ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜

今回は2023年度一般入試(A方式)でICUに合格されたKaoru-M(以下Mさん)さんにお話を伺います。

MさんはNPO校のご出身で、当サイトのオンラインレクチャーを受講され、4月1日のICUの入学式では新入生代表として学生宣誓をされました。

ICU入試成績優秀者として学生代表に選ばれた様子や、オンレクを用いたICU入試対策法などを伺いました。

入学式当日のICUマクリーン通りの様子(Kaoru-Mさんご提供 以下同じ)

入学式と学生宣誓

(学生代表として宣誓をするまでのいきさつや、入学式の様子を教えてください)

はい、ICUから、入学式で学生を代表して宣誓を読み上げてもらえませんかという電話がありました。入学式の10日ほど前でした。

その後、入学式の数日前に担当の先生がオンラインで学生宣誓の内容や意義など説明してくださいました。宣誓をする際のアドバイスもいただきました。

4月1日の入学式当日は、会場であるICU教会に早めに行って、簡単なリハーサルをしました。

入学式が始まってからは最前列に座って待機していました。

学生宣誓を担当したのは自分を含めて2人です。
学部生代表が1人で自分が担当しました。
他に大学院生が1人いらっしゃって、英語での宣誓を担当されました。

ICUの入学式では入学生全員の名前が一人ずつ呼び上げられるのですが、
学生宣誓はその後だったので、待機している時間がとても長く感じました。

大学院生代表で宣誓をされた方が隣の席に座っておられたのですが、
緊張するので早く終わらせたいですねとお互いに話していました。

その後ようやく出番がきまして、学生代表が演台に並ぶ形で宣誓をしました。

宣誓を無事に終えられてほっとしました。

(学生代表にはICUから何か記念品が贈られたりするのですか?)

いえ、そういうのはなかったですね。

(入学式のプログラムに名前が掲載される?)

いえ、プログラムに個人名が載る事もないです。宣誓をするという名誉だけですね(笑)。

入学式が終わった後に担当の先生からお疲れ様でしたと声をかけていただきました。

ICU入学式のプログラム

(今年の入学生は対面で全員参加ということでしたが、保護者の方の参加も可能でしたか?)

はい、保護者も2名まで来場できました。ただしICU教会には保護者が入れるほどの席がないので、新入生に同伴した保護者は、本館の教室でライブ映像を見る形で参加しました。

その他にオンライン配信でも式の様子が見られたということです。

ICU新入生向けのオリエンテーション

(新入生向けのオリエンテーションの様子を教えてください)

今年のオリエンテーションは入学式に先立ってオンラインでのオリエンテーションが2日間行われて、
入学式後は主に対面のオリエンテーションがありました。

(オリエンテーションで印象に残っているものはありますか?)

印象に残っているのはICUの新館で行われた、ICUの各メジャーを紹介するポスターセッションです。このポスターセッションでは、ICU新館の各教室でそれぞれのメジャーが研究内容を紹介する展示を行って、そこに各メジャーの先生方が待機しておられて、随時説明をしたり質問に答えてくださるというものでした。

(その他のオリエンテーションはどのような内容でしたか?)

学生生活のオリエンテーション、カウンセリングセンターの紹介、就活支援の紹介、ELAの説明、授業履修、登録の説明、健康診断やアドバイザーの先生との面談などです。

ELAのクラス分けテスト

(ICUは伝統的に入学式前後にELAのクラス分けのテストをしていますが、今年はどのタイミングで行われましたか?)

プレースメントテストは入学式の前日でした。会場試験ではなくてオンラインで自宅から行う形式(*TOEFL ITPテストデジタル版)でした。

(プレースメントテストに際してTOEFL ITPの対策はしましたか?)

ITPは誤所指摘など文法問題に特徴があって、文法は以前からやっておいた方がよいと思っていたので、TOEFL ITPの文法対策で評判のよいテキスト(『全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策』)をやりました。

(スコアやクラス分けはいかがでしたか?)

デジタル版のITPではその場でスコアが出て、なかなかよい点数でした。その後クラス分けが決定する前にELAの先生からインタビューを受けて、結果的にStream-3になりました。純ジャパで海外経験はなく、スピーキングは苦手なのでそのようなクラス分けになったのだと思います。ELAはしっかりやりたいと思っていたのでStream-3でよかったと思っています。

*ICUのELAではTOEFL ITPのスコアでクラス分けがされるが、Mさんのようにテストが高スコアで海外経験が少ない場合などは、個別にインタビューを受けて最終的にクラス分けが決定される事がある。

『全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策』

(そのほかにICUに入学して印象的だった事などはありますか?)

はい、入学後にはアドバイザーの先生と面談があるのですが、その面談に関するメール連絡が全て英語だった事には驚きました。ICUに入学した事を実感した気がしました。

(次回に続きます。)

昨年度の入学式から新入生に配布されている『日英仏3言語 ビジュアル版 世界人権宣言』。同書にはICUのプロジェクトチームが参加している。

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ICU国際基督教大学から、2024年度より新入生向けの奨学金が拡充される事が告知されています。

ICUの奨学金はICU入試の出願時に申し込める制度で、合格発表と同時に採用が通知される奨学金(新設のCherry Blossomは出願前に決定される予約採用型) であるため、ICU入試受験生にとってはうれしいニュースです。

ICU公式サイトより

ICU Peace Bell 奨学金 が拡充。4年間学費、寮費が免除に

ICU Peace Bell奨学金は2024年度から入学金、学費(施設費を含む)、寮費(入寮費を含む)が全て免除される奨学金になります。ICUの試算によると2024年度の場合、入学後1年間で234万6千500円相当、4年間総額で8318千円相当になるとのことです(Global Houseに住んだ場合の試算)。

採用人数は14人です(1学年あたり、以下同じ)。

2024年度以降は学費ゼロ寮費ゼロという、まさに特待生扱いの奨学金に拡充されます。

過去の奨学金において寮費免除というのはなかったので、ICUとしては新しい試みと言えます。現在のICUは学生寮がとても充実していますので、ICUとしてはその資産を活かす形の奨学金であり、学生にとってはキャンパス内の寮に費用免除で住めるというのは大きなメリットになります。

ICU Cherry Blossom 奨学⾦が新設、(*1都3県民を除く)

新規の奨学金です。1 都3 県以外の国内の受験⽣を対象に授業料・施設費2 学期分が免除される奨学金。こちらも4年間継続されます。⼊試出願前に奨学⾦の採⽤可否を通知する「予約採⽤型奨学⾦」です。入試に受かる前に奨学生になるかどうかが分かるとうい事ですね。

採用人数は20名です。

1 都3 県は除外されるので、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県以外の地域の方が対象です。

4年間の給付総額は約420万円です。

ICUトーチリレー High Endeavor奨学金が原則4年継続に

ICUトーチリレー High Endeavor奨学金は入学金および年間授業料・施設費の3分の1相当額が免除される4年間継続の奨学金です。採用人数が24 名、4年間の給付総額は約225万円です。

2024年度のICU入試以降は拡充された奨学金を利用可能

2024年度以降のICUの奨学金をまとめると以下のようになり、充実した奨学金が多数の学生に与えられる事が分かります。

ICUの試算によるとこれらの奨学金制度を利用してICUに入学する学生が各学年に行き渡る2027年度には、全学⽣の14%が⼤学独⾃の奨学⾦給付対象になるということです。一学年600人程度しかいないのにこれだけ奨学金が充実しているとういのはすごいことですね。

奨学金では入試成績がものを言う事になるので、ICU入試対策を万全にしつつ、大幅に拡充されたICU奨学金への採用も狙って行きたいところですね。

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前回に引き続き2025年度以降のICU国際基督教大学の入試制度変更に関する内容をお伝えします。

2025年度以降の募集人員の変化

ICUの3月末に公表した2025年度以降のICU入試の募集人員では、一般選抜の募集人員が70人減り、総合型選抜(AO)や推薦入試、帰国生向け入試の募集人員が70人増加しています。

(*ICUの公表する募集人員の合計は620人であると表記されている。社会人の募集人員は「若干名」で、社会人以外の募集人員の合計は615人であるため、その他を5人と表記した)

一般選抜の募集人員を減らして、推薦等を増やす方向性が見て取れます。

ただしICU入試の過去の傾向を考えると、これによってただちに一般選抜が大幅に難化するという訳ではなさそうです。

今回の変更は、一般選抜の合格者数を減らすのが狙いではなく、一般選抜の受験者が減少傾向あるなかで他の方式の受験者が増えているため、試験全体で合格者の水準を維持するため実情に合わせて変更したという印象を受けます。

過去においても一般選抜の募集人員は変更されているものの、オンレクのデータを見ても近年の合格水準はあまり変化していないため、今後も一般選抜の難易度そのものはさほど変わらないと予想します。

一般選抜の募集人員

2025年度以降はICUの一般選抜が4方式に変更され、それぞれの募集人員は上記のようになっています。新方式では併願がしやすくなっています。

併願がしやすくなるという事は、重複合格する受験生も増える事になるので、その分を見越して合格者は多めに出す必要があるため、結果的には合格者数は今と大して変わらないという形になるかもしれません。

数学の出題範囲の表記の変更

2022 年度高等学校入学者から適用された学習指導要領の表記に対応するため、数学の表記が以下のように変更されています。ベクトルが数学Cに移動した事による表記の変更で、出題範囲そのものは変わっていません。この変更点はあまり気にしなくてもよさそうです。

<自然科学 現行>
数学 数学 I、数学 II、数学 A、数学 B(数列、ベクトル)
物理 物理基礎、物理
化学 化学基礎、化学 生物
生物基礎、生物

<自然科学 2025 年度以降>
数学 数学 I、数学 II、数学 A、数学 B(数列)、数学 C(ベクトル)
物理 物理基礎、物理
化学 化学基礎、化学
生物 生物基礎、生物

2025年末以降の変更まとめ 併願の活用がポイントに

ICU入試の募集人員は以前から実状に合わせて随時変更されてきたので、あまり気にしなくてよいでしょう。

重要な変更点としては一般選抜がより併願をしやすい4法式が変更される事です。

併願を活用する事で一般選抜の複数の法式で合格が狙えるため、特に2025年度以降にICUを第一志望とする受験生は、複数の入試方式の併願をいかに活用するかがポイントになりそうです。

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ICU国際基督教大学の入試関連のWebサイトが更新され、2025年度の入試からの変更点が発表されました。

2025年度ICU入試の主な変更点は2つです。

1.総合教養(ATLAS)の形式の変更
2.一般選抜が2方式から4方式へ変更
3.試験時間の変更

この記事では(I)総合教養(ATALS)の形式の変更と(II)4方式へ変更に関して見ていきます。

(I)総合教養(ATLAS)の形式の変更

<現行>
講義を聴き、資料を読み、以下の 4 つの分野の設問に答える。
① 講義に関する学際的な設問
② 「人文科学」の観点からの論述や資料を用いた設問を解く。
③ 「社会科学」の観点からの論述や資料を用いた設問を解く。
④ 「自然科学」の観点からの論述や資料を用いた設問を解く。

<2025 年度以降の入学者選抜>
特定のテーマに関する講義と1つの論述や資料に基づく設問を解く。
(講義、資料、設問の順番は未定)

現行の総合教養では15分の放送講義が流れた後に、60分で3パートに分かれた3つの論文を読み、それぞれの問題に答えるというものでした。

2025年以降の入試では、論文の部分が統合され、1つの総合的な問題となる予定です。

予想ですが、現行の人文・社会科学のように1つの大きな問題になり、そこに講義も加わるという形で、講義と問題冊子の内容はより一体感のあるものとなるようです。

冒頭に10分間資料を読んだ後に講義を流すようなフォーマットになる予定です。

<ATLAS形式変更の狙い>

今回のATLASの変更は「総合教養」というようにより統合的かつ一体的な試験にしたいという狙いがあるようです。現段階では「総合教養」でありながら各パートが実質的には独立しており、また分野ごとに出題されることで、ある種のパターン化がなされているとも言えます。試験全体として一体感のある講義と資料に変更することで「総合教養」というコンセプトに立ち返るという狙いがあるようです。

また、受験生の負担軽減という狙いも見えます。現行ではPart IVに「自然科学」のパートが用意されており、一部の問題は自然科学の知識を必要とします。現行の試験でも文系の受験生には配慮されていて、実際には完全に理系の問題はほとんど出ていないのですが、当サイトでも「文系なのですがPart IVの自然科学の対策はどうしたらいいでしょうか?」というのは受験生からも多く寄せられる質問の一つです。ATLASを統合的な問題に変更することで、「自然科学が必ず出される」という現行のイメージを払拭して、文系理系を問わずより多くの受験生にチャレンジしてほしいという狙いが見受けられます。

(II)一般選抜が2方式から4方式へ変更

<現行>
A 方式 総合教養、英語(リスニングを含む)、人文・社会科学又は自然科学
B 方式 第一次選考:総合教養、英語(出願書類として提出する英語外部試験の公式スコア)
第二次選考:個人面接(日本語:2024 年度選抜よりオンライン実施)

<2025 年度以降の入学者選抜>(方式名称は仮称)
一般選抜① 総合教養、英語(リスニングを含む)、人文・社会科学
一般選抜② 総合教養、英語(リスニングを含む)、自然科学
一般選抜③ 第一次選考:総合教養、英語(リスニングを含む) 第二次選考:オンライン個人面接(日本語および英語)
一般選抜④ 第一次選考:総合教養、英語(出願書類として提出する英語外部試験の公式スコア) 第二次選考:オンライン個人面接(日本語)

*一般選抜③と一般選抜④は併願不可(その他は併願可)

要するにA方式、B方式がさらに2つに分岐するようなイメージですね。

現行のA方式では人文社会科学と自然科学のいずれかを選択しますが、新方式ではこれらを併願することができるようになりました。

現行の時間割は以下のようになっています。

(1限)人文社会科学(もしくは自然科学を選択)、(2限)総合教養、(3限)英語

2025年度以降の時間割ではおそらく以下のようになると思われます。

(1限)人文社会科学、(2限)総合教養、(3限)英語、 (4限)自然科学 

一般選抜① の人は(1限)から集合して(3限)まで(=4限の自然科学なし)
一般選抜②の人は(2限)から集合して(4限)まで(=1限の人文社会なし)
一般選抜① ②を併願する人は(1限)に集合して(4限)まで(=1限,4限ともあり)
試験を受けるという形になると思います。

さらに、現行のB方式が2つの分岐したようなイメージで、一般選抜③と一般選抜④ が用意されます。

一般選抜③: 総合教養+ICU入試の英語+二次面接
一般選抜④: 総合教養+外部英語試験(TOEFL, IELTSなど)+二次面接

一般選抜③と一般選抜④は併願できませんが、その他は併願可能であるため、最大3方式の併願が可能になります。

<4方式変更への狙い>

併願のバリエーションを増やして、より多くの受験生にICU入試を受けてもらうというのが狙いだと考えれます。

2025年度以降のICU入試では社会科学と自然科学の両方を選択し、併願することが可能になります。特に国公立を併願している人は文理を問わず勉強をしてきているので、両方の方式を受ければ受験のチャンスを増やすことができます。人文社会科学と自然科学の選択でどちらか迷うという、読解を得意とする理系の学生にとっても今回の変更は両方を選択することが可能になるので、歓迎すべき変更点でしょう。

予想ではありますが、人文社会科学と自然科学は同日別時限に実施される予定です。会場の集合時間と解散時間を変える事によって調整する形になると思います。ちなみに2015年までのICU入試は4教科で行われていたので、4教科を同日に行うことは可能です。

さらに現行のB方式(=一般選抜④)に加えて一般選抜③が用意され、外部英語試験の成績がなくて、ICU入試の英語を受ける形で総合教養と英語の二科目+二次面接での受験も可能になります。これにより英語は得意だが外部英語試験の成績が間に合わなかったという受験生も一般選抜を受ける機会が生まれます。

併願のバリエーションも増えて、例えば一般選抜①を受ける受験生は、以下の6パターンの受験が可能です。

一般選抜①
一般選抜①②
一般選抜①③
一般選抜①④
一般選抜①②③
一般選抜①②④

併願のバリエーションを増やすことで、受験生の受験機会を増やしたいという狙いが見受けられる変更点です。

次回のエントリーではその他変更に関してもみていきます。

変更点は下記URLの「2025年度以降の入学者選抜の変更点について」のリンクから確認できます。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/

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ICUの公式Webサイトで、2023年度の入試の出題ミスが公表されています。

公表されたのは以下の問題です。

(1)「人文・社会科学」問 27 について
試験終了時間の間際に出題ミスが判明し訂正を試みたが、一部の教室で試験時間内
に周知ができなかったため。
(2)「自然科学(物理)」問 6 について
複数の正解解答の可能性を排除できなかったため。

ミスがあった問題に関しては全員正解で処理されています。

人文・社会科学に関しては試験中に訂正を試みたものの一部の教室で訂正が間に合わなかったということのようです。訂正が入った教室の人はかなりの確率でこの問題を解こうとしていた訳で、結果論ですが、この問題に時間を使うのは損だったということになってしまいます。

ICUの出題は単純に知識を問うものではなく理解を問う問題を積極的に出題しているため、他校と比較すると解釈の余地がある問題が出題されることもあるため、結果的に試験後に全員正解となる問題がまれに出現します。

それらの問題に時間を費やして答えを出そうとするのは時間のロスになってしまうため、対策としては1つの問題にあまりこだわって時間を費やしすぎるということは避けるべきでしょう。時間配分を重視して、解ける問題を確実に解くということが大切です。

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ICU学生新聞The Weekly GIANTSに2023年度ICU入試対策記事として英語リスニングの分析記事を投稿させていただきました。WGのサイトはICU唯一の学生新聞で、ICU学内情報が満載ですので、ぜひWGのWebサイトをご参照下さい。ICU入試英語リスニング対策記事は下記URLよりご閲覧いただけます。

ICU入試直前!ICU英語リスニングの傾向と対策

http://weeklygiants.co/?p=10831

学生新聞The Weekly GIANTS

http://weeklygiants.co/

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本日1月6日より2023年度ICU一般選抜入試のWEB出願が開始されています。

入試要項に記載されているように、今年度から出願時の志望動機等の入力が簡略化されています。

過去の年度よりは質問項目と入力文字数が減ったので、受験生の負担は減ったと言えるかもしれません。

注意事項として、ローマ数字等の機種依存文字は使用できません

また、フォーム内で改行することはできず、改行を入れるとエラーが出ます

Web出願は途中保存が随時できるので、とりあえず住所や出身高校など登録者情報の入力を進めておくとよいでしょう。

ただし、このフォームは指定された順番でしか入力できず、志望動機の入力は写真のアップロードの後であるため、写真を用意しておかないと志望動機のフォームまで進めません。

また、志望動機とは別に、出願サイトの最後に割とボリューミーなアンケートがありますので、早めに見ておいた方がよさそうです。アンケートの回答内容は合否に関係はありません。

さらに、奨学金に応募する場合は別途資料等を用意する必要がありますので、特に奨学金への応募を考えている方は今すぐにWeb出願サイトを確認した方がよいです。

いずれにしてもフォームは途中で保存でき、出願確定前であれば写真を含め、ほぼ全ての項目が修正できるので、まずはWeb出願のサイトからメールアドレスの登録を行い、入力可能な項目を進めるところから始めるとよいでしょう。

Web出願ページの入力は1月19日(木) 23:59(日本時間)締切であるため、早めに入力作業をしておくべきでしょう。

ICUの出願サイトは下記URLからアクセスできます。

国際基督教大学 Web出願
https://www.eraku-p.jp/erp/icu/

ICU一般選抜入試、出願の流れ

1.Web出願ページ(https://www.eraku-p.jp/erp/icu/)でユーザー登録を行い、必要事項を全て入力し、証明写真のアップロードをする(1月19日(木) 23:59(日本時間)締切)

2.Web出願ページの指示に従ってコンビニやクレジットカード等で検定料の支払いを完了する(1月19日(木) 23:59(日本時間)締切)

3.支払い確定後、Web出願ページより願書、ラベルを印刷する。角2封筒(A4が入る封筒)に印刷した願書と高校が発行した調査書を入れて、封筒に印刷したラベルを貼って、郵便局から郵送する(1月20日消印有効)

4.Web出願ページより受験票を印刷(1月28日以降)

5.受験票を持ってICUの入試会場に行く(2月4日)

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2023年度ICU一般選抜入試、出願期間に関する告知

ICU(国際基督教大学)の入試関連の公式サイトが更新され、2023年度一般選抜入試の出願期間が告知されています。

今回の告知は事前に発表されていた入試日程と同じで、リマインダーとして出されています。

2023年度 教養学部入学者選抜の出願期間について(一般/転編入/社会人)
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/news/20221219.html

ICU入試の出願に際しては、調査書や卒業(見込み)証明書の提出、証明写真のアップロード、Webフォーム上にて志望理由の記入などが必要となりますので、今のうちから用意しておくとよいでしょう。

ICU入試出願の対策、準備について

<調査書・卒業(見込み)証明書>

現役生は所属校の指示に従えば問題ありません。高卒生は自分で出身高校に行って用意する必要がありますので、早めに出身高校に確認しましょう。

<証明写真>

出願サイトよりデータをアップロードします。他の大学の出願にも用いますし、入学後の学生証に用いられるため、写真屋さんで撮ってもらった方がよいと思います。データ(JPG/PNG)でもらえるお店を選びましょう。写真は縦横比4:3、ファイルサイズ10MB以上、縦320px以上、横240px以上とされていますが、一般的な証明写真を撮ってデータでもらえばほぼ該当します。

スピード写真のブースでデータ出力できるものもありますが、写真屋さんの方がきれいに取れますし、スピード写真のブースは照明や機材などが店舗ほどそこまでよくないので、うまく撮るのが難しいと思います。

<志望理由の記入>

ICU入試では以下の志望理由を出願サイトのフォームに記入します。テキストはコピペできるので、今のうちから書いておいて、あらかじめテキストを用意しておくとよいでしょう。ちなみに今年度から志望理由に関する質問数が3つから2つに減っています。

• ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含
めて述べてください。(400 字以内)
• 学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。
(200 字以内)

ICU入試対策と出願の準備して、ICU入試の出願時期がきたらすぐに手続きできるようにしておきたいところですね。

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ICU(国際基督教大学)入試の公式サイトが更新され、2023年度一般選抜入試要項が公開されています。ICU入試対策として、前年度からの変更点を中心に確認していきます。

合格発表が試験日の9日後

2023年度ICU入試、一般選抜の会場試験は、2023年2月4日(土)に行われ、合格発表(A方式)は2月13日(月)です。

募集日程(ICU入試要項2023より)

昨年度の入試では、会場試験からの5日後に合格発表が行われていたので、試験から9日後に合格発表が行われる今年度入試は、試験日から合格発表までの日数が増えています。

2013年度以降過去10年のICU入試の日程を調べてみると、いずれの年度も試験日の5日後、もしくは6日後に合格発表が行われていました。

今年度のように合格発表までが9日間かかるのは、近年のICU入試ではなかったことですが、それ以前の年度では10日前後かかっていたと記憶しているので、昔に戻った感じですね。

また、それに合わせて入学手続き締め切り日も遅くなっており、2月20日(月)までとされています。

・合格発表が遅くなった影響は?

近年のICU入試では2月の第1週の土曜日が試験、2月第2週の木曜日(もしくは金曜日)が合格発表のパターンが多かったのですが、今年は2月の第1週の土曜日が試験、2月第3週の月曜日が合格発表です。

合格発表が2月13日と、例年よりは遅いため、この変更は併願校の受験に影響するかもしれません。例えば早稲田大学の国際教養学部は試験日が2月13日であり、早稲田国教の入試実施日の午前11時がICUの合格発表の日なので、両校を併願する受験生は、ICUが第一志望でも早稲田国教の試験会場には行く必要がありそうです。

志望動機の入力フォームが簡略化される

ICUでは出願時にWebフォームから志望動機などを記入しますが、その内容が昨年度まで3箇所(850文字)から、2箇所(600文字)に簡略化されています。昨年度までの質問1と2が統合されたてシンプルになった形です。

出願書類 入学願書(ICU入試要項2022より)
出願書類 入学願書(ICU入試要項2023より)

志望動機を出願者全員が記入するのはICU入試の伝統と言えますが、確かに「志望理由」と「何を学びたいか」は関連した内容であるため、1つの質問とした方が答えやすいですね。文字数と質問数が減ったことで、受験生のICU入試出願時の負担が軽減されたとも言えるかもしれません。

編入本科生(編入)の受験資格に「高専」が追記される

出願資格 転入本科生(ICU入試要項2023より)

ICU一般選抜はいわゆる編入試験も兼ねており、ICU入試の転入本科の合格者は2年次、3年次に編入することができます。この条件に「高等専門学校を卒業した者(見込みの者を含む)」が追記されており、高専卒業者がICUの学部に編入できることが明記されています。国際色豊かなキャンパスで英語を学びたいと考えている高専生にとっては、ICUへの編入はよい選択肢になるかもしれません。

その他

・B方式二次面接は一次合格発表の5日後

B方式(外部英語試験利用)では、一次合格者に対して二次面接が実施されますが、昨年度は一次合格発表の9日後が二次試験の試験日であったのに対し、今年度は一次合格発表の5日後に二次試験が行われます。B方式受験者は、一次試験の合格発表から二次面接までの間隔が短くなっている事は押さえておいた方がよいでしょう。ちなみにいわゆる「一般入試」の「A方式」には二次面接はありません。

・B方式二次面接の表記が「オンライン面接」から「面接」に戻る

入学者選抜・方式について B方式(ICU入試要項2022より)
入学者選抜・方式について B方式(ICU入試要項2023より)

B方式の二次面接に関して、昨年度(2022年度)の要項では「オンライン個人面接」と表記されていたものが、2023年度は「個人面接」と書かれていて、コロナ前に会場で二次面接が行われていた時の記述に戻っています。よって現時点ではB方式の二次面接を会場でやるのかオンラインでやるのかは不明ですね。これに関しては追って連絡があると思われます。

・コロナ追試の口頭試問が論述試験に変更

これはマイナーな変更点なので気にする必要はありませんが、昨年度のコロナ用の追試で、人文・社会、自然科学に相当する科目は、「口頭試問」で行われていましたが、これが「論述試験」に変更されています。コロナ用の追試は医師の診断書等が必要です。元々ICUの試験は大学の授業をベースしているため、高校の科目を超越している部分がありますが、追試ではさらに小論文や論述が含まれるため、通常の試験より難度が高く対策は難しいと考えられます。体調を万全にして通常の試験を受けるべきでしょう。

要項の確認

2023年度一般選抜入試の受験生は、ICU入試対策として入試要項に目を通しておくとよいでしょう。2023年度ICU一般選抜入試要項は下記URLから確認できます。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/

(ページ上部の「詳細は2023年年度入学試験要項で必ずご確認ください。」というリンクから閲覧可能です。)

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ICU国際基督教大学の入試関連のWebサイトが更新され、2023年度の一般選抜入試と社会人入試で追試を実施する旨と追試の日程を発表しています。これはコロナ関連の措置で、コロナ関連で入試に欠席した場合、追試を受けられる可能性があるというものです。

追試の受験には大学への連絡と医師の診断書等の提出が必要で、大学から追試の受験許可を得る必要があり、誰でも受験できる訳ではありません。

また、過去の追試は通常の一般選抜の問題とは全く別の形式で実施されていました。2023年度ICU一般選抜入試の追試の詳しい内容に関しては2022年10月公表の入試要項内で示されますが、昨年度の追試では小論文の執筆や口頭試問が含まれていました。通常の一般選抜とは全く異なる追試の形式への対応は難しいので、なるべく本試験を受けるべきですが、万が一の際には救済策として追試が用意されているということは覚えておくとよいでしょう。

ICU2023年度一般選抜入試 追試の日程 ICU Webサイトより

ちなみに、コロナ禍以降の2021年度、2022年度のICU一般選抜入試では追試の日程が用意されていましたが、学内取材では、いずれの年度も実際に該当者がいたため、実際に追試が実施されたとのことです。