ICU入試合格体験記2015

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ちとP

<プロフィール>

兵庫県の某ミッション系男子校。共学化が進んでるけど。

2. 受験形態

指定校推薦

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

小学校の頃インターナショナルスクールに通い、中学から今いる学校に通いだした。中学時代にインターナショナルの友達から「大学どこいくの?そのまま行かないでしょ?」という会話から話しが膨らんでICUを知った。高校2年から行った部活の顧問から僕が理系の帰国子女であることから、強く勧められた。オープンキャンパスに行くとマクリーン通りの桜とELAに魅了され、第一志望にすることにした。優れた大学院進学実績と、一般入試の過去問を解き、一般でも受かる自信があったのでこのときから志望した。

7.受験対策

a.願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

将来、研究者か教員になって物理の面白さや美しさを伝えたいと思う。だから物理・数学をICUで学びたいと書いた。研究所での国際化に伴って国際理解やコミュニケーション能力が求められるので、それをELAや対話を重視する授業を通して補えると思った。あとは色々な人と交流して、今までの自分の思考に幅を持たせるための新しい考え方と出会い、視点を学びたいと書いた。

a.願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

これはキリスト教に絡めて書くべきだと言われると思う。実際、聖書の授業が中学からあること自体が中学のカルチャーショックだったので、それとその影響を書いた。具体的に中学に入って聖書の授業を受け、礼拝や聖書に対する意識が変わったことを書いた。あとは高校のときに怪我をしたので運動部を辞めて文化部に入った。ここで勉強に対する意識変化や勉強することの意義を見いだしたことを書いた。また、シンガポールの数学論文発表会での経験を書いた。最後のまとめはこれらのことを通してキリスト教教育、学習環境、国際性に優れるICUに進学したい思い、それらが自分に必要ということを述べた。やや事実と精神的な変化の時系列的羅列になったが、こんな感じでできれば良いと思う。精神的自伝、という課題の解釈はかなり難しくて上手くかけない、手応えがつかめないと思う。最後まで不安になると思う。事実、自分も受験票と合格発表の日までICUの先生はこれを見てどうおもうのかな、と心配していた。3週間ぐらいかかった。完璧だと思って担任の先生と国語科の先生に見せに行ってやり直しを食らったときは悔しすぎて泣いた。願書1と少し内容が被るところはあるけど仕方がないと思う。
a.願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>

帰国子女だということと、K伸館でK大H大I学部英語をとっていたので難なく一発クリア!!すごく嬉しかった。自分はキリスト教の重要性と願書1で書いたようなこと、2のクラブ体験を織り交ぜて書いた。

b.エッセイ  校内選考の様子・ポイント・アドバイス

評定平均

恐らくオール5?体育だけ4かな?自分の通う学校は5段階評価で成績を通知しないのでわからない。全てが点数として返される。逆に言えば順位がはっきりとでるし、相手との差が分かるのでモチベーションが湧いていた。ICUに行くのならテスト平均はトップじゃなきゃ、と思いとりあえず1位をキープしていた。良いアドバイスかわからないけど、指定校欲しかったら1位とればいいと思う。そのおかげで高校2年生の冬ぐらいからもう僕が行くことがほとんど決定していた。ライバルはいたらしいけど、怖くなかったし、結局いなかった。英検やTOEFL、塾のクラスわけで高い所にいると噂になったので、それも影響したのかもしれない。とりあえずテスト平均は90後半のるように最低限の勉強と、受験勉強をしていた。

c. 会場試験

小論文

どのような問題が出され、どのような対策をなさったかお書き下さい。
サブプライムローン問題と金融技術、その背景についての出題だった。数学に関する問題が昨年と比べ1問増え、2問になったので理系の学生が欲しいのだろうと思った。でも簡単な数列公式の比較・対応、式の理解に関するものだったので簡単だった。全体的に簡単。本文は10分でも精読できるのではないか、という印象を受ける。過去問は2年分解いてみたけど、小論文はテーマに対する対策を練っても無駄だと思う。どちらかというと文章力と読解力がものをいうと思う。自分がとった対策は小論文を何本か似たような形式の物を書くことと、人文科学や社会科学の過去問を解くことだった。いずれにせよ、簡単な文章しか出ないので20~30分余ると思う。

面接

先生2人、受験生3人の集団面接。30分。面接官は心理学の男性先生と言語学の女性先生だった。BUCHOで読んだような和やかな雰囲気ではなく、いかにも普通の面接という感じだった。願書に突っ込んだ質問は聞かれなかったが、ぶっ飛んだ質問も聞かれなかった。普通過ぎて困った。志望理由、将来の展望、達成方法、情報収集、最も嬉しかったこと、影響を与えたことを中心に聞かれた。願書が影響を与えたことの羅列になっていたので、それらのことを経験するきっかけとなったインターナショナルスクールから日本式中学への学生生活の変化を軽く述べた。面接は緊張しなくて良いと思う。ただ、言葉遣いや姿勢に気をつけよう!あと受験番号が早すぎるとグループ面接を受ける人と仲良くはなれるけど、他に知り合いができづらいので少し遅めに願書だすべきかな(笑)。
会場試験で印象に残ったこと、ポイントだとかんじたこと

試験前からみんな「これ受かるやつだよね?」とか同じことを思っているから仲良くなりやすい。自分は「鉛筆削りって机の上にだしとっていいん?」ということを隣の受験生に聞いたことから会話が弾み、周囲と打ち解けた。もちろん答えは「YES」。育ちの良さそうな子が多かった。試験会場では方言丸出しで話すと、親近感が湧いて友達ができやすいのかもしれない。家は標準語なのでそこらへんは少し頑張って神戸弁を使った。

8.最後に一言

ほぼ100%受かるので誤字脱字や字に関して不安のある人、心配しないで。自分は合格発表後、必要以上に神経質になって浪人を覚悟していた(笑)。

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ICU入試合格体験記2015

1. お名前、プロフィール

<お名前>

けんてぃー

<プロフィール>

静岡県にある私立高校で国際バカロレア(IB)教育を受けていました。
予備校などは一切通っておらず、部活は陸上部です。
陸上では三段跳をしており、静岡県で3位、東海大会では五位の戦績を収めました。
”文武両道”をモットーに高校生活は過ごしていました。

2. 受験形態

AO入試入試

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

国際基督教大学 (ICU) を知ったのは、私が中学三年生の頃でした。
私は小学校三年生から中学校二年生まで米国で暮らしていた経験があり、
中高一貫のIB教育を取り入れている学校に編入しましたが、ちょうどその年に
本校からICUに合格された先輩がおり、興味を持ちました。

その後大学フェアなどでICUを見かけた際には、必ずお話をきかせていただき、
高校一年生からは必ず年に一回はオープンキャンパスにいっていました。

さらには中学三年生からICU専用のフォルダーを作り、ICUの情報はすべて
こまめにファイリングをしていました。それほどICUに入学したいという
想いが強かったからです。

ICUを選んだ理由はただ一つです。日本国内の他大学とは異なる魅力を感じました。

最初は日本国内の大学に抵抗を感じており海外への進学を考えていましたが、
ICUに出会った瞬間、この大学は日本の他大学とは違うと感じました。

それは、リベラルアーツ教育であったり、授業の進め方であったりなどです。

6.ICUに期待するところ

ICUに期待するところは沢山ありますが、最終的に入学してから卒業するまでの間で、
自分がどこまで他の学生と切磋琢磨できるのか、どの程度のグローバル人材になれるのか、などがとても楽しみです。
もちろん、大学に入るまでは高校生として、親元で生活をしますが、私を含めほとんどの人が大学に入ってからは親元を離れ、自力で生活をしていかなければならなくなります。
ICUは多様な文化で育った学生同士が切磋琢磨して学ぶ環境にとてもふさわしいと考えていますが、自分の力が果たしてどこまで大学で通用するのかもとても楽しみですね。

7.受験対策

a.願書

a.願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

ICUのリベラルアーツ教育に大きな魅力を感じているということを書きました。そこで、私が中学二年生まで米国で暮らしていたことを話し、今は国際バカロレア(IB)教育を受けているということも書きました。IB教育はICUの教育方針と同様、文理といった既成の枠組みがないので、ICUでの学びは今まで自分が米国、そしてIB教育を通じて学んできた世界基準の教育の延長だと結論付けました。
更には、オープンキャンパスに行ったことで感じたICUの雰囲気も書きました。私はオープンキャンパスでICUを訪れた際に、米国滞在中に遠足で訪れた大学の雰囲気と非常に似ていることにとても驚きました。多様な文化で育った学生が共に切磋琢磨しながら学び、交流する私の理想とする大学の環境だとも思いました。さらには、授業においても先生と学生が共に答えを導き出そうとする姿勢に他大学とは異なる魅力を感じた、ということも書きました。
最後に結論付けるために、私の考える今の日本に必要な人材の特長を挙げ、ICUで学ぶことにより自分は日本に必要不可欠な人材になる、ということを書きました。

a.願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

メディア・コミュニケーション・文化(MCC)にとても魅力を感じているということを書きました。最初に、MCCではメディア研究、コミュニケーション、通訳と翻訳、そして言語と社会といった4つの領域を同時に学ぶことができますが、これらを同時に学ぶことができるのはICUしかないと書きました。
更に、私はネット社会における異文化コミュニケーションに興味があるということを書き、SNS等が普及している中、ネット上では都合の良い人とだけ繋がり、都合の悪い人とは繋がらない、または繋がっていても都合が悪くなれば簡単に切れるという精神的に貧困な繋がりになっているということを書きました。
この問題点を挙げた上で、MCCを学ぶことにより、先生と学生と多くの議論を重ね、ネットの在り方について理論や方法論を学び、ネット社会における異文化コミュニケーションの問題の解決策や方向性を明確にしていきたい、と結論付けました。

a.願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>

私は常に前向きに挑戦する姿勢と、実際に物事にぶつかる気概を持っており、今までに計五回の転校を経験したことから、他者に積極的にかかわり、コミュニケーションを図ろうとする姿勢を身に付けたと書きました。更には、帰国後に編入した本校のIB教育により、今までの経験が整理されると共に、あらゆることにおいて常に前向きに挑戦する姿勢が自分の基軸として育まれた、と書きました。その証拠として、学習面だけでなく、地域のボランティア活動での役割や、陸上部での誇れる戦績にもこの姿勢が表れている、と書きました。
思考活動においては、まず自分で多角的に考える、という行為が習慣化し、一般論を理解すると共に、独創的な意見を能動的に発信する力が身に付き、授業中の積極的な発言や、グループワークの際にリーダーシップをとってアイデアをまとめる行動へと展開したことも書きました。
更には私が考えるICUの校風を書き、私がICUに入学することにより、既存を打破する発想のきっかけを作り、多方面からより一層、キャンパス内を活性化できると書きました。
将来的には六年後の東京オリンピックにおいて、特にネットの分野から、スポーツの理解者として、世界各国の人々を活気づける人材へと私はICUで必ず成長する、と書きました。

b.エッセイ

(参考) 以下の課題について十分に考えをまとめ、1500字以内でエッセイを書いてください。
【1】 あなたに深い感動を与えた人物との出会い
【2】 あなたの人生の転機となった経験
【3】 あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験

【3】
あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験
を選択しました。
私は米国に住んでいた経験があるので、本来なら米国での経験をエッセイのテーマとして書くのが一般的だと考えていますが、私はあえてそうはしませんでした。
私はIB教育を自分の物の見方や考え方に大きな影響を与えた経験としました。IB教育が何かを知らない人も多いかとは思いますが、IB教育とは簡単に言うと日本の教育ではなく、スイスに本部がある、国際教育のことです。
私は中学二年生までの五年間、米国に住んでおり、度重なる転校から、新たな環境や異なる言語でも積極的に他者とかかわる習慣が身についたが、帰国してから編入した本校でのIB教育により、今までの経験が意味を持って整理されると共に、自分を”挑戦者”として成長させてくれた、と書きました。
これを結論付けるにあたって、自分がIB教育で挑戦したことをリストアップしました。それは陸上部での活躍であったり、授業中の積極性であったり、ボランティア活動であったりなどです。
最終的に、IB教育の経験を通じ、私の物の見方や考え方が大きく進化し、私自身が高校生活で成長するための確固たる心髄になった、と結論付けました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

陸上競技部での経験をもとに、作成しました。
私は静岡県の強化選手に指定されており、高校一年生で地区予選一位、高校二年生では県内三位、東海四県では五位という戦績を残していました。私は強い物がリーダーになると思いこんでいたので、自分が次代の部長になると思いこんでいましたが、私は部長に選出されませんでした。
何故だろう、と考えたところ、リーダーとはただ単に才能や実力で決めるものではなく、環境に合わせて選出することが必要なのだ、と考えました。同時に、部長という肩書きを持つ者だけが部内のリーダーなのではなく、上級生各々がリーダーと言う役割を担っているのだということにも気が付いた、と書きました。
最終的に、私は部内で誰よりも早く周囲を把握するように努め、適切に動き、他者と気持ちを分かち合うことで、部長とは異なる立場からリーダーとしての資質を発揮することができたと、と結論付けました。

d推薦状2通
一枚は中学二年生から高校三年生までの五年間、クラスの担任を務めてくださいました、担任の先生に書いていただきました。運よく、担任は陸上部の顧問でもあったので、学校生活を含め、部活動での役割や活動に携わってくださった方に書いていただきました。
二枚目は、IBのENGLISHの外国人の先生に書いていただきました。
ICUのようなグローバル性を重視する大学では、外国人と日本人、両方から評価されている人材を欲しているのではないか、と考えたからです。

e. 成績書類

・英語

TOEFL iBT では98点。
英検は準一級で提出しました。

・評定平均

IB教育は日本の教育制度とは異なるので、評定平均というものは出ていませんでしたが、学校側がIBの成績を日本の評定平均に変換したところ、4.1を超えているということで出願の許可をいただきました。
なので、評定平均は正直言うと知りません・・・。申し訳ございません。

f.一次試験(書類審査)のポイント

まずは信頼できる先生を見つけることです。
私は、出願の三カ月前の6月から出願準備を始めました (合格者の中には出願の一週間前から始めた方もいましたが・・・)。
私は夏休み中に信頼できる添削をしてくださる先生を学校で見つけ、その先生にすべての書類の添削をお願いしました。結果的には、面接まで丁寧に指導してくださり、とても感謝しています。
出願書類のポイントとして自分が意識したことは、入学願書、エッセイ、自己分析の三つを読んで、書いてあることがすべて繋がるように意識しました。
例えば、入学願書で陸上の戦績のことを少し触れましたが、それに関しては入学願書ではあまり触れず、エッセイなどで詳細を書きました。
とにかく、すべての書類を通して、同一人物を頭の中ではっきりとイメージできるように書類作成を行っていったほうがいいと思います。
ちなみに、私は書類は最初にパソコンで作り、最後に手書きで書類に書き写した感じですが、私は手書きに二週間かけました。入学願書に関しては、エッセイなどと違いマスがないので、とても手間がかかりました。
本来ならここまで時間はかけないでいいと思うのですが、読み手が自分の手書きを読んでどのように感じるのか、なども多少意識したほうがいいのではないか、と思います。
結果的に、”第一印象”は重要です。

g.面接 (二次試験)

私は面接の集合時間の二時間前にICUに行きました。そしたら、同じく二次試験を受ける受験生の人たちが何人かおり、集合時間までカフェテリアで話をしていました。その際にみんなと仲良くなり、大学の雰囲気も再確認することができました。そこでLINEなども交換しました。
今年の二次試験で驚いたのは、自分が今まで集めていたデータとは真逆の光景があった、ということです。私の集めていたデータでは、一次を受かれば二次はほぼ落ちない、というものでしたが、実際に二次試験にいた学生の数は、80人近くでした。例年AOの合格者は50人前後なので、今年は虹で大量に落とされるのではないか、と少し焦りました。男子も例年より少し多いのかな、という印象を持ちましたね。でもやはり、女子は多かったです。

面接は四人一組になりますが、私のグループは男子三人、女子一人でした。女子の子は愛知県出身で、私は静岡県出身だったので、東海仲間だねー、みたいな話で盛り上がっていました。面接が始まるまではみんなで仲良くなることを心掛け、さらには面接においての作戦も四人でねりました。

面接の内容は教育についてでしたが、例年よりも少々難しかった印象を持ちました。というのは、テーマが例年よりも難しく感じた、ということです。ディスカッションが終わった際に一人教授たちに結論を発表するリーダーをグループ内で決めるのですが、メンバーが皆私を選出してくださり、結論を言いました。

小論文においても自分は積極性がある者だ、と書いていたので、面接においてもそれを証明することができたかな、と感じています。

面接が終わったら、お茶会があります。
お茶会は、教授たちと受験生が一つの部屋に集まり、先輩たちも来てくださり、お話をするという会です。お菓子や飲み物が用意されていました。

解散は五時半くらいでしたね。

h.二次試験のポイント

二次試験では落ちる人は少ないと言われていますが、だからと言って気を抜くのは良くないです。現に、面接が始まる前に仲良くなった友達の何人かが今年の面接で落ちています。
私は過去の面接のテーマや質問を集め、それを研究したくらいしか対策はしませんでしたが、何らかの対策をしておいたほうがいいかな、と思います。
IB教育ではディスカッションが授業の大半なので、私は有利だったのかもしれませんね。
8.最後に一言

私はBUNCHOさんのICU受験対策にとても助けられました。
過去に合格したAOの先輩方のメッセージを読むたびに、励まされました。
これを読んでいるあなたもAO入試に興味があるということでしょう。

AO入試は皆さんが思っているほど甘くありません。合格発表の日はとても怖く、緊張していたのを今でも覚えています。ですが、合格した時には涙が止まりませんでした。

私はICUの帰国生入試も受けていますが、それでは落ちています。その一週間後にAO入試の合格発表だったので、ICUにまた落とされるのではないか、と不安でしたが、ICUは私を見捨てずに、受け入れてくださりました。

私はICUに入学できることを誇りに思い、ICUに貢献できる人材に必ず成長します。
受験生の皆様も、自分に自信を持ってください。AO入試は、ある意味ナルシストではないと合格できません。自分の良いところを沢山大学側にアピールしてみてください。そうすれば、ICUは何かを感じ、必ずあなたを受け入れてくださるはずです。

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ICU入試合格体験記2015

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Lichi

<プロフィール>

ミッション系の私立高校出身。
運動部と、ボランティア活動を行う部活、生徒会に所属していました。

2. 受験形態

AO入試入試

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

憧れの翻訳家の方がICUの卒業生だったことから、中学校の時から目指していました。
徹底された少人数授業とじっくりメジャーについて考えることができるリベラルアーツという教育形態をとっていることにも惹かれました。

6.ICUに期待するところ

様々な分野のつながりを意識した授業。
手厚い少人数制の指導。
高い英語教育。

7.受験対策

a.願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

様々なバックグラウンドを持った生徒に出会う機会があること、リベラルアーツ、そして上記の憧れの翻訳家の方の出身校であることの3つを中心に書きました。

a.願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

まだざっくりとしか決まっていないが、教育や平和について学ぶことで世界に貢献したい、という趣旨で書きました。例としてマララ・ユサフザイさんの国連でのスピーチについても触れました。

a.願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>

まず初めに、ICUの3つの使命(HPに掲載されています)について触れました。
その後に、2で述べた自分の夢との関係が深いことを主張しました。

b.エッセイ

(参考) 以下の課題について十分に考えをまとめ、1500字以内でエッセイを書いてください。
【1】 あなたに深い感動を与えた人物との出会い
【2】 あなたの人生の転機となった経験
【3】 あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験

選んだもの:【3】 あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験
小さい頃からやっていた習い事について触れました。そこでの経験が自分のボランティア精神を養った、というような趣旨で書きました。また最後にその経験から自分が何を学んだかを述べました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

運動部で部長を務めていたことを挙げました。
どうやって部員をまとめていたかを振り返り、その中でどのような面がリーダーとしてふさわしかったか、について分析するという形で書きました。

d推薦状2通
担任の先生から一枚、もう一枚は小さい頃から私のことを知っている母親の友人に書いてもらいました。

e. 成績書類

・英語

TOEFL(iBT):65
TOEIC:850

・評定平均

恐ろしい話ですが、四捨五入して4.1で出しました。
2年生までの平均は4にも満たしてません。(奇跡は起きますよ!笑)

f.一次試験(書類審査)のポイント

AO入試で入学してくる生徒に、ICUがなにを望んでいるかが書かれている資料(AOの書類をダウンロードして1ページにあった気がする)を熟読してください。あれがAO入試を合格する生徒のモデルである、ということです。
自分に正直に、自分とはどういう人間で、なぜICUに入学するにふさわしいかを考えて書くことをお勧めします。

g.面接 (二次試験)

面接官3人+タイムキーパー1人、対受験生4人で行います。
配布された紙に提示されているテーマに沿ったグラフ、および資料について意見を求められます。
昨年までは、資料の特徴について質問があったようですが、私の時は「あなたはどう思うか?」という趣旨の質問がほとんどだったように思われます。
試験が行われる教室ごとにテーマが異なっているのではないか、という話も聞きました。
h.二次試験のポイント

私自身、失敗してしまったとへこんでいたので、合格は意外でした。
ただ4人一組で受験するので、他の人と違う視点で意見を言おうと意識しました。
アイディアが浮かばなくともだんまりを決め込むのではなく、言おうとしているんだ、という姿勢が大事なのではないかと思います。

8.最後に一言

もし奨学金を申請したいならば、かなりの量を書かなければなりません。早めに全ての資料に目を通し、方向性だけでもざっくりと決めておくことをお勧めします。
しかも書いているうちに、意見が変わったり、混乱したりします。気が遠くなります。訳がわからなくなったら、親や友達に客観的な意見を求めてみるのもいいと思います。
しかしそれだけ時間をかければ、自分がなにをしたいのかが自ずと定まってきます。
どんな結果であれ、きっとそれは今後なにをするにも、力強い指針になると思います。

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ICU入試合格体験記2015

1. お名前、プロフィール

<お名前>

KURO

<プロフィール>

首都圏の私立高校出身です。

2. 受験形態

AO入試入試

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

広い分野を学べるリベラルアーツ、のびのびとしたキャンパスの雰囲気に惹かれ、ICUを選びました。

7.受験対策

a.願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>

これまでに自分が能動的に学んできた経験を、他者の学びにも生かすことができると思う、という内容で書きました。

b.エッセイ

(参考) 以下の課題について十分に考えをまとめ、1500字以内でエッセイを書いてください。
【1】 あなたに深い感動を与えた人物との出会い
【2】 あなたの人生の転機となった経験
【3】 あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験

【2】にチェックを入れ、中学の時に生徒会役員として活動して学校を変えたことが、社会の変革への希望を持つことにつながった、というようなことを書きました。
留学の経験もなく、出来事自体が派手ではなかったので、自分がどんなことを考えたかを中心にして書きました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

文化祭でクラスのリーダーを務めた経験を書きました。
こちらも結果ではなく、どのようなことを大切して活動したのかということを重視して書きました。

d推薦状2通
2通とも高校の先生(担任ではない)に書いていただきました。

e. 成績書類

・英語

英検2級
TOEIC650点

・評定平均

4.9

f.一次試験(書類審査)のポイント

どんな経験をしたかではなく、その経験から何を考え、何を得たのかを意識して書きました。
夏休み中に3回、国語の先生に添削してもらいました。

g.面接 (二次試験)

OECD加盟各国のGDPに占める教育機関への公的支出の割合などのグラフが提示され、それに対しての意見やグループディスカッションを求められました。

h.二次試験のポイント

本番の前に時間があるので、その間にグループの人と仲良くなっておくとよいと思います。
最後に1人がディスカッションの結論を発表するのですが、その発表者の決定方法も見ている、とある教授の方が仰っていました。

8.最後に一言

1次・2次共に、新聞や新書をたくさん読んでいたことが役に立ったと思います。
特に1次の書類では、新聞に載っていた調査結果などを有効に使うことができました。
毎日30分で良いので読んでおくことをお勧めします。

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ICU入試合格体験記2015

1. お名前、プロフィール

<お名前>

45242

<プロフィール>

ミッション系の中高一貫校。
予備校には行ってません。
高1まではバスケ部で、高2からは課外活動をしていました。

2. 受験形態

AO入試入試

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

6年間、お世話になった数学の先生がICU出身でICUを知った。

学校の行事で行ったキャンパスツアーでICUがいいと思った。
リベラルアーツ教育、英語教育、少人数授業が決めて。

6.ICUに期待するところ

英語力を上げたい。
多様なバックグラウンドを持った人と出会いたい。
メジャーとかは決まってないです。

7.受験対策

a.願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

リベラルアーツ教育、英語、国際色豊かなキャンパスの3つを中心に書きました。

a.願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

まだ、決まっていないので授業を受けながら考えたいと書いた
それと、交換留学と第2外国語についても書いた

a.願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>

ICUが掲げるグローバル人材になり、国際社会で働くことでICUに還元したいという内容

b.エッセイ

(参考) 以下の課題について十分に考えをまとめ、1500字以内でエッセイを書いてください。
【1】 あなたに深い感動を与えた人物との出会い
【2】 あなたの人生の転機となった経験
【3】 あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験

3を選びました。

小学校の時にアメリカに滞在をしていたので、その時の経験から得たことを書きました。
それと高校の時の課外活動についても触れ、最後には、アメリカにいた時の経験と高校の課外活動がどのようにリンクしているのかと、現在どのように役立っているのかについて書いた。

何を経験したかではなく、経験から得たことと自分にしか書けないような内容になるように書きました。

特長を書くということ。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

課外活動でグループリーダーになったときのことを書きました。

リーダーについては自分なりに定義していいと思う。ただ800字と意外と少ないので、定義を書くなら簡潔に。

 

d推薦状2通
一つは6年間担任をしてもらった先生にお願いし、もう一つはICU出身で6年間同じ学年だった数学の先生にお願いしました。

自分のことをよく知っている人にお願いするのが一番です。

e. 成績書類

・英語

TOEIC:870

・評定平均

4.8くらいだったと思います。

f.一次試験(書類審査)のポイント

ICUのパンフレットをよく熟読すること。そうすれば、どんな生徒が欲しいのかが分かるはず。自分にしか書けない内容を書くこと。
ICUにAO入試で入学した人に直接会って話を聞いてみる。(オープンキャンパスなどで)
絶対に手抜きをしない。たった数行しか書かない願書も全力で書くこと。手抜きをするとすぐにばれます。
自分の書いた文章は何回もチェックしてもらうこと。そして最低2人には読んでもらうこと。
質問事項を暗記してしまうくらい読み込むこと。

g.面接 (二次試験)

4人1組でのグループ面接でした。受験番号順に面接でした。
入室したら、後ろの机に荷物を置き、筆記用具だけを持って自分の受験番号がかかれている席に着席。受験番号と氏名の確認。面接の流れについての説明。
次に資料が裏返しで渡され、合図とともに3分で資料を精読。その後、資料に関する質問が3つ。持ち時間は1人1分。
今年の資料のテーマは先進国における教育支出についてでした。

ディスカッションは、教育格差を埋めるためにどのような対策をするかについてだった気がします。あまり覚えていません。15分のディスカッションです。この時間は発表時間も含みます。

最後に、ICUでの勉学と卒業後の進路について1分で発表。

すべてが終了したら、懇談会です。

h.二次試験のポイント

噂には聞いていたのですが、待合室ではみんな喋っていました。
グループのメンバーの名前を覚えて仲良くしておくといいかもしれません。
自分の発表が終わったからといって気を抜かず、他の人の意見にも耳を傾ける。
喋るときは面接官の目を見て。時間がオーバーしたり、余ったりしても気にしない。自信を持って喋ること。黙ってしまうのが一番ダメだと思います。
ニュースに関心を持ち、いつでも意見を言えるようにしておくこと。
最後の1分間スピーチは唯一練習できるところなので、必ず練習し、タイマーがなる寸前で言えるくらい完璧にすること。
落ち着いて取り組みましょう。

8.最後に一言

ICUが第一志望ならば、絶対にチャレンジするべきです。
とにかくICUを研究して、臨んでみてください。ICUのAOは書くこと量が多いので早めに準備をすることをおススメします。
AO入試はICUへのラブレターです。いかに自分がICUにあっているかをアピールしましょう。
頑張りすぎないでください。

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