一般選抜

BUCHOでございます。

1999年のサイト開設以降、皆様のご協力のおかげで、サイト掲載のICU(国際基督教大学)合格体験記数が300を突破いたしました。

たくさんの皆様にご執筆、ご閲覧いただき、誠にありがとうございます。

いずれも素晴らしい体験記で、何度も拝読させていただいておりますが、皆様の合格の喜び、入学への期待に満ちた文章を読むと、なんともやる気になってくるのでございます。

また、ICU入試の特殊性故に、どの合格体験記も個性的であるという点が非常に興味深いです。

ICU入試は本質的にはICUでの授業に対応できる能力を備えているか、さらに大学での学習の適性があるかという、「学習能力+適性試験」であるため、既存の大学受験の枠では捉えきれない部分があり、それぞれのバックグラウンドなどにあわせて、本当に多様なストーリーがあるのだなと、改めて関心いたしております。

今後ともBUCHOのICU受験対策/国際基督教大学入試情報をよろしくお願いいたしますm(_ _)m。

*引き続き皆様の合格体験記をお待ち申し上げております。

ICU合格者の皆様、ぜひ合格体験記をお寄せ下さいませ。
執筆者の皆様には図書カード(amazonギフト券)及び、ICU入学に確実に役立つ小冊子、「BUCHOのICU入学対策」を差し上げております。後続のICU受験生のため、ぜひご協力いただければ幸いです。

(ICU合格体験記は下記URLよりご投稿いただけます)

https://bucho.sakura.ne.jp/mail/exp01.html

一般選抜,地方受験・沖縄兄弟

(東京でのお二人の暮らしの様子を教えていただけますか?)

弟:ワンルームのアパートで2人で暮らしています。
ちなみに部屋の半分が兄のベットです(笑)。

兄:まさか兄弟でICU(国際基督教大学)に合格するとか思ってなくて、沖縄から東京に出てきたときに勢いでセミダブルベッドを買ってしまったのですよ(笑)。
ベットの横で弟が布団を敷いて寝ている感じですね。
(そうすると友達を呼んだりはあまりできませんね?)

兄:二人で暮らしてからはないですね。
呼んでもいいけど、お互いに結構気を使うタイプなので。

(ご飯とかはどうする?)

兄:最初の頃は2人でつくって食べたりしていたのですが、最近は各自で食べることも多いですね。今日は松屋で食ってきた的な。

(ご兄弟2人で同じ大学にいるというのはどういうもんでしょう?)

兄:やっぱり兄としてはうれしいですよ。学校内で友達に「弟もICUに入ったんだって」とか言われますね(笑)。

弟:2人で東京に出て同じ家賃なので、親の負担は多少軽くできているのかなと思っています。

(お兄様から授業のアドバイスなどはされましたか?)

兄:人類学がおもしろいとか、先に必修を埋めておいた方がよいとか、4年間ICUにいて実感したことは伝えました。

(弟さんとしてはお兄さんがICU(国際基督教大学)にいっていなければ、ICUには入っていなかったですかね?)

弟:そうですね、そもそもICUを知らなかったし、琉大にいっていたと思いますね。またICU受験対策自体やり方が分かりませんし、BUCHOさんのオンレクを紹介してもらっただけでも大きいですね。

(なるほど、最後にお兄様は今年就活をされたということですが、その様子を教えて下さい)。

去年から活動していて、今年の3月4月くらいに終わったところです。
沖縄にいつかは戻りたいと考えていて、地元沖縄の企業なども考えていました。
沖縄電力とか。
最終的には沖縄に支社のある、東京本社のIT系企業に就職することにしました。
しばらくは東京で働きたいし、将来的に沖縄に戻れるというチャンスもあるからです。
特に沖縄の場合、地元の企業に就職してしまうと、地元から出られなくなる傾向があるのです。
そういう意味でも今のところ納得しています。

ちなみに今沖縄ではIT系企業の誘致に積極的で、メジャーなIT系企業が沖縄にデータセンターを作ったりしています。
就活が一通り決まってから公務員を受けようかなどと悩みましたが、最後にはそこで勤めようと決意しました。そこに至るまでには少し時間がかかりました。
(今年の就活はかなり厳しいと聞きますが)

30社くらい回って内定が1社が出たというところです。
自分としては普通にやっていたつもりでしたが、前年の様子が分からないので、どれくらい厳しいかは実感できないですね。

(弟さんの方は将来何をなさりたいですか?)

教職を考えています。
まずは在学中に塾の講師をやってみて、自分の肌に合っているか見てみたいですね。
もし会わなかったら別の職業でしょうか。
別の道を考えられるのもICUのいいところですね。

(ありがとうございました。)

okinawakyodai

志願者数・受験者数

ICU 2011年度一般入試志願者数

ICU国際基督教大学の2011年度一般入試の志願者が本日確定しました。

一般入学試験:1,602人
ICU大学入試センター試験:966人

昨年比 一般 152人減, センター50人増

センター利用の志願者増加や、このサイトのアクセス統計などを見ても、ICUの人気・知名度自体は上がっている感触があります。一方で、一般入試の志願者数は昨年に続き減少しました。一般入試の志願者数の減少には様々な要因が考えられますが、少なくとも本年に関しては、下記事項が大きく影響しているように見えます。

1.明治大学の全学部統一入試、法政大学のT日程(全学部統一日程)との試験日の重複
2.他大学と比較して短く、かつ早期に終わる出願期間

まず1です。受験者数日本一の明治大学における、全学部統一試験(昨年度受験者数約18,000人)、及びその明治をある意味でライバル視している法政の T日程(今年度受験者数11,600人)と被ったのはいかがなものかと思います。大学受験の知識が少しでもある担当者ならば、この日程での実施は避けるで あろう日程であり、複数学部ならともかく、単一学科入試であるICUが入学試験日をこの日程に持ってくる理由がよくわからないというのが正直な感想です。

2011年2月5日実施の大学入試の志願者数

明治大学 全学部統一試験 16,673人(2011年度速報値)
法政大学 T日程 約11,600人(2011年度)
ICU 一般入試 約1,600人(2011年度)

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(明大を一気に志願者数日本一に押し上げた「全学科統一試験」。2011年は同一日程にICUの一般入試が実施される…source:明治大学Webサイト)

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(法政大学T日程(全学部統一日程)。ライバル明治大学に対抗しており、同じく全国で受験可能。A日程(一般入試)より科目数が少ないなどの特徴がある。source:法政大学Webサイト)

*両大学入試は全国各地で受験可能であることから、東京での滞在を短くしたい地方からの受験生などは、2月5日の試験は地元で受け、後日東京に出てくるというケースも多々あるようです。

ICUは学期中に行うため、月-金の試験実施は講義を休講しなくてはならず、また学内にあるICU教会での日曜礼拝のため日曜日の実施はなく、近年は土曜日に実施されています。

しかし、かつては金曜日の入試実施もありました(2005年度他)。単一学科で、試験が一度しかないので、他校の動向を見て柔軟に試験日を設定してもよいと思います。

つづいて2の出願期間です。ICUはもう少し前から願書を受け付けるべきで、また受付の締め切りも後ろにずらせるでしょう

ICU出願期間(試験日2月5日)  2011年1月6日(木)-1月18日(火)

早稲田大学           2011年1月5日(水)-1月26日(水)
明治大学(全学部統一試験)  2011年1月4日(火)-1月21日(金)
(法学部)       2011年1月4日(火)-2月2日(水)
法政大学(T日程)  2011年1月5日(水)-1月21日(金)
(A方式)       2011年1月5日(水)-1月27日(木)

受験者数日本一位の明治、二位の早稲田より出願開始が遅く、また締め切りが早いというのは事務的に改善すべき箇所です。

オープンキャンパスや広報など、ICUはなかなか頑張っている感があります。しかし肝心の入試実施日が、最も避けるべき日程であり、かつ出願期間が短く早いというのは、受験の専門家の視点からみて、仏作って魂入れずというか、画竜点睛を欠くといいますか、苦心しているわりに肝心の部分が抜けている感があります。

結論として、明治・法政の大型試験があり、各校が避けている2月5日に試験を持ってきている部分には検討の余地があるように思われます。また出願期間は事務的にもっと早くでき、また締め切りももう少し遅くできるようにも感じられます。

一般選抜,地方受験・沖縄兄弟

沖縄出身で、ご兄弟でオンレクを受講され、ICU国際基督教大学に合格されたO兄弟インタビューシリーズ 弟編2

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(Mさん(兄)写真右、Wさん(弟)写真左。武蔵境にて)

(引き続き弟のWさんに伺ってまいります。浪人中はどの辺りの勉強に力を入れておられましたか?)

弟:
社会科学に現役で大失敗していましたので、世界史、政経、倫理などをしっかりやりました。現役の時は現代社会しかやっていなかったのですが。もちろん英語もかなりやりました。

(先ほど後半はあまり予備校に通っておられなかったとおっしゃっていましたが、社会は独自の学習をされたのですか?)

基本的にそうですね。講座などを取らずに1から参考書でやりました。

(やはり社会科学方面の知識はあった方がいいのでしょうか?)

そうですね、(日本語の)論文を読む上でも知識は有った方がいいし、知識問題としてもでることがありますので、やはり有った方がいいですね。

(日本語の論文そのものを解く練習はしましたか?)

ICUの過去問は全部解いた上で、人文科学・社会科学の本文を要約をしてまとめる勉強しました。短時間で要旨をつかむトレーニングになりましたね。

(なるほど。英語は代ゼミの講座が中心ですか?)

そうですね。基本的には実際の入試問題を解きながら英語力を付けていくというものでした。講座では他の国立大の問題なども解きました。

その他英語で役立ったのは、単語帳はシス単(システム英単語)、文法はネクステ(NextStage)などですね)。

(単語帳や文法のテキストは結構やり込みましたか?)

いえ、実は単語や文法の参考書はやり込むというとこまで復習していません。同じテキストを何回もやるスタイルは自分には向いていませんでした。ICUの過去問で出た熟語などを小さなノートにまとめたりしていたのが役だったりしました。過去問そのものからかなり学んだところが大きいですね。

(元は理系だったということですが、自然科学で受験されなかったのはなぜでしょう?)

元々の理系だった数III、Cまでやっていたので、途中で方向性が違うかなと思って、結局文系のような勉強もしていました。

現役の時なぜ自然科学で受けなかったのは、人文科学と社会科学の相乗効果を期待していたからだと思います。どちらも論文の試験なので。またサイトなどを見ていると、社会科学なら文章を読めば解けると思っていましたので。

(そういえばMさん(兄)は元々文系ですね? 弟さんに何かアドバイスはされましたか?)

兄:
BUCHOさんのオンレクはいいよと言っておきました(笑)。
後は英語をガッツリやっておけば間違いない、ということを言ったと思います。

(Wさん(弟)の方も浪人を経て合格されている訳ですが、現役の時とはここが違って合格できたというところはありますか?)

弟:
そうですね、受験を振り返ると、なんでこの問題が分からなかったのだろうと教養のなさを実感するところはありました。
過去問の人文・社会科学をやりこんで行くと、諸分野の知識が身についていきました。
また英語の文そのものも教養にはなっていったと思います。

またリベラルアーツ学習適性も得意になっていって、オンレクでは常時8割くらい取れていました。実際の試験では緊張からかそこまでの感触はありませんでしたが。

(他の教科はどうでしたか?)

英語のリスニングはあまり得意ではなかった6割くらい。リーディングは結構自信がありまして、8割-9割はいけたかな?というところです。

人文あたりは結構好みが差があって、それが得点に影響する感じがありました。

自分の場合横文字が多い方がギリシアなど西洋古典ものは得意で、夏目漱石が出てくる日本文学、東西文学の比較みたいなのは苦手でしたね。例えば西周(にしあまね)の問題とかが出ていますが、その辺りはかなり苦手でした。

(なるほど、Mさんの方はそのような好き嫌いはありましたか?)

兄:
自分は逆に横文字系(ギリシア古典など)が苦手でしたね(笑)。
学問とは何かとか、社会科学とは何か、とかそもそも論みたいなのはおもしろいと思いました。例えば「歴史学とは何か」とか。学問について学べたようにも思いますし。

一般選抜

SILS(早稲田大学国際教養学部)英語リスニング・英作文・英語総合対策講座

2012年度向け直前対策講座

<概要>
・ICU(国際基督教大学)対策サイトとして10年以上の歴史を持つBUCHO.NETでは、早稲田大学国際教養学部(SILS)の英語対策講座を開講しております。

(英語総合対策講座コンテンツ)

<1.英語リスニング 全16回講座>

-全14回講座で、早稲田大学国際教養学部の開学以来の全ての英語の過去問を完全カバーしております。

-SILSの英語リスニングは難易度が高く、また形式が細かく変化しており、さらにほとんどの受験生がSILSの問題演習を行うことができないため、演習をこなすと試験対策上非常に有利になります。

受講特典として、現在12講座の追加講座中。計28講座で、充実した対策が可能となっております。

<2.英語リーディング 全16回講座>

-全過去問をカバーします。
-オンラインで採点、偏差値や順位を参照できます。
-全長文に日本語解説及び、一部にネイティブによる英英解説が付属します。

受講特典として全長文にボイスエイドファイル(リーディング全文の朗読音声)が付属します(*特別付録2 下記参照)。

<3.英作文(ネイティブ添削込み)>

-全過去問の添削を行います。

-ネイティブ添削込みでこの価格。

受講特典として、そのまま使えるフレーズ満載の、英作文パターン集が付属します。(*特別付録3)
<4.英文和訳 3回>

-見逃したくない和文英訳の得点ポイントを解答例より習得します。
(付属リスニング教材 2011年度版には、2004-2011の全過去問が収録されています)

詳しくは下記URLをご参照ください。

http:wasedasils.com

一般選抜,地方受験・沖縄兄弟

(沖縄出身で、お二人ともICU国際基督教大学に合格された、O兄弟のインタビューです。続いて弟のWさんにお話を聞いていきます。お兄様とは4歳離れていて、同じようなコースでICUに入学されていますね。やはり沖縄の高校を卒業後、浪人の時にオンレクでICU入試受験対策をして、学習して、ICUに入られた形ですね。)

そうですね、兄とは高校も同じでした。
兄の通っていた高校は一応進学校なので、無難かなと。
また高校が家から近くて、10分くらいというのも魅力でした。

(当初からICU志望でしたか?)

いえ、自分は兄とは違って理系でしたので、漠然と筑波大学の理系などを目指していました。
しかし現役の時は希望校があまりはっきりとは決まっておらず、
たぶんどこかに大学に入ってもあまり関心がないのではないのかなど、いろいろ進路では悩んでいました。

そんな時に兄に電話しまして、ICU(国際基督教大学)なら入ってから決められると、半分冗談混じりに言われたのが、ICUを志望するようになったきっかけでしょうか。
最初はそんな大学があるのかという感じでしたが。
それは高3の夏くらいの事ですね。

(現役の時のICU受験の手応えはいかがでしたか?)

現役の時は一応受けてみるかという感じでした。

とりあえず英語だけに力を入れていて、ほとんど英語だけしか勉強しなかったですね。
そしてちょうど2009年の社会科学の知識問題ばかりが出題された年に当たってしまって、見事に跳ね返されました。

今思うと跳ね返されてよかったのではないか、結果的には勉強する機会ができてよかったとも思います。センターなども7割くらいで止まっていましたし。

全部独学でやっていたのですが、独学でのICU受験対策には限界を感じました。
実際にICU入試を体験するまでは単語を知っていればどうにかなるんではないかという程度の軽い気持ちで勉強していました。

(そこから浪人されるわけですが、浪人期の様子を教えていただけますか?)

自分も兄と同じく沖縄で浪人していました。
沖縄の実家の兄の部屋は、兄がICUに合格して東京に出ていったことで空いていましたので、そこを勉強部屋として使っていました。

勉強の中心はBUCHOさんのオンラインレクチャーと代ゼミの単科講座で、単科講座は英語読解を取っていました。代ゼミは単科以外は自習室の利用ですね。
前半はよく自習室を使っていました。後半はICU入試対策に集中するため、自宅でオンレクを中心に勉強しました。

(代ゼミの単科の英語読解というのはどのような内容ですか?)

初心者から上級者までの一般的な英語対策ですね。一応ハイレベルとなっていましたが。
(浪人時の併願校はどのようなところでしょう?)

中央総合政策学部(合格) 早稲田大学国際教養学部(不合格)などです。

ただ他の学校に受かっても、ICUに落ちたらもう1年浪人(2浪)してICUに行くつもりでした。
とにかくICUに行きたいという気持ちがありました。
現役の時に行ってみて惚れ込んだというところが大きいですね。

(次回に続きます)

一般選抜,地方受験・沖縄兄弟

沖縄出身で、ご兄弟でオンレクを受講され、ICU国際基督教大学に合格されたO兄弟インタビューシリーズ 兄編2

(引き続きMさん(兄)に伺って参ります。ICU対策、および大学受験について、オンレク以外の部分に関して伺っていきたいのですが、沖縄の予備校ではどのような勉強をされていましたか?)

予備校では東大対策みたいなのをやっていましたね。
ちょうどドラゴン桜がはやっていた時期で、元々は東大に行きたいとか思っていましたね(笑)

(確かにあの頃はドラザク(ドラゴン桜)・東大受験ブームでしたね。大学受験の参考書コーナーにまであの漫画が全巻並んでいたのを覚えています。予備校で特に役だったという勉強はありますか?)

英作文とか国語の筆記問題でしょうか。
特に論述問題などのアウトプットが意外に役立ちましたね。

(選択肢のみを選ぶ学習とは違って自分の理解を示すというのは重要なところかも知れませんね。)

後は、国語と英語は既存の予備校の学習が役立ちました。
国公立受験のためのセンター対策で幅広くやったのがよかったと思います。
幅広く知識をつけることができましたので。

(浪人して国立難関校を目指すとなるとかなり勉強されたのでしょうね。勉強は1日何時間ぐらいされましたか?)

浪人期の前半は勉強できる時間は全て勉強していました。
一日10時間くらいでしょうか。
ただそれでは根を詰めすぎてしまって、後半は1日4,5時間に減らしたのですが。

また勉強の内容も当初は国立難関校などを幅広く目指しつつ、最終的に私大にシフトしていった感じですね。

(ICU受験を現役・浪人と経験しておられますが、現役で不合格であった理由、そして浪人して受かった理由はどの辺りにありそうでしょうか?)

現役の時は全体的に足りなかったですね。勉強量そのものが足りなかった。
やっているつもりであまりやっていなかった。問題を解く量とかですね。

(やはり大学受験はある程度勉強時間がものを言うところがありますかね)

そうですね、基本的に大学入試はインプットが求められる試験なので、
時間をかけて色々な知識を頭に入れた方が有利ですね。

また現役の時はICU一本に絞っていました。
それで逆に視野が狭くなってしまい、ちゃんとした受験勉強をしなかったのも原因かと思います。
英語とSPIとかをやり込んで、マニアックな方向に行ってしまったのです。

浪人の時はBUCHOさんのオンレクでICU(国際基督教大学)対策をしつつ、しっかりと受験勉強をしていったことがよい結果に繋がったと思います。

(貴重なお話をありがとうございます。続いて弟のWさんにお話を聞いていきます)

一般選抜,地方受験・沖縄兄弟

-今回は沖縄出身で、ご兄弟でICU(国際基督教大学)に合格されたというご兄弟にインタビューさせていただきました。お二人ともオンレク受講生です。

お二人とも高校・予備校まで沖縄県、ICU受験の際にオンレクをご活用いただきました。

Mさん(兄)2006年度入試オンレク受講(10) 現ICU5年
Wさん(弟)2010年入試オンレク受講(14) 現ICU1年

(まずお兄様のMさんからお話を伺っていきます。Mさんがオンレクを受講されたのが2006年度なので、IDは10ですね。)

そうですね、1年留年した形なので、10なのに今年(2011年)卒業予定なのですが(笑)。
(*注 ICUでは卒業予定年がIDになります。10だと2010年度卒業予定)

(沖縄ご出身でICUに興味を持たれたというのはどのようなところからでしょうか?)

高校にいたころは、沖縄県外の大学に行きたいなと思っていました。
いろいろ探しているうちに英語などができる環境、さらに、国際的なもの、海外へのあこがれといったところから、ICUに興味を持ちました。

東京に出てきた際に何校かのオープンキャンパスにも行ってみまして、
その中でもICUはいいなと思いました。

(沖縄から東京のオープンキャンパスに参加するのは大変そうですね)

そうですね、それだけではなく、高校2年くらいのこと観光がてらという感じで東京の大学を回ってみたという感じです。

(やはり沖縄だとICU(国際基督教大学)はあまり知られていませんか?)

沖縄からICUはかなり珍しいです。
地元でICU志望と言うと、病院に行くのとか、おまえキリスト教徒だったのかとか。

(ベタなリアクションですね)

それから地元でキリスト教大学といえば沖縄キリスト教短期大学というのが有名で、それとも本気でよく間違えられました。

(ご両親はなんとおっしゃっておられましたか?)

基本的にノータッチですね。

2人とも高卒なのでそもそも分からないようでした。
大学と言えば早慶東大京大、そして地元の琉大ぐらいしか知らなかったと思いますよ。
本人の選んだ大学なので任せるというといったところです。

(プロフィールによると沖縄の公立校を卒業後、沖縄で浪人されていたのですね。予備校はどうされていましたか?)

浪人期は沖縄県内の代ゼミサテライン校に行っていました。
後半はほとんど予備校には行かず、オンレクとZ会を平行しながら勉強していました。

沖縄の人はあまり大学で県外に出ないですね。
琉球大学に行く人が一番多いです。
琉大対策専門のそれ専用の塾がある程です。

東京にずっと住んでいる方は実感されないかも知れませんが、実家が東京にある方はいろいろと有利ですよ。受験においてもその後の生活においても。逆に地方は不利な面が多々ありますね。

(なるほど、そほど沖縄から東京の難関私立大学というのは珍しいわけですね?)

指定校推薦で早慶に行く人はいますが、一般受験で東京の難関私大で行くひとはほとんどいないですね。やはり琉球大メインです。

(BUCHO.NETのオンレクはどうやって見つけましたか?)

現役で受験するときにICUの受験情報を集めていました。
その時は掲示板などをチェックしていました。
ICU 受験みたいなキーワードで見つけたのだと思います。

(現役の時はオンレクを受講されていませんね)

最初は自分で対策できるかなと思っていました。
ただ実際受験してみると、自分だけでやるのは難しいですね。
沖縄でICU対策をやっている塾は全くないですし。
参考書も過去問くらいしかなかったです。
だったらサイトでやっちゃった方がよいと思いました。
現役からやればよかったと思いましたが。

(現役の時と、浪人の違いはどのようなところにあるでしょうか)

浪人中英語のリスニングなどはすごく伸びましたね。
かなり聞き取れるようになりました。

後は最初の一般能力考査(現リベラルアーツ学習適性)ですね。
あれはオンレクをかなりマニアックなくらいやりこみました。

(Mさんの時代はまだリベラルアーツ学習適性が一般能力考査でしたね。具体的にはどういう対策をされたのですか?)

オンレクの問題を2,3周はやりました。
やっている内に得意不得意が分かってきて、捨てるところは捨てる、拾うところは拾うというのを徹底するようになりました。

自分の場合は漢字の熟語は苦手で、とても覚えきれないと思ったので、自動的に捨てていました。

(なるほど、四字熟語などはよく出題されるところですが確かにバリエーションが多い問題ではありますね)

逆に図形や論理の問題など得意なものはどんどんやっていくようにしました。
そういうものから先に解いていくことを心がけました。

(併願校はどういったところでしたか?)

早稲田国際教養と中央総合政策、青山国際政治などですね。後はセンター慶應法などです。

(次回に続きます)

東京六大学合格

BUCHOでございます。

受験指導のため、特にICU(国際基督教大学)と併願が多い学部、ICUとコンセプトが近い学部を中心に、今も現役で大学入試に参加せせていただいていております。大変幸運なことに、ここ2年で早稲田、慶應に合格をいただいきました。

そこで東京六大学合格でございますよ。

東京六大学というのは東早慶明立法でござります。

早慶合格で、東京六大学中の第2 and/or 第3難関は突破しておるわけでございますね。

ICUの併願校となり得る中堅私大をおさえつつ、ICUのリベラルアーツ学習適性や自然科学の指導で知識の欲しい、トップ国立大対策もしていけば、東明立法大合格+ICU指導の充実に繋がるわけでございます。

まさに一石二鳥。否、六鳥。群れをなして飛んでおりますですよ。

語呂がよいので六年で東京六大学突破を狙ってみます。

(といいつつもこっそりと7年で通ってもそれはそれでめでたい。8年でもスエヒロガリでめでたい。9年でならそれはそれで苦労してそうでえらい)

現在2年使った訳なので、残り4(-7)年で東京六大学全合格を目指してみます。

こういったイベントには、語呂が大切でございます。東早慶明立法にちなみ「逃走系名立法」と名付けさせていただきます。

自分の受験のコンセプトは、いかに効率的に勉強をし、いかに無駄な勉強をしないかです。

つまり六大学合格で、無駄な勉強を避けつつも、うまいプランを打ち立て、いわば勝ち逃げな合格をするという勉強プラン、

「逃走系名立法」が完成するのでござります。

究極的にそれは、「大学受験後の人生に役立たないような勉強をしない」勝ち逃げでございます。

入試のプロとしてはっきりと申し上げましょう。受験には人生に役立つ部分とそうでない部分がございます。人生に役立たない部分はさっくり終わらせ、役立つ部分をじっくりやって後に繋げる、このような勝ち逃げこそが、自分の到達した入試の極意だと思います。

(こういう宣言は公の場所で言った方がよいということで、語呂語呂な話を失礼いたしました。あくまでもICU受験対策の益々の充実を目指す意図でございます。皆様のICU受験が実りあるものとなりますよう、心よりお祈り申し上げますm(_ _)m)。

追記1(2011年2月)

こっそりと法政(GIS)をクリアしました。残り明立東

ICU祭(学園祭)

引き続き2010年度ICU祭の様子です。

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ICU学内新聞WGの新聞販売及び餃子屋台です。

新聞と餃子のコンビネーションが最強ですね。

(WGとしてはたこ焼き以来数年ぶりの出店。白いキャラは餃子だけに(?)ラビオリちゃんだそうです。)

ちなみにICU祭初日は台風の影響でとんでもない風雨で、屋台は3時に撤退、ほとんど売れなかったとか。

icufes2010-2-6

ICU祭で使用されていたお皿です(今年のWGは水餃子なのでお椀を借りてます)。

ICU祭には容器を提供・回収する業者が入っていて、使い捨て容器等はなるべく避けるという方針から、基本的に飲食系出店団体はこれらの皿を使っていたようです。皿回収ポイントは多数設けられていました。環境への配慮がなされていてよいですね。

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さて、本館の様子です。本館は主に展示や喫茶店、音楽系サークルの演奏会など、落ち着いた雰囲気の催しが多数行われていました。

写真はICU本館3Fの様子です。写真のゲートはよくできてますねぇ。

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高校生・受験生向けの企画も行われていました。写真はキャンパスツアーの待機場所です。気軽にICU生と話ができます。

担当者による入試個別相談のコーナーも設けられていました。

オープンキャンパスは夏に終わってしまうので、秋からICUに興味を持って受験を検討されている方にはよい機会ですね。

なおまだ発売はされていませんが、一般入試とセンター入試の願書の購入予約もできたようです。

icufes2010-2-1

さて、本部のメイン企画の一つ、アカデミックトークです。

人文・社会・自然科学の分野からそれぞれICUの教授が1人登場し、共通テーマに関してミニ講義をするという形式でした。

写真は人文の佐野先生です。西洋古典及び聖書の考察から、死生観の変化及び共通項を探るという内容でした。

icufes2010-2-11

引き続き我らが西尾先生。(などと言いつつ撮影に失敗しましたすみませんw)、行政学を踏まえつつ、人間の死というものを考察していきました。

人間とは全て名前を持つものであり、それは行政的手続きであり、人間が社会的な生き物であるというところ、またその一方で、ニックネームや

愛称、称号など、人間は人生において様々な名前を得ていくものであり、死というテーマと名前というテーマのリンクが非常におもしろかったです。

icufes2010-2-10

最後に生物の風間先生。生物学的な死というものの考察。半面、単に人間が生物として死ぬことが死なのか?

また究極的にそれは何が人間を人間たらしめているか。非常に考えさせられる内容でした。

3教授とも素晴らしい講義をされ、特に迫力ある講義をされた風間先生には盛大な拍手が会場からわき上がっていました。

個人的な感想で恐縮ですが、長年ICUの入試問題を解いていると、これらの3つのミニ講義はICU入試の出題範囲そのものだと感じるのですが、本当にICUの入試問題はICUの授業とリンクしているのだなぁと再認識しました。

すみません