オープンキャンパス

2021年春のICU国際基督教大学のオープンキャンパスはオンラインで開催されます。

夏のオープンキャンパスに比べると人数に余裕がありそうな印象でした。

また、今回はオープンキャンパスに続いてSpecial Weekという企画も続くため、オープンキャンパスで概論を学んで、来週に続くSpecial Weekでより詳しいインタビューなどを聞く、という使い方ができます。

まずはエントリーをすませて、興味のあるプログラムをチェックしておきたいところですね。

以下の特設ページから申し込みが可能です。
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/21sp.html

 

一般選抜

BUCHO.NETでは皆様からのICU合格体験記を募集いたしております。

見事ICUに合格された皆様、ぜひ後続のICU入試受験生のため、ICU合格体験記をお寄せくださいませ。

合格体験記の執筆者の皆様にはギフト券やICU入学に際しての読み物「BUCHOのICU入学対策」をプレゼントいたしております。

合格体験記フォームのURLは下記の通りです。

https://icu.bucho.net/mail/exp01.html

ICU総合教養対策(ATLAS),一般選抜

ICU学生新聞、The Weekly GIANTSのオンラインサイトにて2021年入試対策用の総合教養対策のWEB記事を執筆させていただきました。

ICU入試直前総合教養(ATLAS)の試験形式の確認と対策

http://weeklygiants.co/?p=9587

その他Weekly GIANTSのその他2021年度入試特集はWG公式サイトのトップページからご覧いただけます。

http://weeklygiants.co/

 

一般選抜,コロナ

ICU入試関連の公式サイトが更新され、2021年度一般選抜・社会人入学試験は当初の予定通りの日時および会場にて入試が実施される予定である事が告知されています。

また、試験当日の注意事項については、試験日1週間前頃に受験生に対して別途案内が送られてくるとの事です。

ICU入試要項には、マスクの着用(必須)、手指の消毒、換気の実施(要防寒具)、発熱時等は受験を控える等の注意事項が書かれているので、これらの内容が当日の注意事項として示される事になりそうです。

また、同じく要項にも書かれていますが、コロナ感染等の影響で受験できない場合は追試がある旨も改めて告知されています。なおICU入試要項によると、追試の手続きには試験当日17:00までに電話連絡が必須であることが明記されていますのでこの点だけ覚えておくとよいでしょう。

いずれにせよ体調を万全にして試験に備えることが大事ですね。

ICU入試実施に関する告知はICU入試最新情報のリンク(2021年1月13日)から確認できます。
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/

 

 

一般選抜,ICU入試日程

ICU入試出願サイトが2021年1月6日にが更新され、2021年度ICU入試一般選抜入試、社会人入試の出願受付が開始されています。

ICU入試出願期間は1月6日から1月24日までなので、ICU入試受験生は早めに出願をすませておきたいですね。Web出願は下記URLのリンク(Web出願システム)から可能です。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/general/

<出願の注意点>

ICU入試の出願は他の大学の出願システムと概ね同じですが、ICUの場合、奨学金の申し込みの有無の確認と志望理由の記入があります。

1.奨学金の申し込みの有無の確認

学部生の場合、ICU Peace Bell奨学金、ICU トーチリレー High Endeavor奨学金の申し込みが可能です。奨学金応募の条件に適合している事を示す公的書類等の提出が必要であるため、もし奨学金への応募を考えている場合は早めに確認してご家族の協力を得て書類をそろえる必要があります。

2.志望理由の明記

以下の3項目をWebフォームに記入します。

・ICUを志望した動機または理由を述べてください。(300字以内)

・ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含めて述べてください。(350字以内)

・学内外問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。(200字以内)

ICU入試受験生にICUを志望する理由や学びたい事を確認して欲しいという意図で設定されている項目と考えられます。肩肘を張らず率直な意見を書いておけば問題ありません。

出願にはそれなりに時間がかかるので早めにやっておいた方がよいです。

まずは出願サイトにアクセスしてみて、入力を進めながら準備をするとよいでしょう。

 

英語対策,一般選抜

今回はICU入試対策として、英語リーディングの各パートを、どのような時間配分で、どの順番で解くべきかを考えていきたい。

<リーディングの時間配分例1>

まず、ICU入試英語対策の過去のエントリーで論じたように、ICU入試は制限時間60分で4つ大問を解かなければならない。

すべての大問を15分で解けば、15×4でちょうど60分となる(パターンA1)。ただしPart Iの読解はPart IIより時間がかかる。そこで、Part IのText1-3を17分でとけば、Part IIを9分残すことができる(パターンC1)。Part IのText1-3の読解に20分ずつかけていまうとPart IIを解く時間がなくなってしまう(パターンF1)。

<リーディングの時間配分例2>

先の例ではすべての問題を解くことを前提に時間配分をしていたが、今度はより現実的に、過去問の傾向からある程度解く箇所を絞り込み、重点的に解く時間配分を研究したい。

まず、前回のICU入試対策のエントリーで検討したように、Part I Text 3は近年自然科学の出題が続いている。今後も3つのテキストの内、一つは理系の文章が出題される事が予想される。ここ最近のICU入試の英語リーディングは、Part IのText 3がText 1,2と比較すると難度が高く、特に受験に理系科目を用いない学生には難しい内容である。よって、上記のパターンでは、Text 1,2にじっくりと時間を使い、Text 3には時間を使わないようにしている。

上記のパターンA2はText1,2の読解にそれぞれ20分、Part IIの空所補充に12分、Text 3に残りの8分という時間配分である。文系分野の出題が定着しているText1,2を確実に解きつつ、空所補充にも人文に時間を使い、残った時間でText3を部分的に解く事を想定している。

B2は空所補充を10分で解いているので、Text 3に10分の時間を使える。C2はText1を19分で解くので、同じくText 3は10分残る。D2はこれらを組み合わせたもので、最終的にtext 3に12分の時間を確保している。もちろん12分ではText3のすべての問題を解くことは困難であるから、特定の段落だけを読んで、時間内になるべく多く答える事を目指す形になる。

ICU入試の英語では制限時間内にすべての問題が解けない場合もある。その事を念頭に置いた上で、入試対策の基本であるが、難しい問題は後回しにして、解きやすい問題を優先する事が重要である。

 

一般選抜,ICU入試日程

ICU(国際基督教大学)入試関連のページが更新され、出願期間の告知と、出願ページが公開されています。

2021年度ICU入試一般選抜(転編入を含む)と社会人入試の出願期間は下記の通りです。入試要項と同じ内容です。

出願区分

Web出願期間

出願書類提出/アップロード期限

一般選抜
(転編入学試験を含む)
2021年1月6日(水)10:00
~1月24日(日)23:59
2021年1月25日(月)23:59
郵送物は当日消印有効
(海外から送付物は1月25日必着)
社会人入学試験 2021年1月6日(水)10:00
~1月24日(日)23:59
2021年1月25日(月)23:59
郵送物は当日消印有効
(海外から送付物は1月25日必着)

また、ICU入試のWeb出願ページへのリンクが公開されています。出願自体は1月6日以降に可能ですが、ページではすでにユーザー登録は可能です。今のうちにやって置くと良いでしょう。

事前に告知されていたICU入試一般選抜B方式と社会人入試の「オンライン個人面接の実施方法」と「オンライン面接受験に関する確認書」も、ユーザー登録後の「マイページ」からアクセス可能ですので、特にオンライン面接のある方式の受験を予定している方は確認しておきましょう。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/news/20201221.html

(上記のページ下部にWeb出願ページへのリンクあり)

英語対策,一般選抜

ICU入試対策として、今回は英語リーディングのパート別語彙レベルを検証した。

今回の検証の目的はICU入試英語リーディングのどのパートのどのテキストから解き始めるのがよいかという事を考えることにある。

<ICU入試英語リーディングパート別の語彙レベル、文字数、出題分野の分析>

まず始めに、従前の回と同様に、ICU入試の英語リーディング過去4年分をすべてデータ化し、Word Level Checker(SVL12000)で解析をした。パート別の解析結果は上図の通りである。

折れ線グラフが示す全体的な語彙レベルは年度ごとにあまり変化していない。パート別に見ると、text1(Part I)は他のtextよりも語彙レベルが若干高い年度が多い。また、2番目のtext2は他の英文よりも語彙レベルがやや低いケースが多いようだ。

ただし実際に英文を読んで語彙のレベル差を感じるような事はほどんどない。英文がどの分野から出題され、どのような背景知識が要求されていて、その英文の内容に親しみがあるかどうかという事の方が大きい。

<ICU入試英語リーディングパート別文字数>

次に、パートごとに文字数を確認する。近年の出題で、Part Iの各テキストはおよそ800wordsであり、テキストごとに文字数の差はほとんどない。空所補充問題であるパート2は400-600words程度であるので、Part Iの各テキストよりは短い。なお昨年度は例年よりも全体的に文字数が多かった点には注意したい。

<ICU入試英語リーディングパート別出題分野>

ICU入試英語リーディングの各パートとテキストの出題分野を確認する。

近年ではPart 1のText1が人文科学、text 2が社会科学、text 3が自然科学という出題が定着しつつある。Part IIは人文・社会科学分野の出題で、自然科学からは出題されていない。

Part 1 Text 3で理系の出題が定着しつつあることは認識しておきたい。

以上を踏まえた上で、どのような順番で英語リーディングを解くか、いかに素早く問題を解いていくかを次回のICU入試対策エントリーで検証したい。

 

大学施設

例年アドベント(クリスマス前の4週)に入ると点灯されるICU教会前のクリスマツツリーが今年も無事に点灯しています。

ICU入試対策関連のネタとして、数年前まではICU教会前の広場でICU入試の合格発表の掲示が行われていました。ICU入試合格者をアメフト部員が胴上げするのが恒例でした。

今年はコロナの影響でICU教会のクリスマス礼拝は予約制で、すでに満席だそうです。オンライン配信にも取り組むようですね。

(ICU寮生による撮影)

英語対策,一般選抜

ICU入試対策のための英語リーディングの語彙研究シリーズ第3回。今回は語彙レベルと文字数の関係性をグラフにまとめてみた。解析方法は第1回を参照。

<語彙レベルと文字数>

過去3年分のICU入試英語リーディング、センター(問3以降)、SFC総合政策の英語をデータを元に、語彙レベルと文字数をグラフ化した。

横軸は過去3年分の英語リーディング本文の1年度あたりの平均総words数、縦軸はWord Level Checker(SVL12000)で分析した語彙レベルの平均を示している。

横軸からICU入試の英語は総words数が多く、出題される英文が長い事が分かる。ただし、上記のデータではセンター試験は問3の英文本文のみがカウントされ、問1(発音アクセント問題)、問2(文法問題)が含まれていない。よって難度はまったく異なるものの、実質的なボリュームはセンターと大差がない。また、後述のようにICU入試英語は設問の数が少ないため、実際に試験問題を解いてもSFCなどと比較して英文を長くは感じないかもしれない。

縦軸を見るとICUは語彙のレベルが高く算出されている。やはりセンターは高校の学習範囲から出題されるよう慎重に語彙のレベルが設定されており、手間暇をかけて編集をしている。SFCも独特の穴埋めと読解が並立した出題方式であるため、原文から語彙を調整しており、その点で語彙レベルが整っている。一方、ICU入試の英文は特にパート1の3つの英文で、3分野(人文、社会、自然科学)の各種学術用語、専門用語が出題される事があり、結果的に平均値が上がっているものと考えられる。もっとも、出題される専門用語はほどんどの場合、英文の文脈の中で説明されている。

<問題数と制限時間>

ICU入試の英語リーディングは全体で36問、制限時間は60分であり、問題数が少なく、制限時間が短い。センター試験が54問80分、SFCが90問120分であることを考えると、ICUはいかに短い時間で比較的少ない問題を確実に答えて行くかという技術が問われている。

<出題英文量と問題数、制限時間>

先に検討したように、ICU入試の英文は一定のボリュームがあるのに対して、問題数は少ない。よって、入試対策として、じっくりと英文全体を読むというよりは、効率的に英文から設問で問われている箇所をピンポイントで答えられるかと能力が問われている。

ICU入試の英語リーディングでは、設問を先に読みつつ、設問で問われている箇所は丁寧に、それ以外の箇所は素早く読むということを心がけて問題演習を行っていきたい。また、Part Iの読解問題では、設問は英文の流れに沿って出題される。一気に英文を読むというよりは、設問の要求に応えながら英文を読むというトレーニングを積みたい。

Part Iはすべての問題が読解、Part IIはすべての問題が空所補充であるため、出題内容には一定の偏りがある。制限時間を考えると、過去問演習を十分にこなし、ICUが頻繁に出題する学術分野の論文を読みこなし、的確に英文から設問の問いを導き出すという演習が有効である。

また、制限時間が短いので、Part 1のText1,2,3及びPart IIをどの順番解くかということも重要である。その意味でも過去問演習を通して、どの順番で解くと最も効率的であるかを十分に考え、なるべく計画通りに問題を解いていく事が求められている。

次回以降のエントリーでは、ICU入試英語リーディングで出題される英文の分野のパートごとの傾向や、語彙レベル及び文字数の違いなどを検証する。