ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

yuya

<プロフィール>

都内の私立女子高

他の私立大学も受験するため
有名予備校には通ってました。

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 5割
人文科学得点 = 8割
社会科学OR自然科学得点 = 8割
英語リスニング得点 = 6割−7割
英語リーディング得点 = 8割-9割

センターは受験しませんでした

4.併願校

慶應法
慶應経済
SFC

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校一年生のときに志望校を決める際私は英語教育と留学制度が充実していて、国際性ある大学を重視しました。私の主観ですがどちらも十分に充実している大学は早慶よりもICUではないかと思い受験を決意しました。
あとはキャンパスにあふれる自然、吉祥寺駅から近いのも大きな動機となりました。

6.ICUに期待するところ

文系だったので、入学したら理系科目を多くとりたい。
ELPにも期待している。

7.受験対策

b. リベラルアーツ学習適性

とにかくオンレクの過去問を解いただけでよくでる問題のパターンを覚えたり、出そうな知識だけを頭にいれました。リベラルアーツの場合私の持論ですが、時間がないぶん、点数の差が最もつきにくい科目だと思います。過去問を解くことで捨てるべき問題、確実に解ける問題、時間をかければ出来る問題(後回しにする)かということを瞬時に判断する能力をつけれれば大丈夫です。知識問題でわからない問題、捨て問題はすべてcにしました。

c. 人文科学

オンレクの推奨度の高い過去問をやりました。初めて読んだ時まったく集中力が続かないうえに何時間もかかったので私にできるのかと疑いましたが、2回目からは読む時間がはやくなっていき、解き続ければ安定して5分余る程度に解けるようになりました。国語力が必要とゆうよりも注意力が必要な科目です。それと、私はカトリックの学校だったので、6年間宗教教育された分←、キリスト教関連の話には特に苦労することなくすらすらと読めました。

d. 社会科学

私は社会科学で受験しました。ここ数年、政治経済の知識問題ばかりでていたのですが、私は捨てることを覚悟して、世界史のみを勉強し、特別勉強しませんでした。
ところが、また今年から政治経済問題は一つもなくなり、世界史の問題ばかりでたので、運よく私は知識問題をほぼ解くことができました。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

高校一、二年生のときは通勤時間の間にCNN student news やその他の無料のi pod cast の英語コンテンツを多く聞きました。ただ字面もないままさらっと聞いただけだったのでリスニング力が向上したということにはならなかったと思います。高校三年生から学校で速読英単語上級編の単語帳を買わされたので、長文を読みあげてくれるCDを自分で購入し、単語テストのたびに長文のリスニングとシャドーウイング必ずしました。そして入試一ヶ月前からオンレクのリスニングの過去問を始めました。リスニングはいくらたくさん聞いても、やる間隔があいてしまうと耳は感覚を忘れてしまうので、この一ヶ月に集中させてやりました。
長文のリスニングには比較的慣れているためか、私は短い会話問題のほうが苦手でした。試験本番でも一問目から焦ってわからなくなりましたが、聞き逃した問題は考え込まず、すぐにcにして切り替えをしました。また、聞きながら問題を同時に読む方が多いみたいですが、私は器用でないため、問題をけっして見ないで、長文をしっかりと聞き取るようにしました。

<リーディング>

主観ですが、ICUの問題はセンターレベルと感じたので、ミスするかしないかだと思いました。英語は早慶の過去問ばかり解きました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

試験場は恐ろしく暑いので、必ず脱げる服にし、休憩時間ごとに外にでましょう!
ICUに入るにはICUのためだけの勉強しなくてはならない、ということではないと私は思っています。むしろ国立や他の私立の大学を併願したほうが勉強の幅がひろがり、いいことだと思います。

8. 最後に一言

私は他の私立大学の勉強と平行してICUの勉強をしていたので、何度もこの勉強をしていていいのだろうかと心が揺らぎましたが、この勉強をしたからむしろ誰よりも受かりやすいと信じて入試まで頑張りました!皆さんも自分を信じて頑張ってください!

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

るみ

<プロフィール>

予備校生

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 5割
人文科学得点 = 8〜9割
社会科学OR自然科学得点 = 8〜9割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 7割

4.併願校

東京外国語大学
立教大学
同志社大学

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

あとから専攻の決められるリベラルアーツ教育と、英語がみっちり鍛えられそうなところです。

6.ICUに期待するところ

とりあえず英語は真剣に取り組みたいです。そしてもちろん、興味のある学問の知識や理解を深め、
広い視野をもって将来自分のやりたいことを考えていきたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

リベラルアーツ教育のことや留学制度のことを書きました

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

社会学と文学に興味があることを書きました!でも今は美術にも関心があります。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

古文を好んで読むことを書きました。和歌の良さについて語ってみたり笑

b. リベラルアーツ学習適性

オンレク利用者だったので、ある程度どういうものかは知っていました。
今年は国立志望だったので、一週間前にセンター以来鈍った計算力を少しあげるくらいの対策をしました。
本番ではオンレクや例題よりはるかに難しく時間が足りないことを想定して、わからなくても焦らない、できる問題から確実に解答するようにしました

c. 人文科学

これも現役の時に過去問をしていたので一週間前に時間が足りるように練習しただけです。現役生は、とりあえず過去問に慣れるべきだと思います。年度によって難易度にかなりの差があるので、難易度が高い問題にも慣れておいた方がいいと思います。量をこなすと、なんとなくICU的な解答みたいなものが感覚でつかめてくる気がしました。

d. 社会科学

明らかに地歴・公民を勉強しておくとかなり有利です。毎年ではないですが、本年度に限っては政経でよくみかける知識問題がありました。世界史、日本史的な知識両方ありましたが、自分が選択してない科目でもは過去問を解くことで問われる知識がわかってくると思います。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>
これは日頃からの訓練ですね。ICUのリスニングはセンターの対策の延長というわけにはいかないので、常に意識して英語を聞くようにしてました。過去問はもちろんですがTOEFLのリスニングが役に立ちます。量をこなすと、解答のパターンがみえてくるようになりました。

<リーディング>
これも国立の対策をしていたので、何もしていません。最後の穴埋めは慣れです!これも過去問で数をこなすこと、単語・熟語を徹底して勉強することが重要だと思います。でもいくら勉強しても穴埋めは満点は無理だと思っていたので、とりあえず話の流れをつかみわかるところから早く解答していくようにしました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

私の現役の時の敗因は、リベラルアーツができなくて次の社会科学にも支障をきたしたことです。一科目できなくても、次の科目で挽回できるので、試験中は焦らないことが大事だと思います。また、icuの人文科学や社会科学の論文は、問題を解くというよりは授業を受ける気持ちで気楽に読むと楽しく読めると思います。

8. 最後に一言

勉強してて辛いことが多いと思いますが、あまり気負わずリフレッシュすることも大事だと思います。ICUの試験は楽しんだ者勝ちです!

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

tehepero

<プロフィール>

田舎の公立進学校出身です。
結構ハードな運動部を7月まで続けていました。
絵画や彫刻が好きで作品集などをよく眺めてます。
某アイドルグループも好きです(笑)

BUCHO.NETのオンラインレクチャー(オンレク)を受講、
塾には3年間通いませんでした 。

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 6割〜6割5分
人文科学得点 = 7割5分〜8割
社会科学OR自然科学得点 = 9割〜10割
英語リスニング得点 = 6割〜7割
英語リーディング得点 = 8割

(センター参考)

世界史83/100
現代文90/100
古文27/50
英語筆記177/200
英語リスニング38/50

センターはだめだめでしたね…。

4.併願校

早稲田 国際教養
立教 異文化コミュニケーション
青山 国際政治経済 国際コミュニケーション
明治学院 国際(センター利用)
中央 総合政策(センター利用)

ICU対策が役に立ちそうなところを選びました。(特に英語)もしICUに落ちたら仮面浪人するつもりでした。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高二の始めまではどこかの国公立に行こうと思ってました。(生物が得意だから生かしたかった)しかしどの学校もパッとせず、学部も決まらず…。
そんなある日廊下でICUのポスターを発見しました。「このポスター綺麗!え?学びながら専攻が選べる…?」すぐに大学案内を取り寄せ一目惚れです。ここしかないと思いました。

6.ICUに期待するところ

私は海外経験ゼロの生粋の純ジャパなのでELAでは苦労するでしょう。頑張ります。
いくつか学びたい学問はありますが、いろいろな授業をとってみたいです。
寮生活もとても楽しみ!

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

自分は文理選択に疑問を感じており、ICUの考えと合致していることや英語教育やアドバイザー制などが魅力的だということを書きました。あとオープンキャンパスでの体験授業のことも書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

歴史学、美術学、教育学の三つに分け、それぞれの理由を書きました。
志望動機はAO入試(落ちました)でも書いたので、そのまま同じことを書きました。AOは書類選考が中心だったので志望動機はかなりの自信作でした。願書では誰にも負けない自信がありましたね(笑)あ、一般だけの人はこんなに気合いれなくてもいいです。早めに書いておきましょう。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

部活のことを書きました。素晴らしい達成感を味わった!みたいな感じです。

b. リベラルアーツ学習適性

オンレクをちまちまやってました。
10月あたりから週一でオンレクを解き始め、12月から数学対策をしました。
数学、ちょっと遅かったですね。秋から対策すればよかったかなと思います。(2年生で数2Bまでやっていたのでどうにかなると思っていたら、ほとんど忘れていた!)

リベラルは他教科に影響しない程度にこつこつやりましょう。

c. 人文科学

人文と社会科はど夏休みに2年分解き、9月〜12月初めまで週に一年分(土曜に解いて日曜復習)のペースで解いていきました。本番と同じように二教科続けて解いていました。最終的に13年分解きました。毎週模試がある感覚で、ICUに対する勘?も鈍らなかったので良い計画だったと思います。

問題を解くときは、
問題をザッとみる→問題文を読む(20分)→解く(50分)
こんな感じでした。重要語句にマーク、固有名詞は端っこに書いておくと後で探しやすいです。

復習に力を入れてください。しっかり解説を読み、要約を読み、本文をもう一度読みましょう。

BUCHOさんもおっしゃっているように、要約はいいですよ!
わたしは冬休みから、今まで解いてきたオンレクを要約していきました。
まず段落ごとに要約をして、余分な個所を削っていきました。
そしてBUCHOさんの要約と照らし合わせ、的外れなものになっていないかチェックしました。

直前期にはまた問題演習をしました。
1月後半に一人ICU模試を二日設け、全教科を本番の時間割で解きました。

オンレク(過去問)での得点率は8、9月は6〜7割で
秋からは7割〜8割とれるようになりました。

現代文の授業もしっかりうけましょう。
お勧めの参考書は
『ことばはちからだ!』河合塾出版
です。人文や社会で難解な言葉が出てきたらこれで調べていました。

あと新書を何冊読みましたが直接ICU入試に直結はしませんでした。
新書より、毎日新聞を読んだり、さまざまなジャンルの雑誌を読んだり
TVの教養番組を見たり(美の巨人たち、爆笑学問、ブラタモリをよく見てました。ICUに役立つ可能性は低そうです。)
した方が適度な息抜きになるのでお勧めです。

d. 社会科学

ほとんど人文と同じです。

今年の知識問題は世界史の結構難しいものが2、3題出ていましたが、世界史は早稲田レベルまで対策していたので解けました。
もし他大も受けるのであれば選択した社会科目はきちんと勉強した方がいいと思います。知識問題がでるとしたら世界史、日本史、政経何が出るかわかりません。
私は世界史以外は表面的なことをさらっと覚えておきました。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

すぐに上がるものじゃないのでコツコツ頑張りましょう。
基本的に私は一日最低でも一時間半を目標に聴いていました。

使っていた教材(あくまで参考に)

『TOEFLテスト ITP(団体受験)リスニング完全攻略』
オンレクで買ったものです。レベルはICUより易しいですが問題形式は似ています。
夏休みはこれと過去問やっていました。

『TOEFL TEST対策iBTリスニング』田中 知英
これは難しいです。特に後半はハード。読むスピードも速いです。
しかしこのレベルに慣れれば余裕じゃないでしょうか。(私の達成度は4割くらい)
フレーズ集もたくさん載っていますが、あまり必要ではない気がします。

ラジオ←おすすめ
ラジオ英会話、攻略!英語リスニング

あくまで参考書は副教材としてオンレクの過去問を中心に進めたほうがいいと思います。何度も同じような問題が出ているので。
ディクテーション、シャドーイングも効果あります。

本番では大問一題が全くわかりませんでした、、
そのほかは、なんとか!

<リーディング>

夏休みまで
学校の授業中心。国公立の記述問題もちからになります。『基礎英文問題精講』の下記の作業を少しずつ進める。
夏休み
『基礎英文問題精講』に載っている文章をコピーしてノートにはり、構造を書きこんで訳を書き、一題につき5回音読しました。夏休みはほとんどこの作業をしていましたね..。ノートが7、8冊できました。
すると八月の最後の模試で自己最高点をマーク。(たしかICUがA判定早稲田B判定)

入試まで
学校の授業を中心に『やっておきたい長文700』など、そしてオンレクをやっていました。最終的に過去問11年分やりました。(多かったかも)音読は毎日続けましょう。サボると大変なことに(笑)あと過去問は自分なりの時間配分プランを考えましょう。私は各大問20分ずつでした。

単語熟語
『ユメタン1』『ユメタン2』『解体英熟語』使用。
ターゲットはみんな使っていたのでいやでした(笑)
ユメタンは登下校中にCDを聴くといいです。

文法
『UP GRADE』使用。
夏休みに2週したら得意分野になりました。(夏休み後やらなかったら一気に苦手に)
でもICUはあまり深くきいてこないので基礎が大切。

単語熟語文法は偏りなく平均して勉強しましょう。全く触れない時期があると忘れます。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

オンレク受講生はオンレクを徹底的に使い倒しましょう。

某塾でICU模試を受けてみましたが、雰囲気に慣れるという意味では役に立つと思います。問題の解説はオンレクに比べかなり簡潔でよくわかりませんでした。

あと机上の勉強以外にさまざまなことに興味をもつといいです。
私はバラエティー番組のジョブズの特集をみていたおかげでリスニングのジョブズの問題は結構解けました。

毎日勉強日記もたいなものをつけると後で自信になります。

8. 最後に一言

私のような塾なし、かつ純ジャパでもICUに受かります。
ICUに合格できたのはBUCHO.NETのオンラインレクチャーのおかげです。
学校の先生、友達にもほんとお世話になりました。
ありがとう!!

この合格体験記を書けるなんて夢のようです、、
少しでもみなさんの参考になれば。

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ICU(国際基督教大学)入試受験対策オンラインレクチャー

ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Doron

<プロフィール>

愛知県私立中高一貫女子高

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 5割くらい?
人文科学得点 = 7〜8割
社会科学OR自然科学得点 = 7〜8割
英語リスニング得点 = 9割
英語リーディング得点 = 8〜9割

4.併願校

関西学院大学国際学部(AO入試)
立命館大学国際関係学部(AO入試)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

文化人類学に興味があり、それが学べる大学を探していたらICUを見つけました。その後、学生満足度、リベラルアーツ、留学制度の充実、キャンパス、就職率などなど、調べれば調べるほどいい大学だと思い希望しました。

6.ICUに期待するところ

変人が多い(?)と言われるICUで、そんな個性豊かな仲間達としっかり勉強したい!留学も楽しみです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

幅広く教養を学べることや、留学制度の充実などについて熱く語りました。
  

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

文化人類学と国際関係学の視点から、人間や世界を考察し、よりよい地球にしていく道を探りたい、みたいな事を書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

長年続けてきたダンスと趣味である読書について書きました。

b. リベラルアーツ学習適性

対策としてはオンレクに掲載してある過去問、赤本に載っている問題などをひたすら解きました。私は数学が大大キライだったので、数学の問題はわかるものだけを確実に取れるよう復習し、考えてもわからない問題は復習の時点から捨てていました。(本番では意外に数学系の問題が多く焦りました・・・結局勘でCにマークでした)
国語便覧の後ろにまとめられている四字熟語・慣用句・諺などはとても便利で役に立ちました。あと、世界史便覧を読むとリベラル・人文両方の知識が得られますよ。特に西洋美術・絵画の写真はチェックです!

c. 人文科学

とにかく文章をしっかり読みましょう。難しくても、興味が湧かなくても、挫けず理解しようという気持ちで読むといいですよ。案外理解できたりします。
対策としては、過去問10年分を2回周り、「ICUの英語」、ICU模試をやりました。やってもやっても点数に直結しづらい科目ですが、どれだけ人文を解いてきたかが自信になるので諦めずとにかく過去問に取り組むことをオススメします。
ギリシャ神話に関する出題が多いので、1冊ギリシャ神話に関する本を読むと、少しは文章が「難しい!」という先入観なしに読めるかもしれません。

d. 社会科学

社会も人文と同様、しっかりと読み、内容を理解することが大切です。政治・経済に関する出題のために、1度ざっくりと政経の教科書を読むといいと思います。あとは過去問を解いて、問題に慣れて自信をつけていってください。
私の場合は、人文・社会はリベラルの数学の問題のようにスパッと1つの答えに絞ったり、答えを出せなかったりすることもあったので、そういう時は「こんなもんか〜」と気楽に考え、あまり深く悩まないようにしました。考えても悩んでも答えに納得のいかない時は、さっさと諦めることも大切かもしれません。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

アメリカへの1年間の留学経験があったので、リスニングには自信がありました。コツは、問題文をリスニング音声の流れる前に1度ざっと目で追い、何についての質問があるかを掴んでおくことです。そうすると、どんなことを話しているときに注意して聞けばいいのかがわかりますし、メモも取りやすくなります。あとはひたすら「ICUの英語」と過去問で耳を鍛えてください。

<リーディング>

長文2題は、比較的素直な問題が多いです。今持っている単語帳1冊、文法書1冊を完成させて、あとは過去問や他大学の英語を解いていれば、あまり心配することはありません。
穴埋めは最後まで攻略できませんでした・・・私は文法的に答えがわかったもの以外はフィーリングで埋めてました。過去問を解いて、解説を読んで理解していけばいいと思います。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

試験教室は暖かい(暑いというよりはぽかぽかした感じでした)ので、調節できる服装で!
鉛筆には輪ゴムを巻いて滑り止め対策を!(本当にタブレット机は小さいです。私は問題を半分に折り曲げてパタパタ裏返しながら解いていました)
ICUの入試は長丁場ですが、お昼にはばか山でのんびり食べて、配られているお茶を飲んで、リフレッシュして下さいね。
入試前日にICUに行くと、Weekly GIANTSというICUの新聞が300円で買えます。緊張をほぐすのにも、「絶対ICUに入る!」という気持ちを起こすのにもいいので、もし見かけたら買ってみてください。

8. 最後に一言

私は高校2年の夏休みから3年の6月までアメリカに留学していたので、勉強は1年分以上抜けていて、帰国しても大学も決めていない、他大学のAO入試も受けたので、ICUに向けて勉強を始めたのは11月末でした。(私は学年を降りていないので大変でした)模試もE判定、過去問を解いても合格点に届かない中での受験勉強でしたが、とにかくICUに行きたかったので最後までやり抜くことができました。時間的余裕がなかった私ですが、それでも何とか合格できたので、最後まで「無理だ」と思わず、悔いのないように努力すれば、必ず報われます!自分を信じて、「絶対ICU生になる!」という気持ちを持ち続けて頑張ってください。そうすれば絶対大丈夫ですよ!

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

須磨寺サイ

<プロフィール>

県立中堅進学校からICUを現役で受験するも失敗。
他の併願校も落ち、中堅私立大の史学科西洋史専攻に入学。
仮面浪人という形で再びICUを一般入試で受験し合格。

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル7割
人文科学8割
社会自然8割
英語リスニング5割
英語リーディング8割

4.併願校

なし

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

学際的に学べるが、現代的な分野に特化しており、自宅から通学するのには遠すぎる慶應SFCの併願校を探している中で、BUCHO.NETと、ICUの存在を知った。
たまたまリベラルアーツ適性のWEB模試を受けてみたところ、こんなに面白い問題を出している大学はどんな所だろうと調べ始め、高校3年の夏にオープンキャンパスに向かった。
そこで、在校生の方に質問したり、モデル授業に参加したりするうちに、私が学びたいと思える大学はここしかないと思うようになり、ICUを志願した。

6.ICUに期待するところ

ELAを始めとする英語教育に期待している。
また、海外フランス語研修などフランス語の授業も履修してみたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

まずICUを志願した理由として、ICUの特色であるリベラルアーツ教育を挙げた。その後、自身がICUで学びたいと思っている分野に興味を持ったきっかけと、なぜICUのリベラルアーツ教育でなければならないかという理由を述べた。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私の場合、まず自身の将来の目標は、言語に関する見識を深め、作家になって読者に様々な世界の可能性を提示することであると記し、そのためにも、論理的思考を身につけるELAを通して英語での学びを身につけたいと述べた。その後、自身が関心を持っているメジャーについて触れ、それを将来の進路と結び付ける方法を提示した。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

自身が普段行っていることに触れ、それはどのようにICUの学びと繋がっているかを記した。
私の例を挙げると、自分の趣味である読書であるとまず提示してから、その経験を生かして多様な知識と批判的思考力が養えるように日々努めていると文章を膨らませた。

b. リベラルアーツ学習適性

昨年、今年と数学に関する問題が増えているので、数1,2,A,Bのごく基礎的な問題にさっと目を通しておくとよいと思う。しかし、数学の問題は時間が掛かるものばかりなので、本番で全てが直接得点になるわけではない。
簡単な数学の問題集としては、駿台文庫から出ている「カルキュール数学1・A」、「カルキュール数学2・B」などがあるが、時間がなければ英語など他の科目に力を注いだ方が良い。

今年は理科の問題(運動、炎色反応、気体の採取法)が出ており、理数系重視の傾向は今後も続くと思われる。簡単な高校入門レベルの理科の資料集を一冊用意しておくと、分からない問題が出てきたときにすぐ参照できるため便利。
化学分野の資料集としては、数研出版の「視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録」がとっつきやすい。イラストや画像が多く、数式が苦手だったり、化学を未履修だったりする場合でも対応できる。

元素記号、六歌仙などの名数、四字熟語などの問題は、一気に得点に繋がるものではないので、毎日の積み重ねが大切。SPIの問題集は、ある程度手ごたえのあるものでなければ、ICUの入試対策としては力不足。また、毎年ではないが音楽用語や音楽記号に関する知識も出題されることがある。

但し、他の方も発言しているように、過去問を大量に集めて、この科目の勉強ばかりに時間を掛けるのはリスクが大きすぎる。勉強量がなかなか得点に結びつかない科目なので、他の科目に力を注ぎながら、その合間になるべく少ないエネルギーで学習すること。

c. 人文科学

マーク式の現代文である程度の点数が取れていれば、下手にそれ以上対策をしたからと言って容易に上がる科目ではない。もし効率的に学習したいのであれば、難解なテーマもよく扱われるSFCレベルの英語長文を読みながら、同時に人文科学分野の読解力もつけてしまえばよい。
このサイトの姉妹版であるBUCHOの慶應SFC対策のブログで取り上げられているYUさんが、英語長文を読みながら小論文の勉強をする方法を取り上げており、そちらも有益になる。

人文科学、英語長文双方の基礎知識を身につけたいのであれば、ちくま新書から出版されている「教養としての大学受験国語」を一通り読んでしまうことを勧める。この書籍の著者である石原千秋氏は、他にも「大学受験のための小説講義」などの新書や選書を出版しており、余力があればそれらを読んでみても息抜きにはよいかもしれない。

他に人文科学分野の入門書としては、文春文庫から出版されている、内田樹氏著の「寝ながら学べる構造主義」が挙げられる。内田氏は鷲田清一氏や、山崎正和氏と並んで大学入試評論ではよく出題される人物の一人であり、内田氏の書いた他の文章を参照した論文がICUの入試に出題されてもおかしくはない。

また上の書籍に追加して、岩波現代文庫から出版されている、筒井康隆著の「文学部唯野教授」を読むと難解な現代思想の端緒を少しは伺えるかもしれない。中身は、唯野教授が行う文学部の講義と、教授たちのドタバタ劇から成り立っており、下品な話が嫌いな人には、残念ながら少し合わない。また、書店での入手はやや困難なため、図書館等を利用するとよい。

近年話題となり、大学入試でもよく取り上げられた人文科学分野の書籍としては、筑摩書房社から出版された、水村美苗著の「日本語が亡びるとき」、講談社文庫から出版された、内田樹著の「下流指向」、青土社から出版された、福嶋亮大氏著の「神話が考える」の三冊が挙げられる。こういった書籍を日頃から読み、途中でその評論独自の用語が登場したとしても、日常的に使われている言葉に、自分で置き換える訓練を積み重ねることが大切である。

ただ漠然と岩波新書を読むのではなく、現在のトレンドを敏感に感じ、自身で必要な書籍を取捨選択しながら人文科学の勉強を進めたほうがよい。その経験は、大学に入学した後でも生きてくる。

解答する際に気をつけることは、問題文が必ずしも論文の展開通りに並んでいるとは限らないという点である。また、問題文を先に読んでしまうと変な先入観をもってしまうこともある。それらを防ぐためには、先に論文を全て速読してしまうことである。そして残りの時間で、必要な箇所を参照しながら問題を解くとよい。

d. 社会科学

社会科学の場合、人文科学と勉強方法、解答の際の注意点は同じだが、社会全分野に渡る知識問題も出題されている点が異なる。文系の場合であれば、他大学では使わない科目の授業もきちんと聞き、履修していない分野の教科書も一読しておけば安心である。

しかし漫然と学習をしていても、莫大な用語を覚えるのは不可能に近い。そこで、リベラルアーツ適性の名数分野や文学史、過去の偉人の名句などを覚える中で、その項目に関連する内容も見ておくという方法をとれば効率よく習得できる。

世界史の分かりやすい資料集としては、帝国書院が出版している「タペストリー」がよい。これは、同じく帝国書院が出版している「エスカリエ」の上位版にあたり、より詳しい説明が掲載されている。これの地図を色ごと覚えてしまうと、学習が楽になる。

地理の場合は、資料集を買うよりも、帝国書院出版の「新詳高等地図(黄緑色の表紙をした一般的な地図帳)」などを見た方が良い。また、電子辞書に「ブリタニカ国際百科事典」と「日本史用語集」、「世界史用語集」がついていたため、非常に助かった。

現代社会、政治経済分野の場合は、学校から配られる資料集をよく読むこと。持っていない場合は、清水書院が出版している「ニュース解説室へようこそ!」がレベル的にはちょうどよい。後は新聞や日々のニュースにも目を向けておけば万全な対策になる。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングは時間がかかるが、取り組めば確実に上がる科目なので早くから対策を行いたい。但し配点的には全体の12分の1であり、4択マークでとりあえず選ぶこともでき、長文が読まれる問題は選択肢から類推することもできるため、必要以上に力を込めなくてもよい。だが軽視は禁物。

とりあえず速度の速いリスニングに慣れるためには、アルク社が出版している「AFN/VOAニュースフラッシュ2011年度版」がよい。速度が二種類のニュースが入っており、またトランスクリプトがあるために、漫然と聞き流せることを防げる。

また、それ以前の年度の問題を聴きたいようであれば、年度の古いものから集めた方が良い。但し2010年度以前は、速度が遅く易しめの「VOAニュースフラッシュ」と速度が速く難易度も高い「AFNニュースフラッシュ」が別々に出版されているため、注意すること。

学習方法は、まず何も見ずに音声を流し、何のニュースであるか単語から推測する。次に、音声を聴きながら、ニュース中で使われている単語の意味を調べる。そして、トランスクリプトを覚えてから、また何も見ずに、ニュースの音声を確認する。最後に、トランスクリプトを見ながらでもよいので、ニュースに合わせて自身で文章を読み上げる。

自身で発音できない音は絶対に聴き取れないので、新しい単語が出てきたらその都度発音記号を確認し、正しい発音もセットで覚えること。関西大学が出版している「CNN:ビデオで見る世界のニュース」は、アナウンサーではない一般人の会話が多いため、これらの対策では物足りない上級者向けである。

長文を読み上げるリスニング教材としては、旺文社から出版されている「はじめてのTOEFLテスト完全対策」や、「TOEFLテストリスニング問題350」、トフルゼミナールから出版されている「ICUの英語」などがよい。これらも使用方法は、ニュース教材と同じである。

<リーディング>

リーディングは、まずトフルゼミナールから出版されている「ICUの英語」と、赤本を用いてどんな問題が出るか傾向をつかんでしまうことが大切である。その後は問題形式が似ており、併願としても有効なSFCの過去問に触れるため、同じくトフルゼミナールから出版されている「SFCの英語」やSFCの赤本を総合政策学部、環境情報学部問わずひたすら解くとよい。

また、東進ブックス出版の「英語長文レベル別問題集5上級編」や「6難関編」も解けば、マーチ早慶上智の併願対策になる。これらの英文が難しいと感じたら、旺文社が出版している「基礎英文問題精講」の1章と2章が参考になる。

これらの問題を解く際には、二冊のノートを用意する。一冊目は見開きで使用し、左ページに問題文を一行あけて写し (SVOCや文法事項を下に添えられるようにするため)、右ページは横に二段に分け、上の段は更に縦に二段に分けて新出単語を書き、下の段に文章の訳を記す。そして、二冊目のノートに文法事項や、関連語句(動詞であればそれの名詞形)、紛らわしい発音などを記す。

まず問題文を移したら、いきなり和訳のページを参照してしまい、どんな問題がでているのかを掴んでしまう。そして、その和訳と対応する個所の英文を解体し、どれが主語でどれが動詞かというのを細かく分析していく。最後に、自身で訳文を作成し、関連語句も調べれば、一ページ分の学習ノートが出来上がる。

リーディングのpart2で登場する文法問題対策としては、桐原書店が出版している「Next Stage」が有効である。これの基礎的な問題を完璧に仕上げることがまずすべきことである。余力があれば、同じ桐原書店が出版している「全解説頻出英文法・語法問題1000」もよい。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

今年の人文科学に「恍惚」という用語が登場したが、たまたま受験中にとあるアニメを見ていたために解くことができた。このように意外な知識が入試でも生かされることがある。受験一辺倒になり、他の事にも全く目を向けないという姿勢では、まず1年間長続きしないであろうし、例え成功したとしても、大学に入学した後で困ってしまう。

息抜きばかりしているのも問題であるが、たまには他の分野の書籍を読んだり、マンガやゲームなども楽しんだりしながら、それらの知識は入試に生かせないだろうかと常に考えながら日常生活を過ごしていくのがよいと思う。オンとオフではなく、常に受験のスイッチは入ったまま、しかし集中する時とそうでない時のメリハリをつけるのが何よりも大切。

仮面浪人という立ち位置は孤独になりやすく、また何かと心細い。そんな時は「偏差値70からの大学受験」というwebサイトなどを読んでみるとよいだろう。私も、浪人したての時はよくお世話になった。

また、ICUのAO入試は生半可な文章では受からないが、自身がICUに対して持っている意識を上手く文書化する場として有効に使える。但し、一般入試以上に運の要素も強いため、きちんと一般の対策も行うこと。そして、貴重な夏休みをAO入試のために必要以上に浪費しないように気をつけなければならない。

8. 最後に一言

受験には運の要素もあるため、必ずしも努力が報われるとは限らない。しかし、努力をしなければ絶対に受かることはない。そして、努力をしないものに奇跡といった甘い出来事は起こらないということを肝に銘じて、日々の学習を頑張ってください。

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

taky

<プロフィール>

福岡出身、公立高校
バスケ部でした
一年間の浪人生活を経てICUへ。

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 5-6
人文科学得点 = 7
社会科学OR自然科学得点 = 7
英語リスニング得点 = 5-6
英語リーディング得点 = 7-8

(センター得点参考)
英語192
リスニング 40

4.併願校

早稲田国際教養
上智/経済・経営
立命/国際関係
立教/経済と法
学習院/経済

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高3の終わりがけに知り魅力を感じたけど成績が全然足りず、いざ浪人とゆうことになってICUを目指すようになりました。

6.ICUに期待するところ

国際経済や金融、法律や異文化交流のあり方や政治哲学などを勉強したいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

貴校の豊かな国際性と高い教育レベルで4年間有意義に過ごせたら幸いです。
また昨今のヨーロッパ金融危機を国際経済を通して学び、今後の進む道を研究し、模索していきたいと思います。

みたいなことをまじめの書きました

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

国際経済や政治哲学、また異文化交流のあり方を学んで紛争解決の道を研究してみたいです。

b. リベラルアーツ学習適性

社学でも数学(中学レベルの)をやっておいた方が武器になると思います。

c. 人文科学

本をたくさん読むことです。長い試験問題に慣れることが大事だと思います。

d. 社会科学

社学選択者は世界史特にヨーロッパ史をやっておくべきです。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

TOEFLの問題集やcnnstudentnewsを見たり聞いたりしてました。

<リーディング>

文法力と語彙力強化が必須だと思います。
あと毎日15-30分程度音読してましたよ。
音読の良い所は格段に読むスピードが上がることです。

8. 最後に一言

僕は模試(一概には測れませんが)ではずっとEやD判定でしたが、最後まで諦めませんでした。
試験の前夜は緊張で3時間しかねむれませんでしたが、最後は気合で合格しました。
ICUを目指そうとゆう人たちの学力は高くおそらくボーダー近くで何百人と拮抗していると思います。やるだけやったという自信が本番で2-3点あげてくれると思います。
頑張ってください。

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

takapaaa

<プロフィール>

私立帝塚山学院泉ヶ丘高校(大阪府)

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 7割
人文科学得点 = 8割
社会科学OR自然科学得点 = 8割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 6割
(エンター参考)
国語:190
英語:170
数学1A:95
世界史:83
現社:91

4.併願校

早稲田大学文学部、文化構想学部
立命館大学国際関係学部(センター利用)
立教大学社会学部(センター利用)
関西学院大学社会学部(センター利用)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

英語を重点的に学べる大学を探していた時にICUに出会い、
実際にオープンキャンパスに行ってここに入りたい!と思ったのがきっかけです。
また、ICU通っている高校の先輩と話をしてさらに魅力を感じました。

6.ICUに期待するところ

英語力を高め、海外に留学したい。
心理学、社会学の勉強をしたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

英語教育に力をいれているところや、メジャー選択制の魅力について書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

英語はもちろん心理学や社会学に興味があること、
メジャー選択制をいかしてしっかりと自分にあった学部を見極めたい、
というような内容のことを書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

ボランティア活動の参加した話や、文化祭実行委員をした時の話を書きました。

b. リベラルアーツ学習適性

オンレクの過去問を何回か解きました。
その他の対策としては、和歌や楽器、文学史などをノートにまとめたり、
SPI対策の本で苦手な三段論法や進法を集中的に練習しました。

c. 人文科学

過去問を解いて傾向をつかみました。
私は国語が得意なので長い文章を読むのはすぐに慣れましたが、
苦手な方はしっかりと過去問で対策することをおすすめします!
文章中の人名や大切だと思われるところに印をつけておくと、
後から問題を解く時に分かりやすいです。

d. 社会科学

対策法は人文科学と同じです。
社会科学は知識問題も多く出題されるので、
センター向けに現代社会と世界史を勉強していたことが役立ちました!
普段から新聞を読んで時事問題について知っておくことも大切だと思います。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

オンレクで公開されている過去問と、形式が似ているTOEIC,TOEFLの問題を使って勉強しました。
出来るだけ毎日リスニングをして英語を聴くことに慣れることが大切です!
また、ICUのリスニングは形式がコロコロ変わるので要注意。
近年の分をやっていないと本番でビックリすると思います。

<リーディング>

過去問を古いものから順に解きました。
私は英語があまり得意ではないので、とにかく英語には力をいれて勉強しました。

空所補充が特に出来なかったのですが、過去問をこなしていくうちに
スタート時は2割程度しかとれなかったものが6割近くまで成長しました!

諦めずにコツコツと過去問を使って勉強することが肝心です。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

リベラル問題が苦手な方にはSPI対策本がおすすめです。

試験中に気をつけるべきことは、机の狭さです。
私は幸運にも長机でしたが、タブレット式の机だと問題を広げるので精一杯なくらい狭いです。
私は鉛筆が転がらないよう、事前に鉛筆に輪ゴムを巻きつけておきました。

8. 最後に一言

ICUの問題は特殊なので、とにかく形式に慣れることが大切です。

はじめは点数がとれなくても、諦めずにコツコツと勉強すれば
必ず道は開けます!

受験生の皆さんがんばってください!!

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

coco

<プロフィール>

関西の高校 普通科

予備校で一年浪人

趣味 ピアノ

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 6〜7割
人文科学得点 = 7〜8割
社会科学OR自然科学得点 = 7〜8割
英語リスニング得点 = 7〜8割
英語リーディング得点 = 8〜9割

4.併願校

津田塾大学 学芸学部 国際関係学科

獨協大学 国際教養学部 言語文化学科

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中三の頃、東京の大学に進学した兄からICUについて初めて聞き、興味を持ちました。
そして、学校のことをいろいろと調べるうちに、ICUという大学に憧れを持つようになりました。しかし、当時は、私には絶対無理!!(学力的に)と思っていたため、ICUを受験することは全く考えずに、高3の春まで過ごしました。いよいよ受験シーズンになり、志望校をどこにしようか迷っていたところ、父から学力のことは考えずに本当に行きたい大学を受験しろとの助言を受け、思い切ってICUを受験することに決めました。

6.ICUに期待するところ

ICUでは、さまざまな文化の中で生活してきた人々が多く集まるので、自分とは違った文化や価値観の人々と学ぶことができることを楽しみにしています。
国際関係学を学びたいのですが、それ以外にも魅力あるメジャーがたくさんあるので、さまざまな分野からこれからの国際社会はどのようであるべきかについて、考えていきたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

現代の国際社会における様々な問題を解決し、平和な世界を構築したいと考えています。そのために、ICUならではの、様々な分野から国際社会を見つめ、考えることのできる環境で学びたいと考えたので、ICUを志望しました。
<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

国際関係学を学び、国際関係についての幅広い知識を習得し、自身の考えを深めたいです。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

幼いころからピアノを習っておりピアノを演奏することが得意です。

b. リベラルアーツ学習適性

対策はほとんど、オンレクの問題だけでした。すごく丁寧に作られていて、解説もわかりやすかったので、オンレクの問題でできなかった問題は、かなり復習しました。
近年は、理系の問題が増えてきているのですが、高校時代、文系であったにも関わらず、数学を嫌というほどやらされたので、これについてはあまり苦労しませんでした。数学の基本は好き嫌いなくしっかり勉強しておくべきかもしれません。

c. 人文科学

知識問題は、分からなかったらしょうがないので、読解問題でのミスを減らすことを目標としていました。私は、現代文の成績がとても悪かったので、まず、他の私大の入試問題を解いて(マーク式の問題を中心に解きました)→ICUの過去問をたくさん解き、長い文章を読んで時間内に正確に内容把握ができるように勉強しました。

d. 社会科学

社会科学受験だったのですが、社会科学も、人文科学と同じように内容理解の問題での取りこぼしを防くことを目標に、過去問などに取り組みました。社会科学は、人文科学に比べ知識問題も多くなるので、どうしようかと思っていましたが、世界史選択だったので、世界史の問題が出たら間違えない!!その他だったら、しょうがない!と割り切っていました。しかし、試験が近づくにつれ政治経済に近い問題が出るのではと不安になったので、政治経済も少し勉強しました。(予想ははずれ、今年は世界史に近い文章でした。)
また、日常的にニュースや新聞などで、社会の動向についてチェックしていました。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

CUの過去問は、あまり多くは解いていません。しかし、イギリスのニュースをネットなどで日常的に見て聞いて、英語を聞くことに慣れるようにしていました。特に入試直前期には集中的に聞いていました。

<リーディング>

Part1は、ほかの私大の問題と共通するトピックスも多いので、ICUの過去問はもちろん、他の私大の英語の問題もたくさん解きました。
Part2は、文法の基礎をきっちり勉強するようにしていたら、だんだん解き易く感じるようになりました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

高校での授業はどの教科もしっかり勉強することが、大切だと思います。(私はこれを怠ったため、一年目失敗しました。あの授業を寝ずに聞いていれば・・・とすごく後悔しました。)ICUの入試では、思わぬ所で、高校で学んだ様々な知識が生かせるので。

試験当日は、早めに会場入りしたほうがいいです!!(バスに乗るのに並ぶ時間が短い、心が落ち着く!)

ICUの入試は体力勝負なので、体調には気をつけて!

8. 最後に一言

BUCHOさんのオンレクには、2年間本当にお世話になりました。
すごく丁寧な解説で、(時々お茶目なコメントがついていて)すごく楽しく勉強できました!ありがとうございました!

これから受験される皆さん、
試験の最後まで、「絶対受かってやる!」という強い気持ちを持ち続けて、頑張ってください!!

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

chppp

<プロフィール>

福岡の県立進学校卒業見込み
予備校は東進行ってました

ピアノをやっていて、
音楽や美術が好きです

部活動には所属してませんでした

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 6〜7割
人文科学得点 = 8割
社会科学OR自然科学得点 = 9割
英語リスニング得点 = ??
英語リーディング得点 = ??
(センター参考)
国語 139
英語 164
世史 89

国語は失敗しましたね…

4.併願校

明治大学法学部法律学科(センター3教科)

中央大学法学部法律学科

早稲田大学教育学部教育学専修

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUの存在を知ったのは中3ぐらいだったと思います。
高校入ったばかりのときは音大を目指していたので
全然興味はありませんでした。
結局音大をあきらめて志望校を考え直してる時に
ICUを思い出し、HPや資料を見て
行きたいなーと思ったのが目指したきっかけだと思います。

6.ICUに期待するところ

英語がすごく苦手で、でもやっぱり英語を使えるようになりたいので
本気で勉強したいと思って受験したので、
やはり英語・・・ですかね、
あとは国際関係学や比較教育にも興味があります。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

英語教育の水準の高さ
2年間幅広く学んだのち専攻を決める
この2点に魅力を感じ入学を希望、
というふうな感じでした。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

まずは興味のある分野から幅広く学びたい
そして興味のない分野もやってみて
新たな発見や学びを得たい

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

とにかく自分の好きなことや得意なことを書いてください。
僕は剣道、ピアノなど色々書きました。

b. リベラルアーツ学習適性

差はつかないと思ってほとんど対策をしていません。
赤本の例題を解いたくらいでしょうか。
考え方をきちんと理解していればその場のしのぎで何とかなるはずです。
過去問をやってた人は「今年は数学的要素が…」なんて話してたようですけど
むしろ事前に何も知らないほうが焦ったりしません。

僕は文系で数学大嫌いなので数学的な問題は後回ししました。
繁分数もできませんでした(笑)
二重根号ぐらいまでやってた方が無難です。

ショパンがポーランド人だとか、
教養系は暇があったらやっておきましょう。
世界史の図説を授業中になんとなく見る、とかそんな程度でいいです。

今年は英語以外は音楽やってる人が有利な気がしました。

c. 人文科学

対策は赤本のみです。
文章自体に向き不向きがあると思うので
苦手なタイプなものが出たら
他の科目で取り返すようにしてください。

文学論や哲学が本当に苦手で
赤本の2009〜2011年まではそれがテーマだったので
正直焦りました。

文章に向き不向きはありますが
読み解き方を理解していれば
やっぱり学習適性同様何とかなるように思います。

知識があれば一発即答!てのはあるにはありますが、
(今年はクラシック音楽をしてたら簡単な設問は多々ありました)
文章読めば知らなくても解けるものは多いので
知識をつけるよりも、読解力優先でやりましょう。
赤本の解説でよく理解できると思います。

d. 社会科学

大きく世界史系と政経系に分かれると思います。
政経は苦手だったので世界史系が来ることを祈りました(笑)

高等学校での世界史や公民をきっちり勉強してたら
点数は自ずとついてくると思います。

日本史の世界(特にキリスト教世界)との関わりのあるシーン(南蛮貿易や出島など)を
触れておく程度に勉強しておくといいかもしれません。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

英語はトフルゼミナールの「ICUの英語」とZ会の「リスニングのトレーニング」を使って勉強しましたが、本番大失敗してしまいました。
正直言って、一問もわかりませんでした。
ICUですから、英語の時間になると
周りがみんな英語できそうに見えてきてしまってそれで緊張しました。
スピーカーの音がやや小さいと感じました。

あんまり言うことはありません、
言える立場でもありません・・・

<リーディング>

失敗したリスニングの後でうまくいくはずがありません。笑

リーディングは赤本とICUの英語で勉強しました。
そんなに難しい長文ではないと思うので気長に勉強してください。
part2は結局攻略できませんでした。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

例年のことですが椅子はかなりきついです。
僕は筆記具はすべて胸ポケットに入れました。
会場は暑くなるので脱着しやすい服装をお勧めします。

8. 最後に一言

英語でこけてしまったので正直落ちたなぁと思いました。
英語が対策しやすいので英語英語!!って感じで
勉強していると本番英語取れなかったときが怖いので
バランスよく勉強してください。
英語の比重が高くはなりますが。

皆さんの健闘を祈っています。

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ICU入試合格体験記2012

1. お名前、プロフィール

<お名前>

KUROMAN

<プロフィール>

出身高校:都内中高一貫校
出身大学:横浜市立◯学
予備校:オンレクのみ
趣味:FPS
部活:ラグビーフットボール
特技:低燃費少女ハイジのおじいさんの声マネ

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 5割〜6割
人文科学得点 = 8〜9割
社会科学OR自然科学得点 = 7〜8割
英語リスニング得点 = 6割5分〜(完全に失敗した)
英語リーディング得点 = 8割〜

4.併願校

併願校:なし

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

現役時代からICUに興味があって過去問を見るものの、一瞬で不可能だと理解して他大学に進学。しかし、ICU生の友人からICUのディベート部の活躍を聞いて自分もディベートをやりたくなり、進学を決意。大学2年の後期から休学して受験勉強を開始しました。特に一度大学に進学したものの、「何か違うのでは・・・」といった思いがくすぶっていたので覚悟を決めて再受験へと進みました。

余談
大学でミクロ経済学を教えていらっしゃった先生がICU出身の方でした。あと開発経済学を担当していらっしゃった外部講師の方もICU出身でした。お二方とも優秀な女性の方でした。

6.ICUに期待するところ

やはり、実質的に日本で唯一のリベラルアーツ教育を行っている点に大きな関心を抱いています。自分自身はマクロ経済学に関心があると同時に、哲学や政治学など人間社会の発展に多大な貢献をした学問領域にも関心があるので、ICUでの学習で自身の研究対象を学部横断的に考える機会を得たいと考えています。特に岩井克人先生の著作が好きなので、彼の経済学の講義をとりたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

ICUは実質的に日本で唯一のリベラルアーツの理念のものに教育を施す大学であり、学際的環境に大きな関心を寄せるので志望した。

といった内容を書いたと思います。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

あまり覚えていませんが、哲学を学びたいとか学部横断的な学習をしたいとか書いたと思います。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

普段から問題のメカニズムを意識して考えているとか、運動が好きだとか書いたと思います。

b. リベラルアーツ学習適性

私が受験した年は、一番最後のページに歌川広重の浮世絵とゴッホの模写を見分ける問題があったのを強く覚えています。傾向としては近年のリベラルアーツらしく、純粋な知識を問う問題は少なく、計算問題や論理テストなどで論理的思考力や情報を処理する力を問うてるような気がしました。数学の問題は、根号を含む式の計算や三角比、円の問題などが出題されていました。基本的な計算の精度が低く、また速度も遅い人は不利だと思いました。

対策としましては、数1A分野の総復習を中心に行いました。毎年コンスタントに数学から出題されていますので、計算力を補うことができれば大きな得点源になると考えました。計算の仕方さえわかっていれば、基本的に正答にたどり着けるのですから。また、もはや常識でもある「いろは歌」や十二支の知識、三段論法や対偶などの頻出事項も一通り抑えました。過去問で誤答した部分は細かい知識問題でない限り、その問題で問われた論理や計算の手法などを繰り返し確認しましたが、正直言って気休め程度の効果しかなかったようにも感じます。

やはり実際の試験では予想もしなかった問題が出題されたり、時間がとにかく足りなかったりと思い通りにならず、勘で解答することが多くなってしまいました。普段から計算力を養うことと、時間感覚を身に付けて実際の試験で焦らないようにすると良いと思います。端的にいって満点を取る科目ではないと思うので、やはりより多くの問題に解答することが大事だと思います。

c. 人文科学

私が好きな分野からの出題で、仏式庭園から英式庭園への変遷、またハイドンの「天地創造」を通して近代社会への変遷、芸術を考えるという感じでした。個人的には本文中に登場したサブライムの概念や英式仏式各庭園の背景知識、また音楽に関する教養程度の知識もありましたので若干有利に解けたと思います。問いに関してはハイドンの作品を選ばせるものや、短調や長調に関する知識を問うものなどトリッキーなものはありましたが、基本的には本文から得られる情報で正当にたどり着けるものが多かったと思います。実際に短調か長調かを問う問題も本文中にヒントがちりばめられていた気がします。

対策ですが、私は9月から11月にかけてICUで頻出の人文科学、芸術、神学分野の新書を数冊読み、背景知識を補うことを中心に進めました。あとは過去問を解き、純粋に読解力を問われている部分で誤答した部分を中心に確認しました。最初はICUの読解の量に慣れなくて、明らかに本文中に書いてあることでも落としたりしていましたが、とにかく集中力を切らさないようにして本文中の情報を拾う力を養ったつもりです。私は本文を第一パラグラフまで読んでから問いに目を通して解けるものは解き、それ以後は各パラグラフを読み終える度に解ける問題は解きながら進めました。こうするとかなりの時間が余るので、残った時間で本文を十分に吟味しながら解けます。
しかし、基本は現代文でしっかり点を取れるようになることだと思います。個人的にはセンター現代文は良問だと考えておりますが、センター現代文でも高得点が取れない人は、ICUの読解で高得点を取れるようになるのは難しいと思います。背景知識も重要ですが、あくまでも読解ができてからの話であって、まずは基礎的な読解力を養う必要があります。
基礎的な読解力に自信がある場合は、もうあとは教養を身につけることでしょうか。私は高校では地理を選択していましたが、ICUを受けるにあたって世界史の知識が明らかに不足していたので山川の教科書を購入し、自学で補いました。西洋史の大まかな流れや近代国家成立の背景など、教養として身につけるべき分野をどん欲に吸収したつもりですし、それは実際に試験で大きく報われたと思います。

d. 社会科学

社会科学はケンペルというドイツ人に関するもので、彼の著作「日本誌」や彼の日本までの足跡を通して国際交流や学問を考えるといった内容でした。私は金融危機が大きな問題となっているのでマクロ経済から金融問題を扱った問題が出ること勝手に期待していたのですが、実際の試験では予想から大幅にズレた内容が出題されて勝手にビビりました。問題自体は日本史や世界史の若干の知識を問う問題が所々出題されていましたが、基本的にはICUらしい問題だったと思います。特に簡単なグラフの読み取りが出題されていて、素早くグラフを分析する力なども問われていたように感じました。問題に解答する手法は人文科学と同じ作戦で行きました。

対策は基本的には人文科学と同じ手法で、背景知識を補いながら読解の精度をあげることを目指しました。社会科学分野で地理の知識が問われたことは少ないと考えたので、世界史の確認と政治経済の確認をすると同時に倫理分野の復習も行いました。しかし、社会科学の試験も得点のベースになるのは確固たる読解力であり、本文中の情報を得点に結びつける力が問われていると思います。過去問演習などで読解の精度を上げる訓練と、問われている情報を本文中から素早く探してくる能力を養う必要があると感じます。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

本番では予想以上に音が小さく、また全教室一斉放送で試験が行われるので、自分のペースを終始取り戻すことができず最大の失敗をしました。問題自体は予想よりも遥かに簡単だったのですが、全く集中できていない状態で解くこととなり生きた心地がしませんでした。短い講義を聞くものでは非常に小さな昆虫の話や、最近ホットなスティーブ・ジョブズ氏の話でしたが、あまり内容は覚えていません。集中できなくて焦ってしまい、気が動転してしまいました。また、開始前の注意を聞き逃し、試験中にメモを取っていいのかさえよくわかりませんでした*。一応メモは取ったのですが、音から判断する限り周囲でメモを取っている人はほとんどいなかったと思います。

(*:例年メモを取る時間はほとんどないので注意、というアナウンス)

対策はトフルのリスニングを数回やったのと、2007年からのリスニングを1回ずつやっただけでこれと言った対策は何もしていません。とにかく一発勝負なので、英語ができる人は余計なことを考えずに命をかけて集中するべきです。内容はそこまで難しくなく、読解として出題されたら誰でもわかるようなものです。私は一応普段からPodcastで「Luke’s English Podcast」というものを聞いていました。

<リーディング>

読解はさほど難しくありませんでした。一つ目の読解はパレスチナ問題で、二つ目は実際に手を動かして筆記することと脳の発達みたいな内容だったと思います。パレスチナ問題に関しては、その解決にはイスラエルとパレスチナ側双方が被害者なのだという意識を共有することが問題の解決になるとか定番の話でした。もう片方の内容はあんまり覚えていませんが、たしかexecuteと同じ意味のイディオムを選ばせる問題があったと思います。苦手だった最後の穴埋めは例年よりもトリッキーな選択肢が多いように感じ、あまり自信を持てませんでした。問われた語彙力や英語全般の能力は例年通りだったと思います。

リーディングもこれと言った対策はしていません。文法のテキストはEnglish EXを、単語帳はジーニアス2200と自作のものを使っていました。現役時代は旺文社の基礎英文法精講、DUO3.0を使っていたと思います。ICUの4科目の中で英語は比較的普通と言いますか、特にトリッキーではないので受験勉強で十分に対応できると思います。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

国立型の勉強をした方が圧倒的に有利です。高校の授業でも無駄なものは少ないと思います、内職などしないで毎日を大切にするべきだと思います。
再受験される方はかなり広範な知識を復習することをお薦めいたします。知っているつもりでは足りないと思いますので、必要と感じたならばどんどんと参考書を買って学習を進めるべきです。

「なぜ?」を考えながら勉強するという、勉強の基本に立ち返ることも大事なのかなと思いました。

8. 最後に一言

膨大な量の過去問のデータは某赤い本では手に入らないのでオンレクを受講してよかったと思います。

半年でしたが濃密な時間を過ごしたと思います。特にキリスト教関連の知識や西洋史の確認ができたことなど、合格以上に自身の教養を深めることができて良かったと思います。

余談ですが、試験監督は有名な森本あんり先生でした。なぜか笑ってしまうあやしいギャグで受験者の緊張を和らげていて素敵な方だと思いました。

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