ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2022(1) 豆もやしさん

1.お名前、プロフィール

<お名前>

豆もやし

<プロフィール>

高校:都内私立高校

予備校:特になし

部活:オーケストラ部

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

知り合いにICU生や卒業生が多く、話を聞いているうちに自分のやりたいことが叶えられそうだと思ったからです。

6.ICUに期待するところ

分野を問わずに、様々な学問の真髄に触れ、4年間貪欲に学びたいです。

7.受験対策

願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

第一の理由は、対話が重要視されていることです。あらゆる違いが受け入れられた環境で、様々な背景や価値観を持つ人と全力で議論できるであろうことは、偏った考え方に固執することなく自分自身の視野を広げられると確信しています。
第二の理由は、多くの事柄を横断的に学べることです。多分野の学びを統合した学びは、一つの分野に自らの興味や研究を無理に矮小化することなく、私の目指す研究をするために最適であると考えます。
と書きました。

願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

私は「ジャーナリズムによる外国にルーツを持つ人に関する諸問題の解決」を研究テーマとしたいです。
私はそのために、社会の細部に焦点を当てた、ローカルな地域や人々に関して学びたいと考えています。
それと同時に、グローバルな視点からも社会について学びたいと思います。
そのどちらも、マイノリティであることによって生じる不平等の根本的な理由を探るために必要だからです。
これらの学びを統合して、最終的には外国にルーツを持つ人との真の矯正につながる視点を社会に提供できるジャーナリズムについての考察をしたいです。
と書きました。

願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>

私の長所は、様々な価値観を持つ人と分け隔てなく対話し、人と人との橋渡しができることです。それは ICUの中で多くの人との間に豊かな対話を生み出すことができると思います。
更に、私は ICUでの学びにより、社会に対しても建設的な議論をもたらすことができると思います。様々な背景を持った人々の声を反映した私のジャーナリズムによって生み出される多角的な考え方は、構造的暴力からの開放にむけた議論のきっかけになるでしょう。それは、ICUの理想とする恒久平和実現の一端を担うことができると確信しています。
と書きました。

b.小論文

コロナ禍での1年間のアメリカ高校交換留学を通じて感じた差別や偏見、そしてそれらにどう向き合うかについて書きました。

できるだけ素直に書くことに注力しました。そして、経験についてよりも、その経験から自分はどう感じたのか、どう考えたのかについて深く書くように気をつけました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

1年間部長を務めた高校オーケストラ部での経験を書きました。
リーダーとして活動している自分の様子を、この文章を読んでいる教授が想像できるように、簡潔でドラマチックで具体的に書くように気をつけました。

d. 推薦状2通

学校の担任の先生
お世話になっていた英語塾の先生

e. 成績書類

TOEFL 75
英検準1級
評定平均 = 4.1

f.一次試験(書類審査)のポイント

嘘やハッタリを書かずに、誠実に素直に書くことだと思います。そして、ある程度具体的に書いてあると学びたいことの意欲が伝わり、面接でも深掘りされやすくなると思います。

g.オンライン面接 (二次試験)

面接は約20分で、面接官はELAと政治学の教授の2人でした。
一人は主に小論文と自己分析について、もう一人は主に入学願書について役割分担をしているような印象でした。
質問は6-7問くらいだったと思います。
志望理由など、願書に書いてあることは再度聞かれず、最初からどんどん深掘りされました。
最後に「意地悪な質問をします」といわれ、本当に意地悪な質問をされました。おそらくその質問は面接前から用意していたものではなく、その場で面接官の教授が考えた質問だったと思われます。

二次試験ポイント

提出した書類の内容を体に染み込ませるくらい読み、そして書いた内容を自分で様々な角度から深掘りすることで面接の対策をしました。
長所や短所、時事などに関する一般的な質問はなく、基本的には提出した書類に書いてあることを聞かれるので、提出した書類を深めることが最大の面接対策になると思います。
予想外の質問には、素直に自分の考えを伝えることが一番大切だと思います。

8.最後に一言

オンレクでICUの過去問をずっと並行して解いていましたが、そのことによってICUへの理解がより深まり、提出書類の内容も深めることができたと感じています。解説もとてもわかりやすく、楽しく勉強を進めることができました。

オンレクのAO対策は面接準備をする上で非常に参考になりました。

私は、自分のことに関しての文章を書くことに慣れていなかったので、自分が思っていたよりも、総合型選抜の書類作成はメンタル的にもキツかったです。提出書類をうそなく、誠実に書くことが一番重要なことだと思います。そのことによって、面接でも変に取り繕うことなく自然体で臨めたと思います。
あとは、総合型選抜は割とギャンブルみたいなもので、実力以外にも運も必要になると思います。だからこそ、この総合型選抜で絶対に決める、というよりはチャンスが一個増えた、というマインドの方が私には合っていました。忙しくはなってしまいますが、一般試験の対策や、ICUの過去問を並行して淡々と続けることで、余裕を持って面接なども受けることができることができると思います。
頑張ってください。