ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,編入・転入本科,ICU合格者インタビュー

2024年度に編入でICUに合格したこくさいさん(以下Iさん)インタビュー後編

–ICU入試、編入試験の実際–
(ICU入試では編入生と一般生は区別なく同じ試験を受けるが、編入生は試験教室が違う?)

周りの机には編入生用の受験番号が貼ってあったので、編入生同士は近くで受験していたと思います。編入生専用の教室であるかどうかは分かりませんでした。一般の受験生に混じる形だったかもしれません。

(実際に編入でICU入試を受けてみた感想は?)

現役で受験したときより全体によく解けたという感じはありました。過去問演習をこなして慣れていたのが大きいと思います。知識問題などは答えられない問題もありましたが、読解は解きやすい問題が比較的多いと感じました。

–外部英語試験利用、二次試験の面接に関して–

(面接をしたのはどんな先生で、どんな質問をされた?)

生物学と経営学の先生でした。経営学の先生は私の所属していた経済学部に学問領域が近いので、学術的な踏み込んだ質問もありました。

(ICUでは現役生も編入生も同じ試験を受けるが、面接で聞かれる質問は、編入生であることが前提の質問?)

はい、編入希望であることは面接官の先生はご存じでしたね。なんでわざわざ編入するのかということは詳しく聞かれました。

(編入したい理由としてはどう答えた?)

前の大学で自分なりに色々な分野の勉強をしたり、活動をしている中で、お互いに高め合えるような環境に身を置きたいと思うようになった、という事を具体例を交えて答えました。

(本音で答えた?)

本音で答えました。自分の場合はこの学問がやりたいというのはまだはっきりとは決まっていなくて、勉強するための環境を求めてICUに入った感じです。

(面接の雰囲気は?)

前半は踏み込んだ質問などもありましたが、途中から和やかな雰囲気になって、最後は雑談のようになっていましたね。サークルの話などをいろいろ聞いて下さった事が印象に残っています。学生の素の部分を見てくれているのかもしれませんが、落とすための面接ではないのかなという印象は持ちました。

ICU入試合否参照画面(Iさんご提供) 編入生は受験番号のアルファベットが異なる

(オンライン面接だが、面接は自宅の部屋で受けた?)

はい、自分の部屋で受けました。事前に接続テストがあって、その際に音声やカメラのチェックがありました。面接時は必ずイヤホンを使うように言われたと記憶しています。

–ICU入学後の様子–

(実際にICUに入学した印象は?)

ICUは学問に対する意識が高くて、その点は前の大学とは全く違うと感じています。

前の大学の経済学部で、大学院に行く学生は少数派でした。100人いて1人か2人という感じです。効率的に単位を取って卒業すればよいと割り切っている人が多かったと思います。

ICUでは全体で20%、理系は70%の学生が大学院に進学しているそうなので、アカデミックな意識がとても高い大学だと思います。学生同士で話しをしていても、今はどんな領域に関心を持っていて、将来はどんな研究を進めていきたいとか、そういう会話が普通に出てきます。前の大学ではほとんどなかった雰囲気ではありますね。

(授業の違いは?)

ICUでは授業に出席して当然、というのは大きな違いですね(笑) 前の大学ではどれくらい休めるかということを確認してそれに合わせて出席したり自主休講したりという雰囲気があったのですが、ICUの場合は少なくともELAは全部の授業に全員が出て当然とみなされています。

また、ICUは学部の垣根が無く、どの授業も履修できるというのはよい所ですね。前の大学では経済学部にいたのですが、企業でインターンをする機会があって、経済よりは経営の方に興味が出てきました。しかし法政大の場合、経済学部と経営学部は全く別の学部でキャンパスが50kmぐらい離れているので、特に必修の多い1年生や2年生が別のキャンパスで授業を受けるのは難しいです。

ICUは学部の垣根なく授業を受けられて、入学後に興味関心を持った内容をメジャーにできるので、そこは魅力ですね。

2024年度 ICU ELA Reader(Iさんご提供)

(編入してからは3年で卒業できそう?)

自分の場合は前の大学から編入できる授業をあまり履修していなかったので、編入できる単位は最大で20単位ぐらいになりそうです。授業を多めに取っていけば3年で間に合う計算ではありますが、実際にどうなるかはまだ分からないですね。

(編入生同士はコンタクトを取っている?)

はい、編入生はICUの入学式で一番前の方に座っているのでそこでLINEを交換したり、後から紹介してもらったりして繋がりができています。編入生もいろいろな方がいるなぁという感じです。やはりオンレクを受けていた人は多いですね。

(これから編入する人にアドバイスはある?)

編入生であってもICUでは最初は授業を取り過ぎない方がよいと思いました。

ELAは基本的に対面授業で、課題が多いです。私は授業を目一杯入れてしまい、通学時間が倍になった事もあって、入学後に体調を悪くしてしまった時期がありました。オーバーワーク気味だったと思います。前の大学に1年間通って慣れていたつもりですが、それでもきつく感じました。

また、入学当初は自宅から2時間かけて通っていましたが、6月からより近いエリアに引っ越して一人暮らしを始めました。ICUは1年生の間は1限目から(8:50~)の授業が週に何回かあるのですが、家が遠いと朝の授業に出るのが大変です。また、帰りの通学時間を考えると、勉強やサークル活動などでも遅くまではいられません。時間をかけてICUに通学している学生も中にはいるので、実際に通ってみて考えるべきところだとは思いました。

後はサークルですね。編入生は体育の実技など、新入生が取る授業の一部が免除されている事が多いと思いますが、その分、積極的に知人を増やしていく必要があります。居場所を作る意味でもサークルには入った方がよいと思います。

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今回は2024年度ICU入試でICUに編入で合格したこくさいさん(以下Iさん)にお話を伺いました。2024年度のオンラインレクチャーを受講し、外部英語試験利用を編入で合格されました。

注:*外部英語試験利用は、3教科型と併願する学生が多く、併願で合格が確定している受験生が二次面接を辞退するため、最終合格者が少ない。記事の最後に説明図あり

(高校はMARCH附属出身?)

はい、法政大学の付属高校に通っていました。法政の付属校の中では新しい学校で、全体の8割ぐらいの学生が法政大学に進学しています。

(現役の時も一般選抜でICUを受験しているが、法政大学には一般選抜で進学?)

いえ、推薦で進学しました。私の出身高校の場合は、法政大学への推薦資格を保持したまま、他大学を受験することが認められていました。

(法政大学に進学後、サークル活動を複数やっていた?)

はい、9月ぐらいまではサークル活動を普通にやっていました。映像制作や音楽サークルを掛け持ちしていました。

(授業やサークルに加えてICU受験を両立させるのは大変だったのでは?)

私のいた学部では、英語で一定以上のスコアを持っていると、英語の授業が免除になる上に、単位ももらえるという仕組みがあったので、他の学生よりは授業時間が少なかったです。

進級するためだけならあまり授業を多く取らなくてもよかったので、履修には余裕がありました。仮面浪人をする上ではありがたかったですね。

(仮面浪人では何の勉強から始めた?)

まずは英語外部試験のスコアを確保しようと思って、TOEFL iBTの勉強から始めました。英検は持っていましたがICUの英語外部試験では使えないというのもありました。

(英検との違いは?)

英検はやはり語彙ですね。TOEFLはアカデミックな英語にどう対応するかだと思いました。英検は語彙が特殊とも言われますが、語彙力さえあればある程度得点できる試験ではあるので、今思うとTOEFLでスコアが出せたのもその時の貯金が大きかったと思います。

(TOEFL iBTは何点で提出した?)

89で提出しました。2回目で出たスコアです。初めてTOEFL受けた時のスコアは73でした。

*IさんのTOEFL iBTのスコア

(TOEFLはICU対策として役立った?)

TOEFLはやってよかったと思います。ICU入試の英語の形式に似ているという点で一般選抜でもオススメですね。大学生になると模試を受けて成績を確認するということは基本的にはないので、英語のスコアが出ることは自信にも繋がりました。

(総合教養ATLASなど対策は?)

ICUの入試科目の対策は基本的にオンレクでやっていました。

ATLASに関してはICU以外には同じ問題がないので、オンレクで過去問をやるのが一番だと思います。

特にメモを取る練習はやっておいてよかったですね。今年は講義の細かい箇所まで問題で問われていましたので。

(ATLASは講義形式であるが、前の大学で受けた講義がICUの入試で役立った所はある?)

ICUの入試とは講義の内容が全然違うので、直接は役立ってはいないです。経済学部の授業は1年から専門的でしたし、教養が広く問われるICUの入試科目とは方向性が違うと感じました。これは学部にもよると思います。

(周りに仮面浪人や受験志望の人はいた?)

滑り止めで入学したという学生は結構いますので、仮面浪人もそれなりにいたのではないかなと思います。しかし仮面浪人をしている事は周りには言わないものなので、実際にどれくらいいたかということまでは分からないですね。

(TOEFLのテキストで役立ったものはある?)

Z会のTOEFL iBT TESTリーディングのエッセンスとリスニングのエッセンスはオススメです。収録されている問題量が多いので、1冊買って演習をたくさんやりたいと思っていた自分には合っていました。

(参考)

外部英語試験利用は3教科型と併願する人が多く、3教科型に合格した受験生は外部英語試験利用の1次にも合格しているパターンが多い。このため、外部英語試験利用は二次面接辞退者が多く、最終合格者が少ない。

併願合格者が外部英語試験利用の二次面接を辞退するパターン

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<後半>

引き続きCherry Blossom奨学生のカンサイジン(K)さんにお話を伺います。

—一般選抜英語外部試験利用について—

(一般選抜の英語外部試験利用で課される総合教養(ATLAS)の対策は?)

基本的にはオンレクで演習をやっていました。過去問をやっていると時間が足りなくなる年度もあったので、オンレクで事前演習できた点はとても有利だったと思います。時間配分はとても大事ですね。

(口頭試問用の対策として想定問答は作成した?)

志望理由などは説明できるようにしていましたが、この質問がきたらこう答えるみたいな事を細かく用意するような事はしませんでした。実際に面接で出たのも予想のできないような質問が多かったですね。

(英語外部試験利用は面接重視?)

必ずしもそうだとは感じませんでした。その場で出た先生方からの質問の中には、答えがすぐには思い浮かばないようなものもあって、でもとりあえずその場で言えることはちゃんと言おう、という感じでした。たぶん総合型選抜に比べるとそこまで面接を突き詰めてやる感じではないのかなと思いました。

(二次試験のオンライン個人面接はどこで受験した?)

自宅の自分の部屋で受験しました。背景に何もない場所を選びました。

試験の何日か前に、Zoomで接続チェックをする事になっているので、カメラやマイクなどはその時に確認できます。

(受験生と試験官の比率は?)

1:2でした。

(一般選抜の外部英語試験利用で合格できた勝因は?)

特にはっきりしたものは無いと思うのですが、総合型選抜を受験していたので、志望理由などはきちんと書けたと思います。

また、総合教養(ATLAS)は必須ですが、オンレクで事前演習できたのと、高校の授業は理系を含めきちんと聞いていたことは役立ったと思います。

後は英語のスコアですね。元々は総合型選抜を受験するために取ったものですが、一般選抜の外部英語試験利用で使う事ができたので、英語のスコアは取っておいてよかったです。

(提出した英語の外部試験のスコアは?)

IELTS 6.5を提出しました。

—合格後の手続きなど—

(一般選抜の外部英語試験利用で合格後、Cherry Blossom奨学金に関する手続きは?)

入学手続きの際にCherry Blossom奨学金の誓約書にサインをして提出しました。それ以外は特にありませんでした。

(受験生にアドバイスをお願いします!)

私は関西からだったのでICUを見学する機会は限られていましたが、平日のキャンパス個別見学(Campus Visit on Week Days)に参加して、ICUの様子がよく分かったのはよかったです。ICU生の方にとても丁寧に学内を案内をしてもらいました。

また、Cherry Blossom奨学金に関しては、Peace Bell奨学金に課せられているような式や報告会などは無く、採用されると授業料が2/3免除されるとてもありがたい奨学金なので、対象となっている地域の方は募集要項を確認してみて下さい!

桜の咲くICU学内の様子 Kさんご提供

<参考>

ICUの新入生向けの奨学金。Cherry Blossom奨学金では入学金と1,2学期の授業料が免除される。

ICU入学生向けの奨学金の例。ICU Webサイトより

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今回は第1期のICU Cherry Blossom奨学金に採用され、オンラインレクチャーを利用してICUに合格したカンサイジンさん(以下Kさん)にお話を伺いました。

Cherry Blossom奨学金は2024年度から始まった新しい奨学金で、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)以外の高校出身の学生を対象としています。給付対象は20名で、採用されると入学金全額と、授業料の2/3が免除されます。つまり1/3の授業料でICUに通うことができます。また、予約型の奨学金であるため、入試を受験する前に結果が分かります。

ICU Cherry Blossom奨学金採用候補者内定通知(Kさんご提供)

(Cherry Blossom奨学金に応募したきっかけを教えてください)

はい、総合型選抜に応募するためにこまめにWebサイトをチェックしていたので、Cherry Blossom奨学金の募集が始まるということは高3の春の段階で確認していました。

それから高3の6月に募集要項が公表されて、申請開始から締め切りまでの期間が短かったため、すぐに手続きを始めました。

(Cherry Blossom奨学金の応募方法は?)

応募には「収入を証明する書類」と「調査書」が必要です。収入を証明する書類は取得を親に頼んで役所で取ってきてもらいました。調査書は高校で発行してもらう手続きをしました。これらの書類はレターパックで指定された宛先に送ります。

奨学金の応募はガクシー(https://gaxi.jp/)というサイトで行います。ガクシーの所定の申請フォームに入力して、レターパックの番号を画像をアップロードするなど、指示された手順を経て応募しました。

(志望理由などは記入しましたか?)

いえ、志望理由の記入は無かったです。調査書だけで決まるんだなと思いました笑

(調査書の評定平均はいくつでしたか?)

調査書は高3の6月に発行してもらう必要があったので、自分の高校の場合は2年までの成績で提出しました。評定平均は4.8でした。

(結果はいつ頃、どのような形で分かりましたか?)

結果は8月に分かりました。ガクシーのサイトにログインして、採用された事を確認しました。奨学金の採用通知書が表示されて、予約採用番号が書かれていました。

(予約採用番号とは?)

Cherry Blossom奨学金は予約型の奨学金なので、先に奨学金への内定が決まってから入試を受ける形です。そのため、ICUの入試を受ける際には、Cherry Blossom奨学金の予約番号を入力します。

(応募手続きを経て、Cherry Blossom奨学金の採用候補者に内定した感想は?)

手続き自体は事務的な作業なので、大変ではありませんでした。特に小論文を書くなどはなく、調査書などの書類をそろえて応募するだけなので、対象となる人は応募すべきだと思いました。

私は関西出身なので、東京に出て生活すると費用がかかりますし、奨学金への内定はとてもありがたいと思いました。もちろんその段階ではまだICUに受かった訳ではないので、入試を頑張ってICUに入学しようという気持ちになりました。

また、第1期の募集ということもあったと思うのですが、募集開始から締め切りまでがとても短かったです。こまめに情報収集しておくことは大事だと思いました。

(後半に続きます)

*参考:
今年度の場合は入学金30万円と授業料97万4千円が免除されるので、4年間合計で419万6千円に相当する。

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今回は2025年度から実施形式の変わる総合教養(ATLAS)についてお伝えします。

総合教養(ATLAS)とは?

総合教養(ATLAS アトラス)はICU国際基督教大学の一般選抜の試験科目の一つです。一般選抜は文系、理系、英語外部試験利用型など4つの形式がありますが、いずれの形式でも総合教養(ATLAS)は必須です。

2025年度からの変更点は?

ICU国際基督教大学配付資料『教養学部入学選抜「一般選抜」の変更について』より

2025年度の変更点、および判明している注目ポイントは以下の通りです。アンダーライン黄色を付けた箇所はICUの公表する資料には書かれていないものですが、取材等で明らかになった内容です。

・従来は冒頭に放送が流されていたが、2025年度からは開始10分後に約15分の放送が流れる

・試験開始10分間は資料を読む時間として確保されている。この時間は冊子1(資料+メモ冊子)を読む。

・放送時間中(15分)は冊子1を見ながらメモ等をする

設問への回答は放送終了後のみ可能。冊子2(問題冊子)には封がされており、放送終了後に封を開くことができる

・45分間で冊子2の問題に答える。

・問題は40問程度(変わらず)、試験時間は70分(10分短縮)

従来は4パートに分かれていたが、2025年度からはパート分けがなくなる

ATLASの冊子構成と時間のイメージ図

2025年度以降の対策として、2024年度以前の過去問を解く場合の手順

2025年度以降の総合教養の変更点を踏まえて、2024年度以前の総合教養の過去問を解く際は次の手順で解くとよいでしょう。

(1)問題冊子の資料部分だけを10分間読む。この際、設問部分(問1-40)は見ないようにする。

(2)放送講義(約15分)を聴きながら、メモ冊子にメモを取る。問題冊子の資料(論文)部分は見てもよいが、設問部分(問1-40)はまだ見ないようにする(*2025年度以降の試験でも放送を聴きながら問題を解くことはできないので注意)。

(3)放送終了後、45分間で設問を解く。

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今回はICU国際基督教大学で2024年3月20日に行われた、2024年春のオープンキャンパスのフォトレポートをお届けします。

会場入り口付近の様子。全体に夏のオープンキャンパスよりは空いていて、ゆっくりと見学できる雰囲気でした。

まずは学食に行きます。オープンキャンパスの日は均一料金でどのメニューも500円で提供されていました。メニューを番号で選び、隣にある券売機の番号を押して、Suica(交通系カード)で支払うと簡単です。お昼前の時間に行きましたが比較的空いていて快適でした。

入試関連の説明会はD館東棟(旧D館)のオーディトリアムで実施され、「ICU一般選抜説明」では2025年度入試の変更点や、入試の狙いなどを担当教授が詳しく説明されていました。2025年度の入試の変更点に関しては今回確認できたこともあったので、次回のブログ記事でご紹介します。

写真左は改装中の本館です。すでに工事期間に入っていて立ち入り禁止になっていました。写真右はT館エントランス付近。モデル授業や大学紹介など主要なイベントはT館をメインに行われていました。恐らく2025年度入試でも本館が使えないはずなので、今回のようにいくつかの建物に分かれて実施する形になりそうですね。

T館内部の様子。事前予約制のモデル授業が主に行われていました。一部の席に余裕のあったモデル授業では当日参加も可能だったようで、実際にスタッフの方が呼び込みを行っていました。写真右はT館売店で限定販売されていたICU大学ロゴ入りトレーナー、1枚4000円。元は学生有志の方がデザイン・企画されたものだそうで、今後は大学側のオフィシャルグッズとしてこのデザインが引き継がれるとのことでした。今回のトレーナーは限定販売のようでしたが、今後はこのデザインのものがICUオフィシャルグッズとして購入できるようになるかもという事のようですね。

こちらは来場するともらえるパンフレットなどのセットです。

2025年度春のオープンキャンパスを振り返ると、ICU本館が使えないことで、大学の複数の建物を幅広く使った運営がなされていた事が特徴的だったと思います。

各種イベントに参加していくとICUの各施設が見学できる形になっていたので、学生にとってはICUの雰囲気をよりよく理解できる機会になっていたと思います。一方で、イベントの選択のしかたによっては、広いICUのキャンパスを短時間で移動しなければ次のイベントに間に合わないという状況もあったかもしれません。

ICU学内の全部の会場を移動するのは無理なので、学生はモデル授業に参加し、保護者は各種説明会に出席するなど、役割分担している親子連れの方も多かったようですね。モデル授業への参加は学生に限定されているので、効率的な方法だと思いました。

2025年度入試の変更点は、入試説明会の内容と合わせて次回以降の投稿でご紹介します。

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本日ICU国際基督教大学の一般選抜B方式の合格発表が行われ、以下のような結果となりました。

2024, 2023年度ICU一般選抜B方式入試結果 ※( )=転編入本科学生(内数)

本年度のB方式の志願者数が70名に対し、合格者は10名でした。12名であった昨年度とほぼ同じでした。また、編入でも合格者が出ています。

B方式は総合教養(ATLAS)とTOEFLなどの外部英語試験を用いて行われる試験で、二次面接があります。A方式と比較すると倍率が高く、いずれにしてもICUの試験会場で総合教養(ATLAS)の科目を受験する必要があるため、A方式との併願が推奨され、実際にB方式を受験する志願者の多くはA方式と併願しています。

そして併願受験をして、A方式とB方式一次に見事合格する同時合格する人もいます。したがってB方式一次に合格しても二次試験を辞退している受験生がいるということは、B方式の倍率を見る際に踏まえておくとよいでしょう。

2025年度以降の「英語外部試験利用」

2025年度からはICU入試も制度が変更され、現行のB方式は「英語外部試験利用」という試験になる予定です。

「英語外部試験利用」は

総合教養(会場試験)+外部英語試験(スコア提出)+二次面接(日本語、オンライン)で行われます。

それとは別に、「日英バイリンガル面接利用」という試験も始まります。

「日英バイリンガル面接利用」は

総合教養(会場試験)+英語(会場試験)+二次面接(日英、オンライン)で行われます。

外部英語試験と日英バイリンガル面接利用は併願不可です。両方受ける事はできません。

なので来年度から、英語資格試験のスコアで高スコアを出している人は外部英語試験、

英語資格試験を事前に受けていなくてスコア提出が間に合わない、あるいはICUの会場試験の英語で高スコアを出す自信があり、英語での二次面接を希望するという人は「日英バイリンガル面接利用」を選択する形になりそうです。

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ICU入試関連の公式Webサイトが更新され、2024年春のオープンキャンパスのエントリーの受付が本日より開始されました。オープンキャンパスとは、大学公式の見学イベントで、モデル授業やキャンパスツアーなどが開催されます。

ICU2024年春のオープンキャンパス公式Webサイトより

開催日は2024年3月20日(水・祝)で、参加するには専用Webサイトから事前エントリーをする必要があります。

ICUの場合は個別相談が充実していて、入試に関する個別相談や、総合型選抜(AO)の学生相談なども用意されています。

2025年度受験生はぜひとも参加したいイベントです。

すでにエントリー受付が開始されており、前日の12:00まで申し込みをすることができますが、人気のあるモデル授業などは定員に達してしまうと満席扱いとなってしまうので、早めに申し込んだ方がよいでしょう。

2024年春のオープンキャンパスのエントリーは以下のURLの「エントリーはこちらから」というリンクから申し込むことができます。

国際基督教大学(ICU)2024年春オープンキャンパス
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/24sp.html

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2024年度ICU一般選抜A方式の合格発表が行われ、以下のような結果となりました。

2024, 2023年度ICU一般選抜A方式入試結果 ※( )=転編入本科学生(内数)

合格者数は昨年度とほぼ同じ273人、志願者数が同数であったため、倍率もほぼ同じでした。

上記数字に含まれる編入での合格者は10名で、こちらも昨年度とほぼ同じ数となりました。

総じて昨年度と同等であったというのが今年の入試結果の特徴と言えそうです。

なお、2021年度から2023年度までの3年間はコロナ禍の影響で、例外的に追試が実施されていましたが、今年度は追試が実施されなかった模様です。今年度一般選抜の入試要項にも追試に対する記載はありませんでした。

また、B方式の一次選考結果の通知も本日行われ、二次面接は2月17日(土)、合格発表は2月26日(月)に実施されます。

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本日ICUの公式サイトが更新され、ICUの初の大学公式マスコットが発表されました。学部入試、一般選抜の2日前にマスコットを発表するのはICUっぽいですね(*1)。

ICU公式サイトで発表されたICU広報活動マスコット「はちろう」

名前は「はちろう」で、ICU初代学長の湯浅八郎先生にちなんでいるようですね。

ICUの広大なキャンパスには狸が生息していることが知られているので、マスコットにはぴったりかもしれません。

広報マスコットとしてオープンキャンパスなどで活躍してくれそうでですね。

ICU公式サイト >NEWS ICUマスコットが決定
https://www.icu.ac.jp/news/2402011000.html

ちなみに原案は学部4年生の方によるもので、最優秀作品への商品はAmazonギフト券3万円とのことでした。

また、ICUのマスコットといえば「ばか山ちゃん」がいますが、こちらは学生団体のICU祭実行委員会のキャラクターです。2018年に登場して、クリアファイルなどICU祭グッズのキャラクターなどとしても活躍しています。

ICU祭実行委員会公式マスコットキャラクター「ばか山ちゃん」

*1 日本の多くの私立大学は2月の入試期間までに後期試験が終わっており、実質的に大学としての活動が無い期間に入っているので、このタイミングで大学公式のアナウンスをすることは少ない。ICUの場合は入学後に専攻を選択する1学部制で、一般入試が1日で実施され、3学期制でもあるため、入試後も普通に授業や大学の活動がある。