一般選抜

今回は社会人でありながら、一般入試でICUに入学されたという、uさんにインタビューさせていただきました。

(社会人経験をお持ちですが、一般入試を受験されたのはどうしてでしょうか?)

自分の場合あまり社会人らしい社会人経験がなかったというのと、大学受験をきっちりして大学に入学したいという思いがありましたので、一般入試を受験しました。また英語が苦手だったので、一般入試なら苦手な英語をカバーできるという思いもありました。社会科学や人文科学、リベラルアーツ学習適性の試験も自分には合っているのではないかと感じました。

(ICUに入学されるまでのいきさつを教えていただけますか?)

長い上に重くなるのですがよろしいでしょうか?

まず高3の夏にノイローゼ気味になってしまいまして、精神的に落ち込んでいました。これが2001年ですね。その後2年間引きこもってしまったのです。

それからなんとか回復して、2004年2月には国公立を目指して勉強をしていました。関西の予備校に通うため、独り暮らしをしていたのですが、対人関係のトラブルなどがあり、2005年8月には独り暮らしを止め、また翌年3月まで引きこもっておりました。

それからまた立ち直って、2006年4月にはコンビニなどでアルバイトを始めました。1年間お金を貯め、その後学校に通いたいと思ったのですが、どうにも気持ちが乗りませんでした。
そして2007年からは親類の製造関連業で働き始めました。同時に放送大学での受講も始めました。
その後大学入学を決意し、受験勉強を始めようと思ったのですが、自分の特性や、学問の方向性などから、ICUや早稲田の商学部などが主な志望校になりました。

(ICUが志望校になったきっかけはどのようなものでしょう)

まず学問の方向性が合っていたこと、また自分はしばらく受験勉強からは離れていましたが、古典や漢文を含め、国語は非常に得意としていたこと、論文系の試験であることなどが理由でした。実際にICU入試を見たときに、これは暗記力勝負の試験ではなく、いけるのではないかと直感的に思いました。

(それからICU国際基督教大学対策のオンラインレクチャー(オンレク)を始められたのですね?)

そうでうね。実際にはICUを受けようと2008年の5月に受験を決めてから、8月くらいまではずっと仕事をしていました。オンレクを受講し始めたのはもっと後になります。

(それ以前に働きながら勉強などはなさっていたのですか?)

週に1回塾に通って、TOEICの勉強などをしていました。英語が課題だと分かっていたので、まず英単語の暗記から入ったほどです。

(オンレクでも英語にはだいぶ苦労されていましたね)

本当にそうでしたね。初めて受けたオンレクで、英語の偏差値が28と表示され、初めて偏差値30未満が存在することを知りました(笑)。正直オンレクを始めた時点で、特に英語で他の受験生との差が見えてしまいましたので、この時点では2009年2月の試験に合格できるとは全く思っておらず、2010年の2月に合格できれよいなと思っていました。時間をかけてここまできたわけですし、2年計画だったのです。

<次回に続きます>

ICU祭(学園祭)

ICU国際基督教大学学園祭フォトレポート2

ICU祭フォトレポート第二弾。今回は本館内の企画をご紹介します。

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ICU本館入り口の様子。右に各階の案内版が。時節柄消毒液も置いてありました。

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2Fラウンジの様子。外の出店が騒がしいのに比べると本館は落ち着いた雰囲気。各サークルの展示、喫茶店、演奏、公演などが中心でした。

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3Fはハロウィンがテーマで、巨大カボチャが登場。よく作ったなぁ。

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入試関連では、2Fで入試スライドの上映と英語リスニング体験が実施されていました。オープンキャンパスと同じ内容なので、
時期的に一般入試の方ならこちらでも十分という印象を受けました。

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2Fでは入学事務グループ及び広報センターによるICU入試個別相談、及びICU生と直接話せるコーナーが用意されていました。
オープンキャンパスと比較すると入試関連の企画はかなり空いていて、余裕があったので、大学やICU生に入試の相談をしたいという場合にICU祭は意外に穴場かも知れません。
(オープンキャンパス参加者は受験生とその家族が中心なので当然ですが)
「ICU生と話そう」に参加したICU生によると、あまり切羽詰まった具体的な入試質問というより、キャンパスライフや学業に関する質問を多く受けたとか。

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さて、こちらはメインイベントの1つである、新メジャー企画「33rd」。

メジャー制を採用しているICUにおいて、33番目のメジャーを、教授のプレゼンを聞き、投票で選ぼうという企画。

当日は3人のICU教授がプレゼンを行いました。 写真は我らがN尾先生のプレゼン。

机周辺にある茶色の部分が投票の球を入れるレールになっており、爆笑オンエアバトル的に参加者が投票し、重みで採用メジャーを決めるというもの。

球集票システムはよくできていましたねぇ。

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優勝(?)はS野先生のヘヘレニズム・ヘブライズム研究メージャーでした(なおあくまでもお祭り企画で、本当にICUのメジャーになるわけではありません)。

ICU祭(学園祭)

今回は10月31日、11月1日に行われたICU国際基督教大学の学園祭である、ICU祭の様子をお届けします。

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ICU祭は今回で50回目といことで、記念のオブジェがバスロータリーに出現。近くで見るとなかなかインパクトがあり、
頑張って数字を代えれば51周年から59周年くらいまでリサイクルできるかも。

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滑走路には他にもいくつかのオブジェが

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ICU祭の受付。ICU祭のパンフレットがもらべし。ICUグッズ売り場も併設

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こちらはICU広報センターのテントで、ICUの大学案内などが配布されていた。広報ご担当のO教授自ら配っておられましたね。
なかなか大学教授にその大学の案内をもらうという機会はないかも

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時節柄マスクの無料配布が行われていた。配らないと配慮がないと責められ、配りまるくと出店の食品が売れないという諸刃の剣。

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一部の出店の皿は回収され、洗って使われている。皿回収参加団体は皿代が無料になり、
一連の皿回収の労務を負うというシステム。
出店が増えてゴミの量も増えているので、これはよい取り組みですな。皿はICU高校のもの。

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A館、図書館側の出店。かなりの賑わい。来客の構成比は
高校生25%、その他75%くらいと見た。

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バカ山D館周りの出店。ICUはバカ山、教会前の芝生など、食べる場所には困らない。
出店は各種サークルの他、セクメ、突発的企画などで構成されている模様。

(次回に続きます)

ICU総合型選抜(AO入試)

眞子さまがICUご入学へ

http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091105/imp0911050500002-n1.htm

宮内庁は、来春に学習院女子高等科を卒業される秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまが国際基督教大学(ICU、東京都三鷹市)のAO入試に合格し、来年4月に教養学部アーツ・サイエンス学科に入学される予定になったと発表した。皇族でICUに入学されるのは眞子さまが初めてという。教養学部の学生は、入学後に理系、文系の双方を含めた32分野の中から専修を選ぶ。宮内庁によると、眞子さまには、一般教養や語学などの基礎を築かれた上で、専門の分野を決めたいというご意向があったという。ICUによると、AO入試は同校を第1志望としている学生を書類とグループディスカッションで選考するもので、志願者207人中、合格は59人だった。

<眞子様入学による影響の考察>

1.マスコミが増える
2.ICUの露出度が増える
3.現状でも難関であるICUの入試偏差値がさらに上がる
4.警備が厳しくなる

5.学食のご飯が宮内庁御用達となる
6.オックスフォード英英辞典第五版も宮内庁御用達となる

7.全学必修である「キリスト教概論」が微妙な緊張感を帯びる
8.グレードの辛い外国人英語講師が普通にCの成績をつける

9.ICUでは学生一人一人に各種書類を受け取るためのメッセージボックス(メールボックス)が与えられているが、一つだけ名字のないボックスができる
10.それは寂しいのでとりあえず菊の御紋が入る

11.全学でカメラ付き携帯電話の使用が厳禁となる
12.なぜかiPod nano(第5世代)の所有者が増える

13.教授陣が「ここまではご理解いただけましたでしょうか?」などとやたらに敬語に気を遣うようになる
14.それは面倒なので"Any questions? So far so good?"などと全部英語で開講することにする
15.御学友も面倒なので英語で話しかける
16.しかし英語にした際の敬称にやや困る

17.インフルエンザを避けるため、学生がアライグマのごとく手を洗うようになる
18.なぜか必修の水泳の授業が注目される

一般選抜

(それでは実際のICU国際基督教大学入試はいかがでしたでしょうか?)

まず前日に過去問を解いてしまいまして、オンレクで算出されたデータがよくなかったことからその事が気になってしまい、「明日は人生で一番大事な日なのにこんな点数で」という具合にもんもんとしていました。結局なかなか眠ることができず、3時間程度しか眠れませんでした。

実際に受けての印象では、まずリベラルアーツ学習適性はほぼオンレクの傾向通りで、やや理系の問題が目立っていました。

人文科学は今まで解いた中でもかなり難しい部類に入る問題でした。試験中に心が折れそうになったのですが、これまで勉強してきた様子を思い出し、自分が分からないなら他の人も解けていないだろうという気持ちで解き続けました。

社会科学は他の方も書かれているように、今年度は知識問題ばかりで、センターの政経のような問題でした。自分はセンター対策で政経をやっており、読解を苦手としていたので、結果的には救われました。

英語はとてもよくできました。例年に比べて簡単で、15分あまり、Part 1, 2とも見直す時間がありました。

全体を通してはすごくできたという感じはなかったのですが、悔いはなく、これはいけたのではないかとも思いました。人文があまりできなかった点は気になったのですが、他でカバーできているようにも思いました。

(ICUの合格発表は見に行かれましたか?)

たまたま父も仕事が休みの日だったので、両親と見に行きました。番号を見つけた時はうれしかったですし、両親も喜んでいましたね。しかし帰りがけなどに不合格で泣いている方などもいらっしゃって、自分はあまり騒がないようにしていました。

(実際にICUの入学試験を受けてポイントだと思われた所はありますか)

前日は早く寝た方がよいです。前日に過去問などをやってしまうとむしろ不安になってしまいます。リラックスして早く休む方がよいでしょう。

また他の受験生を気にしてしまうと、精神的に参ってしまうと思ったので、試験中は他の受験生をなるべく見ないようにして、試験問題に集中するようにしていました。たまたま席が一番後ろで、他の受験生の目線を感じずにリラックスして受験できたのもよかったのかなと思います。ICU生の中には試験監督の先生が誰だったかなど、試験の様子を克明に覚えておられる方がいてすごいと思うのですが、私は試験会場の様子は全く目に入っていなくて、覚えていません(笑)。

(ご受講いただいていたICU入試対策のオンレクは役に立ちましたか?)

とても役立ちました。やはり20年ほど国際基督教大学の過去問をやると傾向が体に染みついてきて、自分なりの解き方が分かってきます。特にリスニングなどはパターン化されている部分もたくさんあるので、それらが身につくと非常に有利です。またそれだけICU対策をやったという安心感も自分には大きかったと思います。

(受験生へのアドバイスをお願いします)

そうですね、国際基督教大学の過去問は独特で、特に人文科学や社会科学は年度によって大きく文章の内容が異なります。よって2,3回の演習の出来映えで一喜一憂せず、客観的に自分の答えを見直すことが大切だと思いました。また自分の場合は人文科学などが苦手でしたが、実際の試験では他の教科でカバーできましたので、苦手科目があったとしてあまり考え込まず、演習を続けることが大切だと思いました。

(ありがとうございました。次回のブログ記事ではICU祭の様子をお届けします)

(それでは実際のICU入試はいかがでしたでしょうか?)

まず前日に過去問を解いてしまいまして、オンレクで算出されたデータがよくなかったことからその事が気になってしまい、「明日は人生で一番大事な日なのにこんな点数で」という具合にもんもんとしていました。結局なかなか眠ることができず、3時間程度しか眠れませんでした。

実際に受けての印象では、まずリベラルアーツ学習適性はほぼオンレクの傾向通りで、やや理系の問題が目立っていました。

人文科学は今まで解いた中でもかなり難しい部類に入る問題でした。試験中に心が折れそうになったのですが、これまで勉強してきた様子を思い出し、自分が分からないなら他の人も解けていないだろうという気持ちで解き続けました。

社会科学は他の方も書かれているように、今年度は知識問題ばかりで、センターの政経のような問題でした。自分はセンター対策で政経をやっており、読解を苦手としていたので、結果的には救われました。

英語はとてもよくできました。例年に比べて簡単で、15分あまり、Part 1, 2とも見直す時間がありました。

全体を通してはすごくできたという感じはなかったのですが、悔いはなく、これはいけたのではないかとも思いました。人文があまりできなかった点は気になったのですが、他でカバーできているようにも思いました。

(合格発表は見に行かれましたか?)

たまたま父も仕事が休みの日だったので、両親と見に行きました。番号を見つけた時はうれしかったですし、両親も喜んでいましたね。しかし帰りがけなどに不合格で泣いている方などもいらっしゃって、自分はあまり騒がないようにしていました。

(実際に試験を受けてポイントだと思われた所はありますか)

前日は早く寝た方がよいです。前日に過去問などをやってしまうとむしろ不安になってしまいます。リラックスして早く休む方がよいでしょう。

また他の受験生を気にしてしまうと、精神的に参ってしまうと思ったので、試験中は他の受験生をなるべく見ないようにして、試験問題に集中するようにしていました。たまたま席が一番後ろで、他の受験生の目線を感じずにリラックスして受験できたのもよかったのかなと思います。ICU生の中には試験監督の先生が誰だったかなど、試験の様子を克明に覚えておられる方がいてすごいと思うのですが、私は試験会場の様子は全く目に入っていなくて、覚えていません(笑)。

(ご受講いただいていたオンレクは役に立ちましたか?)

とても役立ちました。やはり20年ほど過去問をやると傾向が体に染みついてきて、自分なりの解き方が分かってきます。特にリスニングなどはパターン化されている部分もたくさんあるので、それらが身につくと非常に有利です。またそれだけICU対策をやったという安心感も自分には大きかったと思います。

(受験生へのアドバイスをお願いします)

そうですね、ICUの過去問は独特で、特に人文科学や社会科学は年度によって大きく文章の内容が異なります。よって2,3回の演習の出来映えで一喜一憂せず、客観的に自分の答えを見直すことが大切だと思いました。また自分の場合は人文科学などが苦手でしたが、実際の試験では他の教科でカバーできましたので、苦手科目があったとしてあまり考え込まず、演習を続けることが大切だと思いました。

一般選抜

m-kokusaiさんインタビュー3

(秋から受験期までの勉強は順調でしたか?)

冬休みなどは1日10時間ほど勉強していたのですが、何か煮詰まってしまい、クリスマス以降くらいから意識して遊ぶ時間を増やすなどして、1日6時間程度にペースを抑えました。結果的に無理なくペースを抑えた方が効率がよかったように思います。

また11月に連休があったのですが、その頃には文字を見ると吐き気がするほどのスランプがありました。その時は親に相談してレジャーに出かけたりして、とにかく気分を切り替えるよう努めました。

(勉強内容はどのようなものでしたか?)

勉強はセンター向けのものと、オンレクでICUの過去問を中心にやっていました。
また英語などは基礎的な問題集をこの時期にやり直しました(語彙:速読英単語、文法:Next Stage)。基礎的な復習はとてもよかったと思います。復習をしていくと結構間違えている部分があったり、抜けている部分が見つかりました。

(なるほど、センター試験はいかがでしたか?)

英語以外はあまりできませんでした。センターはやはり6教科7科目と教科数が多く、基本的には詰め込み型の勉強が必要なので、高2からやっておかないと間に合わないという印象でした。高3の夏からでは少し遅かったかも知れません。一応出願はしましたが、センター試験でのICU入試は不合格でした。

(センター後の直前期の勉強はいかがでしたか?)

センター以後はICU国際基督教大学の勉強に的を絞り、1日に過去問を1,2教科ぐらいずつ解き続けました。

ICUの入試では英語とリベラルアーツ学習適性は得意で、人文科学と社会科学が苦手でした。人文科学と社会科学は読むスピードと読解力が求められますが、最後まで苦労していました。

(それらの苦手科目はどのように克服されましたか?)

最後まで克服できていないように思うのですが、結果的に他の教科でカバーできていたように思います。

(次回ICU国際基督教大学入試本番に続きます)

一般選抜

m-kokusaiさんインタビュー2

(夏休みが終わった2学期以降はいかがでしたか?)

この時期が一番精神的に不安定でした。まず9月に指定校の募集が来て、応募したのですが、噂の子がやっぱりICUの指定校枠を取ったのです…。落選したと担任の先生から電話をいただき、「一般で絶対受からなければ後は無い」という現実が一気に押し寄せてきました。

(早くからICUの指定校を意識されておられたのに、それは厳しいですねぇ)

そうですね、しかし以前からある程度覚悟していたので、落選したことに対して、そこまでの落胆はありませんでした。

(成績優秀なので他校の指定校推薦もいけたと思うのですが、そちらは応募されたなったのですか?)

ICUにどうしても進学したかったので、他校の指定校推薦には応募しませんでした。

ちなみにICU以外だと早稲田や慶応、上智なども推薦枠がありました。例えば慶応の法学部は2人も枠があったので、慶応の1学部で2人もいるなら、なぜICUは1校1人だけしか枠がないのだろうと当時は思っていました(笑)。

(なるほど(笑)AO入試は検討されましたか?)

そうですねぇ、応募要項等は見てみたのですが、AOは学校行事とか部活とかその辺りのウリが必要だと思ったのですが、自分の場合成績はよいものの、あまりリーダーのような活動はしていないし、欠席も結構あったので無理かなと思い、応募していません。

実は友達の一人がAO入試で合格してまして、それはもちろん喜ばしいことだったのですが、その一方で私はこの3年間ICUに行くために必死で勉強してきたのに、なぜ友人はあっさりと受かってしまうのだろうと思い悩んでしまい、その時は落ち込みました。

(確かにAOはキャラ採用というかやったもん勝ち的なところがありますからね。出身校ではAOや指定校で受かる方は結構いらっしゃったのですね?)

そうですね。出身校(都立K)は特色があって、比較的行事や課外活動に熱心な高校だったので、1/3以上は推薦で大学に行くという感じでした。秋頃から段々と推薦を決めてくる人が増えてきますが、そのように進学先が決まった人達は余裕が出てきて、残りの高校生活を楽しむような雰囲気になってしまうので、一般入試受験組にはちょっとつらい環境でしたね。

(次回秋以降の学習に続きます)

一般選抜

今回は2009年度一般入試合格者で、受験を通してICU指定校の校内選考、ICUセンター入試、ICU一般入試の全てを経験されたというm-kokusaiさんにお話を伺いました。

(ICUに入っての印象はいかがでしょう?)

思っていた以上に勉強をする大学だなという印象でしょうか。特にELPなどは活発な授業で充実しています。授業のコマ数が詰まっていて、宿題もあり、自分の場合通学に2時間ほどかかるので、ICUの勉強で1日が終わるという感覚です。入学してからも受験期と変わらないほど勉強をしている時間が多いですねぇ。

また実際に入学してみると、普段から親子連れでICUに遊びに来ていたり、公園のようなキャンパスを本当に公園のように人が訪れているというか(笑)

(ICUを知ったきっかけはどのようなものだったのでしょう?)

遠戚にICUの教授の方がいて、大学の名前や、どんなところかなというのは前から知っていました。実際に高1の時にその教授にお話を聞き、勉強意欲が高く、英語に力を入れている学校だという印象で、実際にキャンパスに行ってみたりして、ぜひここに進学したいと思うようになりました。

(早くからICU志望だったのですね。当時からICU受験対策はされていましたか?)

いえ、高1、高2の間は特にしていません。受験勉強自体を始めたのは高3の夏からです。

(その後指定校を狙っておられたのですね?)

ちょうど高2の時に在籍高校がICUの指定校の枠を得て、ぜひ指定校推薦を得たいと思いました。

(なるほど、2008年度入試から始まった公立高校向けの指定校推薦ですね。高3になってからはどのような勉強をしていましたか?)

校内1人のICU指定校枠をどうしても取りたかったので、高3の春の時期はオール5を取るために受験に必要のない科目も必死で勉強していました。その結果オール5は取れたのですが、私の3年間の評定平均は4.9でした。

しかし夏休み直前に評定平均5.0の生徒がICUの指定校を狙っているという噂が耳に飛び込んできました。この頃に焦りと不安がでてきましたが、「指定校のことはとりあえずおいといて一般で受けるつもりで勉強しよう」と自分に言い聞かせていました。

(夏からは受験勉強も始められたのですね?)

このころは自分でもびっくりするくらいエネルギーがあって、毎日10時間以上勉強しても全然苦痛ではありませんでした。内容としてはセンター試験向けの勉強を中心にしていました。英語に関しては高1から取り組んでいたので、ICU過去問とセンター向けのテキストをやった程度ですね。

(予備校には通わなかったのですね)

元々中学で予備校に通ってみたのですが、しっくりきませんでした。なぜか成績が下がってしまいまして。それから高校では自分で勉強するスタイルを確立していたので、大学受験もベネッセの通信の教材等を使って勉強していました。

(ご家族は心配されませんでしたか?)

そうですね、家族は「予備校に行かなくていいの?」と心配していましたが、これは自分の勉強のスタイルなのだと納得してもらいました。

(ご自宅で勉強されていたのですね?)

昼間は祖母の家に行っていました。自宅の目の前のマンション工事の騒音に耐えられなかったので、祖母の家の方が静かで、集中して勉強できました。

(オンレク(オンラインレクチャー)を受講されたのも夏からでしたでしょうか?)

受講を始めたのは6月頃です。何かの関連キーワードでBUCHO.NET内の合格体験記のページが検索でヒットして、この元のページはどこだろうとたどっていったところ、オンラインレクチャーのページに行き着きました。

(受講に際してオンラインでの学習など抵抗はありませんでしたか?)

ベネッセで通信教育は受けていましたし、オンレクに関しては特に抵抗もなく怪しい感じはしませんでした。受講自体はページを見つけてすぐに始めています。ICU入学のためになんでもするぞという気持ちでした。

(オンレクはどのように活用されていましたか?)

最初は1日で1年分を全て解こうと思ったのですが、4教科をやると解くだけで1日を使ってしまい、見直す気力が残らないといった感じでした。そこで週1回、1,2教科ずつにペースダウンして、じっくり見直すようにしていました。

(次回夏休み以降の勉強に続きます)

ICU総合型選抜(AO入試)

(AO入試 二次対策インタビュー4)

(ICUのAO入試全体を通して、何かアドバイスはありますか?)
一次の書類審査で落とされる人数が多いため、エッセイでいかに自分の特性をわかりやすく伝えられるかが大切だと思います。「初対面の人に」という条件なので、客観性をもたせるためにいろいろな人に目を通してもらうといいと思います。

エッセイや活動履歴は人によってそれぞれアピールするポイントが異なってくると思います。ですので、例えば留学などを経験していなくても、自分のアピールポイントをしっかりと書き、中身のあるものに仕上げることが大切でしょう。

二次に関してはその場で考察するため答えを準備しておくこともできないので、自分のできることをやる、という思い切りのよさが必要ではないでしょうか。

また全体として気持ちの部分も大きいと思います。私は担任のから「留学から帰ってきた勢いでそのままICUに受かったね」などと言われましたので。

(受験生へメッセージがあったらお願いします)

私の高校の後輩などにもどんどん受けて欲しいと思っているのですが、北海道ではICUの知名度が低く、先生方もあまり情報をお持ちではありませんでした。しかし情報がないからといってためらわず、ぜひチャレンジして下さい。

個人的にはICUにきて本当によかったと思っていますし、ICU生の多くは同じようにICUにしてよかったと言っています。ICUのAO入試は評定と英語の成績書類さえあれば受験できますので、ICUに進学を希望されるなら、ぜひ受験してみるべきでしょう。

(次回より数回に渡り、一般入試で入学された方のインタビューをお届けいたします。)

ICU総合型選抜(AO入試)

<AO入試2次 3 グループディスカッション>

(グループディスカッションはどのような形式でしょうか?)

まず司会者の方が1人に質問をし、それをきっかけにディスカッションが始まるというものでした。ディスカッションの時間は20分ほどあったので、試験の大半を占めていたことになりますね。私たちのグループではマンガを教科書に採用すべきかどうかというテーマに対し、マンガのメリットデ・メリットなどを検討しながら、マンガの利点を活かして、教科書の理解を深めるために、一部に用いるのは場合によってはよい、という結論に達しました。

(面接の形式などは事前に知っていましたか?)

ICUではAO入試の1次を通過すると、2次の案内が送られてきますが、そこに簡単な概要や昨年度の例題などが載っていました。ちなみに過去には「人類史上最もすごい発明は何か」というディスカッションのテーマもあったようです。

(面接のポイントは何であったと思いますか?)

ICUの面接試験はその場で考えてきちんと答えるという姿勢が大切でしょう。例えば他大学のよくある形式の面接試験であれば、志望動機や時事問題などある程度質問される項目が決まっていてるので、想定した質問の答えを暗記し、その場で話すということも可能かと思いますが、ICUのAO入試のような形式の場合はむしろその場での対応能力を見ているようなところがあると思います。

あとは自分の意見をはっきりと言うことでしょうか。答えに正解などはないので自分の意見を自信を持って答えることが何より大事だと思います。後に分かったことなのですが、面接で落とされる人はほとんどいないようです。

(面接後の懇談会というのはどういったものですか?)

面接試験後にERBの大きな部屋に案内され、全員が終わるのを待つ形になります(*試験問題が待機している受験生に伝わらないようする目的もある模様)。そこではお茶やお菓子が用意されていて、学部長の先生などとお話する機会がありました。

(懇談会は選考に関係があるでしょうか?)

なんとも言えませんが、関係ないのかなと思います。懇談会自体は2時間あって、待機の時間が終わったら、予定のある受験生は自由に帰ってもよいということでしたので。もちろん会場で暴れたりしたらだめでしょうけど(笑)。