今回は2023年度一般入試(A方式)でICUに合格されたKaoru-M(以下Mさん)さんにお話を伺います。
MさんはNPO校のご出身で、当サイトのオンラインレクチャーを受講され、4月1日のICUの入学式では新入生代表として学生宣誓をされました。
ICU入試成績優秀者として学生代表に選ばれた様子や、オンレクを用いたICU入試対策法などを伺いました。
入学式と学生宣誓
(学生代表として宣誓をするまでのいきさつや、入学式の様子を教えてください)
はい、ICUから、入学式で学生を代表して宣誓を読み上げてもらえませんかという電話がありました。入学式の10日ほど前でした。
その後、入学式の数日前に担当の先生がオンラインで学生宣誓の内容や意義など説明してくださいました。宣誓をする際のアドバイスもいただきました。
4月1日の入学式当日は、会場であるICU教会に早めに行って、簡単なリハーサルをしました。
入学式が始まってからは最前列に座って待機していました。
学生宣誓を担当したのは自分を含めて2人です。
学部生代表が1人で自分が担当しました。
他に大学院生が1人いらっしゃって、英語での宣誓を担当されました。
ICUの入学式では入学生全員の名前が一人ずつ呼び上げられるのですが、
学生宣誓はその後だったので、待機している時間がとても長く感じました。
大学院生代表で宣誓をされた方が隣の席に座っておられたのですが、
緊張するので早く終わらせたいですねとお互いに話していました。
その後ようやく出番がきまして、学生代表が演台に並ぶ形で宣誓をしました。
宣誓を無事に終えられてほっとしました。
(学生代表にはICUから何か記念品が贈られたりするのですか?)
いえ、そういうのはなかったですね。
(入学式のプログラムに名前が掲載される?)
いえ、プログラムに個人名が載る事もないです。宣誓をするという名誉だけですね(笑)。
入学式が終わった後に担当の先生からお疲れ様でしたと声をかけていただきました。
(今年の入学生は対面で全員参加ということでしたが、保護者の方の参加も可能でしたか?)
はい、保護者も2名まで来場できました。ただしICU教会には保護者が入れるほどの席がないので、新入生に同伴した保護者は、本館の教室でライブ映像を見る形で参加しました。
その他にオンライン配信でも式の様子が見られたということです。
ICU新入生向けのオリエンテーション
(新入生向けのオリエンテーションの様子を教えてください)
今年のオリエンテーションは入学式に先立ってオンラインでのオリエンテーションが2日間行われて、
入学式後は主に対面のオリエンテーションがありました。
(オリエンテーションで印象に残っているものはありますか?)
印象に残っているのはICUの新館で行われた、ICUの各メジャーを紹介するポスターセッションです。このポスターセッションでは、ICU新館の各教室でそれぞれのメジャーが研究内容を紹介する展示を行って、そこに各メジャーの先生方が待機しておられて、随時説明をしたり質問に答えてくださるというものでした。
(その他のオリエンテーションはどのような内容でしたか?)
学生生活のオリエンテーション、カウンセリングセンターの紹介、就活支援の紹介、ELAの説明、授業履修、登録の説明、健康診断やアドバイザーの先生との面談などです。
ELAのクラス分けテスト
(ICUは伝統的に入学式前後にELAのクラス分けのテストをしていますが、今年はどのタイミングで行われましたか?)
プレースメントテストは入学式の前日でした。会場試験ではなくてオンラインで自宅から行う形式(*TOEFL ITPテストデジタル版)でした。
(プレースメントテストに際してTOEFL ITPの対策はしましたか?)
ITPは誤所指摘など文法問題に特徴があって、文法は以前からやっておいた方がよいと思っていたので、TOEFL ITPの文法対策で評判のよいテキスト(『全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策』)をやりました。
(スコアやクラス分けはいかがでしたか?)
デジタル版のITPではその場でスコアが出て、なかなかよい点数でした。その後クラス分けが決定する前にELAの先生からインタビューを受けて、結果的にStream-3になりました。純ジャパで海外経験はなく、スピーキングは苦手なのでそのようなクラス分けになったのだと思います。ELAはしっかりやりたいと思っていたのでStream-3でよかったと思っています。
*ICUのELAではTOEFL ITPのスコアでクラス分けがされるが、Mさんのようにテストが高スコアで海外経験が少ない場合などは、個別にインタビューを受けて最終的にクラス分けが決定される事がある。
(そのほかにICUに入学して印象的だった事などはありますか?)
はい、入学後にはアドバイザーの先生と面談があるのですが、その面談に関するメール連絡が全て英語だった事には驚きました。ICUに入学した事を実感した気がしました。
(次回に続きます。)