ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2024(14) jansport76さん

1.お名前、プロフィール

<お名前>

jansport76

<プロフィール>

都立高校、現役:東進、浪人:武田塾、陸上部

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会得点 = 8割
総合教養得点 = 7割
英語リスニング得点 = 8-9割
英語リーディング得点 = 7割

(共通テスト得点 参考)
現代文80/100
古典69/100
世界史88/100
リスニング95/100
リーディング95/100

4.併願校

法政大学 GIS
武蔵大学 国際学部 グローバルスタディーズ

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学生のときに"美女と野獣"という映画を見てから、ハリウッド映画に関わる仕事をしたいと思うようになり、英語の勉強を熱心にするようになりました。中学2年生のときに英検2級を取得し、進路を真剣に考えるようになったときから、英語を勉強するのではなく、英語で勉強し、また海外での就職を現実的に考えられるICUを目指すようになりました。

6.ICUに期待するところ

まずはELAでビジネスで使える英語力を身につけたいです。また入試科目だからと勉強していた世界史も、勉強しながら面白いなぁと思っていたので、大学に入っても引き続き学びたいです。
反対に高校生のとき、苦手だからと数学を避けてきたことをとても後悔しているので、文理関係なく学べるICUの強みを生かして数学を学べることもとても楽しみにしています。
楽しみにしていることはこれだけめはありませんが、ICUで学べる権利を掴み取ったからには、今まで以上に勉強したいとやる気に満ち溢れています!

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

ハリウッド映画に関する仕事に将来就きたいため、ICUの英語教育に魅力を感じたということ、多様性溢れるICUのキャンパスで批判的思考力を鍛えたいことなどを書きました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

映画鑑賞と読書です。映画と本を通して、世界は想像以上に広いことを知り、英語を学ぶことや今の世界情勢に興味を持つようになりました。映画鑑賞と読書を幼い頃から好んで行っているおかげで、自分と意見の異なる人や、権力者と呼ばれるような立場にいる人も、私たちと同じように人生という物語を主人公として生きていることを常に意識するようになりました。そのことが、偏見を持たない姿勢、そして自分の知らない世界を知りたいという意欲につながっていると考えています。

a. 人文・社会科学

今年の人文科学では、知識問題が1つもなく、世界史を一生懸命勉強した私からすると、今まで解いた過去問の中で最も苦手とするタイプのテストでした。そのため、はじめにざっとテストを見たときに焦ってしまい、はじめの4分の1ほどは頭が回りませんでした。ですが、知識そのものを問う問題はなかったものの、文章の主題である社会契約論の知識があったため、読解問題で迷ったときに、背景知識を交えながら考えると、次第に落ち着いて解けるようになりました。読解問題は、解いてきた過去問と比べて、比較的簡単だったかなと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

人文科学が比較的簡単であったことから、1問のミスが命取りになるかもしれないと思い、慎重になってしまい、大問4番は初めの数問と、読まずに解ける計算問題以外の問題は、時間がなく、ただ勘に頼って塗るだけになってしまいました。B方式でも合格をいただいたことから、慎重に解いた大問1〜3の正答率がよかったのかもしれませんが、解いた直後はあまりも手応えがなさすぎて、かなりショックを受けました。
ここ数年の傾向として、大問4番は文系の学生でも読んで答えることができる問題がほとんどです。ですので、時間配分がかなり重要になると思います。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

英語の実力不足が去年失敗した大きな要因だったので、スタサプで基礎固め、TOEFLで実践、オンレクの過去問でICU対策と、一年をかけて、かなり固めてきていました。特にリスニングは得意だったので、総合教養から切り替えて、落ち着いて解くことを意識しました。私は、疲れてしまうと集中できないので、周りは昼休憩のときにTEDなどを聞いている中、Disneyチャンネルやハリーポッターなどを見て、英語耳にしながらもリラックスするようにしていました。それがうまく効いて、会話も講義もよく聞くことができました。今年の試験は講義の部分は比較的簡単でしたが、会話部分でひっかけような問題が例年より多くあったような気がします。

<リーディング>

リーディングでも総合教養と同じ失敗をしてしまいました。Part 2の後半はほとんど勘でした。
しかし、これも総合教養と同じで、慎重に解いた分、Part 1の正答率がよかったのだと思います。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

英語の基礎はスタディサプリの関先生と肘井先生の授業で身につけました。スタサプでは授業を受けて終わりではなく、出てきた英文を全て10回音読し、その単元を文法の参考書で復習していました。
世界史はまず"時代と流れで覚える世界史"で流れをつかみ、一問一答形式の参考書で知識のインプットをしていました。そして秋から冬にかけて年号の参考書をやり、年号でヨコのつながりを意識して、勉強していました。

8. 最後に一言

受験で最も大切なことは心身の健康です。
これらが崩れてしまうと、最悪の場合、試験さえ受けられない可能性もあります。
よく食べ、よく運動し、よく寝ることは勉強よりも大切なことだと思います。
健康な心と体で、勉強し、そして結果がついてくるのだと思います。