウェブビナー形式なのであまり身構える必要はありません。質問がある場合もテキストフォームから受け付ける形なので、Webカメラやマイクでのリアクションを求められる事は無いでしょう。
ICU生と話そう!オンライン・リベラルアーツ・ラウンジhttps://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/20lounge0630.html
ICU公式サイトでオンライン個別進学相談会の予約を受付中
ICU(国際基督教大学)の公式サイトで、9月1日から4日までの日程で、オンライン個別進学相談会が行われる旨が告知されています。今回は18:00~19:20と夕方以降の時間帯に行われているので、タイミングがよければ受験生だけではなく保護者の皆様も一緒に利用できそうです。
恐らくオンラインオープンキャンパスの個別相談会は好評でほとんど予約が埋まっていたので、追加で実施されたという所でしょう。
「このオンライン進学相談会は、ICUでの学びや生活に関するご相談をお受けするものです」との事なので、ICUの進学に際して気になる事がある方は利用して見ましょう。
1セッション15分、ZOOMを利用して行われます。要予約制、現時点で予約可能な時間帯があるようですので、相談をしてみたい方は予約をして見ましょう。
以下のページの「オンライン個別進学相談会を開催します」という告知のリンクから予約できます。
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/
ICU国際基督教大学、2021年度一般選抜、社会人入試の追試の実施、日程を公表
本日9月2日にICU(国際基督教大学)の公式サイトが更新され、2021年度のICU一般選抜、社会人入試を新型コロナウイルス感染症等の影響により欠席せざるを得なかった方について、追試が実施される旨が公表されました。
追試の日程も告知されています。2021年度ICU入試は2021年の2月6日(土)が会場試験の試験日ですが、その2週間後の2月20日(土)が追試日に設定されています。
現段階では追試の対象者や追試の内容などの詳細は明らかになっておらず、10月下旬の入試要項等で公表される予定です。
今回の追試の発表は先日のエントリーでお伝えしたように、文科省の通知を受けてのものです。「大学入学者選抜での新型コロナウイルス感染症対策に伴う試験実施上の配慮」として、各大学は追試等の告知をしています。
今回の発表で分かることは、ICUの場合は共通テスト(センター)を追試に用いるのではなく、何らかの独自試験で追試をやる(らしい)という事ですね。
また、あくまでもこれは新型コロナウィルス関連のものです。すでに対象者を発表している他大学の例を見る限りでは、厳格な要件(医師の診断、保健所の認定等)を満たした受験生のみが該当することになりそうです。
まずは10月下旬に公表される入試要項をしっかりと確認し、引き続きICU公式サイトをよく確認しておきたいところです。
<2021年度ICU入試日程>
出願方式 | 試験日 | 合格発表日 | 入学手続締切 |
・一般選抜 A 方式 | 2月6日(土) | 2月12日(金) | 2月19日(金) |
・一般選抜 B 方式
(英語外部試験利用) ・社会人入学試験 |
第一選考:2月6日(土)
第二次選考:2月20日(土) |
第一次選考の結果通知: 2月12日(金) 合格発表: 2月26日(金) |
3月5日(金) |
<追試の日程>
出願方式 | 追試対象者 | 追試験日 | 合格発表日 | 入学手続締切 |
・一般選抜 A 方式 | 2 月 6 日(土)に欠席した者 | 2 月 20 日(土) | 2 月 26 日(金) | 3 月 5 日(金) |
・一般選抜 B 方式
(英語外部試験利用) ・社会人入学試験 |
第一次選考[2 月 6 日(土)]に
欠席した者 |
第一選考:2 月 20 日(土)
第二次選考:3 月 6 日(土) |
第一選考:2 月 26 日(金)
第二次選考:3 月 12 日(金) |
3 月 19 日(金) |
第二次選考[2 月 20 日(土)]に
欠席した者 |
第二次選考:3 月 6 日(土) | 第二次選考:3 月 12 日(金) | 3 月 19 日(金) | |
第二次選考[3 月 6 日(土)]に
欠席した者 |
第二次選考:3 月 20 日(土) | 第二次選考:3 月 21 日(日) | 3 月 26 日(金) |
ICU公式サイト 一般選抜https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/
2021年度ICU入試は追試ありの方向で検討されている
文科省は6月19日に、各大学に当て、「令和3年度大学入学者選抜実施要項について」を通知しました。この中で、「大学入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドライン」が明記されています。その最初の箇所では以下のように記されています。
https://www.mext.go.jp/content/20200624-mxt_daigakuc02-100001251_1.pdf
1.基本的な考え方より(P27)
この箇所から、文科省としては余程の事が無い限り大学入試は実施する方針を明記しています。
また、「新型コロナウイルス感染症対策に伴う試験期日及び試験実施上の配慮等」が求められており、具体的には、追試をするか、(元からある)別日程での受験を追加料金なしで認めろという旨が示されています。
令和3年度大学入学者選抜実施要項
第14 新型コロナウイルス感染症対策に伴う試験期日及び試験実施上の配慮等
(2) 個別学力検査(P11)
ICUの場合は、(ア)の追試験の設定が予定されています
令和3年度入試新型コロナウイルス対応状況調査(国際基督教大学)-文部科学省
https://www.mext.go.jp/content/20200817-mxt_daigakuc02-000008996_034.pdf
(8月中旬にUPされている事を確認)
あくまでも現時点(2020年8月末)で公表されている事ではありますが、方向性としては従来通りの入試をベースとしつつ、受験生できない場合に何らかの配慮する形で入試を実施することが各大学から示されています。
私立大学に関しては、大学入学共通テスト(旧センター試験)参加校(早稲田、上智など)は共通テストを追試として利用し、共通テスト不参加校(ICUや慶應など)は何らかの形で追試ということになりそうです。
早稲田、上智、明治、法政など→各校で詳細は異なるが、要するに独自試験に参加できなかった場合は共通テストの成績を追試として利用
ICU→追試(追試の詳細は現時点では不明、ICUは共通テストには不参加)
慶應→検討中(慶應は共通テストには不参加)
各大学がどのような方向で対策をするかは以下の文部科学省Webサイトで公開されています。
令和3年度大学入学者選抜での新型コロナウイルス感染症対策に伴う各大学等の試験期日及び試験実施上の配慮等の対応状況についてhttps://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/mext_00060.html
結局のところ、文科省的には共通テスト参加校はとりあえず共通テストのスコアを追試にしておけば許すということですね。しかしながら、私大の共通テスト利用の追試で合格できる成績がある人は、追試の設定をするまでもなく、元から私大の共通テスト利用型入試に出願している人が多そうです。そのような意味で一般入試(各大学の独自試験)の代替にはなっていないように思われます。
困るのは慶應のようなセンター不参加校で、特に慶應の場合は学部統一型の試験もないので、何らかの独自の追試の設定をする形になるのでしょうか。文科省のページでも慶應は「検討中」になっています。
ICUもセンター不参加校ですが、1学部1学科の試験だけなので、とりあえず一般入試から2週間以上おいた日程で、例えばICUの指定校推薦入試でやっているような試験を追試として設定をしておけば大丈夫なような気がします。場合によっては追試の該当者がゼロになる可能性もあるので、フルの入試問題を2セット作るとかはしないでしょうね。
(2021年2月追記、ICU一般選抜の追試は通常日程の一般選抜と同じく3教科かつ別の問題で行われで行われたとのことです)
ちなみに、すでに追試の予告をしている早稲田、上智、明治などは、追試の該当要件がとても厳格で、当てはまる受験生はごく限定的になるかも知れません。
今夏ラストチャンス!中部向けICU OCは他地域からもエントリー可
7月より開催されてきたICU(国際基督教大学)のオープンキャンパスですが、
今週末8月29(土)には、中部版のオンラインオープンキャンパスが開催されます。
今年予定されているICUオンラインオープンキャンパスでは最後の日程です。
中部版のICUオープンキャンパスは、例年名古屋の会場で開催しているICUの紹介企画・相談会をオンラインで代替するものです。このため、人数制限のあるイベント等は中部地方の方が優先されていますが、他地域の高校生や受験生もエントリーは可能であるようです。
今回はエントリーフォームに加えて、ICU入試個別相談専用フォームも用意されていました。
中部地方の方はもちろん、まだ今年度のICUのオープンキャンパスに参加していない方や、相談したい内容のある方はエントリーをしておくとよいでしょう。ICUのオープンキャンパスは事前予約制なのでエントリーは必須です。
ちなみに東京の住所でもエントリーできました。
通常のOCとは違って、プログラムの数は限定されていますが、中部出身のICU生による学生のと話そうのコーナーや、学長と話そうのコーナー、ELAのモデル授業も行われます。コンパクトながら予定されている内容は充実しています。
特に学長と直接話せる機会はとても貴重なので、勇気あるICU受験生は岩切先生とのセッションに参加すべし。
2020年 中部オンライン・オープンキャンパス8/29(土)https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/20oc_chu.html
国際基督教大学、2021年度ICU一般入試の入試日程など詳細を公表
ICU(国際基督教大学)公式サイトでは例年5月末頃に試験日程が公表されていますが、今年度も発表になりました。2021年度のICU一般入試は2021年2月6日(土)に行われます。近年の傾向通り、2月第1週の土曜日が試験日になっていますね。
(5月末に公表されたICU一般入試A方式、B方式の募集人員、試験科目、入試日程 ICU Webサイト 入学者選抜制度、一般選抜より)
なお、A方式の募集人員に関しては、事前に予告があったように定員が、昨年度の270名から、今年度は240名になっています。2021年度入試では定員の厳格化等を踏まえて各私立大学・学部の一般入試の募集人員が減少しているケースが多く見られます。
ICUの一般入試の場合は2021年度入試の募集人員が240人に変更になる事を、2年前の2018年に告知していますが、翌年の2019年度入試の段階ですでに実際の合格者数を絞っていました。その点を踏まえると2021年度一般入試の合格者数に関してはあまり変化しないんではないかと思われます。
試験科目なども例年通りですね。
余談になりますが、各大学が公表する2021年度の募集人員は2018年から予告されていたものです。
2021年度入試は新カリキュラムの導入初年度の入試であり、また「大学入学共通テスト」が導入されることから、文科省は各大学に、2021 年度入学者選抜に関して、大学入学共通テストの活用予定も含め、2年程度前に予告することを求めていました(2018年6月)。よって各大学は2018年の段階で2021年の入試における変更点や、募集人員等を予告していました。その際、一連の入学定員の厳格化を踏まえて、特に難関私大は少なめの募集人員を予告した大学が多かったようです。
また、文科省の定員超過罰則強化によって、多くの私立大学では2018年の段階で入学者数を定員の110%未満に抑える事が必須になりました(ICUは4000人以下なので130%未満)。今のところ来年度(2021年度)はルールが据え置かれるようですが、2022年度以降にはさらに厳格化される可能性も残っています。
いずれにしても今年(2020年)になって各大学が急に募集人員を減らしたという話ではありませんし、今のところ厳格化ルールも据え置きで、ICUの定員充足率をみるとやや合格者を減らしすぎたかという状況なので、来年の募集人員に関してあまり心配しなくてもよいと思います。
(文部科学省Webサイト 平成31年度以降の定員管理に係る私立大学等経常費補助金の取扱について(通知)「別添」より)
ICU教養学部の定員充足率
2021年度ICU一般入試変更点の確認
ICU(国際基督教大学)の2021年度入試の変更点に関してはすでに過去のエントリーでも触れましたが、ここでは一般入試に着目してまとめておきたいと思います。結論から言うとほとんど変更はありません。
こちらは昨年度の入試説明会等で配られた、2021年度ICU教養学部入試変更に関するパンフレットです。
2021年度のICU一般入試に関しては以下のように書かれています。
<A方式>
A方式は募集人数が290名から240名に変わっています。
これは昨今の大学の定員厳格化を反映したものと考えられます。
*ちなみにICUの場合、2019年度の段階で実際の入試の合格者は厳格化が適用されはじめているので、合格者の人数は現在とあまり変わらないと思います。
<B方式>
英語外部試験を利用したB方式(A方式と併願可)。
利用できる英語外部試験にCambridge EnglishとGTEC CBTが追加されています。
<入試科目など>
ちなみに2015年度入試にATLAS(総合教養)が導入された際は、その旨が2013年に公表されていました。よって2021年度では入試科目・入試問題などの大きな変更はないと思います。
世の中いろいろな事が起こりますが、一般論として、理由を付けて勉強しない人よりは早めに勉強を始めた人が合格するのが大学入試だと思います。
【ICU入試の検証】「迷ったらC」は本当?(2020年ICU学生新聞WG掲載記事)
ICU学生新聞The Weekly GIANTS 2020年度入試特別号(2020年1月30日発行 9面)
検証 「迷ったらC」は本当?
<「Cが多い」は都市伝説?>
ICU入試に関する都市伝説の一つとして、選択肢Cが解答である問題が多いので「もし答えが分からなければCを選べ」ということがまことしやかにささやかれてきた(らしい)。今回はICU入試ではどの選択肢が解答として多いのかを検証してみたい。
<検証方法>
ICUは他の大学と同じく、入試問題の解答を公開していないので、今回は筆者の運営するICU入試情報サイト、「BUCHO.NET」のオンラインレクチャーの過去20年分の解答例(2000年度~2019年度)を使用した。教科は英語リーディング、英語リスニング、人文・社会科学(2014年度まで人文科学)を検証した。自然科学は筆記問題を含むため、また総合教養(リベラルアーツ学習適正)は昨年度まで問題が非公開であったため、今回は検証を行っていない。
<科目別検証結果>
・英語リーディング
英語リーディングは2000年から2019年の間に計787問出題されており、最も多かったのは選択肢C(26.4%)で、最も少なかったのはD(23.5%)であった。
・英語リスニング
英語リスニングは過去20年間で計714問が出題されており、最も解答が多かった選択肢はD(26.5%)で、最も少なかったのはA(23.4%)であった。
・人文・社会科学(2014年度まで人文科学)
人文・社会科学は過去20年間で3教科のうち最も多い803問が出題されており、解答として最も多かった選択肢はC(26.3%)、最も少なかったのはA(23.9%)であった。
<検証結果の考察>
まず目を引くのは、英語リーディングと人文・社会科学では選択肢Cの解答が最も多かった事だ。出題者心理として、受験者が容易に答えを発見できないよう、A,B,C,Dの中では、後半かつ中程の選択肢であるCを解答にしたいというものがあるのかも知れない。一方、リスニングでは選択肢Dが最も多く、その割合は今回統計を取った中では最も大きかった(26.5%)。また、リスニングの選択肢Aは最も割合が少ない(23.4%)。ICU入試のリスニングの各選択肢はリーディングや人文・社会科学と比較すると、選択肢が短く、また内容がシンプルであるため、出題者としては選択肢Aを解答とすることにためらいを感じ、選択肢Dの解答を増やすことで、問題の難度を上げたいという狙いがあるのかも知れない。
<年度別の最多解答と最少解答のギャップ>
次に年度ごとに最も解答が多かった選択肢と、最も解答が少なかった選択肢の割合の差(ギャップ)を教科ごとに検証した。一例として2019年度の英語リーディングは36問のうち、最も解答が多かったのはCの11問(30.5%)、最も少なかったのはBの7問(19.4%)であった。この場合の最多解答と最少解答のギャップは30.5%-19.4%=11.1%となる。このように年度別に最多解答と最少解答のギャップを教科ごとに集計したのが以下の図1である。
図1でみられるように、概ねどの教科も5%から15%程度のギャップで推移している様子がうかがえる。過去20年間の年度別のギャップを平均すると、英語リーディングが約11%、英語リスニングが約9%、人文・社会科学が約10%であった。つまり、各教科とも特定の選択肢に解答が偏らないように一定の配慮がなされている様子が覗える。一方で、まれに20%を超えるギャップも計測されているので、プログラム等を用いて各選択肢が均等になるように作問している訳ではないと考えられる。
*ICU OBの筆者が運営するICU入試情報サイト、「BUCHO.NET」では、ICU合格体験記を募集しております(執筆者にはギフトカードを贈呈中!) 【BUCHO】
【https://icu.bucho.net】(「ICU BUCHO」で検索!)