ICU入試合格体験記2003

1. お名前

アランカ・ハリー

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

兵庫県・松蔭高校

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2003年4月
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:語学科

4.併願校

関西学院(総合政策・社会)
立命館(国際関係・政策)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 私が中学生の頃、知り合いの娘さんがicuに行ったと聞き、どこやねんその学校? とか思っていたら翌日、ニュース23でicuが紹介されていて、惚れた☆ その時から、漠然と、ICUに行こうと思ってました。しかし1年目は失敗。どこに行っても自分次第、と思い京都の大学にいくつもりでしたが、入学金の納入期限を間違って覚えていたため(!)浪人しました。結果的には浪人してよかったけど。何事も、締め切りには気をつけましょう!り。)

6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)

  ELPはりきりたいです☆「自分の意見を適切に人に伝える力」をプレゼンやディスカッション、ELPを通じて身につけたいです。マックス・ヴェーバーの研究とかもやりたいなぁ。。。。。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 6に書いたようなことを書いたと思います。マックス・ヴェーバーの名前は出さなかったけど、私は中高ずっと、「聖書」の授業があるような学校にいたから、「日本における宗教の存在」っていうのに興味があって、そういうテーマをもっと学際的に考えたい、みたいなことを書きました。

 願書の裏を書くにあたって、気をつけたことは、
1)虚勢を張らず素直に書く 2)読みやすい字で書く 3)わかりやすく書くの3つだけです。
だから、3番目の質問(好んで行ってること、特技を書きなさい。)なんて、趣味→人間観察 とか書いたし。。。 

b. 一般能力考査

 いろは歌、数列、ことわざ、月の異名など。時間配分が大事。練習&本番は55分で解くようにしてました。あと、わかんないやつは諦めて全部bにしてました。

 ICU模試や「ICUの英語」についてる問題、赤本を分析して、パターンを覚え、問われそうな分野をざーっと復習するなどしたら、結構対策になると思う。あと、覚えるぐらいなんべんもやるのもいいと思う。同じ問題でいいから。

 あと、みんな言ってるけど、日常生活の些細なことからでも何か得てやろう!って気持ちでいることも大事♪私の母は、夕食で、ほうれんそうのおひたしをだす時、いっつも、「ほうれん草のおひたしにごまをふるのはシュウ酸がなんか関係あるんよ〜」と中途半端にしったかしてました。しかし、このしったかが、icu模試で役にたったりしました。

 何が役にたつかわからないもんだ。。。。

c. 人文科学考査

 これも時間配分が大事。だいたい60分で解くようにしてましたが、過去問でむずかしいのは、何分かけてもできませんでした。私は、いろいろなやり方で試してみて、ひと固まり読む→解ける問題を解く→また文章に戻る、という方法があってたので、それで解いてました。それにしても、今年の文章はおもしろかった☆

d.社会科学考査

 気をつけることはcと同じ。知識問題がちょくちょく出る。私は世界史やってたけど、どの科目が特に有利ってわけでもないと思う。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
 同じCDをききまくる。テレビは副音声でみる、とか。(FRIENDSとかたまに観てた。)私は、BUCHOさんのCDと、アルクの黄色いやつを、電車に乗ってる時、歩いてる時、寝る前、寝てる間(!)などに聴いてました。だから、本番は、結構簡単に感じた。

<リーディング>
Part2の穴埋めから解くようにしてました。リーディングも時間配分が大事なので、普段から早めに解くようにしとけばいいと思う。私は大体45分を目安にしてました。 7fその他 =

f.の他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

 「うがいはいいよ☆すっきりするし、風邪予防にもなるし。個人的には、コルゲン123(だったと思う)がおすすめ。睡眠をよくとって、体調を整えておくこと。かくいう私も、前日は3時間しか寝れなかったけど。。。あとは、とにかく集中して、最後まで諦めないこと。

8. 最後に一言

 このHPは、本当によく利用してました。いろんな人からhintを得たけど、特に、ききもさんやのりすけさんのことばには、いつも励まされました。

 今後は、私からもhintを与えられるように、ちょくちょく書き込もうと思います。

ICU入試合格体験記2003

1. お名前

ayata

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

某N大付属校

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2003年4月
合格:社会科学科
第1志望:国際関係学科 第2志望:社会科学科

4.併願校

合格 明治大学 政治経済学部
出願だけ 慶応大学 総合政策学部
     津田塾大学 国際関係学科

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 将来の進路がはっきりせず、大学をどうしようか迷っていたとき ICUのパンフに「ICUは何でもできる学校。その中で自分のやりたいことを発見してほしい」とかいてあるのを見て興味を持つようになりました。そしてICUについて調べていくうちにここしか私の行くべき学校はないと思うようになりました(たとえば、ELP。英語は勉強したいけど語学がやりたいのとは違うと思っていた私にぴったり。)

6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)

  まずELP。英語を使えるようになりたい。受験で読むことはある程度できるようになったものの書くことはてんでだめなので。あと、いろんな人と接したいですね。 ICUは個性的な人がそろっていると聞いているので。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 N/A

b. 一般能力考査

 暗記物が今年は少なかった。サイコロ系の問題や論理問題とかが3つずつくらいでてきた気がする。論理問題は結構長めでびっくりした。あと数式ものがかなり多かった。  

c. 人文科学考査/d.社会科学考査

 学習能力は、とにかく楽しむだけ、としかいえません。私は過去問を時間内で解くことしかしませんでした。

 あ、ひとつだけ。マーカーでしるしをつける方がかなり多いみたいですが、私はそれをやると文の内容が頭から抜けていってしまう人だったので、何もせず、1章読んで問題を見るというやり方をとっていました。そのときに、全体を読まなきゃいけなかったり、そこに書いてなかったりする問題は飛ばしまくっていました。これはあくまで1例ですので、マークが得意じゃない人はやってみたらどうでしょう。マークで大丈夫という人は別にそのままでいいと思います。

e. 英語学習能力考査

 とにかく過去問をやりました。でもそれもさいごの1ヶ月でです。それまでは、単語とか語法をやってました。リスニングはBUCHOさんのCDしかやりませんでした。

f.の他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

 「解体英熟語」はなかなかお勧めです。私は「英語頻出問題集(多分これでいいと思う)」のあとに「解体」をやりました。

 試験中はとにかくリラックスです。休みごとに外に出てやすらぐといいと思います。

8. 最後に一言

 とにかく「自分が受からなきゃ誰が受かるんだ!私こそICUの理想の生徒だっ」っていう気分で勉強してテストにのぞんでください。ではみなさん頑張ってください。

ICU入試合格体験記2003

1. お名前

ふじ

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

埼玉県春日部共栄高校

河合塾大宮校(ハイ国公立)

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2003年4月
合格:語学科
第1志望:語学科 第2志望:教育学科

4.併願校

獨協大学外国語学部言語文化学科→○
上智大学外国語学部イスパニア語学科→×
立教大学文学部英米文学科→×
法政大学国際文化学部国際文化学科→○

出願のみ
早稲田大学教育学部英語英文学科
東京外大外国語学部ポルトガル語

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 現役時代に上智の併願として候補にあがるも知り合いが「ICUの対策してたら他大学の対策する時間がなくなってICUしか受からなかった。」という恐ろしい話を聞いて回避決定。浪人してまたもや上智の併願として軽い気持ちでオープンキャンパスにいったらまじ一目ボレしてその日に赤本を買いに走りました。  

6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)

  やっぱりELPに期待しちゃいます!あとスペイン語もやりたいっす!

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 リベラルアーツと国際性豊かな雰囲気が気に入ったとか書いたんですけど全然埋まんなかったんで学校紹介などからかなりパクりました。

b. 一般能力考査

 講習や赤本の問題で五割しか取れてなかったのでかなり不安でした。事前に文系の知識問題と簡単そうな数学の問題からやっていき、アナグラムと椅子問題は捨てる!と決めてました。本番は時間がなくて焦りまくり結局30問くらいは適当にマークして「なんとかなるだろう」と自分に思い込ませました。  

c. 人文科学考査

 現代文が得意だったので過去問中心に。私は問題→本文で解いてました。

d.社会科学考査

  人文科学と同じ。今年は知識問題がなかったので少し残念でした。

e. 英語学習能力考査

リスニングはBUCHOさんのCDを5回くらい繰り返し繰り返しやりました。リーディングは穴埋め問題を中心に対策してました。

8. 最後に一言

 浪人はつらいこと満載ですが受かったときの喜びは現役の比ではないと思います!私は掲示板で自分の番号を見たときに思わず泣いてしまいました。

ICU入試合格体験記2003

1. お名前

bellbellbell

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

埼玉県立川越高校 一浪
代々木ゼミナール

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2003年4月
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:国際関係学科

4.併願校

慶応義塾大学経済学部
早稲田大学政治経済学部
明治大学政治経済学部

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 自分がICUを知ったのは、高校受験のときでした。しかし当時の自分にははるか彼方の存在だったので、泣く泣く諦めました。そして大学受験になり、志望決定時まっさきにきめたのがICUでした。自分は英語をツールとして働いていきたいので、ELPはとても魅力的でした。また、多国籍の人々に出会い、異なる文化を吸収したいという希望に近いのも志望の一つでした。  

6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)

  経済学に興味があるので専攻は経済にしたいのですが、経済はそれだけで成立するものではありません。よって、それに影響をあたえる政治、科学技術、そしてそれらを動かしているヒトに関しても学んでいきたいと思って言います。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 <願書に書いた内容>
私は経済学に興味を持っています。しかし、経済はそれ自体に成り立たず、政治、科学技術、さらには人間によって影響されます。よって私はそれらの学問を複合的に学べる場としてICUを志望します。また、近年は諸問題は複雑化しているといわれています。よって様々な視点を持つことが要求されていると考え、それを実践できる場としてのICUに憧れおもっています。

b. 一般能力考査

数列:でもあまり単純なのはでませんでした。分数などを取り入れた数列がでました。
古文の月(睦月如月など)。でるにはでましたが、1問だけだったと思います。
いろは歌。出たきはしましたが、できませんでした。
文学史。嫌いなのでやってませんでした。
歴史。世界史選択なのでかなり有利でした。また都市名覚えていくのもいいです。
基本的に数学の問題が多く出てました。よってさらっと手をつけておくのもいいと思います。
 

c. 人文科学考査

 まず今年度の「名前」にかんするテーマは知っていればかなり有利でした。しかし逆にいえば、知らないときつい面もあるかもしれません。よってICUの問題を解くだけにこだわらず他大学(特に早稲田)の問題を解き、メジャーなテーマを知っておくべきです。 また、文が異様に長いので、登場人物を四角で囲んだり、対立する意見を線などでわけたりすれば問題がときやすくなります。 最後に、今年度の問題などでもわかるように問題の順序がぐちゃぐちゃです。最初に出てきた人物の問が問題の最後のほうにあるといったことがあります。その辺を気をつけ、最初に問を見ておくべきだと思います。

d.社会科学考査

  これは自分の独断、及び偏見かもしれませんが、社会科学は本文を読まず、問だけで解ける問題がかなりあります。特に2002年度は世界史選択者には、申し訳ないぐらい解けます。よって、問を先に見ましょう。しかし、微妙なものはそのままにしておきましょう。

 また、裏を返せば、わからなければわからない問題もある・・・という可能性があります。その場合はあきらめて、読解の問題に力を注ぎましょう。そんなことで、力を消耗するのは無駄です。 社会科学も人文と同様にかなりながいので、人文科学にかいてあることを同様にすれば、かなりできます。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>月並ですが、直前になって、できるほどICUのリスニングは簡単じゃありません。よってできれば毎日、無理でも少しずつ耳を慣らしていく必要があります。4月から対策するならラジオの「リスニング入門」すこしレベルアップしたければ「ビジネス英会話」を聞くのがお勧めです。また、TOEFLのリスニング対策本(アルクが無難)などもお勧めです。ただいずれにせよ一回聞いたら終わりという形はやめましょう。MDなどに録音して何回も聞き、このフレーズがきたら絶対わかると自信を持てるまで聞きましょう。

<リーディング>ICUの英語に限らず、すべての受験英語は問いが解けてナンボです。よって本文が読めるようになるより、問いを解けるになりましょう。問いには本文のすべてのエッセンスが入っています。ICUの英語は慶応などと同様、問いだけで答えもでます。そこまでいかなくとも、問いを見て本文のテーマ、構成などがわかるようにしましょう。無論、基礎単語、文法をおろそかにすることは好ましくありません。また、単語は少しハイレベルまで覚えれば、楽です。また、邪道かもしれませんが、世界史選択はやっぱり有利です。なぜなら、英語自体が西欧の言葉ですからです。

f.の他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

<受験に役立った参考書>

人文・社会科学:入試評論文読解のキーワード300(大前誠司著、明治書院)、早稲田過去問、世界史の教科書をさらっと
一般能力:BUCHOさんのオンラインレクチャー
英語:ICUや慶応、上智の過去問 頻出英文法・語法問題1000(桐原書店) TOEFLテスト190点リスニング(アルク)

8. 最後に一言

 大学はICUだけではありません。しかし、その中からICUを選ぶのだからICUが求めている方向の対策をしなければならないと思います。つまりストーカー受験生にならないように!!どんなに大学の特性(ICUの場合リベラルアーツやELPなど)を詳しく覚えラブコールを送っても、入試で嫌われてはただのストーカーです。特にICUは様々な興味を持っている人を求めているのですから、ICUの問題だけをするのではなく他大学の問題にも触れたり、武器(教科数、知識)を増やすことに力を入れるべきでしょう。そして求められているレベルも知ることも必要でしょう。

 ちなみに自分はオンラインレクチャーの一般能力の予想問題の最後でダントツのビリになりました。でも受かります。

ICU入試合格体験記2003

1. お名前

まりもようかん

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

札幌北高校(北海道では進学校だけど全国的に見るとそうでもないと思う) 
代々木ゼミナール札幌校(Ilove 西きょうじ) 
ピアノ(5歳から習ってます)

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2003年4月
合格:理学科
第1志望:理学科 第2志望:社会科学科

4.併願校

中央大学 法学部 経済学部 
津田塾大学 国際関係学部

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 実はず〜っと医学部に行く予定でした。国境無き医師団に入るんだ。って思っていました。高2の終わりころ1年留学していたクラスメートがICUの赤本を持っていて、三段論法の問題を私に見せて、「これわかる?」って聞かれたのがきっかけです。わ〜変な大学・・・キリシタンだ!!って思ったのが最初の印象かな。3年の夏休み 浪人して札幌医科大に行くかICUに行くかの決定をしました。2校のオープンキャンパスに行ってみました。icuに入った瞬間、なんだかよくわからないけどここが私の居場所だって感じたのです。それから紆余曲折があってICU受験日の前夜には「(中央は受かってましたので)落ちたら3年計画で仮面浪人して田舎の医学部に行く!」って兄と電話したのに・・・なぜか受かってしまったのですよね。

6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)

  上に書いたとおり、私はずっと医学部を志望していました。3年の夏私は気がついたんです。「もし医学が嫌いになったらどうするんだ?本当に医者の仕事は私にあっているんだろうか?」って。 一応理系で生物が好きですが、経済や政治にも興味あるし英語も大好きなんです!私にはまだ自分の専門を決めることはできませんでした。でもicuは転科もできるしいろいろなことを幅広く学べるところが好きです。生物の授業も受けたいし、憲法学も学びたい!どっちみち大学院もいくつもりだし・・・じっくり決めよう。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 リベラルアーツ、転科制度について書きました。いろんなことを勉強したい!ってね。

b. 一般能力考査

 この試験は個人的にすごく好きです。対策はほとんどしませんでした。BUCHOさんのレクチャーと赤本をといたくらい。数学・算数ができる人にはすごく有利だと思います。あとセンター受けた人も有利。知識系の問題はいくら覚えてもきりがないし時間ある人以外はやっても無駄だとおもいます。でも「いろは歌、十二支、月の異名」くらいは覚えてください。一番大切なのは時間配分。私の場合10分で知識系の問題を解いて30分で数学系、残りは文章系にしました。確実にとれるところからとる!これが一番だと思います。
 

c. 人文科学考査

   センター勉強をはじめる前にやった過去問とセンター後の過去問の点数を比較するとかなり上がりました。要は慣れですかね。赤と青のが1本になった色鉛筆がお勧めです(代々木ライブラリー50円くらい) この考査は一見難しそうで実は「文章中から宝(答え)を探せ」クイズみたいなものなので、先にチラっと問題を見て該当しそうなところにマークしておきました。色があるとわかりやす〜い!注意としては最初から慎重に解きすぎると後で必ず時間が無くなります。わかんないとこは保留!

d.自然科学考査

   私は自然化科学で受けました。生物と化学です。化学は失敗したのでなんともいえませんが生物はかなりお勧めの教科ですよ!なんたって問題文に答えが全部書いてあるんだから。おいしいおいしい。計算問題もほとんどないしね〜。授業を少し真剣に受けていれば完璧ではないかと思われます。

e. 英語学習能力考査

自信あったんですけどね。昔は・・・BUCHOさんのオンラインレクチャーで平均点もいかず高校の先生に泣きつきました(笑)ここでも色鉛筆大活用!でも英語はほかの方のを参考にした方がよいかとおもわれます。

f.の他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

 とにかくリラックス!そして「私は世界一運がいいんだ!」っと思いこむこと。

8. 最後に一言

 下見に行った日「もうやっても仕方ないし、散歩でもしていきます!」ってなことをWGを売ってたICU生に言ったら 「君絶対受かるよ。そんなオーラがでてる。」って言われました。あはは本当に受かっちゃったよ。さんきゅう! そしてBUCHOさん、本当にありがとうございました

ICU入試合格体験記2004

1. お名前

あい

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

長崎県立佐世保北高校出身、特技はソフトテニスです。今は模擬国連のサークルに入ってます。

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:国際関係学科

4.併願校

一橋大学、慶應義塾大学、上智大学

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

学校のころの先生に、日本の中でも他の大学とは違って面白い大学があるよといって紹介されたのがICUでそれ以来ずっと頭の片隅にはありました。実際調べてみるとカリキュラムや入試が特殊で興味深いばかりでなく英語にも力を入れていることを知って、自分にはぴったりの大学だと思って選びました。

6.ICUに入学してからの印象

ICUのいいところはやはり英語教育と生徒たちの質の高さです。英語の授業のレベルの高さは日本の中では確実にトップだと思います。本人の努力にもよるとは思いますが、自分の姿勢しだいでは留学したりする以上の効果が得られると思います。あと慶応、上智、早稲田や他の国立大をけってきたという人もかなりいて、全体的に考えていることが深く、毎日刺激を受けます。基本的に勉強好きな人が多くて、自分もがんばろうっていう気になりやすいです。他の大学とはやはり一味違った大学なので個性的な人やしっかりした人も多い気がします。

悪いところは帰国子女や高校からそのまま上がってきた人が多いところです。もちろんそういう人たちは国際性に富んでいたり自分と違う世界をもっていたりでさまざまな刺激を与えてくれることも多いのですが、この大学に来たかったという意識がやはり一般で受けた人よりも低く、全体的にモチベーションが低い感じがします。来年からはAO入試も始まるそうで、私個人としてはICUはもともと入試方式がユニークなのだからそういう他の大学のまねというか人気取りのようなことははじめてほしくなかったです。あとやはり少しキリスト教にとらわれたような感じがあるところが個人的には嫌いです。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

国際的な世界を視野に入れ、学際間の壁を取り払った幅広い勉強ができるICUのシステムに強い魅力を感じたから。

b. 一般能力考査

数列のようなもの(規則性を見つけるもの)、でたらめな文字の配列が四行並んでおりその中から並び替えると日本のことわざになるものを見つける問題など。特別難しい問題はないんだけれどとにかく時間が足りないです。

c. 人文科学考査

文章を論理的に読み込み、理解力を見る問題。

d. 社会科学考査

人文科学とそっくりだけどやや文章が短くてやりやすいかんじがあります。

e. 英語学習能力考査

リスニングは特別難しくはないけれど量が多いので途中でつらくなります。集中力が持ちません。リーディングは単語も難しく量もなかなかありました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

英語はやはり入ってからも相当いるので日ごろの勉強がいると思います。構文とか文法的なものより多くの文章に触れていくほうが有効だと思います。そうやっていってるうちに何かこの文章おかしいなあ・・とか英文を読みながら違和感を感じたりすることがあるようになってきたらしめたもんだとおもいます。

8. 最後に一言

別にICUのために勉強するぞ!というより社会の出来事に関心を持って普段から生活をしていればICUの入試には十分対応できると思います。色んなことに興味を持ったら自分自身も大きくなれると思います。ICUはかなり魅力的な学校のひとつだと思いますよ!!!

ICU入試合格体験記2004

1. お名前

TEC

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

静岡南高校→秀英予備校(一浪)
サークルはCMSとチャリ部をかけもち予定。

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:語学科
第1志望:語学科 第2志望:人文科学科

4.併願校

上智大学外国語学部英語学科
早稲田大学教育学部英語英文学科
獨協大学外国語学部英語学科
常葉学園大学外国語学部英米語学科
静岡県立大学国際関係学部国際言語文化学科

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

最初は中学の先生に「英語をやるなら上智とかICUがある」みたいなことを言われて、ICUを知りました。で、いろいろ調べていくうちにICUのリベラルアーツとか語学教育に惹かれて志望校のひとつに決めました。なぜICUに入ったかというと、こんなことを言うのもどうかと思いますが、第1志望の上智が落ちてしまい、第2志望のICUが受かったからという単純な理由です。たぶん「ランダム5」でしょう(笑)

6.ICUに期待するところ

ICUでは、ELPもあるので英語のブラッシュアップは勿論ですが、日本語と英語の比較文法を研究してみたいと思っています。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

願書に何書いたか全然思い出せないのですが、「専門分野だけでなく幅広い分野の学習や研究ができるICUのリベラルアーツ教育とELPを始めとする語学教育の充実さにひかれた」みたいなことをややオーバーに書いたと思います。

b. 一般能力考査

具体的な問題は覚えてませんが、もともとこの手の問題は得意なほうだったので、夏と直前に少しやったくらいです。

c. 人文科学考査

普通の現代文の入試問題(オールマークの上智、センターなど)でトレーニングして確実な読解力を養いました。人文系の知識問題対策は殆どやってません。

d. 社会科学考査

社会科学で受験しました。人文科学と同じで論文を読み進めていく形なので、人文と同じ読解力養成と、センター社会を政経で受験することもあって、政経+歴史の近現代に関する知識の詰め込みを平行してやりました。

e. 英語学習能力考査

TICUの読解は比較的簡単なので、全然難しい早稲田・上智・慶応の問題を中心に解いて読解力をアップさせました。また、ICUのは思いっきりTOEFL形式なので、TOEFLのReadingとStructureでもいいと思います。リスニングはTOEFLでOK.

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

ICU対策も重要ですが、普通の受験勉強をして、普通に偏差値を上げるのが先決だと思います。やはりオールマイティーに対応できる力は必要ですし、ICU対策ばっかやっていると、最悪共倒れも起こりえます。あと、実際試験を受けるときは、筆記用具の置き方に注意しましょう。とにもかくにも机が小さいので(大きい長机になったあなたは運がいい)。問題冊子をめくるときも、筆記用具を落とさないように。

8. 最後に一言

実際ICUに入ってみて「何か違うなぁ…」みたいなところが多々感じられたので、「意地でもICU!」という人も、一度冷静に見つめなおして、他の普通の大学とよーく比較して再検討することは必要だと思います。ICUは良くも悪くも「特殊」なので。それでもICUなら、どうぞいらっしゃい。

ICU入試合格体験記2004

1. お名前

yutamana

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

北海道立室蘭栄高校→北海道立札幌東高校2年次編入→アメリカ・ウィスコンシン州Shorewood High Schoolに1年間交換留学→宅浪

一応の帰国子女です。幼少期はデンマークで、また高校時代の1年間をアメリカで過ごしました。日本ではそこそこの進学校に通うごく普通の高校生だったと思います。ただ日本の高校ではおとなしかった分、アメリカではハジケてました(笑)コーラス部のコンサートでフランス行ったり、ミュージカルに出ちゃったり、運動神経悪いくせに野球クラブ入ってミシガン湖の近くで真夜中に友達と野球してたら警察につかまって強制送還寸前までいったり(笑)とにかく遊びほうけてました。

趣味:イタリアンレストラン巡り
特技:きき寿司
好きなアーティスト:アヴリル・ラヴィーン、ビートルズ、カーペンターズなど。 スポーツ:小学校の時は乗馬とアイスホッケーやっていました。あとテニスや卓球もやってましたね。ただ個人的にスポーツは得意ではないです。
尊敬している人:JFK,キング牧師、ジャネット・ランキンなど。
その他:一応オーケストラにも入っていましたがバイオリン演奏というよりは専ら編曲を勉強していたような感じでした。本も好きですが、あまりに堅苦しい本よりは軽い感じの本が好きです。宮部みゆきさんの本とかがちょうどいい感じです。最近読んだのは小澤征良さんの「終わらない夏」かな。

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:教育学科
第1志望:教育学科 第2志望:社会科学科

4.併願校

 国立 東京芸術大学 音楽環境創造学科 出願のみ
 私立 慶應義塾大学 総合政策学部 出願のみ
      明治大学  政治経済学部 ○
      立命館大学  政策科学部 ○
      獨協大学 外国語学部 フランス語学科 ○

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICU自体はかなり前から知っていました。確か学校の先生がちらっと「こんな学校もあるよ〜」みたいな感じで紹介してくれたのが最初だったと思います。
 実は高校入学したくらいから音楽系の大学に進学して編曲を学ぶことを考えていました。しかし留学中に行ったいろいろな活動が原因で編曲のほかにもやりたいことがたくさん出てきてしまい、思い切って進路を再考することに。結論として、音大受験は最難関の芸大に玉砕覚悟で突っ込み(結局受けませんでしたが)、私大では編曲以外の自分の興味にあった大学をいくつか受けることにしました。やりたかったことは大きく分けて「国際教育」「心理学」「政治学」「経済学」「歴史学」「法学」「フランス文学」といった感じです。バラバラですね(笑)家もそんなに裕福ではないので、親からの仕送りの額や学校の奨学金の額などともあわせ、上記のような大学を受けることになりました。何はともあれ自分のやりたいことがすべて網羅されているICUに合格できてよかった・・。

6.ICUに期待するところ

 ICUは良くも悪くも「ツワモノぞろい」であると聞いているので、自らが心から「すげー!!」と思える人に出会ってみたいです。あと少人数制でクラス内の絆が深いそうなので、勉強を通じて一生付き合っていけるような友達にも出会いたいな、と思っています。学問の面ではELPはもちろん、様々な分野の勉強を積極的に取り組みたいと考えます。ディスカッションなんかもいっぱいしてみたいですね。ただ苦学生する覚悟なので連日の飲み会はちょっと・・(笑)

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 たいした志望動機があったわけではありませんでしたが飾らずに自分に正直に書きました。アメリカで編曲を勉強したかったが留学した影響で音楽学以外の分野に興味をもつようになったこと、ICUの魅力etcなどなど。あと奨学融資制度などに見られるICUの全人教育のすばらしさなどにも触れました。

b. 一般能力考査

SATはけっこうな時間をかけて対策しました。SPIの対策本や公務員試験の図形の分野などは一通りこなしたと思います。あとは高校の国語の教材であった便覧などで基本的なことわざ、四字熟語、枕詞をこつこつ覚えていきました。

 たぶん皆さんのなかではSATを軽視している人が多いかと思いますが、この考査では差がつきにくい分高得点を取ってしまえばあとが楽です。BUCHOさんがおっしゃるように、ひたすらことわざを丸暗記するようなことはする必要がないと思いますが、最低限基本的なものは抑えておくべきでしょう。あと盲点となるのが図形の問題と数学の問題です。これを即座に捨ててしまう人が多いと思いますが正直もったいないです。図形の問題は出るものが決まっている(サイコロか四面体か八面体の辺・点と重なり合うもの)なのでちょっと練習すればみるみるうちにとけるようになります。数学の問題も数�TAのきわめて簡単な問題なので、組み合わせや数列、二次関数の分野などをざっと復習しておくだけで点が取れます。この2つの分野で点が取れてしまうと他の受験生と差をつけることが出来ると思います。

あともう一つは、最後まであきらめないことです。最初に「全然わかんねえ!」と思った問題でも、問題を解いてくにつれ脳が活性化され答えがひらめいてくることがあります。一瞥して適当にマークするのではなく、まずパスしてあとで戻って考えてみるのが良いかと思います。適当にマークするのは残り10秒とかで間に合いますから・・。ちなみに04本試の僕の手ごたえは8割5分〜9割といったところでした。

c. 人文科学考査

今年のテーマはジェンダー論。ありきたりの視点ではなく、世界の民話・物語とからめたICU独特の切り口で論じていました。個人的には結構難しかったと思います。ただ救われたのは、本文を通じて筆者の論旨が一貫していたということです(つまり筆者のいいたいことがひとつであったということ)最初は筆者のもちだす例に惑わされましたが、筆者の主張に気づいてからはすんなり読み下すことが出来たように思います。

さて、人文・社学問題の解き方ですが、僕は最初に本文を15分で通読すると決めていました。そのなかで段落ごとに頭の中で要約を作ったり問題用紙の端にメモを取りながら例示に隠された筆者の主張を丸裸にしてしまいました。段落ごとに解いていくやり方もアリかな〜と思ったんですが、問題文の流れと解答の流れが一致するとも限らないし、また全体を通しての論旨を問う問題が出たときに対応できないかな、と思ったんで、僕は先に本文を通読するやり方を選んでいました。

ICUを受ける人ならみんなある程度読解力があると思いますが、意外に苦労するのが選択肢の消し方ではないかと思います。ICUはかなり独特なダミー選択肢を出してきており、僕は選択肢をなかなか消すことができませんでした。ただ本文の論旨を理解していると解ける問題を正解するだけで6〜7割くらいは取れてしまうと思うので、その辺で正解を積み重ねてしまうのが得策かと思います。ちなみに僕が行った紛らわしい選択肢の消去法は、まず2つに絞ってからどちらがより全体として本文の論旨に合致しているかを判断するというものです。ミクロに選択肢を見るよりはあくまでマクロに見て消去していました。これがよい判断であったかどうかは誰にも分かりません。

人文・社学通じて僕が使用した教材
(共通)
出口の現代文シリーズ
出口の国語・レベル別問題集3〜5
田村の難関私大現代文1・2
早稲田大学・同志社大学・立命館大学・センター試験の過去問(紛らわしい選択肢を含むものを厳選)

(社学オンリー)
「日本の論点2003」
センター試験政治経済が面白いほど解ける本
マンガで覚える世界史

これに加えてオンラインレクチャーをこなしていました。

d. 社会学考査

 今年の社学のテーマは「普遍主義と平和」でした。平和にまつわる様々な思想家の考えとそれに対する筆者の考察という感じで論が進んで行きました。論旨が明確であり、内容はかなりつかみやすかったように思います。ただ知識問題が10個弱出題されており、難度がかなり高いものも含まれていました。僕は読解系はほぼ満点、知識問題でかなりつまずいたかな、といった感じでした。1948年国連で採択されたものを「国際人権規約」(正解は世界人権宣言)、グロチウスが国際法を作るもととなった戦争をユグノー戦争(正解は三十年戦争)と誤答した時点で僕はICUに落ちたな〜と思いました(笑)解き方云々については人文科学のほうで。

e. 英語学習能力考査

英語リスニング これに関して僕は留学経験者ということでかなりのアドバンテージがあったので何もいうことはできません。本番では1,2問ミスくらいだったと思います。 個人的にICUのリスニングに関して言えば留学経験がなくても十分9割の得点率を目指せると思います。おそらく一番効果的なのが「シャドウイング」という方法かと思います。まずBUCHOさんのCDでも何でもいいんでそれを聞き、聞こえた英語をつたなくてもいいんでしゃべってみてください。これを繰り返すことで確実に英語を英語で理解できるようになる(そうです)ちなみにリスニングと速読はかなりの相関関係があるので、リスニングを鍛えておくとリーディングにも役立ちます。

英語リーディング  今年の問題はかなり難しかったように感じました。少なくとも昨年、一昨年よりは確実に難易度が上がったと思います。対策としては、TOEFL教材をやることと、SFCの過去問(受験しませんでしたが)をやっていました。SFCの空欄補充・客観問題ともに受験英語のなかでは間違いなく最高難度なので、これが解けてしまえばICUの問題はちょろいものです。穴埋めは先に全体を読んでから文法系をさきに埋め、流れをつかんでしまってから他のものを埋めていきました。手ごたえは7割くらい。リスニングにくらべれば確実に悪かったような気がします。

ICU英語の語彙については賛否両論だと思いますが、やはり語彙力があったほうが文章が読みやすいのは事実です。ただ、ひたすらに単語帳を何冊もやって覚えるよりは、基本的なもの(ターゲット1900とか)を一冊完璧にして、あとは長文を読んでいくなかで出てきた未知の単語をそのつど覚えていくのがいいと思います。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

人文・社学はいくら対策してもどうしても答えられない難問・奇問(悪問?)が存在しますが、そういったものは無理して答えなくてもよいと思います。普通に本文の論旨を理解してれば解ける問題が大半なので、それらを正解して平均点よりちょっと上くらいを取れれば上々だと思います。英語とSATで高得点を取っておけば人文・社学が平均ちょい上くらいでも普通に受かります。英語・SAT(特に数学系・図形系)をガンガン対策してしまいましょう。

過去問は手に入るすべてのものをこなしたほうがよいと思います。特に人文・社学は選択肢の消し方などを研究するためにもやりこむことをお勧めします。きっちり時間を計って(人文・社学60分、英語リーディング30分穴埋め30分など)やっておきましょう。あと人文・社学はどうしても得点が上下してしまうと思いますが、気にすることはありません。僕もオンラインレクチャーで5割〜9割みたいな感じでしたが受かりました。あと点数だけを気にして解いたものをほったらかすのはよくないです。間違ったところはどうして間違ったのか、解法のプロセスを研究して1問でも分からない問題をなくすように心がけましょう。

当日はなるべく早く会場に行くことをお勧めします。僕は7:45に会場につきました。そしてリラックスしたなかでもう一度過去問を見直すなどをしておいたほうがいいです。休み時間とかに大声で答え合わせをしている人がいますが、そういうスットコドッコイからは離れましょう。あとは粘り強く、最後まであきらめないことが大切です。適当にマークするのは本当にあと10秒とかで間に合うので、それまでは粘ってください。最後の10秒に答えがひらめくかもしれません。そしてその一問が合否を決める・・??

最後に受験全体に関するアドバイスがあります。「うちはお金がないから国公立にしか行けない」と言っている人をよく見かけますが、はっきりいってそんなことはありません。私立によってはかなり奨学金を充実させているところもあり、その気になれば国公立より安い学費で通える大学も存在します。たとえば慶應やICUは、奨学融資という形で希望者全員に学費を無料貸与する制度があり、卒業後堅実な職につけばそれほど無理することなく返還できる程度の額の奨学金を借りてしまうことが出来ます。あと明治や立命館は入学する際の成績が良ければ学費はすべて免除になりますし、学期ごとの成績優秀者に奨学金を給付する大学もあります。もちろん安易に奨学金に頼ることはお勧めできませんが、自分が本当に学びたい大学が国公立ではなく私立に存在するなら、単純にお金がないからといってあきらめるのではなく奨学金などいろいろな制度を調べてみることをすすめます。奨学金は確かに借金です。しかし自分の望んでいた学生生活を手に入れるための「未来への投資」と考えることもできます。奨学金を借りると気合も入りますしね。

8. 最後に一言

僕は決してガリ勉君ではありませんが、勉強しなければ大学には合格できません。まず何よりも勉強しましょう。その気になれば1日15時間くらいできるはずです。1日15時間やる覚悟があれば、受験まで半年しかなくても、予備校に行ってなくてもなんとかなります。実際僕は何とかなりました。

あと親への感謝の気持ちを忘れないでください。僕も家がそれほど裕福ではなかったにもかかわらず結構無理を言って留学してしまったり、そのほか親にはいろいろ迷惑をかけてしまいました。今になって思うのは親がいたからこそ今の自分があるんだなあ、ということです。皆さんも自分で気づいていないだけで何かと親の世話になっていると思います。受験期はそういうことを実感する時でもあると思うので、ぜひ親には感謝の気持ちを持ち続けてください。

その他、何か受験に関する質問などがあればぜひメールください。暇を見つけてできる限りのことはお答えします。

ICU入試合格体験記2004

1. お名前

CHAKA

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

福岡県の単位制高校→某女子大学→ICU SS(社会科学科)

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:教育学科

4.併願校

なし

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

最高に面白い先輩がいたから。自分のキャラに合っていると言われた。

6.ICUに期待するところ

自立した個人、型破りな友人が欲しい

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

社会益と経済益の共存、追及みたいな。

b. 一般能力考査

例年より設問数少なし。ジェンダー関係。 ICUはジェンダー研究所が出来たばかり。

c. 人文科学考査

例年より設問数少なし。ジェンダー関係。 ICUはジェンダー研究所が出来たばかり。

d. 社会科学考査

世界史知識問題ビビった。 地理選択の私が受かったくらいだから、他のでカバーすればよいよ。多分 最近死んだサイードさんの引用あり。 時事ネタ(訃報、脚光を浴びた人々)+ICU好きのする色を過去問から推測し、 ヤマを立てるのも楽しいかも。もしかしたら。

e. 英語学習能力考査

TOEFL対策。LISTENINGは、早めに始めること。READINGは、内容把握だから、 文法とかよりもとりあえず、問題形式に慣れること

リーディング
脳について。SEC1と2を通しての問題があった。むずかしかったと思う 穴埋めは比較的易。何の話だったか・・・

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

試験前日のホテルの部屋の乾燥に注意。 山川出版社「小論文を学ぶ」や、 東京大学出版社「知のモラル」とかを一読していると 学習能力考査に役立つかもしれない。 一般はSPIや公務員試験の判推とか数処とか。

8. 最後に一言

知的好奇心の赴くままに兎に角受験を楽む。 もし駄目でも落ち込まないこと。

ICU入試合格体験記2004

1. お名前

s.k.d.

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

高校:栃木県の某共学高
塾や予備校などは無し
部活:バスケ部

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:語学科
第1志望:語学科 第2志望:教育学科

4.併願校

青山学院大学:文学部:英文科 獨協大学:外国語学部:英語科 神田外語大学:外国語学部:英米科

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

元々は獨協大志望で3年次から心を入れ替えて勉強を始めたのですが 学校で私立コースを取ったために思いのほか成績が伸びて 上を見るようになり、進路指導の「信用の置ける」先生に青学とICUを薦められました

6.ICUに期待するところ

やはり英語。ツールとしての英語。
それと豊かな自然(笑)

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

特に大げさに書くこともなくありのままに志望動機を書いた。 「言語を学んでそこで終わるのではなく、もう一歩進んで  それを使うというところに魅力を感じた」とかなんとか

b. 一般能力考査

数列、和歌?のアナグラム、xの2次式とか

c. 人文科学考査

女性と妖怪について 多少英文も出てきた。 フランケンとか源氏の生き霊とかが出てきてた気がする。

d. 社会科学考査

忘れちゃいました(笑)

e. 英語学習能力考査

リスニング
過去問に出てきた問題がいくつか。 探偵モノの英文が読まれた気がする

リーディング
脳について。SEC1と2を通しての問題があった。むずかしかったと思う 穴埋めは比較的易。何の話だったか・・・

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

ICUといえば英語と思われがちですが、何気に現代文の力が必要です。 人文と社学のあの長文を読むのには慣れが必要です。 私はどうやら知的好奇心が強いほうだったようなので 苦もなく、というか楽しく読めていました。これが強かったんだと思います。

一般考査はそんなに勉強してもしょうがないです。 基本的な要項を抑えて、問題演習をチョロチョロやる程度でもいいでしょう。 併願校がある人はなおさらです。

リスニングは慣れ。速読英単語のCDとかを聞き込むのをおすすめします。 実際の入試では過去問が結構出たりします。リスニングCDの購入は必須。 といってもまずは英文直読直解の能力がないとただの聞き流しになってしまいます。 まずは読みの基礎力をつけることです。 英文はとにかく読む読む。大学受験を超えた単語も出てくるので 文脈から推測する力もついていると吉。やはり基礎を終えたら多読です。 穴埋めは基礎力を測られる。しっかりした理解と学習がものをいうでしょう。

ICU入試はやはり「慣れ」。どの大学の入試よりも「慣れ」が重要な入試です。

8. 最後に一言

入試の時はがんばらずに肩の力を抜いてやるのがいいでしょう。 小さい机に気をつけて!
オンラインレクチャーにはお世話になりました!