ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2015 〜蚤なうさんの場合〜

1. お名前、プロフィール

<お名前>

蚤なう

<プロフィール>

田舎にある自称進学校(偏差値約60)
部活は3年の11月までラグビーしてました。友人たちがガチで受験勉強する時期になっても全力で泥にまみれてました。結果県3位で終わったので結果オーライ。
純ジャパ塾なしです。普通の勉強がイヤでオンレクの過去問ばっかやってました。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会(または自然)科学得点 = 7割
総合教養得点 = 6割5分
英語リスニング得点 = 7割〜7割5分
英語リーディング得点 = 8割〜8割5分
(センター得点 参考)
英語=174
リス=48
国語=159(42・50・28・39)
世界史=95
英語が、、、

4.併願校

立教大学異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科
立教大学文学部史学科
明治大学国際日本学部国際日本学科
獨協大学外国語学部英語学科
運良く全勝

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学生のときに新聞で名前を見つけ、何気なく「この大学なんて読むん?きとくきょう?」と親に聞くと、大学名は「きりすときょう」と読み、レベルの高い大学である、という事を教えてもらい、ネットで調べたら一目惚れ。
それ以来ずっと追い続けてました。

6.ICUに期待するところ

大学に入っても勉強に打ち込める雰囲気。さまざまなバックグラウンドを持つ学生。
広大なキャンパス。自由な授業履修。徹底した英語教育……。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

英語が好きだが、これからの時代は語学力と同時に教養の力が求められると思う、ICUのシステムは自分の理想である……などなど。ICUへの愛を思う存分ぶちまけた。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

言語学や、歴史的側面から見る国際関係に興味がある、どっちにしてもメジャー選択が楽しみ……などなど。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

音楽鑑賞や部活について。

a. 人文・社会科学

旧人文・社会とも、オンレクで評価の高いものを10年分くらい。先に入試現代文の力をつけると楽でしょう。
知識問題は政経が多い。自分は倫理選択だったので、常識レベルの知識で答えられないものは勘でした。

b. 総合教養(ATLAS)

オンレクでやりました。
自然科学の問題はほとんど勘でしたね

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

オンレクと、スカパーでWWE(アメリカのプロレス)を字幕なしで見ること。
WWEを中学の時から見続けていたおかげか、オンレクで問題形式に慣れるとかなり安定しました。
音声付きのICUのリスニング過去問ってけっこう貴重なので、ガンガン利用して差をつけましょう。

<リーディング>

普通の受験勉強とオンレク。受験期後半は他大学の対策が面倒でICUの過去問のみで英語の勉強は済ませていた。
PART1(読解)に関して言うと、どちらかというと速読よりも精読が求められるイメージ?ただ文章の難度は世間で言われているほど高いわけでもないし、問題もおおまかに意味がとれていれば大丈夫。やたら文が難解だったり分量でビビらせる他大学に比べれば良心的な問題かもしれない。
PART2(穴埋め)はやはり最初は苦戦しましたが、5年分くらいやると一気にできるようになりました。文法100%、っていう問題ではないので、それなりの文法力でも解けるっちゃあ解ける。
単語帳は「東大英単語熟語 鉄壁」が絶対的にオススメ(名前ほど難しいわけではない)。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

今になって確実に言えるのは、集中してやることが何よりも大事だ、ということです。貪欲に、前のめりになって勉強し続ければ1日数時間程度でもかなり力は付くはずですし(もちろん、集中力が続く人は続くだけやるべきですが)、ICUの過去問はそのような学習に応えてくれる、興味深いものばかりです。あとはこんだけ言ってなんですが、自分の勉強スタイルを見つけることも大事です。人のを参考にしても、最終的にやるのは自分なので、自分に合って、なおかつ実効性のある(重要)方法を見つけると勉強にテンポが出ていいと思います。
試験当日、試験監督の教授が終始和やかな空気を作ってくれたり(「ティッシュとかあるんで必要な人いつでも言ってくださいね」とまで言っていた)、昼休みになったらみんな芝生の上でピクニックのような感じで盛り上がっていて、より一層行きたい気持ちが高まったのはいい思い出です。

8. 最後に一言

11月から本格的に受験勉強始めた自分でも受かりました。ずーーっと読む側だったこの体験記を、自分が書く日が来るなんて……って感じです。
ICUは他大学に比べ、試験形式が超ユニーク、かつ問題を解くための暗記量は少なくて済む大学です。
そういう意味で、ムダな暗記をせずに、過去問という最高の素材で敵を知り、自分の力を確認できるオンレクは他の受験生にはない「最強」の武器となります。オンレクで7割キープして、本番も同じ力が出せれば受かるのです。あとは踏み出すだけです!

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