2020年度ICU(国際基督教大学)一般入試の出願期間は以下の通りです。
高校調査書の入手と証明写真撮影を早めにして、ICU入試出願に備えましょう。
ICU一般入学試験 (転編入学試験を含む)
【Web出願期間】2020年1月6日(月)10:00 ~ 1月19日(日)23:59(日本時間)
【出願書類提出期限】2020年1月20日(月)当日消印有効(*)
*海外からの郵送の場合は締切日必着
未来のICU生のためのICU入試情報サイト
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ICU(国際基督教大学)入試英語リーディングの問題の頻出パターンの研究
過去のICU入試英語リーディングの入試問題20年分(20010-2019)の読解パート(Part I)の質問文をデータ化し、頻出の質問表現パターン、ベスト3を分析した。
<質問表現のパターン1 最頻出のWhich of the following>
・質問文のフレーズで登場回数が多かったフレーズは、"Which of the following..?"のパターンであった。択一試験の特性上、様々な質問でこのフレーズが用いられている。
特に、Titleとしてふさわしい問題、Main Ideaを答える問題、underlined word(下線が引かれた単語)の意味を答える問題においてよく使われている。
Which of the following illustrates the idea of rationalization expressed in the text?
The underlined word “they" in the first sentence of paragraph 3 refers to which of the following?
<質問表現のパターン2 According to X>
・According to x, …?の質問文も頻出である。ICU入試の特徴として、According to Xの対象となるのは、ほとんどの場合、"the text/the passage", “the author/the writer", “paragraph x"である。
According to the writer, under what conditions does peace usually occur?
According to paragraph 1, which of the following is true of capitalism?
<質問表現のパターン 3 underlined(下線部)に関する問題>
問題文中に引かれた下線部に関する問題も頻出。
ICU入試では以下のような特徴がある。
1.下線部はほとんどの場合、1つの単語に引かれている。フレーズ、イディオムなどに下線部が引かれていることはほとんどない。
2.難度の高い英単語の意味を、前後の文脈から、その意味を類推させる問題が最も多い(ほとんどの問題がこのパターン)
3.代名詞等(they, theirなど)に下線部が引かれている場合は、その語が指す対象を問われる(この出題パターンはあまり多くない)。
よって、ICU入試の英語で、リーディング本文に下線部がある場合は、ほとんどの場合、その単語の意味が問われているので、単語の意味を下線部の前後の文脈から類推して推測しておくようにしておくとよい。
The word “degeneration" underlined
in paragraph 3 is closest in meaning to which of the following?
The word “their" underlined in paragraph 2 refers to which of the following?
以上がリーディングで出題頻度の高い質問表現のパターンベスト3である。リスニングと比較すると、リーディングの質問表現はそこまで定型化されていない様子もうかがえる。(参考)ICU入試英語リスニング質問文-頻出表現の研究
一方で、ほとんどが典型的な英語リーディングのQuestionの範疇には収まっている。
Gallaudet UniversityのEnglish Centerは、英語の試験におけるQuestionのタイプを以下の5つに分類している。
1.COMPREHENSION(理解)、DETAIL QUESTIONS(細部の問題), FOLLOWING DIRECTIONS QUESTIONS(指示に従う問題,) MAIN IDEA QUESTIONS(主題の問題)、INFERENCE(推測)
Types of Reading Questions – Gallaudet University
ICUの入試も多くの問題がこれらのパターン内から出題されいる。ほとんどが内容理解の問題であり、語彙の問題が少数出題され、文法を直接問う問題などは読解問題であるPart Iではほとんど出題されない。文法問題は空所補充であるPart IIで出題されている。
ICU(国際基督教大学)入試英語リーディングの問題の頻出単語、表現の研究
今回はICU(国際基督教大学)入試、英語リスニング対策として、出題パターンを研究するため、過去のICUの英語リーディングの入試問題20年分(20010-2019)の読解パート(Part I)の質問文をデータ化し、登場した英単語の出現頻度を調べた。
調査の結果、ICU入試英語リーディングの質問文で最も出題される英単語のベスト100(109)は以下のものであった。"出現回数"はICU入試英語リーディングの質問文に登場した回数を示す。
集計された単語の出現回数を元に、ICU入試英語リーディングの出題傾向を分析する。
・5W1Hで一番使われるのは?
英語の質問文では、5W1H(6W1H)が重要であるとされるが、実際の質問文での登場回数には偏りがあった。
which | 165 |
what | 140 |
why | 31 |
how | 20 |
when | 6 |
who | 1 |
where | 0 |
概ね傾向は前回分析したリスニングに近く、which, what等が非常に頻繁に質問文に登場する。whichとwhatを用いたQuestionには一定のパターンが認められたので、この点に関しては、コロケーションの分析として後日掲載したい。
その反面、whoやwhenはほとんど登場していない。whoはわずかに1度、そして"where"を用いた質問文はICUの英語リーディングの過去20年間で1度も登場していない。
whoに関しては、ICU入試で出題される英文は学術論文であるから、学術論文の筆者が学者や研究者であることは自明の理である。また、そもそも学術論文は小説ではないので、文中の動作などの主体が誰であるかが曖昧な文章であってはいけない。
また、whereに関しても過去20年間に全く登場していないが、これは会話文のように例えばレストランでの会話などのように「会話の場面」が問われることがないというリーディングの特性であると考えられる。会話文であればそれぞれの場面、場所にあった表現を用いる事が求められるが、学術論文は、学術的なルールに従って論述する事が求められる。よって学術論文で「場面」を問うのは不自然とも言え、また文中で場所に言及するのであればその旨は誰が読んでも明確になるようにしておくべきである。
・リーディングのQuestionに特有の頻度の高い英単語は何か?
以前に分析を行ったリスニングQuestionでは、"Lecture"、"Woman"、"Man"、"Speaker"など、放送講義や話者に言及するリスニング特有の表現が多く登場していた。
(参考)ICU入試英語リスニング質問文頻出英単語ベスト100の研究
一方、今回分析を行ったリーディングQuestionではリスニングには登場しない、論文特有の英単語が多数出題されている様子が分かる。
paragraph | 177 |
text | 90 |
underlined | 76 |
writer | 72 |
author | 25 |
リーディングとリスニングではQuestionに登場する語彙が違うことを認識しながら、それぞれの出題パターンに慣れておくとよい。これらの単語はリーディングQuestionでは出現回数がとても多いにもかかわらず、リスニングではほとんど登場していない。
ICUの入試では、英語の試験はリスニングが先に実施され、リスニング終了後すぐにリーディングの回答時間となるため、頭を切り替えて試験に臨みたいところである。
・どのパラグラフが一番出題されるのか?
同じデータを用いて、ICU入試英語リーディングの問題過去20年分のQuestion(質問文)の中で、どのパラグラフが問われているかをカウントした。なお、基本的にパラグラフ番号は"paragraph 1(2,3…)"の形で表記されるが、"1st paragraph"、"first paragraph"などの形でも出題される事があるため、それらも合算してカウントしている。
分析の結果、ICU入試英語リーディングのQuestionで多く登場したのは、パラグラフ1, 2, 3であった。つまり英文の前半ほど「パラグラフの主題や役割」、「パラグラフ内の下線部の意味」が問われやすい。その一方で、後半のパラグラフになるほど、パラグラフ内の特定の箇所が質問の直接の対象となる頻度は少ない。
以上の傾向から、英文の前半は精読し、後半は速読すると回答の効率が高まりそうである。
実際に論文の構造として、冒頭の段落で論文の条件設定や背景説明、学術用語の説明をした上で議論を展開する事が多いので、英文の前半ほど細かな内容を述べている場合が多く、前半のパラグラフの方が英文の理解を問う問題が作りやすい傾向があるものと考えられる。
・Questionは全般に平易な表現を用いて作られている
上記のQuestionの頻出単語を見ても分かるように、上位の単語はすべて基本的な英単語であり、この表に登場しない出現回数5回未満の単語の多くも平易なものであった。英語本文や選択肢には難度の高い英単語も度々登場しているのだが、少なくともQuestionに関してはシンプルで明快な表現がほとんどである。
また、概ねOxford English Corpusの分析した英語テキスト全般の頻出単語のリストのトップ100 wordsの内容にも近い。
https://en.wikipedia.org/wiki/Most_common_words_in_English#100_most_common_words
Questionの読み取りに関しては語彙力というよりは瞬時に問題の意図を把握する判断力やスピードが問われていると言える。その上で、特にWhichやWhatを用いたQuestionには特定のパターンがあるため、次回以降のエントリーで論じる。
ICU入試対策冬期講習を11月24日より開講いたします。 詳しくは下記URLをご参照下さいませ。
ICU入試では、ATLAS(総合教養)と英語リスニングにおいて放送型試験が採用されています。結果的に、入試の約半分が放送を伴う試験で構成されています。これは他大学の入試問題にはない、ICU入試の大きな特徴の一つです。
また、近年はICU入試では、英語リーディングのみならず、人文社会科学でも長文が出題されており、長いテキストをいかに読みこなすかという事も重大な要素になっています。
このようなICU入試の試験形式の対策にはオンレクで利用可能なボイスエイド音声化ファイルを用いると効果的です。オンラインレクチャーでは、すべての英語リスニング、ATLASの過去問放送音声を聞くことができます。それに加えて、すべての英語リーディングの読解問題、人文・社会科学のすべての過去問の音声化ファイルも用意されています(1988年以降の過去問)。
英語リーディングと人文・社会科学の音声化ファイル(ボイスエイド)は他所では絶対に手に入らないもので、これを活用することで、特に解き終わった問題の復習が容易に行えるようになります。
もちろん最新の2019年度の英語リーディング、人文社会科学も音声化されています。最新のサンプルを以下に掲載しますので、参考にしてみてください。
2019年度人文社会科学ボイスエイド音声化ファイル(部分)
2019年度英語リーディング音声化ファイル(Part1 Text2)
英語リーディング、人文社会科学はともに文章量が多いため、解き終わった後の文章を読み直したり復習したりするのは必ずしも容易ではありません。しかし、せっかく解いた問題、読んだ論文を読みっぱなしにしてしまうのはとてももったいないことです。本文読み上げの音声ファイルを活用して、いわば受動的に本文を聞き直すことで、効率的に学習を進める事が可能です。特に英語リーディングでは速読をするために英文を「前から読む」(日本語の語順に直して読まない)事が重要ですが、音声化されたファイルに沿って本文を読んでみることで、自然と英語の文体に慣れることができます。さらに単語の発音や、論文に特有な表現、漢字等の読みも習得できるので、それらの表現や、論文の背景知識等の記憶の定着度が、黙読だけの場合よりも大きく改善することが期待できます。
その上で、先の試験構成の図で見たように、ICU入試のおよそ半分は放送が伴う試験というイメージですが、読解型の試験の過去問を演習する際にも音声化ファイルを用いることで、放送型試験への対策を効率的に行うことができます。
2019年ICU祭のフォトレポート。ICU祭は例年10月末に行われているが、今年度は11月4日、5日に開催された。
校門の看板。今年度のテーマはEureka!。Eurekaは古代ギリシア語で「見つけた」「分かった」を意味する言葉。
バスロータリーを超えた先のエントランス。
エントランス付近の総合案内所。こちらでパンフレットがもらえる。
A館、ジム前の出店。一連の体育施設が完成したことでこちらにも出店できるようになった模様。
ICU教会前広場のステージ。小田急バスのマスコットキャラクター、きゅんたがICU祭に来場。子供達との記念撮影で列ができていた。まさに意のままに動く小田急の犬、ではなくてかつて小田急バスの車体に犬のエンブレムがついていた伝統にちなむとか。武蔵境駅からICUまでは小田急バスの臨時便が出ていたのであまり並ばずに乗ることができた。
花道付近の出店。バカ山を望むICU祭のメインストリートで、例年通り大いに賑わっていた。
我らがICU唯一の学生新聞サークル、The Weekly GIANTS(うぃじゃん)は旧D館前に展開。ジブリ映画「コクリコ坂から」にヒントを得た「新聞屋さんのコロッケ」をテーマに、新聞(WG ICU祭号)と揚げたてのコロッケを併売。確かにコロッケを食べると新聞を読みたくなるので間違いのない企画である。消息筋によるとコロッケと新聞の販売比率は5:1くらいだったので意外に(?)新聞が売れていた。例によってICU祭号のWG紙面はICU受験生を意識した内容を掲載。
本館入り口横のグッズテント。近年この場所に定着しつつあるので、ICUグッズがほしい場合は本館入り口へ。
アラムナイ(OB・OG会)のICUグッツを中心に充実のラインナップ。写真のICUグッズ以外に文具なども充実していた。
こちらはICU本館内部の様子。外と比べると落ち着いた雰囲気だが、1F入って左側のキッズコーナー「遊びの森」はICU祭実行委員による各種キッズ向けの企画(子ども屋内企画)が充実していて大人気だった。
1Fのキッズ向けコーナーは駄菓子やアーチェリー体験コーナーなど様々であったが、英語体験ができるキッズ向け英語教室は特に人気があり、長蛇の列ができていた。ICUらしくていい企画ですな。
近年ICU祭はキッズ向けの企画が認知されてきているのか、体感的に小学生未満の子供連れの来場者が2-3割いるように感じる。近年は男女の出会いの場になっていてあまり教育上よろしくないとも思われる学園祭が多いので、子供と一緒に来場できるICUは安心感がある。
こちらはサイエンスクラブの本館の企画。3Dプリンターではんこの制作体験ができる。子供向けの科学教室などを実施しているサークルで、以前のICU祭では映像技術等を駆使したおばけ屋敷の企画をよくやってましたね。
同じくサイエンスクラブのミニ四駆組み立て体験コーナー。男子に大人気だった。
3FラウンジのICU華道部の作品展示。ICU祭の本館の企画はいずれも落ち着いた雰囲気でゆったり見学できるので、外の出店に疲れたら本館に入るのがオススメ。
ICU祭は年々キッズが増えている印象があるが、高校生もたくさん来場していて、ICU入試に関してICU生に相談している様子も見受けられた。ICU祭は誰でも気軽にICUを見学するチャンスなので、オープンキャンパスと併せて、ぜひ受験までに一度はキャンパスを見学しておきたいところ。ICU入試に際して現場を知っているというのは心強いし、キャンパスまでのアクセスも確認しておきたい。ICU祭を見逃してしまった人もICUのキャンパスは随時見学できる。
近年ICU(国際基督教大学)入試の英語リーディングは3長文+空所補充の出題形式となっており、入試制限時間60分で終わらせるにはスピーディに回答を進めていく必要がある。
まずは英語リーディングの出題形式を確認する。
上の構成図に見られるように、ICU入試の英語リーディングは、2パートで構成されている。
Part Iでは3つの長文読解問題で、各長文の長さはおよそ800 words程度。内容理解を中心に、8問の読解問題が出題される。
Part IIでは、400wordsほどの長文に12カ所の空所があり、その空所に当てはまる語句を選ぶ、空所補充問題。
2019年度の例では、全パート合計で約2800wordsもの英文が出題されたが、試験時間が60分と非常に短い。このような大量の英文が短い試験時間の中で出題されるICU入試の英語リーディングにおいて、各問題をどのような時間配分で解くべきかを考えてみたい。
上図のパターンAで見られるように、各問題を15分ずつで解くと、ちょうどすべての問題の時間配分が均等になる。ただしPart Iの各textを15分で解くのは相当な速読力が必要である。
現実的にはパターンC程度の時間配分が多くなると考えられる。このパターンでは、Part Iの長文読解のtextを各17分で読めば、Part IIの穴埋めに9分残る計算になる。
パターンD, EはそれぞれPart Iの各textを18分、19分で読んでいるが、ここまで時間をかけてしまうと、Part IIの回答時間が6~3分しか残らないことが分かる。
経験上Part IIにはできれば10分弱の時間を残したいので、まずはパターンCのように、各textを17分程度で解く事を当面の目標とした上で、最終的に各textを15分程度で解ければ、余裕を持って全問を解くことができる。
なお実際にはすべての長文が一定の時間が解ける訳ではないので、Text1 19分→text 2 15分→text 3 17分など、全体として目標の時間で解く事ができれば問題ない。
以上を踏まえた上で、ICU入試英語リーディングの時間短縮のコツと学習法を以下に書き出してみた。
1. 3つの長文がそれぞれ人文科学、社会科学、自然科学から出題される年度が多いので、自分が得意な分野から解き、苦手な分野の長文は後回しにする。
2. 各長文に付された8問の読解問題は、概ね長文の文章の順番通りに出題される。よって、長文を一気に読むのではなく、随時設問を解きながら、長文を読み進めた方が効率がよい。
3. 出題パターンによっては設問で全く問われないパラグラフもある。全部のパラグラフを均一のスピードで読むのではなく、設問で問われている箇所を重点的に読み、問われていない箇所は素早く読む(場合によっては読み飛ばす)ように訓練する。
4. 設問の難易度は一定ではない。回答に時間がかかる問題、一読して分からない問題は潔く飛ばし、短時間で確実に答えられる問題を見逃さずに答える。
5. 出題される文章は学術的な内容が多く、また設問の内容にも一定のパターンがある。ICU入試の過去問を遡っていくと出題される範囲の語彙と解答のパターンが身につくので、過去問を中心に勉強をすると効率がよい。なお2017年より前の年度は各長文10問の出題であるから、ランダムに2問を消して8問を素早く解く練習をするとよい。
6. 過去問演習の際は1長文あたり20分~15分の解答目標時間を定め、時間内に終わるように訓練しながら、「全部を均等に読まない」「どこでスピードアップするか、省くか」のコツを自分なりに習得して、過去問の数をこなすことを考える。
1. 400wordsほどの英文に12カ所の単語(もしくは短い語句)を補充するとうい独特の出題形式であり、Part I以上に慣れがものを言うが、類題は市販の教科書や問題集にはあまり掲載されていない。よって、ICUの過去問で演習を行うと効率よく学習できる。ICU入試の出題形式は大きく変わっていないので、過去問をよく研究して、空所補充問題のパターンを習得し、素早く解けるよう訓練をする。2017年より前の年は20問で出題されているので、演習の際の制限時間は適度に調整する。制限時間内に解く練習をしたい場合は、ランダムに8問を消して12問にして解いてみてもよい。
2. 文法がものを言う問題もあるが、空所補充の特性上、出題される文法の分野に偏りがある。よって、ゼロから分厚い文法帳を暗記しようとするのではなく、ICU入試英語リーディングのPart IIの過去問を解きながら、出題された箇所の内容を文法書・文法問題集で随時参照にするようにする。
新D館付近。キャンパスツアーの集合場所はこのあたり。Tシャツの抽選会も行われていた。
新D館ラウンジ付近。こちらにはICU生に個別に質問や談話ができるスペースが
ICUキャンパスのバカ山付近。ジュースなど飲み物の無料配布が行われていた。暑いのでありがたい。今年の8月はとにかく暑かった。写真奥がICU本館。
ICU本館内部の様子。これは入試説明会への列。予約不要のイベントのため、入試説明の教室に入る列は結構な長さになっていたが、列に並んでいた人は会場には入れていたようなので、指示に従って並んでいれば大丈夫。
ICU入試制度説明の教室入り口。
ICU入試制度説明の様子。担当者からとても詳しい説明があった。近年ICUの入試も多様化しているのでこうやって整理してもらえるとありがたいですな。プレゼンテーションの画面をスマホで入念に撮影している受験生や保護者も多く見かけた。
ICU入試関連では総合教養(ATLAS)関連のものも充実していた。ATLASの体験と、アドミッションズセンター担当教授よりATLASの出題意図などのレクチャーがあり、実際にICU入試のATLASの受験した学生による体験談を交えたセッションが行われた。
ICU入試個別相談。こちらでは担当者から個別の相談を受けることができる。特に帰国生入試などは提出書類や受験資格が複雑なので、受験前に詳細を確認した方がよい。
その他入試関連のイベントとしては英語リスニングの体験コーナーも用意されていた。ICU受験生が多いオープンキャンパスの特性上、ICU入試関連のイベントが充実していた。
本館1Fの様子。ICUのオープンキャンパスは個別相談が多数用意されているのが特徴で、奨学金相談コーナー、就職・卒業後の進路の相談コーナーなど用意されており、個人の事情に合わせて説明を受けられる。その他、留学や寮などの各種ガイダンス、モデル講義も多数行われていた。
夏のオープンキャンパスで気温は高かったが、本館のラウンジ等も解放されていて、随時休めるようになっていた。
仮10:00に朝から参加する16:00の終了時刻までに最大で6コマのイベントに参加できるが、お昼の休憩も取りたいところだし、移動や列に並んだりという労力もあるため、6コマ全部出るのはかなり厳しい。事前にタイムテーブルが公開されているので、概ね4個(多くても5個)程度のイベントに参加するという計画を立てておくとよい。
また、ICU入試受験生としてはICU入試関連のものが当然気になるところだが、ICUの公式サイト等ですでに公開されている入試情報が多く、事前に入試関連のリサーチはすませておいた上で、入試関連の教室イベントばかりに時間をとられないように注意したい。個人的には入試関連のイベントは1個か2個にしておいて、残りの時間はせっかく1on1で用意されているICU生および担当スタッフとの個別相談と、各メジャーの内容が分かるモデル講義、さらにはICUの各施設を見ることができるキャンパスツアーに積極的に参加した方がよいと思う。
暑さ対策は必須。大学でもらう資料の重さも考慮して、持って行く荷物は最小限にしつつ、飲料を常時持ち歩く。飲料は本館の自販機などで買える。本館はイベントが多く人数が多いので、学食も利用して、随時休憩をとった方がよい。
いずれにしてもICUのオープンキャンパスは内容が充実していて、某ネズミの国のようだが、1日で全部のイベントに参加するのは無理である。事前に公開されているICUオープンキャンパスのタイムテーブルを見ておいて、どれに参加したいかを考えつつ、 都内や隣県の学生は3日間開催というところを生かして、複数日程に参加するの事も推奨。無理に1日で回ろうとすると消耗しちゃうかもしれないので。
ちなみに今回オープンキャンパスに行けなかったICU受験生は、ICU祭の時にICUに行ってみるとよい。2019年度のICU祭は11月3日(日)、11月4日(月)に開催予定。ちなみにインベントの時じゃなくてもICUは随時見学可能なので、ICU入試受験までに一度はICUのキャンパスを見ておいた方がよい。
まずはJR中央線の武蔵境駅からICU(国際基督教大学)へのアクセスをご紹介します。
なお、2020年度ICU入試受験生もJR中央線を使う場合も武蔵境駅南口から入試当日にICUまで移動することになりますが、入試当日は臨時直通バスが出ているので、南口を出て誘導の指示に従ってください。
JR武蔵境駅についたら階段を降りる。どの階段を使っても改札階に降りることができる。
改札階に降りたら、中央改札を目指す。中央改札を出たら右折。
中央改札を出て右折すると南口に出る。南口から駅の外へ。
南口を出たら左折して、2番のバス乗り場を目指す。「国際基督教大学」行きのバスがきたら乗車しよう。オープンキャンパス時やICU祭の時は臨時バスも出ている。
10分少々でICUに到着。
(次回に続きます)
5プロ履修生Iさんインタビュー2
(・大学院の授業は4年1学期から、学部の授業と並行して始まる? 学部の授業と重複しない?)
並行して始まるのですが、重複はあまり起こらなかったです!残り単位数が応募資格に含まれていることもあって、多くの5プロ候補生は卒業に必要な単位数を一定以上満たしている事が条件であるため、4年次の履修にはかなりゆとりがあるイメージです。
(・実際にICU大学院の授業にICU学部生として参加してみての感想は?)
内容のレベルが上がるのはもちろんですが、個人的には院生の先輩とのつながりができるのがありがたかったです!研究の相談やキャリアプランなどなど、メジャー内でのタテのつながりがやや薄い(?)とも言われるICUで、直属の先輩にたくさん相談させていただけたのは、大学院の授業がきっかけかもしれません!
(・5プロを取っている人はどれくらいいる? どのような専攻分野の人が多い?)
正確な数までは分かりませんが、今年の4月に5プロ生としてICU大学院入学した人数は15~20人くらいいたような気がします。私自身が驚いたことでもあるのですが、専攻・専修は意外とばらつきがありました。ただ理系よりは文系の学生の方が多めですね。
(・「ICUトーチリレー大学院新入生奨学金」は大学院の入学金と1学期の授業料が免除されるが、5プロの人はどれくらい採用される? 或いはこの奨学金は5プロ向けの奨学金?)
5プロの学生向けというわけではなく、ICU大学院新入生全体向けの奨学金です!ただ大学院の新入生のうち、5プロでICUの大学院に入学する学生が多いので、採用される人も5プロ生が多くなりそうですよね。採用率までは分かりませんが、割とみなさん活用している印象です。
(・就職活動はどのタイミングで行う? )
私の場合は少し特殊で、就職活動は4年次の2月(学部卒論執筆直後)の1カ月で集中的に終えました!
他の5プロ生だと、一般企業に就職する場合は5年目の春学期に就活していますね。授業前後に三鷹から都心まで移動して面接に行ったり、研究の合間にエントリーシートを書いたり、とけっこう忙しそうです…。
また、5プロ生には教員志望の学生もいるので、その場合は違ったスケジュールになるようです!
(・無事に就活を終えて大手コンサルティング会社に就活されると伺いましたが、5プロで来年には修士課程を修了する予定であるというのは、就活上有利?人事担当者の反応は?)
あくまで主観ですが、就職活動でのアピールポイントの一つにはなると思います。他の人が6年でやることを5年で、というのは優秀さを伝えるのに非常に分かりやすい気がしています。ただ何よりも「ICUの5プロとは何か」を相手に説明するスキルや論理性が大切です!
(・ICU学部の卒業式、ICU大学院の入学式はそれぞれある?)
学部の卒業式、大学院の入学式、どちらも出席します!卒業式の一週間後に入学式、という不思議な状況が発生します…。
(・ICUの寮には5年間住める?)
5年間住んでいる5プロ生、けっこういます!寮やフロアの変更はあるかもしれないですが、住めなくなることはないようです。
(・ICUで5プロをやってみて良かったこと、大変だったことは?)
よかったことは、専門性が身についたことです!ICUはリベラルアーツを掲げていて幅広い分野の学びに触れられるぶん、メジャーの学びが薄くなってしまうことが弱みとして気になっていたポイントでした。5プロをやったおかげで、学部のときに比べて専攻の知識にも自信がついたと思います。
大変だった(というよりは今大変だと感じている)のは、大学院の授業と並行して修士論文を1年で書くことですかね…。2年間で卒業する場合は、1年目に授業をとって、2年目に研究、というスケジュールが一般的だと思いますが、同時並行しなくてはいけないので、スピード感がありますね。だからこそ、卒論と修論をどのように関連させるか、が大切な気がしています。
(・ICUで5プロを検討している人にアドバイスやメッセージをお願いします)
私個人の意見ですが、下級生の段階からできることは「成績をキープする」「はやめに授業を履修しておく」の2つだと思います!専攻の授業を3年次までにある程度取っておくと、知識も深まって研究計画書も書きやすくなると思います!
5年間で修士まで取れることは、社会に出るときのアピールポイントにもなると感じているので(実際就活ではかなり食いついてもらえました笑)、もし少しでも関心があったら選択肢の一つに入れてみてほしいです!
(ありがとうございました)