ICU総合型選抜(AO入試)

2010年度 ICU(国際基督教大学)AO入試合格 かるさん インタビュー(第2回)

<英語資格以外のICU(国際基督教大学)AO入試の準備はいつ頃からされたのでしょう?>

その他の準備は7月ぐらいに始めて、小論文に関しては、夏休み前に学校で小論文担当の先生に頼んだのですが、あまり役にたちませんでした。

夏休み中はエッセイ書いたりしていません。自分の中でAO入試だけでなく、一般入試も考えていたので、夏休み中は塾に通っていました。

結局エッセイはICUのAO入試の出願の提出日の2週間くらい前に下書きを始めました。

<ICU AO入試の願書提出日2週間前とは、少し遅いかもですね?>

そうですね、私はしばらくじっくり置いてから書き始めるタイプなので、少し書いて時間を置いてまた書き直すという感じで書いていきました。

移動中、トイレ、など自分の書いたことを思い出して、構想して、そういう機会に考えたりして、考えがたまってきたところで書き直したり、という具合です。

エッセイは書きながらまた2日間を置いて、書き直して、添削の先生に見せて、最後に自分で書き直しました。

塾の先生にエッセイを添削していただいた際は、5時くらいから初めて9時くらいまでかかりました。

その後自分で少し書き直して、ICUのエッセイの最終稿が書き終わったのは提出日の3日前くらいですね。

<ICU AO入試のエッセイのポイントはどのあたりにありそうでしょうか?>

(次回に続きます)

ICU総合型選抜(AO入試)

今回は2010年度にICU(国際基督教大学)AO入試で合格されたかるさんにお話を伺いました。

<ICU(国際基督教大学)での生活はいかがでしょう?>

今はELPの授業が中心です。宿題は先生によりますが、結構出ていますね。今日はエッセイドラフトの提出準備をしていました。ARWという授業です。ELP はなかなか大変です。
大変なだけにセクメと仲良くなれますが、協力しないとやっていけないです。

<実際にICUに入ってみての印象はいかがでしょうか?>

ICUに入学してイメージ通りであったのは、文系と理系の垣根がないという部分ですね。
自分は理系なのですが、生物の風間先生が、「理系でも文系的な思考も大切」とおっしゃっておられたのが印象的で、本当にICU的な発想だなと思います。

またディスカッションは毎日やっている感じですね。
ELPなどで毎日ディスカッションをする機会があります。

<ICUに入学して予想通りではないところは?>

新入生はまだ高校生の気分が抜けないところがありますね。まだ5月なので当然なのですが。自分の出身高校(神奈川総合高校)は単位制の高校で、各自が研究を進めるようなところだったのですが、出身高校の人と比べてしまうと、みんなこの前まで高校生だなってところが少しありますね。

セクションにもよるかも知れませんが、ICUではセクションメイトの関係がとても密で、団体行動が好まれるようなところもあります。高校ではクラスで行動ということがあまりありませんでした。

グループ行動をいいと思うかそうでないかは人によるかもしれないですね。
例えばディスカッションとかそういうことをやるには向いていますし。

<ICUを志望したきっかけはどのようなものでしょう?>

ICUのオープンキャンパスなどを通じていいなと思いました。
先ほど言ったように、高校がちょっと変わったところで、教育面で評価されている高校ではあるが、偏差値のヒエラルキーからはずれていたところがあったのです。

ICUもそういうところがありますよね。

実は母がICUのOGで、母にICUを勧められはしたのですが、それはあくまでもきっかけだったと思います。最後は自分で見に行ってICUに決めました。

<併願校などはありましたか?>

他の大学は国公立だと東工大、東大、農工大など、国公立も視野に入れていました。
最終的にはICUのAO入試で受かったので受験していませんが、私立では明治大学などを受けようかなと思っていました。

その後3年の4月の時点で、ICUを第一志望、単願に近い形になりました。
他の大学は見に行ってしっくりこなかったのです。
なので私立大学の対策が基本となって、国公立用の受験勉強は基本的にしていません。
ICU一本な形ですね。

<ICUのAO入試対策はいつからされましたか?>

AO入試の受験を決めたのが4月で、6月に英検を受けました。英検の出願は実質2級以上が必要なので、そこで英検2級が取れました。

(次回に続きます)

社会人入試

社会人入試silvermoonさんインタビューその5

(エッセイの記載内容に関する質問はいかがでしたか?)

思ったよりエッセイの詳細は問われませんでした。
先生方も一日中多くの面接をしなくてはならないせいか、詳細にエッセイを読んでいるという印象ではありませんでした。

(それはどのあたりでお感じになりましたか?)

ちょっと経歴が複雑だったというところもあるせいだと思いますが、書いたことと違うことをおっしゃっていたところがありました。
悪い意味ではありませんが、ものすごく願書を重視していたわけではないのだと思います。
ですから面接に結構力を入れるとよいでしょうね。

面接とその準備は自分の中に答えを整理するいい機会だとも思いました。
志望動機とかを自分の中でキチンと整理しておくどんなことを言われても対応できると思います

(面接の感触はよかったのですね?)

そうでうすね、終始笑顔で、特に女性の教授が母親のような安心感が持てるような雰囲気を作って下さって、すごくいい感じで穏やかに進んでいました。
なぜか大丈夫かなという自信がありました。

(何か通じるところがあったのですね?)

自分の求めているものと、向こうの提供してくれるものとがマッチしていたというのでしょうか。
結婚相手を見つけたような。
フィーリングがあうというか、ここだと思う瞬間がありました。
大学選びの時も「ここだ」というところにした方がよいのかもしれませんね。

(その後2週間後に合格発表ですね)

ええ、当日は合否電話に電話を何回もかけました。
入れるんじゃないかとは思っていましたが、小論文が不安だったので、結果が出るまでは緊張しました。

合格の知らせを合否電話で聞いて、思わず泣いてしましました。
未だに信じられない気持ちもあります。
ICUにいったら席がないんじゃないかとか(笑)。

(AOや指定校合格者はICUに集まり、課題などが出るようですが、社会人合格者はその後集まることはありますか?)

いえ、ないと思います。
課題としてはICUの学内サイトにプロフィールを送信するというものがあります。
今後ICUで学びたいことへの動機とか将来ICUを卒業してから何をしたいか。
そういったものを英語で書くというものでした。
おそらく先生方が見るものだと思われます。

(社会人入試の参考になるオススメの本などはございますでしょうか?)

原田義道さんという76歳で夜間中学に通い、83歳で大学入学された方がいらっしゃるのですが、その方のお書きになった『84歳大学生いきいき脳の秘密』という本はよく読みました。

また宮本延春さんの『オール1の落ちこぼれ、教師になる』という本も読みました。

この方は中学の時にオール1で教師になったという方で、中学でいじめにあっていて、中卒のような状況から定時制高校に通い、名古屋大に受かって教師になったという方ですね。

この2冊を主に読みました。

宮崎県知事になったそのまんま東の本も読みました。『芸人学生―僕が学びつづける理由』

成人して大学で入った人の本、特に原田さんの本を読んで自分の気持ちを固めていきました。
同じ体験をされた方の体験を読んで見るといいかもしれません。
特に原田さんの本は、何のために大学で学ぶのかという意味を知る上で、社会人以外の高校生の方にもオススメの本ですね。

(ありがとうございました。次回よりAO入試合格者のインタビューをお届けします。)

オープンキャンパス

学内の掲示にICU国際基督教大学オープンキャンパスのポスターが貼ってありました。

ICU国際基督教大学オープンキャンパス日程

2010年のICUオープンキャンパス日程は
7月24日、8月14日、8月21日、いずれも土曜日です。
時間10:00-16:00。予約不要・入退場自由。

来年度ICU(国際基督教大学)を受験される方はぜひチェックしたい所です。

2011年3月26日にも開催されます。

社会人入試

社会人入試silvermoonさんインタビューその4

(引き続きICU(国際基督教大学)社会人入試の面接に関して伺っていきます。ICUの社会人入試では、
エッセイの提出がありますが、その記載内容に関しては面接ではどのように聞かれましたか?)

思ったよりエッセイの詳細は問われませんでした。
先生方も一日中多くの面接をしなくてはならないせいか、詳細にエッセイを読んでいるという印象ではありませんでした。

(それはどのあたりでお感じになりましたか?)

ちょっと経歴が複雑だったというところもあるせいだと思いますが、書いたことと違うことをおっしゃっていたところがありました。
悪い意味ではありませんが、ものすごく願書を重視していたわけではないのだと思います。
ですから面接に結構力を入れるとよいでしょうね。

面接とその準備は自分の中に答えを整理するいい機会だとも思いました。
志望動機とかを自分の中でキチンと整理しておくどんなことを言われても対応できると思います

(全体としてICUでの面接の感触はよかったのですね?)

そうでうすね、終始笑顔で、特に女性の教授が安心感を持てるような雰囲気を作って下さって、
すごくいい感じで穏やかに進んでいました。
そしてなぜか大丈夫かなという自信がありました。

(何か通じるところがあったのですね?)

自分の求めているものと、向こうの提供してくれるものとがマッチしていたというのでしょうか。
結婚相手を見つけたような。
ICUとはフィーリングがあうというか、ここだと思う瞬間がありました。
大学選びの時も「ここだ」というところにした方がよいのかもしれませんね。

(その後2週間後にICUの合格発表ですね)

ええ、当日は合否電話に電話を何回もかけました。
入れるんじゃないかとは思っていましたが、小論文が不安だったので、結果が出るまでは緊張しました。

合格の知らせを合否電話で聞いて、思わず泣いてしましました。
未だに信じられない気持ちもあります。
ICUにいったら席がないんじゃないかとか(笑)。

(次回に続きます)

社会人入試

社会人入試silvermoonさんインタビューその3

(それでは面接に関して伺っていきます。実際に受験されたICU国際基督教大学社会人入試の面接はどのような様子でしたか?)

面接は小論があまりにも分からないのである意味で開き直っていました。
流れとしては、最初に志望動機などの話を聞かれました。
私は学びたいものに文系が多かったので、
ICU(国際基督教大学)では理数系もとらないといけないがそれについてどう思うかという質問もされました。
面接官の教授はみなさんやさしいがある意味突っ込んでくるところもあるますね。

(その「理数系の学問もとらなくてはいけないが」という質問にはどのようにお答えになりましたか?)

自分には息子が2人いて新入生の方とほとんど変わらない年齢です。
息子たちは理数系なので、ICUで理数を学ぶ機会があれば、彼らと共通して話せるそれは自分にとってプラスになります。
新しいことを学ぶのは苦ではないし、喜んで自然科学系統の学問も取りたいと答えました。
数学以外は。

(数学は苦手でいらっしゃるのですね?)

数学は全然だめですね(笑)

(他にはどんな質問がありましたか?)

雑談も含めていろんな話題が出ました。
「若い生徒が多い中、社会人としてICUに入学してどんな貢献ができるか」
という質問もされました。

(その質問にはどのようにお答えになりましたか?)

大学に入学する18,19歳は、精神的に半分大人、半分子供です。
不安定な時期ですよね。
自分はアドバイスをしたりということはできないが、彼らの言うことを聞いてあげることはできる。
息子たちと年が変わらないので 理解できるところもあるのではないか、
そんな風に答えました。

(なるほど、実際にICUに入学するとなると、他の学生との年齢差はお考えになりましたか?)

実はかなり悩んだところではあります。
ヨーロッパの大学だと本当に年齢の高い方が多いのです。
どう見ても30?50代という方がたくさん勉強している。
アメリカでもいろんな年齢がいる。

しかし日本ではいまだに社会人が少数派ですね。
ある意味遅れていると思います。

でも人生遅咲きの人間もいますし、大学にいけなかった方もたくさんいます。
戦争があっていけなかった方もいます。
もう少し大学に社会人が入りやすい制度や社会環境があればなとは思いました。

(面接官は何人でしたか?)

3人の先生がいらっしゃいました。
女性の方が一人ですね。

(3対1ですか。緊張しそうですね)

そうですね、でも入った瞬間にウエルカムなムードでした。
やや記憶が曖昧ですが、先生方は机、受験生は椅子のみだったと思います。

(面接の会場はどちらでしょう?)

建物はICUの本館ですね。
たしか3Fの一教室だったと思います。
小さい机の部屋です。

ICU国際基督教大学社会人入試面接

(次回に続きます)

社会人入試

ICU国際基督教大学社会人入試合格silvermoonさんインタビューその2

(TOIECを950点で提出されておられますが、これはすごい点数ですね?)

いえ、かなり難しかったですね。ヨーロッパにおられる方は2,3カ国後を普通に話す方も多いですし、まだまだだと思います。
試験自体久しぶりですし、前の日は眠れませんでした。
例えばTOEICはメモはしてはいけないですし、そのあたりの制約から試験中は緊張していました。

(それでは国際基督教大学社会人入試の会場試験に関して伺っていきます。ICUの社会人入試で会場試験を受けるまでには、書類での選考はあるでしょうか?)

ICUの社会人入試はおそらく全員が会場試験に進むと思います。

(ICU社会人入試の会場試験は小論文と面接ですね)

そうですね、小論文が朝の9時からスタートしました。
ちなみに指定校推薦の試験も同日同時刻のようでした。

(小論文では数学のような問題が出題されたと伺いましたが)

もうとにかくすごかったですね(笑)
ページを開けた瞬間に「なぜ数学の問題が書いてあるのか」と思ったほどです。

正直話自体が全然分からなかったです。
10年間勉強したくらいの頭を使ったが全然解けませんでした。
問題も分からず、難読漢字が出てきたりで、何も分からない状況でした。

小論を見た瞬間にこのICUは天才が来ているのかと思いました。
もうここで落ちたかとも感じました。

(なるほど、壮絶な試験でしたね。その後面接ですね?)

ええ、でも小論が終わって4時間も待ち時間がありました。

(4時間も待つのですか?)

はい、社会人入試の場合、書類を提出した順番に試験番号をもらえるので、後に出したほど待たされるのです。私は本当にぎりぎりに提出したので一番最後だったのですが、それで4時間待ちでした。

(願書は早めに出した方がいいですね)

その通りですね(笑)。
待っている間にみんなで小論文はさっぱり分からなかったとお互いに安心したりしていました。

(待機場所はどこでしょう?)

食堂が待機場所になっていました。
待ち時間が長かったので散歩したり気分転換をしていました。
仮眠ができるとこがあったらいいとみんなでいっていたほど長かったですね(笑)。
とにかく長いので、待っている間に緊張するかもしれません。

(次回に続きます)

花見・桜

2010年4月6日にICU国際基督教大学行われた新入生歓迎お花見の様子です。

ICU国際基督教大学花見1

ICU正門付近、ロータリー、A館前あたりに看板が新設されていた。

内部生の話によると3月後半から4月の頭あたりに設置されていたらしい。

「許可のない取材・撮影は禁止します」 “Unauthorized interviews/photography prohibited"

がなかなかに唐突な印象がしないでもない(というか他は一般論なのでこれが言いたいのだなと)。

ICU的VIP入学対応策か。

よく読むと日本語だと犬禁止、英語だとペット禁止。

たぶん「よくしゃべるセキセイインコ」は「ハロー」などと言わなければセーフ。

ICU国際基督教大学花見2

外部の方向けのお花見案内看板。

ちなみに5時になると帰ってねというアナウンスが流れる。

「歓桜(かんおう)」という漢字が読めなかったので、セキセイインコがいたら教え込みたい。

ICU国際基督教大学花見3

滑走路の桜。今年は入学式あたりがぴったり満開というなんともおめでたい展開。

ICU国際基督教大学花見4

今年は見事に咲きましたね。

ICU国際基督教大学お花見5

ICUの各サークルによるお花見。新ロータリーから旧ロータリーまでの両サイド滑走路が全てサークルのブースになっており、新入生を歓迎しつつ、各サークルに勧誘する春の名物企画。例年入学式の翌日と翌々日の夕方から夜に開催。

例年各サークルが料理を出したりしますが、今年は火器が使えなくなり、調理済み食べ物やお菓子、飲み物(酒不可)でのおもてなし。

(サークルに関係のない料理競争がなくて意外にいいのかも?)

社会人入試

今回は社会人入試でICU国際基督教大学に合格された、silvermoonさんにインタビューをさせていただきました。

(ICU国際基督教大学を知ったきっかけを教えていただけますか?)

長く欧州におりまして、そちらで知り合った方がICUの卒業生であったことがきっかけでした。
他の日本の大学と比較すると個性を大切にするというところに惹かれましたね。

(ICUを社会人入試で受験されるまでは、主婦でいらっしゃったのですね)

そうでうね、ドイツ語を教えていたりもしていました。

(その後日本に帰ってきた段階でICUの社会人入試を検討されたという形ですね。ICU以外の大学は検討されましたか?)

社会人が推薦で入れるところを基準に探しました。
他大学も調べ、受験は他の私立大学なども検討しましたが、結局受験したのはICUだけになりました。

ICUはすごく我が道を行くというというイメージで、西洋的な考えを元に作られたという印象があり自分にはあっている感じがしていました。

日本の有名大学は、いいサラリーマンになるためにはいいけど、個性を伸ばすというイメージがありませんでした。その一方で、ICUは小さくて個性的と言うのでしょうか、そこに一番惹かれました。
人間味があって、校風が自分にあっているという印象ですね。

(ICU国際基督教大学の社会人入試願書にはどのような内容をお書きになりましたか?)

そうですね、まずICUの社会人入試には、「ICUを志望する動機と関連づけながらあなたの社会経験について具体的に述べ1200字以内にまとめて記述してください」という1200字のエッセイと、その他の入試に見られるような短めの質問項目(ICUで何を学びたいかなど)がありました。

1200字のエッセイにはヨーロッパで自分が子供を産んで家庭を持って、後いろいろあって日本に帰ることになった時に、ICUを受験するという機会に恵まれ、これは神様が与えてくれたチャンスかもしれない。また息子たちが大学入学にチャレンジすることを喜んでくれて、背中を押してくれたことも書きました。それから仕事の事ですね。全体に個人的なことを書きました。

(思ったよりプライベートな内容ですね)

ええ、最初は私も当たり障りのないことを書いていていたのですが、そういった文章は美しくは見えるが、それは自分ではないという感じがしました。

よって全体を書き直して、これが自分だという個性を出すことにしたのです。
最終的に、今お話したようなすごく個人的なものになったという形ですね。

(自分の気持ちを正直にお書きになったということですね。)

そうですね、ある意味ICUで何をしたいか頭を整理できたと思います。
社会人で入ってくる方はいろんな経験を積みながら受験されますよね。
高校を中退して、大検受けてくる方もいらっしゃるかと思います。

いろんな人生模様があるので、それをいかして素直に行きたいという気持ちを伝えるというのも大切なことだと思います。大学は決まり切った願書など見飽きているでしょうし。

(次回に続きます)

自然科学,留学・語学研修

Rさんインタビュー6

(ICU国際基督教大学のSEAプログラム 海外英語研修(一年次夏期の語学研修)に参加されたのですね?)

ええ、私はニュージーランド(NZ)に行ってきました。

一応赤ん坊のころに渡米したことはあるのですが、実際にはほとんど初めての海外でした。

ICU(国際基督教大学)のSEAプロは行く先によって雰囲気が違うそうですが、NZはのんびりしていました。
エクスカーションがよくありまして、キーウィーバードを見に行ったりとか。

(印象的な出来事などはありましたか?)

コロマンデルという岬というか埠頭に行く機会がありまして、その際にロッジハウスに泊まったのですが、その日すごい嵐で停電になり、朝まで復旧せず、翌朝も電気がこないまま、ロッジハウスに閉じこもっていました(笑)。

日本とは違ってNZは電気依存社会で、暖房から調理器具まで全て電気なのです。
停電すると凍えるしかないということを身をもって知りました。

(クラスの印象はいかがでしたか?)
のびりした雰囲気や観光面などはとてもよかったのですが、

NZの学校のクラスそのものは少し簡単すぎたかもしれません。

ICUのELPではやらないようなかなり簡単な内容が中心でした。

海外に行っての刺激は、NZの地元も人々よりも
むしろNZに来ている外国人から受けました。

NZは観光国で、また留学生の受け入れにも力を入れているので、
様々な国の人に会う機会があって、ネイティブじゃなくて、共通語としての英語を感じることができました。

サウジアラビア人の発音がめちゃくちゃだとか
ベトナム人がデンジャラスをデンゴロスと言っていたとか、
そういった英語の多様性を知ったというのは大きいですね。

またそのような多国籍の環境では少しサバイバル能力も試されるような感じもします。
NZ自体も移民の国ですし、
日本とは違って本当いろんな人がいるのを実感しました。

全体として多様性を感じたというのが最大の印象ですね。

(ありがとうございました。次回より社会人入試合格者インタビューをお届けします。)