一般選抜

ICU OBの方からICUでのコンサートのご紹介いただきました(このブログで紹介して皆様にご来場いただきたいとのこと)。

ICU教会で11月30日にコンサートが行われます。ICU入試受験生の皆様、保護者の皆様で、まだICUを見学されていない方は、ICUのキャンパスを訪れる良い機会かもしれません。今回はアルメニアの弦楽四重奏団(Komitas Quartet)が来日し、来日オープニングコンサートをICUで行います。Komitas Quartetは1924年の結成から活動を続けており、現存する最古の弦楽四重奏団であるそうです。さすがに一流の演奏家が揃っていますね。

ICU国際基督教大学 教会公演2014

今回楽団がICUで講演されるきっかけとなったのは、ICUでITや数学などを20年以上教えておられ、ICUの大学院長も務められたグラント・ポゴシャン先生で、今はなんとアルメニアの駐日大使になっておられます。当方も在学中大変チャーミングなお名前で記憶しておりましたが、今は駐日大使殿下です。

今回このコンサートをご紹介して下さったICU OGいわく、他では聴けない、アルメニアの聖歌など、おそらく本格的に演奏されるのは日本初であるであろう音楽が聴けるのが魅力であるそうですよ。ううむ、よく分からんが、ICU新入試の「ICU総合教養ATLAS」の実際の放送と同じく、誰も聴いたことがないからこそ逆に大丈夫。ICU OGC合唱団( ICU グリークラブOB・OGによる合唱団)も出演。

これを機会に、ICU入試を前に、ICUのキャンパスを見学してみるのもよいかもしれません。ちなみに当方(BUCHO)は浪人生の頃、ICU受験前に、ICUのキャンパスを下見に行って、こっそりと一人でICU教会でICU合格を祈りました。祈りが通じたのか合格しました(今思うと恥ずかしい)。今回はICU教会で行われる世界的楽団の公演なので、ICU合格を祈り放題であることは間違いありません。ICU入試なら湯島天神よりICU教会です。

当方BUCHOも皆様のICU合格の祈りつつ日曜午後の安眠のため行く予定です。

来春皆様の入学式もICU教会で行われます。たぶんICUの入学式では佳子さまもICU教会にいらっしゃいますですよ。

コンサートは11月30日です。詳しくはICU同窓会Webサイトなどをご参照下さい。

2014年11月30日(日)
16:00開演 (15:30開場 18:00終演予定)
会場 ICU教会(国際基督教大学礼拝堂 。ICUに入って一番最初に見えてくる建物。明らかに教会なので迷いようがないので安心)。

入場料 一般2,000円 学生1,000円 (全席自由、チケット予約サイト等でも販売。ご紹介下さったICU OBによると当日も会場にてチケットを購入可能とのこと。予約推奨ですが、たぶんアルメニア音楽に造詣が深い方はそれほど日本にいないので、当日も余裕で買える、はず)

*ICU入試合格祈願は宗派を問わず非公式に各自でこっそり行って下さい。

ICU同窓会Webサイト
http://www.icualumni.com/?p=2835&cat=event-info

ICU OGC合唱団
http://www.icuogc.jp/pukiwiki/

ICU国際基督教大学 教会公演

一般選抜,ICU祭(学園祭)

2014年開催 ICU祭フォトレポート2

引き続きICU祭(国際基督教大学大学祭)のレポートです。

ICU祭2014-02-01

こちらはWG(ICU学生新聞サークル The Weekly GIANTS)記者のT氏(写真左)所属のELAセクション有志によるノンアルコールカクテルの出店。確かにアルコールを抜いたカクテルの味がしましたな。

ICU祭2014-02-02

ICUスキー部の焼き鳥の出店。スキー部は毎年焼き鳥をやっておられて、長年のノウハウが蓄積しているのか、とてもおいしいです。食事で迷ったらスキー部の焼き鳥です。ICUスキー部には眞子さまも所属しておられましたね。

ICU祭2014-02-03

ICU本館入り口の装飾。各柱にそれぞれ"I.C.U."の装飾があり、それぞれInternational Christian Universityの文字がデザインされています。テーマである∞無限大マークもしっかり入っていますね。

ICU祭2014-02-04

こちらは本館1Fの入試個別相談のコーナー。ICUの入試スタッフの方が常駐されていて、高校生や保護者の方などが熱心に相談されていました。時間帯にもよると思われますが、オープンキャンパスと比較すると入試の相談をする来場者の数は少なめに見えたので、比較的待たずに相談できそうな雰囲気でした。他大学だと親子連れや受験を控えた高校生が行くような雰囲気ではない大学祭も多く、入試相談を実施していないところも多いのですが、ICUの場合この辺りはフレキシブルでよいですね。

ICU祭2014-02-05

こちらはコミッティ(ICU祭実行委員会)による無料休憩場。キッズコーナーもあり、家族連れも安心して来場できる雰囲気でした。飲みものや駄菓子なども用意されていました。

ICU祭2014-02-06

ICU鉄道研究会による鉄道模型の展示。こちらは特に男子児童に大人気でした。もちろん鉄道写真も充実。

ICU祭2014-02-07

講演系サークルは主にカフェを実施していました。お茶を飲んだり、軽食を食べながら各講演を見られるという趣向ですね(見るだけでも大丈夫)。写真は本館のほぼ全てのカフェを取材したというWG記者N氏一押しのICU Ballroom Dance(ICU社交ダンスサークル)のカフェ。パフォーマンスも良かったし、コーヒーもパウンドケーキ(8割方食べてから撮影)も大変おいしかったです。

ICU祭2014-02-08

先ほどのカフェの、社交ダンスサークルの指導をされているJulian Koe先生。サークルに教えに来ているプロダンサー、ではなく、イギリス出身の化学の先生で、ICU教授として無機化学を教えておられます。NS情報誌によると先生は2012年に人命救助で表彰されたこともあるとか。社交ダンスも化学も人命救助もこなすとは、なんともいい先生をICUの理系は抱えていますね。社交ダンスサークルの皆様のダンスもよかったです(BUCHO.NETのオンレク合格者のお知り合いのOGがいらっしゃって、その方のを介して先生のお写真をブログに載せて良いか伺った所、部員の方と一緒にポーズをとって下さいました)。部員を絶賛募集中とのことでしたので、興味のある方はICU入学後にコンタクトしてみましょう。

ICU社交ダンスサークルのWebサイトはこちらです。

http://icuballroom-j.weebly.com/

ICU祭2014-02-09

ICU祭ではアカデミック企画も伝統的に行われています。写真は言語学・言語教育学がご専門の守屋先生による特別授業の様子。「ICUの英語学 言語学で読み解く英語のパワー」という授業で、映画の英語の挿入歌の比較などを例に、英語の変遷や、女性が使う英語の変化などをレクチャーされ、それに基づいてディスカッションも行われました。以前と比較すると自立した強い女性のイメージが映画の中の英語でも見られるようになってきた事などが示唆されていました。会場で一番パワフルなのは守屋先生であった事は間違いありませぬ。

ICU祭2014-02-10

こちらはアホ山ステージでのSmooth Steppers(スムステ)の講演です。スムステはICUでも最大規模のサークルの一つで、今回は総勢102名ものダンサーが参加されたとのことです。スムステの講演はICU祭の目玉の一つになっていて、学生数の少ないICUとしてはとんでもない規模でしたわ。レベルの高い、ボリューム感のある講演でした。

ICU祭2014-02-11

我らが学生新聞サークルThe Weekly GIANTSも、特別号編集長のE氏らの企画で、ICU祭速報号を新D館前などで無料配布させていただきました(ICU祭1日目、2日目でそれぞれ即日発行の記事掲載というWGとしては画期的な企画)。WGでは各日1000部、両日計2000部を用意したそうですが、なかなかのハイペースでさばけて、無事に配布完了したようです。WGも部員(独立採算制なので部員を社員と呼ぶ)を大募集中ですので、入学後、学内新聞をご覧の上、ご連絡くださいませ。

当方(BUCHO)もWG OBとして新制度に対応したICU入試対策記事を執筆させていただきましたので、後日UPいたします。

一般選抜,ICU総合型選抜(AO入試)

秋篠宮家の次女佳子さまがICU(国際基督教大学)にAO入試に合格され、入学手続き等が完了したことが宮内庁より発表されました(10月30日)。

AO入試の合格発表は10月24日に発表されていましたので、手続き等の完了を待って発表された形ですね。

お姉様の眞子さまの場合は2010年度(入学)のICU入試でした。この時は、2009年10月23日にAO入試の合格発表があり、その旨が発表されのが2009年11月5日頃でしたので、前回と同様、ICU合格後、入学手続き等が完了してから発表されたというパターンは同じですね。

ただ前回と違うのは、佳子さまが学習院大学を退学されるというニュースが先にあり、佳子さまがICUのAO入試を受験されるということがメディア等で大きく報道されたことです。もちろん2010年度入試で合格された眞子さまの場合は、眞子さま合格されるまで、ICU入試を受験されていたという報道はされていませんでした。

今回は皇族が学習院を中退されたという非常に特殊なケースなので、ICUを受験することがニュースになったのは仕方のない事とも言えますが、NHKのニュースで「国際基督教大学 受験」という報道があるなどとは夢にも思わず、びっくりしました。報道されたのは9月11日です(その日はサイトへのアクセス数がとても増えていて、一体何があったのかと思いました)。

佳子さま 国際基督教大学を受験へ NHKニュース(2014年9月11日)関係者によりますと、佳子さまは、来月、姉の眞子さまがことし春に卒業された東京・三鷹市の国際基督教大学教養学部のアーツ・サイエンス学科を、AO入試で受験されることになりました。AO入試は、ペーパーテストではなく出願書類や作文、それに面接などで合否が決まる入学試験です。
佳子さまは、去年の春、東京・豊島区の学習院大学に入学し、小学校の教員を育成するため昨年度から新たに設けられた文学部の教育学科で学んできましたが、国際基督教大学を受験するのを前に、中途退学されたということです。
佳子さまは、去年、高校を卒業する際、「これからもさまざまな経験をしていきたい」と述べられ、秋篠宮ご夫妻は「今後もさまざまな事柄に接しながら、自身の関心を深めていってほしい」と述べられていました。

中退されてまで受験されたというのは、不退転の決意で入試に臨まれた様子がうかがえますね。自分も大学入試の研究のため、毎年様々な大学の入試を受験しているのですが、受験生は誰しも不安になるものです。ご自身の受験がニュースになる中で受験勉強をしたというのは大変なプレッシャーだったと思います。

さて、ICU受験生として気になるところは、来年度入試がどうなるのかというところかと思いますが、前回の眞子様の2010年度ICU入試のケースを振り返りながら、考えて行きたいと思います。

結論から言うとあまり一般入試には影響はないと思います。

以下は2010年度(眞子さまAO合格後)の一般入試と、2009年度との比較です。

ICU入試分析1

 

ICU入試分析2

上記のように、眞子さまがAO入試でICUに合格された後の、ICU入試は、一般入試微減、センター利用(現在は廃止)が微増と、大きな変化はありませんでした。

よくよく考えてみると学習院大学を目指す層と、ICUを目指す受験者層とでは、かなりギャップがあるようにも思われます(ただし2010年度に学習院高校(学習院高等科)からICUを受験した方は、例年より多かったようです。ご存じのように学習院高校は難関校)。また、そもそもICUを目指している方はICUの教育の質や制度等に魅力を感じている方が多く、ミーハーな(?)学生は元々ICUを目指していないというところもあるのかもしれません。よって、今回の佳子さま合格のICU合格のニュースも、ICUの受験者数自体にはそれほど影響がないと予想されます。

むしろ2015年度入試で気になるのは、ICU入試のモデルチェンジでしょう。総合教養(ATLAS)などはリベラルアーツ学習適性など従前のICU入試の要素などを引き継ぎつつも、新たな試みですので、ICU入試受験者数がどうなるかは未知数です。

ICU受験の形式として、来年度一番影響があると考えられるのは、自然科学受験の場合、人文科学の受験が不要になったことでしょうか。理系の受験生はICUを受験しやすくなった形です。しかしこれもあまり大きな変化をもたらさないかも知れません。

ICUは自然科学は1998年度から現在のように、数学、物理、生物、化学の4教科から2教科を選択する方式になりました。1997年度以前は自然科学全分野を統合した1教科として出題されていたので、1998年度から、理系の試験は受験しやすくなりました。しかし、変更のあった1998年度のICU入試では、1997年度と比較して受験者数が減少しており、「理系の試験が受けやすくなる」だけでは受験者数は増えなかったようです。

長年ICU入試を見ていると、ICUの受験者数は、私学全般の動向などが影響している様子が伺えます。ICUは1学年約500人と人数は少ないのですが、ICUの受験者数は概ね他の難関私大全般の動きと同じような動向です。

よって眞子さまに続いての佳子さまがICUに合格され、皇族のお二人がICU関係者になるという、ICU OBとしてはうれしいニュースを聞きつつも、ICUの受験者数や、受験者層に大きな変化はないのではないかと予想しております。

いずれにしてもICU受験生の皆様は、御学友(語学友?)目指して頑張りましょう。

余談としてスト3(ELAのレベルで上から3番目)くらいだと語学友になる可能性大だと予想。後は今も大所帯のスムステ(ダンスサークル)が一層栄えそうですな。

一般選抜,ICU祭(学園祭)

今回は2014年10月に開催された、ICU祭(国際基督教大学大学祭)の様子をお送りいたします。

ICU祭2014-01

ICU正門付近のボード。今回は「夢限」がテーマで、汽車をテーマにしたエンブレムが会場のあちこちに配置されていました。今年度は2014年10月25日(土)、26日(日)に開催されました。

ICU祭2014-02

ICU正門のボードその2。カウントダウンボードにもなっていますね。汽車の煙やキャラクターが∞(無限大)になっていますね。ICUっぽい看板です。

ICU祭2014-03

看板撮影のために正門で降りましたので、約1kmの滑走路(マクリーン通り)を移動。秋晴れの桜並木が最高でした。「学校ってのは大体桜があるのよね」と、とある来場者の方がおっしゃっていました。確かにそうだと思いつつも、なかなか数百メートルに渡っての桜はないぞ。どこもこれだけの桜攻めだと日本の学校は校舎なくなるぞ、と心の中でツッコミを入れた秋の日。

ICU祭2014-04

バスロータリーを越えると正面に総合案内とICU教会が見えます。

ICUのシンボルであるICU教会が段々と大きく見えるこのアプローチはいつ見てもいいですね。

ちなみにこのあたりは旧ロータリーで、以前はここまで車で入れました(現在はもう少し手前にバスロータリーがあります)。その名残でICU教会前は円形の広場になっています。また、新ロータリーができた後も、ICU入試の時などは、旧ロータリーまで特別バスが来ていたこともありました。

ICU祭2014-05

ICU祭総合案内所の様子。

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こちらでパンフレットやスタンプラリー、特別授業の案内などがもらえます。
後ほど詳しくご紹介しますが、ICUのモデル授業はICUの教室も確認できますし、内容もためになり、ICU入試対策としてもいいですよ。

ICU祭2014-07

ICUグッズもこちらで販売されていました。売れ筋はネーム入り文具だそうで、特に左上のICU祭オリジナルクリアフォルダーはICU祭等で限定販売とのこと。右下にちょっと写っているのはICU同窓会作成のゴルフボール。OB会作成のゴルフボールはOBしやすいような気がしますが、ICUはOGの方が多いので大丈夫。

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野外企画(主に 飲食系テント)の様子。

一部他大学の大学祭や学園祭はナンパの名所になってしまっていて、年少者が行くには問題があるところもあるのですが、こうやって見るとICUは地域の方、OB/OG、高校生、家族連れの皆様などが中心で、なんとも上品ですね。

実際にキッズ向けのスタンプラリーなど、子供企画も用意されていました。

ICU祭2014-08

アホ山ステージ付近の様子。細かな話ですが、ICUの本館からICU教会に向かって左がアホ山、右がバカ山です。キッズが駆け回るなんとも牧歌的な風景ですね。

次回に続きます。

一般選抜,ICU入試統計倍率偏差値

さて、今回はICUの大学ランキングに関連した記事をご紹介します。

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週間ダイアモンドの最新大学評価ランキング2014年10月18日号

今回はビジネスマンから見た大学ランキング特集

まずは「早慶上智ICUの4大私大のW合格者の入学先対決」。

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W(ダブル)合格者の比較で、慶應が人気があることが示されています。自分は姉妹サイトのKEIOSFC.COMを運営していて、そちらでも講座等をやっておるのですが、やはり慶應は全般に受験生に人気がある感触を持っています。我らがICUがコアなファンを持つのとはまた違った感じですね。

早稲田大学の中では、国際教養学部(SILS)が奮闘していますね。
ICUの併願研究(ICU OBとしてICUを真似した学部の入試を荒しにいった)をきっかけに始めたWasedaSILS.comというサイトもやっているのですが、早稲田の知名度もあって、国際系統を目指す方では、最初に知るのがこの学部というパターンもあり、意外に第一志望の方も多いです。

ICU(国際基督教大学)とSILS(早稲田大学国際教養学部)は上記では引き分けの判定。よくどちらに進学したらよいか相談を受けますが、自分の講座(オンレク)はICU志望の方が多いので、入試W合格者は7:3ぐらいでICUに進学されています(河合あたりの資料でもICU進学の方が多そうでした。ICU OBの心情としてはやはり圧倒的に環境のよいICUを一押し(?) しかしSILSオンレク出身の合格者で早大国際教養に進学された方のお話を聞くとSILSもよいところですよ。)。

意外だったのは上智外国語とICU(教養)の比較で、かなり多くのW入試合格者がICU進学を選択していると示されている点でしょうか。2000年に6:4でICUだったのが、現在では8:2でICUになるなど、最近はICU進学を選択する方が顕著に多くなっていることが示されています。ただし上智の外国語は学科数が多いので、学科によってはここまで極端ではないようにも思います。

上智の外国語、総合グローバルとSILS(早稲田大学国際教養学部)でも、SILSに軍配が上がっています。SILS(早大国際教養)は2004年にできたので、2000年の比較が無いのですが、その後SILSは上智外国語あたりの受験者をうまく取り込んでしまったとも言えるのかもしれません。

SFCあたりとどうなっているか気になるところですね。

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使える人材が増えた大学ランキング。国際基督教大学(ICU)は8位になってますね。
1学年600人の大学がトップ10にランクインするというのもなんなのですが、ICUは結構企業にも評価されている様子がうかがえます。東大に使えない人材が増えたというビジネスマンの投票が多かったというのは、色々な意味が含まれそうですね。記事の論調は、東大の文一では実質的足きりがなくなっている年度が続くなど、優秀な人材が外国の大学への進学し始めているというものでした。

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引き続き使える人材輩出大学ラインキング。

ICU(国際基督教大学)は11位の得票。

ワーストの方は偏見を持たれている大学ランキング(?)

 

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次は使えるグローバル人材輩出大学ラインキング。

ここでは国際基督教大学(ICU)が一位にランキングされています。
単純に英語力ランキングという気がしないでもないですな。

ちなみに留学した時に京都外大の方がいらっしゃいましたが
「ウチは英語できへんで!」と力説されてました。

その他就職ランキングだと、ICUはマスコミ関連が目立っていました。

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メディアだと英語が必須な部署もありそうなので、その点ICUは企業から人気があるのかもしれません。その他外資系企業のランキングでも上位に入っていました。

いずれにしても早大のように数万人が在学している大学(出身大学の人数が多いと同じ大学内での争いが超高倍率になりがち)が多い中で、1学年数百人というICUは就職でもなかなか健闘していますね。ICUは大学院への進学者も多いので、就活生の中でICU生はレアな存在という事は言えると思います。

あくまでもビジネスマンからの評価ということで、偏差値等とは違った視点でおもしろいと思いました。

大卒の方も出身校の扱いが気になるし、採用担当者や保護者もどの大学がいいか参考にするかもというところで、この手のランキング特集はよく出ていますね。

全般にICUが高く評価されているのはありがたいことですが、どのランキングも偏りがあるというか、特にワーストの方は偏見を感じるので、あくまでも参考までに。

ICU総合教養対策(ATLAS),一般選抜

さて、今回はICUの公式説明等を踏まえて、ICU総合教養対策(国際基督教大学ATLAS対策)を考えていきたいと思います。

まず重要なのはなんといっても、総合教養は聴講型試験であるというところで、やはり大学入門レベルの音声をたくさん聞いておくことがまず大切だと思います。

ICUの入試は高校の教科を暗記しているか否かよりも、大学に入ってから活躍できるか、大学生としても適性を見る試験を伝統的に実施してきました。

ICU総合教養もその伝統に基づき、大学の講義を模したミニレクチャーを聴き、それに答えるというスタイルが採用されています。

よって最もよい総合教養対策は、総合教養に類似した講義をたくさん聴くことです。

最もこれに近いのは、ICUの人文・社会科学の過去問です。

実はICUの人文・社会科学も、1980年代までは、本文が書かれた冊子と、設問が書かれた冊子が別になっていて、先に本文を読んで、その本文の冊子が回収されてから、設問の冊子が配られ、それに答えるというスタイルでした。ICU総合教養も先に問題が読まれ、その後問題冊子を閲覧することが許可されます。よって総合教養は、結果的に、以前のICU入試と類似の形式が聴講型になってリニューアルされたという部分があるのです。

よって過去のICUの人文・社会科学を読みながら(可能ならば聴きながら)学習すると、ICU総合教養対策としては非常に効果的です。メモを取る練習もできます。

また、ICUのリベラルアーツ学習適性(一般能力考査)は、広く教養を問う問題+IQテスト的な地頭の良さを問うという要素もあったのですが、ICU総合教養は講義を聴いた上で、その場で問題を読み、放送やリアクションペーパーという文脈を踏まえた上で、自分の経験や知識もヒントにして、状況を打開してほしいという、やはりここでもひろく教養と閃きなどを問うICUの伝統も引き継いでいます。ICU総合教養はリベラルアーツ学習適性ほど問題数が多くはなく、以前ほどパターンや瞬発力を問うものではありませんが、しかし未知の問題をその場で打開するという意味では、そういった訓練をある程度しておくと有利です。

また、ICU総合教養は新しい試験でもあるので、以前からそうであったように、ICU学内の情報もよくチェックしておいた方がよいでしょう。

以上を踏まえると、まずは文系の人は人文・社会科学の過去問をしっかりやることでしょう。その上で、それを音読するか、放送を意識して、音声を伴って学習する練習もしてみるとより効果的です。さらに自然科学も全分野でなくてよいので、高校で履修したIレベルの問題を多少復習しておくと効果的です(ICUは少々おもしろい出題が多いので、できれば過去のリベラル(一般能力)的過去の出題傾向もチェックしておくとよりよいです)。

理系の方は自然科学の過去問に加えて、できれば人文科学で、読解の練習をするとより効果的です。

経験上ICUの試験、特に総合教養は出題範囲が広く、懐が深いので、どのようなアプローチからも得点できよう配慮されている反面、満点を狙うべき試験ではありません。よってICU志望の方は、確実に出題される、英語リーディング、リスニング、人文・社会科学、自然科学の過去問を徹底演習し、まずはそちらで得点を確実に確保しましょう。その上で、音声教材や人文・社会科学やリベラル的な要素が入った演習問題を行い、総合教養に備えましょう。

繰り返しになりますが、懐が深い総合教養では、様々なアプローチが可能なので、満点を取ることは全く期待されていません。よって、併願校対策、日々の高校の授業が結果的に答えに結びつくことが多々あります。全面的に対策を行うと言うより、自分の興味関心、専攻科目、併願校等によって、アプローチが変わってくる試験です。なので、高校の授業をしっかり受けたり、あるいは、併願校の対策をすることが、そのまま総合教養対策にもなる、という意識も大切でしょう(特に国立型の方など)。

 

なおICU志望でしっかりと総合教養対策をされたいという方のために、オンレク(オンラインレクチャー)では音声教材、過去の問題と学内取材等を反映したオリジナル問題を中心に、音声を伴ったICU総合教養対策をご提供しております。

オンラインレクチャーではICU総合教養対策の豊富な練習問題を用意しておりますので、ご興味のある方は、ぜひご活用下さいませ。

ICU総合教養対策練習問題(↓以下にプレイヤーが表示された状態で、クリックで再生(環境によってはプレイヤー表示までにしばらく時間がかかります。音声はサンプルです。実際の収録は約15分です))

 

PDFアイコンICU総合教養対策オリジナル問題冊子(PDF)

ICU総合教養対策を含むオンラインレクチャーの詳細はこちら

ICU総合教養対策(ATLAS),一般選抜

2014年開催のICU(国際基督教大学)オープンキャンパスレポートその2

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2015年度からの新入試制度説明・総合教養(ATLAS)体験の会場付近。

注目度は高く、開始20分までにすでに行列が。

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今回はWebエントリー制で、確認した範囲では一番最初に総合教養(ATLAS)の予約が埋まっていました(当日並ぶ形でも入場できました)。

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会場の様子。この後も整列入場が続き、満席に。

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今回のご担当はNHK教育テレビの白熱教室JAPANシリーズにも登場されていた毛利勝彦教授(アドミッションズ・センター長)。

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ICUの求める学生像。ICUはリベラルアーツカレッジという特色から、学際的アプローチ、Critical Thinking, 対話力、そしてチャレンジ精神のある学生が理想ということになりそうです。

アドミッションポリシーには様々なヒントがあるので、しっかり把握しておくとよいというアドバイスがありました。

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今年からAOのBカテゴリーがプレゼン型になった点、また一般入試はリベラルアーツ学習適性に代わり、総合教養(ATLAS)が導入される点が大きな変化です。

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また一般入試はA方式B方式の2方式併用制になりました。

<A方式>

総合教養、人文・社会科学または自然科学(数学、物理、科学、生物から2つ)、英語の3教科

やはりリベラルアーツ学習適性がミニ講義を含んだ総合教養に代わった点が大きな変化ですね。

なお質疑応答で、その他教科は従来と同様の形式になる予定とのこと。

<B方式>

1次試験が総合教養+「IELTS 6.5以上、または、TOEFL iBT 79(PBT 550)以上」

2次面接

A,Bは併願OK。よってA,Bの総合教養は同じ日に受ける形になりそうです。

B方式は2008年まで行われていた帰国生向けの入試から小論文を抜いて面接を付けたような形ですね。IELTSとTOEFLの点数があらかじめ示されている点はわかりやすくてよいですね(日本の大学でIELTSが入試で使えるのはとてもめずらしいです)

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またICU新入生給付奨学金が拡充される形でICU High Endeavor奨学金が導入され、ICU Peace Bell奨学金と併せて、充実した奨学金制度があり、さらに学内の寮も人員が多く、充実した学習環境とそれを支える精度が整っていることが示されました。

給付奨学金(High Endeavor)は人数が多いので、オンレクの方も多く取っておられますね。

年によって全く違うと思いますが、オンレク受講生の方などを見ると、個人的な感触では、恐らく給付奨学金(High Endeavor)が2-4倍、Peace Bellが5-10倍程度だと思います。

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さて、ここから注目の総合教養のサンプル問題講義とその解説が行われました。

サンプル問題の放送による講義は15分程度で、ワインをテーマにした問題でした。同じ問題はICUのWebサイトからも視聴可能です。ちなみにこの問題を読んでおられるのは森本あんり先生ですね(当方(BUCHO)はICU OBで、取材等で随時ICUに潜入しておるのですぐに分かりました 笑)。

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こちらが配布されたサンプル問題。サマー・オープン・キャンパス版とされていて、Part Iの設問が多く追加され、春公開のサンプル(Webで公開されているもの)より、さらに実際の試験形式に近い形が示されました。

ちなみに追加された問題は、従前のサンプル問題より放送内容に近いものが多く、放送内容をしっかり聞いておくと答えられる、という感じの問題です。

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その後各問題の解説が行われました。問題が追加されているので番号が変わっていますが、これはWebサンプルの問3と同じものですね。

この問題は放送の複数の箇所でヒントが示された上で、特定のパターンを選ぶというリベラルアーツ学習適性のような要素も入っていて、なかなかおもしろい問題です。まさに総合教養といった内容ですね。出題形式等は最後にまとめたいと思います。

いずれにせよ今回は初年度で、多くの受験生にチャンスがあり、臆せず入試に挑戦してほしいということを先生は強調されていました。解説を含め大変わかりやすい講義だったと思います。また、かなり研究して入試問題を作っておられるなという印象を受けました。

最後にICU総合教養の出題形式と試験時間をまとめると以下のような形です。

<ICU総合教養の試験時間>

放送が約15-20分、試験時間は放送を含め、80分。

*放送中メモをとってもよい。
*問題用紙は放送終了まで開いてはいけない

<ICU総合教養の問題形式>

計40-45問程度(Part I,II,III,IV各約10問程度と予想される)

Part Iは主に放送内容を問う問題。

Part II,III, IVは放送内容に関する論述(リアクションペーパー)を読んだ上で、主にそれに関連した問いに答える。
そのうち、Part IIは人文科学、Part IIIは社会科学、Part IVは自然科学分野の観点から書かれたもの。

(次回以降にICU総合教養の対策法などをまとめたいとおもいます)

オープンキャンパス

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毎年恒例のICUオープンキャンパスレポートをお届けします。 ICU(国際基督教大学)オープンキャンパス会場入り口の様子。今年度も前年度に引き続き予約制になっていたが、今回はモデル講義ごとの予約だった。一部の人気モデル講義を除いては、予約なしでも問題ない様子だった(人気のモデル講義でも並べば入れる感じだった)。

icuopencampus14-02 まずは学食に移動。オープンキャンパスは体力を使う上に、昼時の学食は混雑するので、昼食を早めにこなすのがコツか。 icuopencampus14-03 今回のメニューはこちら。 icuopencampus14-07 長年の反省を踏まえ、無難にチキンカレーをチョイス。甘口でおいしい。icuopencampus14-04 学食はこんな雰囲気です。 icuopencampus14-05 本館へのアプローチ、通称花道。icuopencampus14-06 今回も飲み物の無料配布が行われていました。前に並んでいた方は午後の紅茶(無糖)を午前中にチョイス。 次回に続きます。

ICU奨学金,一般選抜,ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金,高卒認定試験・大検

(それではICU(国際基督教大学)の受検対策に関して伺っていきます、
本格的に大学受験を決意されたのはいつ頃ですか?)

大学受験をしようと思ったのが受験1年前くらい前で、具体的にICUを受けようと思ったのは夏ぐらいだったと思います。

いろいろ考えていくと英語を中心に様々なことが勉強できる国際教養系の大学がいいなと思うようになって、中でもICUがいいと思い、ICUが第一志望になりました。

その他は、早稲田の国際教養もオープンキャンパスでみに行きました。通いやすさや授業料の安さなどでは、地元の横浜市立大学もいいなと思っていました。

(具体的にはどのような勉強から始めたのですか?)
先に言った、通っていた英語教室での英語の勉強の続きという感じでした。

外国人の先生がやっている個人塾で、毎回テーマが出され、
それに関する洋書のペーパーバックを読んだ上で、英文レポートを提出し、
ディスカッションをしました。

レポートは2週間に1本は提出を求められて、レポート用紙10枚からスタートしました。

(かなりの分量ですね。)

最初は全く書けなかったです。
しかしとにかくアウトプットの量を増やすことが重要だと分かっていたので、
ペーパーバックにある表現等も活用しながら自分なりに英文を書いて、
添削を受ける内に、段々と課題が楽しくなっていきました。

(添削ではどのようなチェックを受けるのですか?)

文法はあまり気にせず、とにかく自分の意見を言うように繰り返し言われました。
自分の意見がいくつ言えているか、あるいは、意見の論拠としてソースを示しているか、さらには、課題のペーパーバックからの引用だけではなくて、自分で調べた資料からの引用があるかなども、毎回指摘されました。

今思うと高校の授業をすっ飛ばして書いた英文なので、最初はめちゃくちゃだったと思いますが、文法等には寛大で、自分の意見と、文章の内容を大切にするように言われていましたね。

(ICU(国際基督教大学)入試の場合慶應SFCのような小論文や、あるいは早稲田大学の国際教養学部に見られるような自由英作文はありませんが、それでもアウトプットを中心とした英語の勉強は役立ちましたか?)

大いに役立ったと思います。ICUの場合、大学入試にしては大学の入門レベルの論文が問題文として登場しますので、様々な分野の背景知識を持っていることはとても大切です。また、論文を自分なりに書いてみたことで、論文の展開や、各段落の役割等は、読んでいてもよく分かるようになりました。

(なるほど、オンレク(オンラインレクチャー)はどのように活用されましたか?)

実際にICUを第一志望にすると決めてから、BUCHOさんのオンレクを始めました。

教科別には、英語に関しては結構できていました。人文・社会科学は多読のおかげで背景知識はついていたのですが、最初は平均程度でした。2ヶ月前から一気に上がりました。特に得意分野ができてきて、よく本で読んでいた国際関係論の話などが出てくると、得点が上がりました。

やはり普段の読書が響いてくるところがあると思います。

また、特に人文・社会科学はICUの問題形式によく慣れておく必要があると思います。
70分の試験時間で40問の設問がありますから、いろいろな解き方ができます。
試験までに自分なりに最も解きやすい方法を見つけておくとよいですね。

(最終的にはどのような解き方で読みましたか?)

自分はじっくり30分はかけて本文を読むことを心がけていました。
読解には自信を持っている反面、国語の問題を解く訓練は高校でしていないので、
本文を理解していることを最大限に活かすために、まずは本文をじっくり読むというスタイルにはりました。

また、問題文には線を引かないで読むようにしていました。
これも読書の習慣かも知れませんが、自分の場合、線を引くとその作業に夢中になってしまって、本文の理解をおろそかにしてしまう所もあるように思えたからです。

最終的にはオンレクはプリントアウトせず画面上で問題を解くようになりました。

本文の内容は必要に応じて紙にメモして、答案だけ答案用紙にマークするようにしていました。

(どのくらいのペースで問題を解いていましたか?)

ペースとしては週に1,2年度分くらいです。

最終的には1日1問解くくらいのペースでやりました。

また、直前期はできるだけ本番と同じ時間配分でやりたいと思って、
試験の時間割と同じように、朝から試験と同じ順番で問題を解くようにしました。
全てをリハーサルしたという感じですね。

(実際のICU入試の出来映えはどうでしたか?)
とてもよかったですね。

オンレクで20年分ぐらいのICUの過去問をやっている中で、
トップ3くらいのよい感触がありました。
英語リスニングや人文・社会科学が特に良くできました。
自分の興味関心が今年の問題にあっていたところもあったと思います。
平均が高かったのかもしれませんが。
特に良くできて、合格を確信したようなところがあったので、
入試の終わった日に親戚に電話していました(笑)。
オンレクをやっていく内にボーダーも見えてきますからね。

また、入試成績がよかったせいか、ICU給付奨学金(注:2015年度からICU High Endeavor奨学金に拡充)もいただくことができました。
年額で50万円くらいに相当しますが、すでに成人している私の場合、学資ローンで自分で学費を出しているので、これはとてもとても大きいです。
ICUに合格できたの事ももちろんですが、オンレクをやっていてこの点は本当によかったです。

(なるほど、確かにオンレク受講生の方からは奨学金のご報告はたくさんいただきますね。それも願書を提出する際に応募するタイプのものですね?)
はい、願書と一緒に志望動機等を書いて提出しました。願書のセットを買うと応募用紙が入っていると思います。少々手間ですが、奨学金の対象者に当てはまる場合は、出した方が得だと思います。

(奨学金をもらえるとの連絡は合格発表と同時ですか?)

いえ、私の場合、合格通知の後に、別送で奨学金の案内がきました。
合格発表後に奨学金のセレクションがあるのせいなのか、全く同時ではなかったと思います。

(しかし大検からチャレンジされて奨学金まで獲得されるというのはすごいですね)

オンレクのおかげです(笑)。運もあったと思いますが、今思うと確かに入試の感触は、試験終了後に合格を確信するくらいよかったですね。

高校にも予備校にもいかなかったけど、自分なりに勉強してきて、それを奨学金という形で評価してもらえたのはうれしかったですね。

オンレクに関しては情報や演習できる量が他とは桁違いに多く、学内の情報もしっかりと反映されているので、やっておけば間違いないと思います。

(ありがとうございました)

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見せていただいたICU新入生給付奨学金の採用通知の控え。来年度からICU High Endeavor奨学金として拡充され、入学金も免除となる予定。

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ICU学内の樫寮にて記念撮影。3人ともオンレク生で、中央が今回取材させていただいたshさん、右がピースベル奨学金を受賞したhairiさん、左がTENZANさん。

高卒認定試験・大検

<高卒認定からのICU(国際基督教大学)入試合格 第2回>

(話が前後するのですが、本格的にICU(国際基督教大学)の入試対策の受験勉強をされる前に、
高卒認定の試験に合格されたのでしたね。高卒認定の勉強はどうやってやったのですか?)

最初はスクーリングしようと思ったのですが、
高卒認定の学校は困った人向けというか、めちゃくちゃ高い学校もあるんですよ。
いきなり100万払えというような。

なのでまずは自分で問題を研究してみることにして、
問題集を買って自分で一通りやってみました。

実際やってみると、社会などは簡単な問題も多くて、
アメリカの大統領は誰かを写真の中から選ぶ問題で、
中国の政治家の写真が選択肢にあったり、
あるいは日本の首相を選ぶ問題で、選択肢に戦国武将の絵があったりと、
救済制度にしてもこれは簡単だと思いました(笑)。

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(高卒認定試験の日本史の問題の一例 2012年度の問題より)

もちろん中には勉強しないと答えられない問題もありますが、
高卒認定は100点中40点程度取ればよいので、
中学程度の勉強がちゃんとできる前提で、一般常識が備わっている人なら
ほとんどの科目はきちんと勉強すれば合格点は取れます。
実際高1レベルだと言われていますし。

ただし高卒認定の各試験は大抵4択とか5択問題なのですが、
数学だけは問題ごとに解答欄に数値を埋めるような問題なので、一般常識や勘では無理です。

なので数学だけは数IAだけですが、しっかりやりました。

実際数学以外はほとんど対策をしていなくて、
他の教科は他は問題を解いたり、教科書・参考書を読んだ程度です。

ちなみに高卒認定試験は毎年、夏と冬の2回あって、合格した科目は持ち越しができるのですが、
やはり1番不合格になるのは数学で、数学だけ残っているという受験生がたくさんいます。

(実際の高卒認定の試験の様子を教えて下さい)

神奈川県民なので、会場は相模女子大でした。
試験は夏に受けました。

自分が言うのもなんですが、ドロップアウトした人が集まるような試験会場で
突然トイレでタバコを吸っている人がいたり、とても雰囲気は独特でした。

高卒認定は土日の2日間でやるのですが、最初から空席が目立っていましたね。
特に2日目は1日目の試験ができなくて諦めるのか、さらに空席が増えました。

上履きを持ってくるようにというアナウンスがあったが、2日間忘れる人がほとんどでした。
女子大の人がスリッパを配ってくれていました。
自分も持って行かなかったので人の事は言えないのですが(笑)

(教科はどれくらあるのですか?)

自分は働きながらも親戚のすすめで通信制の県立高校(横浜修猷館)に籍だけはおいていたのですが、
ほとんど行っていないし授業料も払っていなかったので、全教科試験がありました。

通信制でも高校に所属していることで多少の安心感はあるかも知れませんが。
結果的に通信制の高校は必要なかったと個人的には思いました。
高卒認定に集中した方が良いです。

教科は英国数が必須で、
理社は選択生物と地学を選択、
社会は世界史が必須で、加えて地理、公民の現社を選択しました。

(できばえはどうでしたか?)

最初から50点くらいを取れればいいと、ぶっつけ本番で望みましたが、
簡単な問題も多くて、無事全ての教科に合格できました。

(次回ICU(国際基督教大学)入試対策に続きます)