ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2026(23) たけのこのこさん

1.お名前、プロフィール

<お名前>

たけのこのこ

<プロフィール>

アメリカの公立高校出身
特技:フォトナ
部活:吹奏楽
海外経験:親の赴任で高校卒業までアメリカに4年間いました。
予備校は行きませんでした。(受験までの1年間、大学生に一対一で、週一の1時間でTOEFLを教えてもらっていて、最後書類を少し見ていただいた程度です)

2.受験形態

帰国生入試(総合型選抜〈4 月入学〉帰国生)

3.合格年度

2026

4.併願校

ICUのみ出願しました。

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

帰国生入試を調べている中、卒業した6月からから冬まで家族とアメリカに残ることにしたので、現地に行く必要のないオンラインで完結できる入試を探していて、そこでICUを見つけ、自分に一番マッチしてそう+SAT提出不要と魅力を感じ、出願を決めました。
一応SATの対策も並行していたので落ちたら、FLAやSILS、SFCの冬AO、または入試が遅い国立に出願予定でした。

6.ICUに期待するところ

本当にいろんなバックグラウンド持ってる人がいて毎日新しい発見ばかりの生活でとても楽しいです。でも本当に森なので立地も悪けりゃ遊ぶとこもないので強制的に勉強させられます。

7.受験対策

願書(帰国生入試)

1.ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その
理由を含めて述べてください。(400 字以内)

多様な学問領域を横断しながら、教員という存在を社会の構造的課題から捉え直したい。そう考える私にとって、リベラルアーツを掲げる貴校は理想的な環境だ。私は、教員が教員らしく働ける公教育のあり方について探求したいと思っている。日米で出会った先生方からの言葉や姿勢に憧れを抱いたことから始めた家庭教師クラブでは、一人ひとりに合わせた教え方を模索し、教育の奥深さを体感した。そんな中、ある報道をきっかけに、教育現場には多くの課題が存在していることを知った。特に日本の公教育では、教員の過剰な業務負担や画一的な指導体制が教員の専門職性を脅かしている。こうした課題と向き合うには、教育学にとどまらず、社会学や公共政策、政治学など幅広い分野から、教育制度を社会構造から見直す必要があると考える。私は貴校での学びを通して、教員が尊厳を持って働ける教育の形を構想し、教育現場に新たな可能性を運ぶような架け橋となりたい。

2.あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。(350 字以内)

中学時代にアメリカに渡米した私は、迷いもなく全日校を選んだ。真面目で前髪を下ろし、可愛い服が好きな典型的な日本人だった私は、異文化に飛び込む勇気はなかった。しかし、通い始めてから規律や毎週張り出されるテストの順位に窮屈さを覚え、半年も経たず現地校への転校を自ら決意した。それは、従順に生きてきた私が自分の違和感に素直に向き合った初めての経験だった。それ以来、多様性を尊重する現地校で自分らしさを出すことの意味を覚えた。多様な価値観が交差する環境で、カルチャーショックを感じるはずが、自分と異なる視点と出会える楽しさの方が勝っていた。毎日発見する新たな出会いは、変化のなかった日常に刺激を与えた。あの時の選択が、今の私の人生観への土台であり、多様性を掲げる貴校を志望したきっかけとも繋がった。

3.高等学校在学中に行った課外活動、表彰歴等について自由に入力してください。(350 字以内)

私はFEAという、地域の小学生に週に1回家庭教師として勉強を教えるクラブに2年間所属し、子どもに寄り添い教えることの達成感と共に難しさを学んだ。また、高校独自のGiveAThonという支援を必要とする家庭にホリデーギフトを届ける活動では、NHS選出の実行委員として広報を担当し、クラスの代表としても資金調達からギフトの購入やシェルターへの実際の配送まで取り組んだ。さらに、マーチングバンドを3年継続し、最終学年には120時間のボランティアを行なった。これらの継続的な活動は結果として、卒業生の中でも特に奉仕活動に尽力した30人ほどに贈られるSenior Service Recognition Awardや、校長から人間性を評価されたProminent Patriot Awardなどを受賞した。

b.ショートエッセイ(1000文字以内)

A)あなたにとって「自由」とは何を意味しますか。また、「自由主義の限界」についてさまざ
まに論じられていますが、自由主義の限界や危機だと考えられる事例を1 つ選び、その原因
について分析した上で提言できることを論じてください。
B)「芸術と社会」との関わり、「社会と科学」との関わり、あるいは「科学と芸術」との関わり
について、あなたが重要であると思う出来事を1 つ選び、それがあなたの考え方にどのよう
な影響を与えたかを論じてください。

A)を選択

ショートエッセイでは、「日本社会における新自由主義がもたらした行政機関での公私混同」で、日本の行政を批判したような際どい内容で書きました。流れとしては、まず「自由」を「自らの意思で行動・判断できる権利」と定義した上で、その背景にある自由主義から新自由主義への社会構造の変化が公権力の私物化を招いたと分析しました。具体例には森友学園問題を挙げ、公文書改ざんなどが市民の「知る権利」を奪い、民主主義を弱体化させている現状を指摘。正しい情報がなければ本当の自由は保障されないと論じました。最後に提言として、行政プロセスの可視化やNPOとの協働を挙げ、自由を再定義し結論づけました。

d.推薦状2通

一通は、2年間英語をもってくれた+家庭教師クラブのスポンサーだった現地校の先生、
もう一通は補習校で2年間担任を持っていた+補習校内の生徒会の担当だった先生にお願いしました。二通目に関しては活動報告欄に書ききれなかった、補習校内で生徒会長をしていたことや、募金活動や世界交流プロジェクトの企画運営をしていたことを先生が書いてくださったのが大きかったです、、!

e.成績・語学資格など

TOEFL ibt 96
gpa 3.98/4.00

f.一次試験(書類審査)のポイント

帰国に関しては一次でほとんど落として、二次の面接では比較的落ちる人は少ないと思います。

英語資格に関しては、私もそこまで高くない通り、そこまで重視されていない気がします。今回の入試でも知り合いでTOEFL ibt90で受かった人いますし、先輩には60後半で受かった方もいます。逆に知り合いの110超えの人は落ちていたりと、本当わからない世界です。

やはり、小論文や志望理由にいかにICUらしさを強調できるかが重要でだと思います。

g.面接

アメリカンな感じの白人男性教授と、日本人の女性の方でした。日本人の人が質問すると思いきや、カタコトの日本語で白人教授がほとんど質問、日本人教授がほぼ聞く+少し質問のパターンでした。雰囲気は比較的和やかな感じで、教授がよくボケてくれたりと圧迫感はなかったです。私の場合は小論文の内容と課外活動については一切聞かれなかったので、不思議でした。

1志望理由を教えてください
→リベラルアーツの必要性や日本の教育への違和感を話しました。
2将来やりたいことは、教員なのですか
→私は日本の公教育にすごくフィットしていた子供だったから、学校が辛かった人の気持ちを分かりきれていない、いろんな価値観を持ち合わせてから教師という職業の選択肢ができることを話しました。ここでNPOに興味があること、学生団体運営していることもアピールしました。
3書類に書いてありますが、先生方のどんな声や言葉にひれたのですか?
→日米でのオキニの先生の話しました
4入学後はどんな勉強をしたいですか?
→教育学に限らず学びを得たいことを強調、教育社会学が気になっているという特定のクラスも挙げました。
5私は人権は世界みーんなか平等に持っていると考えています。あなたはどう思いますか?人権は平等だと思いますか?
→いきなり聞かれ、人権という言葉の意味をド忘れしてしまい、人権ですか?と聞き直したところ、喋ってください的な圧をかけられたのでゴタゴタ話しました。私は恵まれた環境にいて、人権があって平和に生きていますが、自分の意思がなくても戦争や紛争をしている国もあって、感じです。
6日米教師どんな違いがあるか
→アメリカの方が先生に裁量がありそうなことを話しました
7どんな背景があるから教師の疲弊問題があるのだと思いますか?
→OECD加盟国の中でも下から3番目くらい公教育費が少ないというニュースで見たことを挙げました。定額働かせ放題であること、また多様化で多国籍の人もいるし、最近はギフテッドに特化した教育も始まったし(ニュース記事思い出して)いろんな生徒に対応しなきゃなこと言いました。
8エッセイにかかれてましたが、新自由主義はどんな政策なんですか、僕は野球リーグしか見ないので全然わかんないから私にもわかるくらい簡単に教えてください。(????)
→簡単に民営化とか自由競争について話しました、例として中曽根サッチャレーガンとか郵便局とか国鉄とか具体的な例も挙げました。
9新自由主義はどんな悪さがある?
→格差が生まれること、社会保障について話しました。

h.二次試験ポイント

練習相手がいなかったのもありますが、面接練習というものをしないままぶっつけ本番に臨んでしまったため、結構ゴダゴダになってしまいました、、。受け答えもつっかえたものとか完結に言えなかったものもあり、二次終わった直後は落ちた気でいました。しっかり書いた書類は読み込んで、文中の定義など詳しいところまで説明を求められることもあるので受け答えも練習しておくことが大切です。また、帰国の受験した人に共通して書類に関係ないことで何かしら自分の意見を述べる問題が聞かれると思います。(私の場合は人権)

8.最後に一言

今回の帰国生入試では倍率が例年3倍程度から6倍近くに上がって、本当に私自身もなぜ受かったのかと驚いております。が、倍率にとらわれずにICUはあなたがICUに相応しい人であればきちんと評価してくれると思うので、自信を持って出願すべきです!(こんな私でも受かったので)