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NNさんインタビュー第3回(3/3)

入学関連の書類に同梱されていた学部長からのメッセージ(Nさんご提供)

(共通テスト(センター)およびICUとの併願校に関して伺います。

(受験全体を通して振り返ると、ICU対策を中心に勉強をする中で、私大対策やセンターはどのように位置づけていましたか?)

そうですね、受験に際しては全体のイメージのようなものを自分なりに考えて臨んでいました。

1.ICUや早大国際教養のように、国際性があり英語をしっかりと学べる難関大に合格すること
2.英語をメインに受験すること
3.MARCH以上の合格を共通テストを利用して確保すること

結果的にはほとんどの入試に合格できたので、自分なりに全体のイメージを持っていたことはとてもよかったと思います。

(私大の併願校には共通テストを活用していますね。はやり私大受験者も共通テストは受けた方がよいでしょうか?)

個人的いは共通テストは絶対受けておいた方がよいと思いました。

共通テストは1月中旬ですが、共通テストの試験結果で、私大リサーチの合格判定に達していれば、他の私大の合格を確保した上で2月の一般選抜を受けることができます。

私大リサーチは河合塾とベネッセがやっているもので、共通テストの受験生の8割がこれらのリサーチに参加しているそうです。

これらでB以上の判定が出ていれば概ね受かると考えて良いです。

リサーチでよい結果が出ていれば、1月の段階で私大併願校の合格は手堅く確保できているので、それ以降はICUの独自試験など2月の一般入試に向けて集中できます。

共通テストはちゃんとやれば確実に得点はとれるし、いわゆるセンターレベルの基礎的を抜けなくカバーできるという点で私大対策にもなります。

また、共通テストといっても全教科やらないといけない訳ではなくて、
例えば受験した青山の学部は、共通テスト利用でも英語のウェイトが高めの配点でした。
共通テスト英語100、現代文50、世界史(地歴・公民・数学から1つ選択)50、個別試験論述(小論文)100

半分英語で受験できる方式の学部もあるので、英語が得意だが他の教科が苦手という人であっても共通テストには利用価値があります。

(併願校について、体験記ではICUの前にも試験日程をいれたということですが)

はい、ICUの試験は2月の第1週の土曜日が定着しています。
これはちょうどMARCHが始まるくらいの日程なので、
日程によっては初めて受ける大学受験がICU入試、ということになります。

私の場合はICUが第一志望で、最初の試験がICU入試本番というのはとても緊張してしまうと思ったので、日程の早い大学を探して試験の日程に組み込みました。

受験したのは武蔵大学で、そちらのGS専攻は授業の方針や雰囲気などもあっていると思ったので試験慣れをかねて、受験しました。

実際に受験しておいて、気持ち的に楽でしたし、試験の環境になれる意味ではよかったと思います。

(1月の共通テストでも大学入試の体験は可能ですかね?)

そうですね。ただしセンター(共通テスト)から私大の入試は日程が半月以上空くので、
私大の入試も可能であればICUの前に1校入れたいという気持ちもありました。

また、ICU入試の3日前というのもちょうどよかったです。

ICUの前の日程といっても、例えば前日だと体力的にも負担になってしまうのでやめた方がよいでしょう。

あくまでも入れられたら入れてみるというところだと思います。

(塾や予備校には通っておられなかったという事ですがこれはどうしてでしょうか?)

塾に通おうと検討した事や、実際に短期の講座を取ってみたこともあるのですが、電車で時間をかけて通う時間がもったいないですし、塾にも授業のための授業みたいなのもがあって、そのような入試に直結しない授業の準備や復習に時間を取られるのは無駄だと思いました。

ただし勉強は自宅でやらずほとんど高校の自習室でやっていました。
高校の自習室が夜まで利用できたのはありがたかったです。

初めのうちは家でやろうとも思っていたのですが、どうしても勉強にムラが出るというか、勉強時間にバラつきがあったので、開いている時は常に高校の自習室に行くようにしていました。

振り返ってみると受験勉強は自分をコントロールすることがとても大切ですし、最後は自分との戦いです。

そのためには可能な限り自習室に通って勉強するなど、自然と勉強をする方向に自分の行動をコントロールして勉強を習慣化できたのはよかったと思います。

(ありがとうございました)

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ICU国際基督教大学の入試関連の公式ページが更新され、総合型選抜(AO入試)の2次試験は今後オンラインの個別面接で実施される事が発表されました。

 変更前変更後
英語外部試験利用本学にてグループ・ディスカッションを実施オンラインによる個人面接を実施
理数探究型本学にて個人面接を実施 (プレゼンテーションを含む)オンラインによる個人面接を実施 (プレゼンテーションを含む)
IB認定校対象本学にて個人面接を実施 (プレゼンテーションを含む)オンラインによる個人面接を実施 (プレゼンテーションを含む)

コロナの影響で2021年度、2022年度の総合型選抜二次試験はは特例としてオンラインでの個別面接が実施されていたのですが、2023年度以降は総合型選抜の二次試験は常時オンラインの個別面接で実施されることになります。

AO入試の定番であったグループディスカッションは廃止されます。

このため、従来はグループディスカッションで他の受験生の意見にヒントを得て議論を展開したり、ディスカッションを円滑に運営する姿勢などが評価される事もありましたが、今後は個別面接次第ということになります。

一方で、オンラインでの実施が継続する事が決定したので、特に地方の受験生にとっては移動の負担が減り、受験しやすい環境が整ったとも言えます。

また、基本的には自宅での受験となるため、PC、WebCam、イヤホンマイク等の機器を揃えた上で、今のうちからZoom等の使い方に慣れておいた方がよいでしょう。これらはICU入学後の授業でも現在は必須です。

ICU奨学金,ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金

オンレク受講生が今年度ICU入試B方式(外部英語試験利用)でICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金を獲得しました。

A方式と違って受験番号がM、内定日が2月25日になっています。

本年はB方式合格が全体で7名のみでした。ICU入試B方式合格者インタビュー記事を近日配信予定です。

B方式のため、受験番号や日付がA方式と異なることが確認できる

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Nさんインタビュー第2回(2/3)

ICU入試の科目別対策について

(英語リーディングに関して伺います。)

はい、英語リーディングはICU入試のポイントだと考えています。

本格的な受験勉強としては高3から取り組みました。

また、夏休みが入る頃からオンレクのICU過去問や併願校の過去問を含めて大量にやっていきました。

ただしはじめは問題演習をやっても時間内には解き終わりませんでした。

数をこなしていくうちに、少しずつコツをつかんで解けるようになったいった感じです。
また、演習をしながら背景知識を身につけることも大事だと思いました。

英文を読むのに必要な知識は問題演習をやりながら、解説を読んでいる内に、段々と身に付けられたと思います。

背景知識が身についたことで「このトピックの英文ならこのような語彙や議論が出る」「こういう風に議論が展開する」というパターンのようなものが少しずつわかってきて、ゼロから英文を読むよりは、演習から得たの知識をいかして、より速く読めるようになりました。

速読はテクニックとかではなくて、実際にICU過去問や併願校の問題など、問題演習をやって解いて慣れるのが一番です。

まずは自分の中で制限時間を決めてその中でやってみる事が大事だと思います。

(リスニングはいかがでしょうか?)

オンレクでICUの過去問をやりながら、共通テスト対策を中心に問題演習をやりました。

共通テストのリスニングで90点以上取れていればICUのPart1,2はかなりとれると思います。

ICUのリスニングは前半の会話文でしっかりと得点する事が大事だと思いました。

前半の会話文はセンター対策にもなると思います。

予備校がセンター対策の参考書を出していますが、それらは実際のセンターよりは難しいので、
ICUのリスニングPart1,2の対策にはちょうどよかったです。

(リスニングPart 3の講義に関しては?)

リスニングのPart3は全問正解は無理だと思われるので
できない問題があっても気にしないようにしていました。

そのPart3では各5問が出ますが、設問のすべてが難しい訳ではなく、
ちゃんと聞き取れていれば答えられる問題も各2,3問は出ています。
難しい問題にこだわらず、簡単な問題を見逃さないようにすることポイントだと思います。

(英語ではリーディングの方に力を入れたのですね?)

受験勉強としてはリーディングですね。

もちろんリスニング対策もやりましたが、特にPart IIIの講義を全問解くには時間をかけて勉強しても無理だと思ったので、敢えてやり過ぎないことを意識して、その分はリーディングでしっかり得点しようと考えていました。

併願校とのバランスもありますし、リスニングもオンレク内の偏差値で50以上は取れていたので、それ以上はねらい過ぎない方がよいと考えました。

ただしリスニングはPodCastやYoutubeを早めのスピードで聞いてみるなど、なるべく毎日英語を聞いて慣れるようにしていました。

いろいろな形で勉強ができるのは英語のいいところかもしれません。

(引き続きATLASに関して伺います。どような対策をしましたか?)

ATLASはオンレクだけでよいと思います。

オンレクの過去問の演習をやって、よく出るような問題で調べてみて
その問題はしっかりと解けるようにはしておきました。

(ATLASのPart4自然科学の対策は)

ATLASのPart4の一部の問題は、文系の人はできない問題もありますが、
そこもあえて気にしないようにしていました。

文系の人でもPart3までで読解までで十分に勝負できると思います。

もちろん国立併願の人は理系科目もしっかりやっているので有利だとは思いますが
私大文系の人が理系科目の基礎からをPart4のためだけに復習するのは難しいので、英語や他の教科を頑張った方がよいでしょう。

(人文・社会対策は?)

最近のICUの人文・社会は読解問題が多く、丁寧に読んでいれば答えられるという問題が中心なので、
結果的に平均点は高めなのではないかと思います。

私大入試の現国ちゃんととれている人はふつうに取れるでしょう。
逆に言えばミスをしないことが大事なので、過去問を解いて慣れておくことが重要かもしれません。

また、オンレクの解説にも詳しく書いてあるように、一部の問題は難しくて、解釈の余地のある問題も毎年出ていて、そこはみんな取れていないので気にする必要はないでしょう。

(ICUの科目全般を通しての印象は?)

自分の場合は英語リーディング勝負だと思っていたので集中的に勉強しました。

全体を通してみるとICUの入試は総合力が問われていると思います。

ICU対策としてオンレクの過去問演習をたくさんやって
自分の得点が伸ばせる場所とそうでない場所をきちんと把握した上で、
併願校対策や共通テスト対策もしっかりやっていたことが良かったと思います。

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Nさんインタビュー第1回(1/3)

今回は2022年度ICU一般選抜入試に合格し、ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金を獲得した
Nさんにお話を伺いました。Nさんは都内私立高校のご出身で、BUCHO.NETオンラインレクチャー(オンレク)の受講生です。


ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金の内定通知書、Nさん提供

High Endeavor奨学金はICUの入学金が全額免除となり、
4年間にわたって、1年分の授業料の内、1学期分が毎年免除されます(初年度の奨学金は76万6千円相当)。

(ICU合格、およびHigh Endeavor奨学金の獲得、誠におめでとうございます。
ICUの入試はよくできたのですか?)

それなりに試験は取れた感覚もあったが
過去問と比較するとそこまでの自信はなかったというのが正直なところです。
なんとか合格できていたらいいと思っていた。

(奨学金はもらえると思いましたか?)

オンレクの演習では上位の成績がとれることもあったので、
奨学金はちょっとだけ期待はしていました笑

(Highe EndeaverとPeace Bellの二種類がありますが両方の申し込みをされましたか?)

Peace Bellは手続きが大変なので申し込みをせず、High Endeavorだけ申し込みをしました。

High endeavorは手続きは簡単でしたので、該当者はぜひ応募すべきだと思いました。
提出する資料の一部は保護者に準備頼む必要はありますが、
本人のやることはとっても簡単です。

(ICUの奨学金の制度は知っていたか?)

はい、奨学金が充実していることと受験時に申し込むことは知っていて、実際にはICUの出願時に詳しく調べたという感じでいた。
該当しているので申し込んでみようかなというくらいの気持ちでした。

ただし、出願のサイトは早めに見た方がよいです。実際には出願より速いタイミングで出願サイトは開設されているので、
出願サイトが開設されたらすぐに確認した方がよいです。

また、ICUのWebサイトでも奨学金の応募要項と申請書をダウンロードして見ることができます。

特にICUの場合は出願時に志望動機などを書きますが、
奨学金の採用にも関連してくるのではないかと思っています。

出願に際しての志望動機の部分は特に奨学金を狙っている人はちゃんと書くべきでしょう。

私は事前にじっくりと志望動機などを書き出した上で整理して書いて
高校の国語の先生に見てチェックしてもらいました。

結果的に自分の考えをうまくまとめることができたと思います。

志望動機を直前に急いで書くとよい文章が書けないので、早めにチェックしておいて、焦らずじっくりやった方がよいでしょう。

(奨学金獲得に関してご家族はどのようにおっしゃっていましたか?)

親はとても喜んでくれました。

私立大学は学費が高いので入学金が免除され学費が減額されるのは親としてはありがたいと言ってくれました。

自分としてもとてもうれしかったです。

(4年間の学費が減免となるICUの奨学金の得たことは併願校には影響しましたか?)

奨学金もあったので併願を予定していた早稲田は受験しませんでした笑

ICUは試験の日程も早くて結果が早めに出るのはありがたいですね。

(BUCHO.NETのオンラインレクチャーをICU入試対策ではどのように活用しましたか?)

ICU対策はほぼオンレクでやりました。

オンレクは実践的な答えの導き方や
この問題は飛ばした方がいいことなどがはっきり書いてある点でよかったです。

オンレクをやる際は特に復習に力を入れていました。

(オンレクの受講はどのような環境でしていましたか?)

高校の自習室でやっていました。

ICU志望でオンレクをやっていることは高校の先生にも話していて
いつの間にか問題の印刷などは先生がやって下さるようになっていました(笑)

演習はとにかく数をこなすことを考えて
オンレク内に書いてある推奨度の高いマークのある過去問から解いていきました。

結果的に奨学金もいただけたので、オンレクは見つけたことはとてもよかったと考えています。

(受験に際してコロナの影響はあったでしょうか?)

所属していた部活はあまり強くはないのですが練習は本気でやるという所だったので、
週末は8時間も活動していました。

通学時間の片道1時間と部活の時間で1日が終わってしまっていて
疲れもあったのでほとんど勉強はできていませんでした。

その部活がコロナで中止になってしまって、最初はショックだったのですが、
結果的にその期間中に取り組んだ自主研究は有益でした。

自主研究でプログラミングに取り組むなどしている内に英語に触れる機会が増えて
英語を中心に大学受験を勝負したいという気持ちや、
英語に強い大学に進学をしたいという意識も出てきて、
勉強にも集中して取り組めるようになったと思います。
成績が伸びて自信にもなりました。

結果的にはコロナでできた時間はうまく使えたのはよかったのかなと思っています。

(ICUの試験会場の様子を教えて下さい)

コロナ対策で会場の大きな窓を開けての換気が毎時間行われていました。
コートを着ないと寒い場所もあったと思います。
試験中もドアは開けっぱなしだったと思います。
さすがに放送のある試験ではドアを閉めていましたが。

それ以外は割と普段通りなのではないかという印象でした。

噂通り椅子は小さかったですね。

ICUは他大学と比べると教室の人数もそこまで多くないと思いました。

併願で他も受験しましたが、例えば明治とかは入試会場内に密なレベルまで受験生を詰めて入れていて、普段の入試と変わらないだろうという感じでした。

ICUは他の大学に比べるとキャンパスや会場が広くて余裕があって、少人数制のICUはいいなぁと思って受験をしていました。

(次回に続きます)

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2022年3月21日(月・春分の日)に開催予定の2022年春のICU(国際基督教大学)のオープンキャンパスのエントリー受付が本日より開始されています。

ICUを見学する貴重なチャンスです。

オープンキャンパスでメインとなるのはICUの教授陣によるモデル授業です。

エントリーページを見ると、主なプログラムは12:00-15:45とコンパクトな開催ですが、最大で3つのモデル授業を取ることができます。

夏の開催と違ってモデル授業の数は少ないので、来場型でモデル授業に参加できる人数は少なめかも知れません。ICU入試受験生はすぐにエントリーをして、席を確保した方がよいでしょう。ICU入試の会場となるICUの教室を見ておくことは、ICU入試の受験対策として大きなアドバンテージになります。

一方、オンライン型も同時に募集しているので、当日ICUまで行くことが難しい場合も、まずはオンラインのエントリーを済ませておくとよいでしょう。

ただし受験生としては興味のある、一般選抜試験科目「総合教養(ATLAS)」体験 と、「ICU入試説明」は来場型のみで開催が予定されているため、可能であれば来場型で参加したいところです。

なおコロナの影響で、売店や食堂等はやっていませんので、昼食を済ませてから来場するとよいでしょう。

2022年春のICUオープンキャンパスは下記URLから申し込みが可能です。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/oc2022sp.html

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2022年度のICU入試受験、お疲れ様でした。

合格者の皆様はぜひ合格体験記をお寄せ下さいませ。

投稿者にはICU入学に役立つWeb小冊子「BUCHOのICU入学対策」やAmazonギフト券などをお送りいたしております。

(体験記執筆者特典のWeb小冊子)

体験記の投稿は下記URLからお送りいただけます。

https://icu.bucho.net/mail/exp01.html

ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜

ICUの公式Webサイトで、2022年度の入試の出題ミスが公表されています。

公表されたのは以下の問題です。

「人文・社会科学」の4つの問(問15,問19,問21,問27)
「自然科学」
– 物理の2つの問(問8,問10)
– 化学の1つの問(問8)
「英語」の3つの問(問5,問21,問24)

上記の内「英語」はいずれもリスニングです。

詳細を見ると特に人文・社会科学では「複数正解の可能性を排除できない」など、以前ではスルーされていた内容が今回は厳格にチェックされているという印象を受けました。

人文・社会科学は特定の科目に依拠せず、10000文字レベルの論文を読んで答える形式であり、また出題数も40問と多いことから、解釈の余地がある問題はいずれの過去の出題でも毎年のようにあったのですが、今回はそれを厳格に公表してきたという印象を受けました。

また、「当該問題については全員を正解としました。この対応は合格判定(及び合格発表)前に行っています。したがって、追加合格等はありません。」とアナウンスされており、現在出ている合格の判定には影響がないことも告知されています。

いずれにしても今回は入試の実施から短い期間で合格発表がなされましたが、その間に細かなチェックできて合格者の判定まで終えられるのであれば、入試実施前にきちんとそれらを実施しておいて欲しかったというのがほとんどの受験生の感想ではないでしょうか。人文・科学は40問中4問が全員正解となると、10%が無かったことになってしまうので。

先に述べたように、ICUの試験の特性上、解釈の余地のある出題があるのは当然のことなので、今後も1つの問題に時間を使いすぎないというのはICU入試を受験する上で大切なポイントです。

5分長考して考えても、全員正解である問題であったら、その問題を解くために使った時間は単なるタイムロスになってしまいます。

そのような意味でもICUの過去問を解く際は、きちんとした解説と共に演習を行った方がよいでしょう。独学で誰も解けない問題の対策に時間と労力を費やしてしまうのはもったいないです。

近年のICU入試出題ミスの公表

2018年度 総合教養1問、英語リスニング1問
2021年度 数学2問
2022年度 人文・社会科学4問、英語リスニング3問 、物理2問 、化学1問

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ICU学生新聞The Weekly GIANTSに2022年度ICU入試対策記事として総合教養(ATLAS)の分析記事を投稿させていただきました。WGのサイトはICU唯一の学生新聞ならではICU学内情報が満載ですので、ぜひWGのWebサイトをご参照下さい。ATLAS記事は下記URLよりご閲覧いただけます。

新傾向!ICU入試直前 総合教養(ATLAS)の確認と対策-PART 2

http://weeklygiants.co/?p=10404

学生新聞The Weekly GIANTS

http://weeklygiants.co/

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2022年度ICU国際基督教大学入試、一般選抜の出願期限の再確認です。2022年度はICU入試の一般選抜は2022年1月6日(木)10:00からWeb出願が開始されます。出願期限は1月20(日)、出願書類提出/アップロード期限は1月21日(金)です。ICU入試対策として出願期限はカレンダーに記入するなどして確認しておきましょう。

出願区分Web出願期間出願書類提出/アップロード期限
一般選抜
(転編入学試験を含む)
2022年1月6日(木)10:00
~1月20日(木)23:59
2022年1月21日(金)23:59
郵送物は当日消印有効
(海外から送付物は1月21日必着)

Web出願をすると所定の用紙をプリントアウトするよう指示されます。指示に従って書類を揃えて角2号サイズの封筒(A4の書類を折らずに入れられる封筒)に入れ、プリントアウトした宛名ラベルを貼り、郵便局で発送手続きをすることで、出願の手続きは一通り完了します。国内からの出願の場合は、書類の提出期限日は消印有効なので、期限日までに郵便局で発送手続き終えていれば大丈夫です。しかし、出願にはそれなりに時間がかかる作業なので、締め切り日ギリギリに提出するよりは、早めに出願手続きをしておいた方がよいでしょう。

また、出願に際しては証明写真と調査書等が必要です。特に調査書等は高校に発行してもらう必要があるため、早めに用意しておきたいところです。

また、ICU入試の出願に際して以下の項目をWebフォームに入力する必要があるため、ICU入試対策として事前に考えておくとよいでしょう。

• ICU を志望した動機または理由を述べてください。(300 字以内)
• ICU で何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含めて述べてください。(350 字以内)
•学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。
(200 字以内)