ICU総合型選抜(AO入試)

AO入試対策シリーズ

<Yafugiさんインタビュー 二次面接1>

(面接の形式は?)
受験者4名、面接官3名による集団面接です。タイムキーキーパーをする司会者も1人います。
2009年度のAO入試では、まずその場で資料が3枚(1国別青少年のマンガ読書時間ランキング、2日本のアニメに関するアメリカ新聞の記事(日本語訳付き)、3国別学力到達度テストの結果ランキング)配布され、目を通す時間が与えられました。

その後資料の情報をもとにどのように思考・推察するのかを個人質問で問われた後、あるテーマに基づきグループディスカッションを行い、最後にICUで何を学びたいかを一人ずつ答えました。所要時間は全体で45分間程度でした。

(面接の流れはどのようなものでしょうか?)

グループによっても多少違うかも知れませんが、私の場合は以下のような流れでした。

大教室に集合(会場:本館)

グループごとに面接会場に移動(会場:本館)

冒頭でごく簡単な自己紹介(名前など)

個人質問
(同じ質問を4人にそれぞれ聞く。答える順番は公平になるよう、質問ごとに順番が変わる。持ち時間は各自1問1分)

グループディスカッション(約20分。テーマを元にディスカッションをし、グループとしての結論を出す)

最後に志望理由、ICUで何を学びたいか(これもごく簡単に聞かれました)

面接試験終了後学部長などと懇談会(ERBにお菓子やお茶などが用意されていました)

icuao入試個人質問

icuao入試グループディスカッション

(次回に続きます)

一般選抜

<ICU入試説明5>

ICU国際基督教大学一般入学試験

OC27

一般入試は4科目 募集定員250名

試験科目は
1.リベラルアーツ学習適性
2.人文科学
3.社会科学または自然科学
4.英語(リスニングを含む)
の4科目。

記憶力や知識量を問う「学力検査」ではなく、入学後の学問への適応力を問う「適性試験」であるというのはポイントですね。

これは自分が以前から言っていることですが、ICU入試は「大学の授業」にベースがあり、ICUの授業に付いてていけるか、ICUの授業への適性があるか、また授業や大学に貢献でき、学内で活躍できる人物かという視点から試験が行われます。大半の大学入試が「高校の授業」にベースがあり、いかに高校の教科書の範囲を暗記しているかというのとは大きく異なります。

つまりICU入試は大学生としてのポテンシャルを見る試験であり、他大学の高校生としての成果を見る試験とは方向性が異なるということになります。

一方で「学力検査」は出題範囲を学習・暗記すればそれなりの成果が期待できますが、「適性試験」という定義だけでは試験内容が漠然としていて、何をしたら成果が得られるのかが曖昧です。

よって勉強をする際には「適性」を勝手に解釈するのではなく、過去問の傾向を踏まえて「ICUが求めているものは何か」ということを理解した上で対策をする必要があります。

入試説明会,4月帰国生特別入試

<ICU入試説明4>

4月帰国生特別入試の説明です。9月入学との比較も併せてお届けします。

ICU国際基督教大学4月帰国生特別入試

中高いずれかで2年の留学、卒業後2年以内が出願資格。セプテンは卒業後の年数に違いがあるようです。

ICU4月帰国生特別入試

4月帰国生入試の試験はTOEFLまたはTOEIC、小論文、面接の3つ

セプテンとの違いは以下の通り。

<4月帰国生特別入試>
英語書類:TOEFLかTOEIC
受験料:35,000円
会場試験:小論文、面接
推薦状:不要
SAT他:不要
エッセイ:不要
入学後の必修語学クラス:英語(ELP)
倍率4.3倍(243/56)

<9月 (セプテン)ICU September Admissions>
英語書類:TOEFL かIELTS (出願にはTOEFLでiBTで79(PTB550)以上が必要、2006-2008の合格者平均102)
受験料:?22,000(?23,500海外からの出願)
会場試験:無し
推薦状:2通
SAT他:SAT Reasoning Test & Subject Tests (2 subjects)or ACT with Writing
*米国出身の場合。出身国によって異なる
エッセイ:英文2通
入学後の必修語学クラス:日本語(JLP)
倍率(1.7倍程度 正確な数字は不明だが約170名中100名程度とのこと)

なお2つの制度を両方受けることは可能だが、前者は日本語、後者は英語が堪能な受験生が受けるべき制度。
特に9月入学の場合日本語の授業があり、語学としての英語の授業はないので、日本語が母国語で英語はそこまでではでない場合、4月で出願すべき。

早稲田大学国際教養学部対策

早稲田大学国際教養学部のリスニング対策講座・英語総合対策講座を、姉妹サイトwasedasils.comにて開講いたします。

<1.リスニング対策講座>

・SILSの英語リスニングの全ての過去問を演習。
・SILSの英語リスニングは難易度が高く、また形式が細かく変化しているので、演習をこなすと試験対策上非常に有利になります。

(コンテンツ)
・SILS(早稲田大学国際教養学部)リスニング2005-2009
・CD3枚組
・オンラインにて解答入力、詳細解説及び他の受験生との成績比較が可能

<2.英語総合対策講座(リスニング・リーディング・英作文講座>

SILSの英語に特化した2009年9月27日よりオンライン講座を開講いたします。オンライン講座にはネイティブによる英作文対策・添削、音声に合わせて英文を読むボイスエイド、リスニング対策が含まれます。

(英語総合対策講座コンテンツ)

SILSの全過去問( 2005-2009)の英語過去問を完全カバー

・英語リーディング 12長文

オンラインで採点、偏差値や順位を参照できます。
全長文にボイスエイドファイル(長文の朗読音声)が付属します。
全長文に日本語解説及び、ネイティブによる英英解説が付属します。

・英語リスニング 12(講義・会話文) CD教材込み、送料込み
上記リスニング対策講座と同内容です。

・英作文(ライティング) 6回(ネイティブ添削込み)

・英文和訳 2回(添削込み)

詳細はこちらのURLをご参照ください。

ICU総合型選抜(AO入試),入試説明会

ICU国際基督教大学オープンキャンパスフォトレポート5

入試説明3 AO入試

OC23

ICU AO入試の説明プレゼン。まずAカテゴリー、Bカテゴリーに細分化されました。Aが従来のカテゴリー、Bが新設のカテゴリーで、数学オリンピックなど、理系のコンテストでよい成績を収めた学生向けのカテゴリーになっています。

Bカテゴリーを作ることで、理系分野に秀でた学生をAOで確保したいという狙いが見られます。

募集定員約40人は変わりありません。

OC19

Aカテゴリーの出願資格。卒業後2年内の高卒生でも応募可能。この他海外の課程を経ている方は要問い合わせ。

OC20

注意点となりますが、ICU AO入試は、ICUに「入学を強く望む」学生向けなので、併願はできないということになります。SFCなど一部他校はAO入試でも併願は可能としていますが、ICUのAOでは入学が前提と明記されています。

またこれまでにAO入試を出願していないという条件があるので、卒業2年内の高卒生でも応募はできますが、1度ICUのAO入試を受験している方は、出願できないことになります。

その他評定4.1以上がAカテゴリーの出願資格となります。

OC23-2

Aカテゴリーでは英語の能力を証明す資格が必須となります。なおBカテゴリーではこの英語能力の書類提出がありません。

OC21

続いてBカテゴリー。海外の教育制度でに関する部分が微妙に違いますが、これはAカテゴリーの方は評定平均4.1が必須となっているため、海外の学校を経ている方は、成績の換算及びその証明が必須であるため、個別に要確認ということのようです。

OC22

Bカテゴリー出願に必要な理系コンテストは以下の5つ。

「日本数学オリンピック」において、予選合格(Aランク)した者。
「全国物理コンテスト 物理チャレンジ」において、第1チャレンジを通過した者(第2チャレンジ参加者)。
「全国高校化学グランプリ」第1次試験を通過した者。
「国際生物学オリンピック日本代表選考会(生物チャレンジ)」において、第1次選考を通過した者。
「日本情報オリンピック」において、Aランクとなった者。

評定平均4.1という条件はありません。

OC24

上記の理系コンテストの成績書類を提出しますが、英語能力の証明書類は必要ありません。

以上のAOの2カテゴリーをまとめると以下のようになります。

Aカテゴリー
評定平均:4.1以上
英語スコア:提出必須
自己活動歴と自己分析: 指導者(リーダー)としての自分の資質を、どのように評価することになったか
2次面接:集団面接、グループディスカッション有り

Bカテゴリー
評定平均:規定なし
英語スコア:提出なし *理系コンテストでの入賞証明書類を提出
自己活動歴と自己分析: 理系コンテストに参加した活動を通して、自分の資質をどのように評価することになったか
2次面接:個人面接、グループディスカッション無し

*カテゴリーBの応募資格となっている5つのコンテストはいずれも慶応SFCのAO入試でも「C方式」としてAO入試の枠があり、早稲田の理工学部の「特別選抜入試」などでも類似した条件の枠がある。メジャーな理系コンテストを別カテゴリーで明確にし、評定平均の条件を付けず、英語のスコア提出を必須としないことで、他校に流れていたコンテスト入賞者を取りたいという狙いが見られる。

(次回に続きます)

オープンキャンパス,入試説明会

オープンキャンパスフォトレポート5

オープンキャンパスで行われた入試説明、ICU国際基督教大学センター入試について

ICU国際基督教大学センター試験

センター入試(ICU大学センター試験)
センターは文理2パターン。独自試験なし。
A 国200、地歴100、公100、数(IorI・A)100、数(IIorII・B)100、理100、英250
B? 国200、地歴公100、数(I・A)100、数(II・B)100、理100、理100、英250

募集定員約40名
満点:950点
2009年度の合格最低点:808点

教科数が多い国立型で、6教科7科目は私学としては最多科目ですね。
厳密にはAパターンが6教科7科目、Bパターンが5教科7科目。
以下に慶応と早稲田の例を書いてみます。

慶応 法
4教科4科目 外200、国200、数(IAor IIB)100、地歴公100
独自試験:なし

早稲田 国際教養
5教科6科目 英250 国200、数(IA )100、数(IIB)100、理100、地歴公100
*独自試験:英語100
(センター得点は1/2にして換算)

*慶応は10学部中センター利用は法・薬の2学部だけ。法のセンター利用は私学最難関レベル。
*早稲田は13学部中9学部がセンター利用あり。制度は学科によって違うが、スポーツ科学、文化構想、文学部を除き、5教科6科目

(次回に続きます)

オープンキャンパス,入試説明会

ICUオープンキャンパスフォトレポート4

今回は当日行われた入試説明をの様子をお届けします。

ICU入試説明

本館で行われたICU入試の説明プレゼン。

ICU入学制度

4月入学は6つの選考、9月入学は要個別問い合わせ
大きなの違いは、入学後の語学プログラムがELPかJLPかというところでしょうか。
4月入学の6つの選考は一般入試、指定校推薦入試、センター入試、AO入試、4月帰国生特別入試、社会人特別入試

こうやってみると入試制度はかなり増えましたね。ICU内部進学を含めるともう1方式?

歴史的にはこんな感じです。
1999年 4月帰国生 社会人
2005年 AO入試
2006年 センター入試
2008年 公立校指定校推薦

上記6方式中4方式は10年以内に導入されたもので、推薦・自己推薦でより多くの学生を確保しようという私学のトレンドが見受けられます。

(次回に続きます)

オープンキャンパス

<ICUオープンキャンパスフォトレポート3>

ICUオープンキャンパスICUウォーター

オープンキャンパス名物となりつつあるICU Waterの配布。花道(バカ山から本館に抜ける道)で配布されています。日本語はお配りする感じで、英語だとタダで持っていけという感じですな。

ICUオープンキャンパスICU水

生々しくこういう感じで用意されております。

ICUペットボトル

ペットボトルのデザイン。なかなかカッコいいですな。「世界基準。ICU」

ICUペットボトル成分

世界基準水の中身は「阿蘇のメイスイ」だった。広大なICUでのオープンキャンパスは何かと消耗するので重宝します

ICU Tシャツプレゼント

こちらは新D館前のICUオリジナルTシャツの抽選。

ICUオープンキャンパスTシャツ1

Tシャツを着たICU生のサインを3つもらうと抽選に参加できるという企画。来校した高校生とICU生のコミュニケーションのきっかけにしようというわけですなぁ。万が一お昼のカレーで服が汚れたり、バカ山でエキサイトして泥にまみれても、ICU Tシャツに当選すれば大丈夫、かも。

ICU文庫カバー

少々見にくいですが、こちらはICU文庫カバーのプレゼント。「Tシャツ抽選で涙をのんだ高校生もここで奇跡の敗者復活!」という大げさなことはなく、アンケートに答えると全員もらえるという太っ腹企画。

(いい加減本館に入れと言われつつ、次回ICU入試説明に続きます)

オープンキャンパス

ICUオープンキャンパスフォトレポート2>

うっかりと見逃した方向けのICUオープンキャンパスフォトレポートその2

ICUオープンキャンパスクラブパフォーマンス1

お昼頃からのバカ山クラブパフォーマンス。今年もラムズ(LAMBS ラテンアメリカ音楽愛好会)の皆様による演奏。旧D館前からバカ山までをパレード。

ICUオープンキャンパスクラブパフォーマンス2

粛々と進むサンバパレード。すごい迫力でした。圧倒的な音量とノリのよさに若干遠巻きな観衆。

ICUオープンキャンパスクラブパフォーマンス3

無事バカ山に到着。ワンポイントこういう公演イベントがあるといいですね。盛り上がりました。

(次回に続きます)

オープンキャンパス

ICU国際基督教大学オープンキャンパスの惜しくもいけなかった皆様、行こうと思っていたのにうっかりと終わってしまっていたという皆様のために、ICUオープンキャンパスのフォトレポートをお届けします。

ICU国際基督教大学オープンキャンパス武蔵境駅バス停

<ICU国際基督教大学オープンキャンパス当日の武蔵境駅バス停の様子>

ICUの最寄りは駅はJR武蔵境駅。ここからバスでICUに行くのが最も一般的な行き方。夏のオープンキャンパス開催日には臨時のICU行きバスが運行されており、通常時よりは便数が多く、バスの便に関しては心配ない。

「境93国際基督教大学」行きに乗ると、終点がICU。なお臨時バスも出ているが、直通バスではないので、「国際基督教大学入り口」にも停まる。ICU入り口で降りるとICU学内まで滑走路を歩かねばならず、大変なので終点「国際基督教大学」まで乗ろう。

実際のバス車内はそれなりに混んでいたが、アグレッシブに攻めれば座れるレベルなので頑張ろう。

ICU国際基督教大学オープンキャンパス入口

10分ほどでICUに到着。「ヨーカドー23時まで営業中!」からいきなり別世界の絵になる。バスのロータリーからICU教会方面に向かって歩く。

ICUオープンキャンパス受付

滑走路(A館前)にある入り口の受付テント。テントには分かりやすく「国際基督教大学」と書いてあるが、ここにまで来て違う大学だとうっかり気が付く人はあまりいないだろう。

このテントでICUロゴマーク入りバックがもらえるのでゲットしよう。バックには学校案内やICUポストカードなどが入っている。青いTシャツを着ているのがICU生のスタッフ。バックを持っていると挨拶してくれたり、あちこちに配置されていて道案内をしていたりと、学生スタッフはなかなか印象がよかった。

ICUオープンキャンパスチャペル

入り口からICU教会方面を歩き、新D館方面に向かう。ここで右折すると本館方面に行くが、オープンキャンパスでは本館ではなく新D館方面が順路となっていた。親子連れや友達と来る人が多い中、意外に一人で来ている高校生も多く、親:友:単=1:1:1だろうか。中には立派なカメラを持ったいかにも観光できておられるという風な方もいらっしゃいましたね。

(次回に続きます)