ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2019(14) 牛乳さんの場合

1. お名前、プロフィール

<お名前>

牛乳

<プロフィール>

高校は中高一貫の私立でした。(自称進学校というやつです。)
現役時は旧帝大の一つに落ちて、浪人しているときは河合塾に通っていました。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会得点 = 7割
総合教養得点 = 7割
英語リスニング得点 = 6,7割
英語リーディング得点 = 6,7割

(センター得点 参考)
英語 169
リスニング 46
数1A 85
数2A 73
国語 175
物理基礎 46
化学基礎 40
日本史  85
倫理政経 65

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

現役時は特にやりたいこともなく、模試の結果や偏差値だけで大学を決めていました。そのため、高3の途中で精神的につぶれてしまいました。浪人覚悟で第一志望の大学はかたくなに譲らず、予想通り落ちました。
浪人して予備校に通い始めました。予備校では文系の中で一番上のクラスにいました。このクラスは旧帝大クラス、またはそれに準ずる難易度の大学に合格する人が属していたのですが、通って2,3か月で違和感を覚えました。なんとなく、大学に入ればこういう人たちと通うんだなーと考え始めると、自分の期待していたものとは違うような気がしてきました。みんな真面目だし、他のクラスに比べれば、人のうわさをほとんど言わない人が多かったのですが、私にはどこか合わないそんな気がして、ますますモチベーションがなくなっていきました。
そんな時に父がICUを紹介してくれました。知れば知るほどICUに惹かれていきましたが、東京に住んでいなかったので少し迷いました。そのころ、第一志望にしていた大学の二次試験の模試で数学が大コケしたことをきっかけに、きっぱりとICU一本に決めました。

6.ICUに期待するところ

勉強したいことはまだやんわりとしか決めていないので、ICUでいろいろな授業を受けながら進む道を決めたいと思います。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私が貴大学を志望する理由は、私が大学生活における目標として掲げている「より多角的な視点を持つこと」を達成するに最も適した大学だからです。私は高校生の時アメリカに留学し、現地の高校生の政治への関心の高さに驚きました。日本人の政治への関心が低さを頭ではわかっているつもりになっていたからです。自分の視野の狭さに失望し、住み慣れた日本で身近な人とだけ交流していた現状では何も変わらないと考え、海外の大学への進学も考えましたが、費用の関係から断念しました。そんな時に貴大学を知り、様々な背景をもつ学生や教員と出会い、少人数制で密な時間を過ごすことが出来る貴大学の環境が私にとって最も理想的だと感じました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私は心理学と経営学の両方を学びたいです。私は、幼いころから友人との関係が上手くいかず、その原因もわからず、悩むことが多かったです。高校生活を経て、様々な人と対話を繰り返す中で、自分は人を友人だと認める範囲が狭かった為に必要以上に人とのコミュニケーションを取ることを避けてきたことが悩みの原因であることに気が付きました。高校を卒業後、自分自身を見つめ直す時間が出来、私はなぜそのような考えに至りわざわざ自分を苦しめる状況を作り出してしまったのかを考えていました。そのような中で心理学に興味を持ちました。どうすれば人間関係がうまくいくのかを心の側面から研究し、それを人との交わりが避けられない会社の経営に適用することで、社会で働く人々の助けとなるような研究がしたいです。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私の得意とすることは、絵を描くことです。高校では美術部に所属していました。文化祭で開かれる絵の展示会で、自分の絵の感想を聞いて、想像もできない感想が返ってくる瞬間が好きです。絵を通じた対話によって生まれる新たな創造が観客と作者の両方の心を豊かにする点で最も絵に魅力を感じています。現在は、人が手に取って思わず想像力を膨らませたくなるような奥行きのある絵を描くことを目標としています。

a. 人文・社会科学

人文・社会科学を選択しました。
とにかく過去問を解きました。(15回分は解いたと思います。)一年間予備校で国語の二次力を伸ばしていたことが良い方向へと導いてくれたと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

人文・社会科学とあまり変わらないと思います。
オンレクの過去問を解いて慣れておきました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

幼稚園の頃、インターナショナルスクールに通っており、リスニングは得意なのでここで点数を稼ぐ作戦でした。
過去問を解きながらあとはz会が出しているTOEFL IBTのテキストを半分くらいこなしました。

初めて過去問を解いた(2017年のもの)時は平均点しか取れませんでしたが(11月末)、1週間弱z会のテキストを進めるとオンレクの偏差値62以上とれるようになりました。
ここから、伸びが悪かったので、自分の「日本語で理解するリスニング法」を見直し「言葉を介さないリスニング法」へと変えました。(参考にしたサイトhttps://mysuki.jp/listening-study-105)1,2問は多くとけるようになりました。

私の解き方は1必要最低限しかメモしない
2問題の先読み
この二つを心掛けました。
1に関して。数字など覚えてられないようなものしかメモしませんでした。数字といっても、問題を先読みして数字が一切出てこないとわかる(問題文中に数字が見えない)と数字すらメモしませんでした。なぜなら、書きながら聞くが私には難しかったです。長い単語は時間がかかるし、日本語でメモを取ると脳が一瞬、日本語に切り替わってしまうからです。
2に関して。問題文中には難しいキーフレーズなどが親切に書き込まれているので、知らない単語でも読み方を予測し、リスニングで拾えるようにしました。また、問題文から全体像をつかむだけで格段に聞きやすくなりましす。(時間がないので選択肢は読みませんでした)

リスニング当日に気づいたこと。
1ページのめくり方を指示されるので、次のパートの先読みができない。パートの問題説明中(例「このパートでは四つの選択肢から、、、」)も次のパートに進むことが許されないので、特にパートの一問目の先読みに必死でした。
2音質。このことを合格体験記に書いていらっしゃる方は他にもいたので心構えしていましたが、音質が悪いというより、一部の話者と機材との相性が悪いと感じられました。2018年パート3の第三問を担当していらした方が2019年にもう一度パート3で登場しましたが、この方が最も相性が悪いように感じられました。
なので、リスニングに自信のあった私でも2個くらいは当て勘でマークしました。リスニング苦手な方はパート3の各講義はそれぞれ2,3点取れれば十分ではないかと思いました。(得意な方も苦手な方もパート1、パート2で稼ぐことをお勧めします)

<リーディング>

オンレクの偏差値は、良い時は60悪い時は50弱という感じで波があったのですが、時間がなかったため人文・社会科学のために時間を削りました。
解いた後は音読を繰り返していました。

8. 最後に一言

私は見かけによらずメンタルが弱いです。ですが、ICUという目標を掲げてから大きく心が折れることはありませんでした。(もちろん、過去問がうまくいかずうじうじしたり、現役で受かった恋人に当たり散らしたりしましたが、、、)
机に座れない、ペンを持つだけで涙がこぼれる、そんなときは多分、明確に目標が定まっていないのではないでしょうか。第一志望の大学はもう決まっているとかそういうことではなくて、心の芯がぶれているのではないかと思います。
どんなに模試に心を踏みにじられて、誰かに何かを言われて心がしゅんとなっても、目標や夢、めざしたい道があれば、すぐではなくても、ぼろぼろの心のままでも立ち直れます。
立ち直れないときは自分が何をしたいのか、何を本当は望んでいるのかを考える良い機会だと思います。
私は考え悩んだ結果、ICUへたどり着きました。
来年、開催される高校の同窓会にはまだ行けません。1年浪人して自分と向き合い、母や恋人に高3の頃に比べずいぶん成長したと言われた私ですが、まだ高3の頃を思い出し、教室に通うことを考えただけで涙がこぼれます。学ぶことが好きな私にとって、受験のためだけに勉強する、これがとても辛かったです。しかし、今の私はICUに落ちて全く視野になかった大学へ行くことになっても充実した大学生活を送れると確信できます。万事塞翁が馬などと簡単に済ませたくありませんが、私にとって心が折れ、浪人したことはラッキーでした。
薄暗い部屋の中が心地いいと感じるほどに疲れているみなさんへ、あなただけの道を模索してください。

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