ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ねいと

<プロフィール>

愛知県の私立高校。

予備校などは行きませんでした。

部活は文芸部、PC部、あと生徒会活動などなど

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 4割〜5割
人文科学得点 = 6割〜7割
社会科学OR自然科学得点 = 7割〜8割
英語リスニング得点 = 9割〜10割
英語リーディング得点 = 7割〜8割

4.併願校

立命館大学 国際関係学部
同志社大学 文学部英文科
静岡県立大学 国際関係学部
国際教養大学

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

国際関係学を学べる大学を調べている時に見つけて詳しく調べていく内にどんどん惹かれていった。

6.ICUに期待するところ

元々国際関係学に興味があってICUを目指していましたが昨年の東日本大震災を受け災害頻発国である日本に合った非常時でも円滑に機能する行政システムについて研究したく社会学や公共政策、政治学といった分野にも興味が湧いてきました。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

日本語と英語を公用語とするバイリンガリズムや少人数教育、分野を横断して学べる環境に強く惹かれ世界市民の一員として活躍したい。といったことを書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

分野を横断して学べる環境を生かして物事を多面的に見る視野を養いたい。といったこと軸に書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

8年間続けているボーイスカウト活動を中心に書きました。

b. リベラルアーツ学習適性

殆どオンレクしかやっていません。
いつも大体5割前後しか取れませんでした。
オンラインレクチャーで平均点くらい取れていればかなり安心だと思います。
私はいつも下から数えた方が早い順位でした……

最近理数系問題が増える傾向にあるみたいなので少しでも対策して置くのがいいと思います。
オンレク以外にはAppStoreにあった無料のSPI対策appをダウンロードして暇な時間(通学や勉強に疲れたとき)に解いたりしました。

c. 人文科学

対策はオンレクしかやってません。
ICUの入試問題は他大学とは大きく違いますが必要な力は余り違いません。
大事なのは読解力です。
私大や国公立二次の現代文の問題を解くのもとってもいい練習になると思います。

d. 社会科学

私は社会科学を選択しました。
小さいころから社会系の科目が大好き&大得意だったので社会科学を解く時間はとても楽しいものでした。

楽しみながら解くというのもICUの入学試験を受けるうえでとても大切な姿勢の様な気がします。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

ICUのリスニングはとにかく形式に慣れることが攻略への近道だと思います。

英語のpodcastを聞いて耳を慣らしておくのもいい手だと思います。
「Voice of America」はpodcastで読まれてる内容がサイトでテキストになっているのでとても重宝しました。

<リーディング>

リーディングは文を100%理解しなくちゃ!!!という考えを捨て去るとすらすら読めるようになるかもしれません。
基本的な単語を押さえてそれでもわからない単語は前後を読んで大体推察。
推察できなくても大まかな流れが理解できれば問題は解けます。

空欄補充問題はとにかくたくさん英文を読むことが役立つと思います。
あーこういうときは多分これだなーという感覚が養われていきます。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

本番で私は問題用紙を広げると少しはみ出ることで有名な古いタブレット椅子に見事当選してしまいました。最初は「うわー…運が悪いなぁー…」と頭を抱えたのですがいざ試験が始まって見るとあまり机の小ささは気になりませんでした。(翌日とてつもなく首が痛かったので集中し過ぎて結構無理な姿勢をしていたのかもしれません…)
私は一度も鉛筆や消しゴムを落とさずに済みましたが周りでは何人も落としていたので何かしらの対策を前もって考えて置くと当日安心です。
あとICUの教室は思ったより暑くYシャツの袖を捲っても暑く感じるレベルだったので1番下に半袖のTシャツ着ておいて暑くなったら上着は全部脱いでTシャツ1枚になれる様にしておくといいかもしれません。

最後に社会科学のところでも書きましたがICUの試験は是非楽しみながら受けてくださいね。

8. 最後に一言

ICUに向けた受験勉強は必ず自分を成長させてくれます。
絶対に無駄になんかなりません。諦めずに頑張ってください!

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

taro

<プロフィール>

公立進学校出身です。

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 6割
人文科学得点 = 5割
社会科学OR自然科学得点 = 7割
英語リスニング得点 = 7割
英語リーディング得点 = 9.5割

4.併願校

一橋
中央

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

国立の併願校に悩んで探していたところ、2chでICUの存在を知りました。
徹底した英語教育や、メジャー制度が私にとってとても魅力的だったので、親にここを受けさせてと頼んで受けました。
雰囲気が良さそうなところ、国連で働く人の多くはICU出身だとも聞いて思いを強めました。

6.ICUに期待するところ

ICUに入学したら、その国際性を存分に使わない手は無いと思っています。
元々興味がある法律分野について、国際的な視点から学びたいと思います。
環境研究をマイナーとして選択するのもいいかなと期待するばかりです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

・英語で学ぶ、というプロセスの中で実践的コミュニケーション能力をつけたい
・国際的視点を養いたい
・入学してから本気の学習がしたい
といった旨のことを書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

上記と重複しますが、
・国際性
・英語
・法律
・環境研究
・平和研究
に興味があることを、メジャー・マイナーやダブルメジャーについても言及しつつ述べました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

忘れてしまいました・・・
ほんとはカウンターカルチャーが大好きなのですが、さすがに書けなかったことは覚えています。

b. リベラルアーツ学習適性

論理問題は図案化してしまうと簡単に解けるのですが、時間が不足してしまいます。
なので、私の場合は知識問題を先に解き終え、残った時間で論理問題を解きました。
和歌や諺は某競技かるたマンガや国語の便覧で覚えていましたが、本番ではあまり役に立たなかった様に感じました。
結局、学習適性では人並みに点を取ったら、他の科目で多めに取ってやるぞと意識を切り替えることが大事だと思います(汗)

c. 人文科学

これに関しては一番自信がありませんでした・・・
言ってみれば、ICUの人文科学・社会科学はセンター試験の国語の変化球だと思います。
どれだけ集中して文を読めるか、細かいところまで掴めているかが勝負です。

d. 社会科学

私は社会科学受験でした。
こちらも集中して文を読むことが大事です。
ただ、後半の知識を要する問題は、地歴・公民の教科書を眺めておくと幾らか有利になると思います。
費用対効果は薄いとは思いますけど・・・

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

普段から意識的に英語を聞こうとする姿勢が大事だと思います。
でも聞き流すだけじゃ絶対だめです!
ディクテーション・シャドーイング等アウトプットすることが必要です。
自分でスラスラと読めないような文章がリスニングで聞けるなんて思わないことです。

<リーディング>

私はここで満点を取って他と差をつけるしかないと思い、英語に重点を置いていました。
ICUの問題自体は奇をてらったものではありません。
センター試験の英語が得意な人はICUの英語も解けるのではないでしょうか。
河合塾の黒本(英語)を1時間以内に解ききる、というトレーニングはかなり有効だと思います。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

実際問題を解いてみて、ICUの問題には意外と当たり前の勉強をした人が強いのではないかと感じました。
ICUに特化した対策をするのもいいですが、大事なのは、毎日新書や新聞に触れ、英文をよく復習するといった、普遍的な勉強のように感じます。

あと、緊張は全ての敵です。ユニークな試験官の話に耳を傾け、ふっと力を抜くことも大事です。

8. 最後に一言

王道無しはICUでも同じだと思います。
入学を心から望む方が本番で実力を発揮されることを祈ります。

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

PAPICO

<プロフィール>

福岡県立某進学校
吹奏楽部

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 5〜7割
人文科学得点 = (マークミスのため謎だがちゃんと点数あれば)7〜8割
社会科学OR自然科学得点 = 7〜8割
英語リスニング得点 = 5〜7割
英語リーディング得点 = 7〜8割

(センター得点参考)

英語リーディング 185点
リスニング  36点
国語 156点
世界史 74点
倫・政経 61点(笑)

どこにもセンター利用出しませんでした。

4.併願校

早稲田 国際教養

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学校の頃に父にICUの存在を聞き興味を持ちました。
高校に入って進路のことを考えていくうちに
普通の大学ではなく面白い大学に行きたいと思い、
ICUのオープンキャンパスに参加。
入試問題が面白くて好きだし、在校生の方優しいし、
なんか世界が今の自分とは違うな〜と感じました。
いろいろ衝撃を受けました笑
部活の先輩がICUに入ると聞いて親近感が増し、
志望大になりました(^^)/

6.ICUに期待するところ

期待はたくさんありますが・・・
強いていえばやはりELP(今はELA?)ですね。
たくさん勉強したいです!

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

ELAや留学制度、レイタースペシャリゼーション、少人数教育に魅力を感じ志望しました。中学生の時に短期ホームステイした韓国やイギリスで他者との相互理解には幅広く正しい知識と多様性を受け入れられる精神が必要だと思いました。世界基準に視野を広げるためにICUでの学びの機会を望みます。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私は人間の平和への意識は土地や習慣、歴史や宗教の違いに大きく左右されることに強い関心があります。それについて学び、研究して行くには、国内外にとらわれずに多面的に思索する必要があります。ICUでは、海外で研究を可能にする英語教育や留学制度、また学問の垣根を越えて学べるリベラルアーツ教育を利用して、国際平和を学びたいです。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

部活のことや芸術が好きとか書きました。

b. リベラルアーツ学習適性

オンレクのみ行いました。
気になることは辞書で調べたり、時間があれば新書読んでみたりと
少し知識に貪欲になったかも?日頃の関心が大切です。
手っ取り早いのは便覧や図説ですね。

今年も数学の問題が多くて…(*_*)
でもちゃんと考えれば簡単なのもちらほら。
数学苦手でも取れるのをしっかりとればいいと思います。

あと今年は東日本大震災に関連した時事問題が多かったような気がします。
まさかプレート聞かれるなんて。

時間間に合うように楽しく解けたもん勝ちです!
私はそんなに得意でもなかったですが
解くのが好きだったので苦じゃなかったです。

c. 人文科学

初めて解いたとき寝ました。笑
でも慣れると楽しかったです。

オンレクで偏差値60くらいで安定していたんで
あんまり心配してなかったんですが…

本番で(おそらく)マークミス。
回収されるときに最後の解答欄が空白なことに気付きました。
どこからずれたのか、もしくは最後のみマークしていないだけなのかもちろん確認出来ないまま人文の時間を終えました。

今年の人文は芸術がテーマで
大好きな分野で「ラッキー」とか思ってたのに。
20分も時間余ったのに。

受かったから笑える話ですが。

みなさんマークちゃんと確認してくださいね!

d. 社会科学

ここんところ政経分野の出題でしたが、今回は主に世界史分野でした。
社会の資料集とかを政経、世界史、現社、倫理、日本史の分野にとらわれずに
覚えたり眺めたり。そこから気になったところの本を読んだり。
あと普通の受験勉強も大切かなと思います。
時事も重要です。

過去問解くの楽しかったです。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

オンレクと速熟しました。
シャドーイングが一番いいと思います。

<リーディング>

一冊の単語帳を何回もやって、
塾の早稲田の過去問のテキストをたくさんやって、
ICUの過去問やって、

ひたすら復習!!!!!

高三のはじめてのマーク模試の英語筆記は
凄まじく悪くて…(^^;)
へこみました。

英語はやれば上がるのではなく
やり続けたら上がる。らしいです。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

マークミスしないように気をつけて!

8. 最後に一言

私が受かったのは紛れもなく周りの人のおかげです。
福岡じゃ知名度低いのにめっちゃ応援してくれた担任の先生、
面白すぎる塾の先生、
成績悪かったらすぐ泣く私をいっつも励ましてくれた友達、
そしてお母さん!とお父さん!
オンレクにもすごく励まされました。
特に去年の合格体験記のmyu17さん(;_;)!!
他にもたくさんいるんですが
みんなに感謝です。

落ちてると思ってたので
合格をみてほんと喜びました。

諦めないことは大切です。

ICU入ってからが勝負でもあると思うので
本気で頑張ります(^^)*

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ryudo

<プロフィール>

東京の私立高校生、吹奏楽部

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 5割
人文科学得点 = 6割
社会科学OR自然科学得点 = 8割
英語リスニング得点 = 6〜7割
英語リーディング得点 = 8割

4.併願校

明治大学文学部、国際日本学部
早稲田大学文学部、文化構想学部
慶應義塾大学文学部、総合政策学部

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

前々から名前は知っていたが、一時期大学で何をやりたいかが分からなくて悩んでいたときに入ってから専攻を選べるシステムに惹かれた。それと自分に興味がもてそうなメジャーもあった。

6.ICUに期待するところ

英語を鍛えて、それ以外の学問も幅広く勉強したい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

・入学してからメジャーを選べるところ
・興味のあるジェンダー・セクシュアリティについての研究の環境が良さそうだったこと。
・英語教育の環境も充実してて、文理を問わず幅広く学べること
こんな感じのことを書いた気がします・・

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

ジェンダー、特にクィア理論や性の多様性についてがまず一番ですが、その他の学問の視点も吸収したいので色々な学問の基礎に触れてみたい、という風に書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

音楽が好きで、ピアノを弾くことが趣味です。高校では吹奏楽部に所属してサックスパートを担当していました。
ジャンルはクラシックとジャズが好きなのですが、大学に入ってからは両者を共通に支えている音楽理論についての勉強もしてみたいと考えています。(ほぼ原文ママ)

b. リベラルアーツ学習適性

完全にオンレクのみで乗り切りました。あの試験は平均点がとれればいい科目だと思うので、オンレク受講生は本当にそれ以外何もやらなくていいとおもいます。そうでない方はSPIの対策本を使うのが主流みたいな印象です。
でもあえて言えば、最近の年度になってからは理数系の問題の比率・難易度が共に非常に上がってますので、色々手を出す前に数学�T・Aをやっておくのはていいかもしれないです。(文系の数学アレルギーがある人のみ)あとはできる問題だけを素早く判断して解いていって分からない問題はbかcで決まりです。大学側もきっとそういう能力を測ってるんだと信じることにしました。

c. 人文科学

過去問を解きまくる。以下すべての試験は同じ方法で乗り切りました。オンレクで最後の88年度の問題まで解いて、答え合わせをして、復習をする。それだけでもまず形式に慣れますし、ICUの入試において、あの特殊な形式に他の受験生よりどれだけ慣れているかというのは、最終的に、学力云々以前に精神的なアドバンテージになります。

内容、主題はすべての年度に渡って普通の大学入試にではまずお目にかかることのない非常にマニアックかつ抽象的な恐ろしい文章が出題されます。また長いので、焦らず読む精神力を要求されます。ですが一読して理解できるほど簡単な内容ではないので、ある程度新書を読むようなつもりで勉強しないと、正直完璧に読みこなすつもりでやっても知らないことばかりで「宇宙語だー・・」って感じで終わる可能性が高いので過去問演習で逆に知識を吸収していきましょう。やっていくうちに似たような話題が出ることもありますし、その時に非常に読みやすくなります。問題も満点ではなく、合格点が取れればいいわけです。興味の持てない話題でも、頑張って食らいついていきました。

d. 社会科学

人文科学はやや現代文的要素が強い科目ですが、社会科学は政治経済を中心とした話題が主に出題されるので、自分はやる余裕はなかったですが政治経済を勉強しておけば良かったなぁとかなり後悔しました。自分はセンターの公民は倫理で受けたので倫理は勉強していたのですが、これはどちらかというと人文科学で役にたちます。またこれを選択されている方は恐らく皆文系ですので日本史または世界史の勉強をしていると思いますが、正直そこで得た背景知識は本当に役にたちます。これは人文科学でも同じです。自分は世界史でしたが、世界史選択でよかったと何度思ったかわからないです。

社会科学では知識問題の比重が他と比べて非常に高く、政経の範囲の知識問題が多数を占めるのですが、日本史世界史でやった範囲とかぶってるものもちょこちょこ出てくるので、そこで悔しい思いをしないよう複雑なので敬遠しがちですが、現代史をきちんと勉強しとけば政経をやってない人でもそういった問題を得点源にできます。あとやっぱり時事問題に関心を持つことが大事だと思います。
全体として読解とは関係のない単発の問題も割とあるので、年度にもよりますが先にそれを解いてしまってそれから本文を読んで解く・・というやり方でいってもいいと思います。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

2007年度からは傾向が変わり、それまでの形式とうって変わってTOEFLとそっくりな形式および内容でリスニングの試験を実施しています。僕はあまり特殊なことはせず、オンレク特典で配送されたTOEFL用の問題集と、オンレクで配布されている新傾向になってからの問題と、大学HPで公開されている最新年度の問題をDLして練習をしていました。大学側から公開されているリスニングのファイルは絶対聴いとくべきです。あれと同じ声の人が本番も読み上げますし、本当に試験と同じテープを流しています。あとは不安になったのでオンレクのボイスエイドリーディングを何回も聞いて全文ディクテーションしたり、BBCのインターネットラジオやlearning Englishというコーナーを利用して色々な英語を聞くようにしました。

やはり時間が長めなのと、英語は全科目中最後に試験をやるので頭も体も疲れた時にやって集中力を鍛える練習をするようにしました。
ICUのリスニングは聴きながら読む、というハードな行為を要求されますが、ページをめくってから放送が始まるまでのわずかな時間を利用して読むのと、選択肢ではなく質問文だけをまず最初に一瞬でざらっと全部見渡すとかなり楽になりました。特にPart1は大体似たようなことしか聞いてこないうえに、短い会話文ですので聴くポイントさえ分かっていれば全勝を狙えます。

<リーディング>

ICUの英語読解問題対策は、これも結局過去問をたくさん解く以外何もやってないのですが、本当に過去問は大事だと思います。Part Iの読解問題は普通に英語を勉強してる上位校を狙ってるひとならそれほど苦労しないと思います。僕も特別に何かをやる、というよりは本当に普通の英語の勉強をし続けてたら報われました。最初に文法や単語・熟語を固めて並行して英文解釈の演習、そして長文・・・という風にです。流石に大学入試の長文は大人の読むような英文を読ませるので最初は中々内容が掴めず、苦しい時が長く続いたのですがやり続けいくうちに読めるようになって、そこからは英語を読むのも楽しくなりました。ただ、若干ICUの問題は現代文的能力を英語でフル活用させるときがあるのでそこは留意しておきました。

Part IIの空欄補充は、経験がモノを言う問題です。選択肢を選ぶ根拠は文法であったり、内容理解と推測であったり、あるいはどっちも必要な時もかなりあります。60分で最後にこの問題をやると全部終わらなくて最初のうちかなり焦ったのですが、同じ問題を2、3回解いたり、沢山の過去問を解いていくうちに虫食いだらけの英文を読む免疫ができてきて徐々に出来るようになりました。時々選択肢が全部正解だったり間違いに見える時もあるのですが、そういう時は直感をたよりにすると意外と当ったので最初にこれと思ったものを信じて解くようにしました。そういう問題もあるので、解説をしっかり読んで根拠を理解していくのが次読むときの道具としての経験になると思います。色々な英文を読んで前置詞なんかの勘を養うのが長期的な観点で役に立ちました。また、大体同じ先生が作っているせいか出す英文のテーマも似ている年後が後半結構ありました。そこまで来ると自信もつきます。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

勉強していて感じたことは、他大学の現代文の試験は現代文に頻出の話題についてどれだけ背景知識があるかがそのまま役にたってくれることが多いです。それはそもそも問題の材料にする文章の書き方が難解に作ってあり、自分の頭の中にあるその材料を駆使して、難解な文章を読解していく、という解き方をさせてるからだと思います。
ですがICUの人文科学や社会科学は、論文中の言葉自体は割と平易な言葉を使って書いています。ですが筆者の出す事例や末尾にある結論らしき内容が、理解できなくはないのに、そこについての問題を間違えるということが多々起きます。そういった問題は論文全体の趣旨の理解をベースに置いている問題であることが多いです。普通の現代文の文章量ならともかく、あの量の文章を一回で読んで全体の流れを把握できるようになるには、ICUの形式で練習する以外に道はないと思います。

試験当日は学力というより気力体力の勝負になるので直前期は早寝早起きをして、出来れば1日15分位でもいいので軽い運動をして衰えた体力を回復させるとベストだと思います。
また、私は塾や予備校に一切通わず学校と自分の勉強のみでやった口なのですが都内予備校が主催しているICU模試を最後の第二回目のみ受けました。あれで時間の感覚や体の疲れ方などを知ることができ、そのときの問題の出来はぼろぼろだったのですがそこで現状の厳しさを知ることができてとても有為な経験になりました。なので、できればそういうICU模試をやってるところは多くないので、自分で調べて怖がらずに積極的に受けるといいかもしれないです。またそうでなくても自分の家で本番の時間通りにやってみると、頭と体の疲れ具合の大体の感じをつかめるので1回くらいはやるといいと思います。

8. 最後に一言

問題の形式が特殊、というのは逆に本当にICUに来たいと強く思っている人だけを選んでいる、とも言えます。きちんと対策をした人は大丈夫です。他大対策の勉強もあって大変ですが、自分はICUに行くための勉強をしているんだから、と強く信じて、不安なことも多々あると思いますが、頑張ってください。

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

トリ

<プロフィール>

近畿圏の公立高校。田舎です。

2. 受験形態

指定校推薦

ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高1の時に祖母に聞いて初めてICUの存在を知りました。
その当時は第二志望として考えていたためあまり興味を持っていませんでした。
2年の秋に受けるなら一応と思って学校の案内を取り寄せ読んだところ、とても興味を持ちました。
そして、3年の夏オープンキャンパスに行き、ICUを第一志望に変更しました。
夏休みがあけて学校に来ている指定校推薦の一覧を「まさか無いよな」と思い見たところ1枠あったこと、評定がぎりぎり足りていたことから指定校推薦で受験する事になりました。

受験対策

a.願書-1<1.ICUで何を学びたいかという内容だったと思います>

先に二番目の方を書いていたため、そちらと重ならないように考えるのに悩みました。
実は書きだしたのも学校に提出する日の数日前で、前日に慌てて仕上げました。
昔から文理問わず様々なことに興味を持っていたことから、ICUのメジャーの幅広さと選択の組み合わせが可能な環境で、さらに様々なことに興味を持って学びたい、ということを書いたと思います。

a.願書-2<2.あなたの人生に多く影響を与えた出来事とICUにどのような意味を見出すかという内容だったと思います>

英訳する都合上こちらを先に書きました。しかし、途中で(というか、ひと通り書いて英訳してから)この文章では抽象的すぎて英訳できないということで書き直しました。
そのため、こちらも仕上がったのは一週間前ぐらいで英訳の時間があまりなく苦労しました。
英語や外国への思いが変化した今までの人生での経験を述べ、ICUのELAヘの思いを書きました。

a.願書-3<2を英語で要約>

前述のとおり英訳の時間が殆ど無く、忙しい中英語の先生に前日に何度も見て頂きました。
とりあえず、早くから日本語書いとけよ、と後悔しました。

b.校内選考の様子・ポイント・アドバイス

評定平均

4.2

理系だったので評定の条件が0.2下がる条件の教科をとっていたため、ぎりぎり足りていました。
早くから指定校推薦があることを確認し、普段から努力しておくことが必要だったと思います。
私の学校は近畿圏の田舎にあるため、まずICUの存在をあまりみんな知らないため、校内選考で競合することはありませんでした。

c.会場試験

小論文

メディアから受ける影響(模倣行動、馴化)についての文章
問題が5問あり、1問ごとに罫線が15行ほど引いてあります。下まで埋める必要は無いと思われます。
小論よりは国語の記述問題のほうが近いです。

1問、馴化の起こる過程について文章中の用語を使い、図示せよという問題があり少し驚きました。

出願の書類と一緒にいただける昨年度の問題を読み、文章を読めばできるかなり簡単な問題だという印象を受けました。また、このサイトの体験記からテーマが毎年変わることもわかっていました。
そのため、昨年度の問題を読み答えを考えるくらいしか対策はしませんでした。あと、対策というほどではありませんが、赤本の社会科学・人文科学の問題を読みました。

面接

先生2人、受験生3人の集団面接。30分、問4つでした。
面接官は男の先生二人で、一人は経済、もう一人は哲学メジャー、一人は外国人だと思います(日本語が微妙に片言だったため)
・ ICUの教育方針のようなものと思うこと
志望理由を教育方針と関連させてこたえました。
・ICUのキリスト教精神についてどのようなものだと思っているか
自分とキリスト教の関わり(ほとんどないということも正直に言いました)、ICUの宗教を強制しないという姿勢から考えたことを述べました。
・3つ目の質問は忘れてしまいましたが、社会的なことを答えた記憶があります。
・世の中にある矛盾について考えていること
現代政治のおかしいと思うことと民主主義への絶対視について考えていることを述べました。

どの質問に対しても、全員が意見を述べた後それに対して先生が自分の考えを述べられたので、あまり面接という感じがしませんでした。

会場試験で印象残ったことや、ポイントだと感じたこと
男子は少ないです。約50人の部屋に3人くらいしかいませんでした。
昼食はなにか持って行って会場で食べたほうがいいかもしれません。食堂に行って帰ってくると、周りの人たちは仲良くなっていてちょっと居づらくなります。

推薦入試へのアドバイス

指定校推薦は気負いしないで望めば大丈夫だと思います。

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