ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2023(14) ごまだんごさん
1.お名前、プロフィール
<お名前>
ごまだんご
<プロフィール>
高校中退の現役
予備校関連はオンレクのみ
2.受験形態
一般選抜
3.予想得点
人文社会 = 9割
総合教養得点 = 8~9割
英語リスニング得点 = 9割
英語リーディング得点 = 9割
5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
母親に勧められたのがきっかけだったと思います。
ICUじゃなきゃ、と言うよりは消去法でICUになった感があります。
大学に行っても遊んで終わるだけだろうなとか、まったく大学生活に期待していなかったのでICUのあの感じは期待できる物に見えました。
1番はいわゆる受験勉強、単語を詰め込む勉強は絶対にやりたくなかったからですかね。だから知識問題は全部捨てる覚悟でした。
6.ICUに期待するところ
特定の興味の分野はないのでその時惹かれた面白いことをやりたいです。敷地内にいる動物の観察が楽しみです。
文学とかは憧れるけど苦手なので講義を受けてみたいです。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>
内容はほとんど忘れてしまいましたが、「教養」について自分の思うところを今ある教養ブームとからめた話や
や長い目で自分はどうなりたいのか、だからICUに入りたいんです的な内容にまとめました。大学の理念に寄せましたが寄せすぎて媚びを売ってるみたいにならないようにすこーーし強めの自説を入れることを意識しました。
(学びたいこと)
特にこれを学びたいというのがなかったのでなんか適当にいなした気がします。
<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >
自分は1つのことに長く打ち込むタイプではなくてその時興味のあることを楽しく満足できるまでやるタイプなので日本1位みたいな肩書きはありませんが、やりたいと思ったらすぐ初めて何ヶ月かは狂ったようにやるのでその特性をいい感じに編集して書きました。
a. 人文・社会科学
人文科学受験です。
90年代前後は哲学や宗教の色が強くて背景知識がかなり必要だと感じたので過去問を解きつつ関連した本を読んだりしてました。ここ5年くらいからは難易度が下がって他大の読解と対して変わらない感じなのでそれがわかってからは特別な対策はしませんでした。対策としてやった訳では無いですが、図書館に行って面白そうな本は手当り次第読みました。読み終わらず返却期限が来てしまうものも多かったですが半年強で70冊くらい読みました。
ウィトゲンシュタインの論理哲学論考を人文科学の問題をやる前の運動として読んでいましたが難しくてまだ読み終わっていません。面白いので少しだけオススメします。
解き方はしっかり考えた方がいいと思います。問題をとき始めたらまずこのテストをどう解き進めるか計画をざっくり立てました。最初の段落に軽く目を通してから設問を見て段落の移り変わり等を推測してどこまで読んだら1度解答しようなどと計画しました。消去法で解くので一問ずつ解かないで消去できるものをどんどん潰していく形で進めました。
b. 総合教養(ATLAS)
過去問は全てやりましたが本気で対策するとキリがないので過去問以上はやりませんでした。
なんとなくの時間配分としては解答時間60分としてパート1から10分、17分、17分、10分、残りは見直しって感じです。
パート4の本文は読まなくてもいい箇所が多いのでそれはノリでいきます。
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
ほぼ全年度をやってからパート1を特に繰り返しました。解き終わっらシャドウィングをしました。シャドウィングはかなり効果あると思いますが結局は量なので10回とかやってたら時間なくなるので数回でいいと思います。
toeflの教材もよく使っていました。YouTubeでBBCの動物のやつとかTEDTalkとかも使ってました。英語の字幕が出なければ勉強にはならないと思うので映画とかは勉強目的ではみませんでした。とりあえず量です。
パート1.2は設問を読むスピードが命みたいなところもあるので過去問の見直しは設問の読み直しも強く意識してやりました。パターンがあるのでコツを掴めばすぐ理解できるようになります。パート3は解答時間が90秒なので5問解くのにはあまり余裕は無いので2問くらいは講義中に解答しました。大別して特定の箇所についての問題と全体理解の問題があるので、前者を講義中に解答できるようにしました。設問の文量をみて少ないものは特定の箇所についての問題であることがほとんどなのでその問題をまず読みます。講義中そこ以外では聞き取ることに8割くらい集中して2割でその他の設問を読みます。
そんな感じで時間的にかなりシビアなのでかなり対策が必要だと思いました。
<リーディング>
基礎単語を覚えたらあとは沢山読むだけだと思います。最初はスラスラ読めずに辛いですけど洋書3冊くらい読み終えるとストレスなく読めるようになります。
解き方のコツは特にないです。普通に設問を見て答えを探すという形です。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
図書館に行って色んなジャンルの本をパラパラーっとでいいので読んでみてください。対応力がつくと思います。なにより飽きないので辛くないです。
環境と習慣さえ味方につければ受験は何とかなると思います。
当日について、当日どう動くかはかなり考えていました。
朝早いので2週間前から生活リズムをその時間に合わせておきました。朝食をしっかり取ります。
部屋は休憩時間以外締め切るので試験中暑くなって着ていたカーディガンを脱いで半袖になりました。モコモコ1枚とかだと暑くて集中できなくなると思います。半袖まで調整出来るようにするべきです。休憩時間は予習をするにしても脳を休める時間をたっぷりとった方がいいです。30分勉強するより30分休んだ方が点は上がります。昼休憩以外でも栄養を取るべきです。固形物は消化に血液回すのがなんとなく嫌で昼休憩以外では取らずにゼリータイプのカロリーメイトを食べました。
お昼休憩では、精神的な疲労もあって想像よりかなり脳が疲れていたので軽食を直ぐにとってから外に出て散歩をしました。色々な種類の鳥がないていてなんていう鳥か調べながら敷地内を散策してリフレッシュしました。新鮮な空気のために外には出るべきです。来年の試験がどうなるかわかりませんが、マスクは酸素を取り込みずらいので試験には天敵だと思います。定期的にマスクを下げて酸素を取り込むといいと思います(まじで)
昼の勉強は回復優先でリスニングを少々に留めておきました。おかげで集中力を切らすことなく最後まで出来ました。
8. 最後に一言
オンレクは人文やATLASの解説があることはかなり助けになるので積極的に使うといいと思います。
モチベーション管理が難しいなとつくづく感じた受験でした。残り半年になったらまぁやる気は出ると思っていましたが前日になっても思っていたやる気は出ませんでした。それでも乗り切れたのは習慣を作ったからだと思います。週間かさえしてしまえば大抵乗り切れるのでぜひ頑張ってください。
<追加の質問>
追加の質問:
(高卒認定試験の勉強法や試験の様子を教えてください。)
高校を1年生の頃中退したので英検で免除になった英語以外を全て受ける必要があったため国語、歴史、数学、公民、理科の範囲から7科目程受験しました。
内容としてはどの科目も中学の内容の総復習+高校で習う範囲をすこーし、という感じで難しくは無いと思いました。
対策は過去問を解いて見直すというだけの勉強を2ヶ月ほど1日2〜3時間ほどやっていました。それで十分だと思います。歴史や数学はすっかり忘れていたのでそれなりに苦戦しましたがかなり余裕を持って合格できたと思います。試験は年に数回しかないのでしっかり対策して早めに取得するのをお勧めします。
受験者は色々な年齢の人がいましたが現役の自分と同じくらいの世代の人から20代が中心でした。特に変わっていることも無いので気負わずに受けられる試験でした。