ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2021(1) 000さん
1. お名前、プロフィール
<お名前>
000
<プロフィール>
偏差値50の中堅都立高校です
2. 受験形態
一般選抜 転編入本科
3.予想得点
人文社会または自然科学得点 = 8割強
総合教養得点 = 7割強-8割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 6割
センター得点 = 編入なので受けてません
4.併願校
無し
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
友達がICU高校に通っていたのもあり元々ICUという学校は知っていたのですが、高三時は「変わった受験科目の学校」というイメージしかありませんでした。大学2年になり、国公立大学への3年次編入をしようと思っていたのですが受験資格である公開TOEICのスコアを持っておらず、コロナの影響で2020年のTOEICもほぼ中止になり、自分には受験資格がないことに気づきました。急遽編入でTOEICがいらない大学を調べていたらたまたまICUに辿り着きました。詳しく調べてみると、教育方針やメジャー制度などが自分の理想にピッタリだと気づき、受験を決意しました。
6.ICUに期待するところ
ダブルメジャーなどが可能であるため、それを利用して幅広い知識を身に付けたいです。
文理に囚われず、何事にも挑戦していけたらと思います。英語力もさらに伸ばしたいです。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>
リベラルアーツ教育やメジャー制度に強く惹かれたという旨を書きました。
なぜ編入をしようと思ったのか、その経緯や、なぜICUを選んだのかという事を字数ギリギリまで書いた気がします。
<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>
私は貴学のダブルメジャー制度を利用したいと考えています。実は高校生までは勉強というものに対して苦手意識を持っていました。従来の大学進学のための詰め込み型学習に違和感を覚えていました。高校卒業後に留学を経験し、様々なバックグラウンドを持つ方と会った事で、自分の価値観でコレと決めつけていたものも、少し違った角度から見ると全然違って見えるという事を知り、「学ぶ」ということが好きになっていきました。私は貴学のリベラルアーツで1. 幅広い分野の知識を取得し自分の考えを広げ、2. 様々な考えを持つ人とのディベートを通して新たな発見をし、3. それを将来様々なバックグラウンドを持つ方と仕事をする際に役立てたい、と考えています。
<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>
幼少期から依存心がなく自我のコントロールが得意なため人間関係で悩んだことがないこと、自分の意見を論理的にまとめて自発的に伝えるのが得意であること、在籍校でのプレゼンでグループを引っ張ったことをまとめて書きました。
a. 人文・社会科学
オンレクでの過去問演習のみです。元から現代文は得意だったのですが、なにぶん大学受験がだいぶ昔のことだったので最初は65%ほどしか取れませんでした。過去問をひたすら解いていくうちに形式に慣れることができました。大学受験がかなり昔のことで社会科の知識がほぼ皆無に等しかったのですが、新しく知識をつけるよりも、そこは運に任せて読解や本文を読めばわかる問題の失点をほぼゼロにする事を意識して演習してました。本番はありがたいことに知識問題よりも読解や本文を読めばわかる問題が多かったので、過去問よりも多く得点することができたのではないかなと思います。
b. 総合教養(ATLAS)
オンレクでの演習のみです。演習では65-85%をいつもとっていました。理系科目がとことんダメなので、自然科学の部分で解ける問題を確実にとる&他での失点を最小限にするという事を意識して解いていました。最後の大問の自然科学の部分は、本文を読めば解ける問題も一部あるので、全部運に任せるのではなく取れる部分を確実に取っていくことが大切であると思います。本番は自然科学の部分が読解になっていたため、例年よりも解きやすいイメージでした。時間が意外とギリギリなのでスピードを意識して演習するといいと思います。
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
通っていた大学で国際系の専攻だったので元々耳は慣れていました。基本的に対策としてはオンレクの過去問をとりあえずやりまくっていました。見直しが終わったら、その音声をiTunes等に移して繰り返し聞いてました。講義部分はスクリプトをコピーしてそれを見ながらひたすらシャドーイングをしていました。リスニングは一番自信あったのですが、本番緊張しすぎて最初の簡単な会話部分で数問失点してしまった気がします。あと暇があるときはTEDを見ていました。
<リーディング>
オンレクのみ。一つの文章につき、15分以内で全部解くという事を繰り返して練習していました。2016年以前の問題はPart1の英文が2つしかなくかなり時間に余裕があるため、60分測ってやるのではなく、パートごとに15分設定して解いてました。そのお陰か、最初は2020年の過去問で19分くらい足りなかったのが本番では全部解ききることができました。とりあえず速読命だと思います。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
リスニングの際に音が響くことは以前の体験記をみて知っていたのですが、本番で音が想像していたよりも小さくて少し動揺してしまいました。試験教室によって環境が全然違うと思います。基本的に音響環境はあまり良くないものと想定して練習した方がいいと思います。
リーディングでは難しい単語が出てきてもその部分自体を問われることはほとんどないため、難しい英単語帳を新しくやるよりも、推測する力を鍛える方が有効的だと思います。私は過去問を十数年分解いていく中で出てきた分からない単語を一つのノートにまとめて見直していました。意外と同じ単語が繰り返し使われているので、この方法は有効的だったなと思います。
8. 最後に一言
結果からいうとオンレクは本当に受講して良かったです。1回やるごとに自分の得点率や偏差値など自分の立ち位置が正確にわかるため、勉強の指標になりとても良かったです。
年によって出来具合にばらつきがあったり、直前になって英語が解けなくなったりして本当に焦りましたが念願のICUに合格できて夢のような気持ちでいっぱいです。
私は大学が忙しすぎて本格的に対策を始めたのが遅かったのですが、間に合うことができたのは絶対にオンレクで効率よく勉強できたからだと思います。
それと元から大学で英語系の専攻だったというのも大きいと思います。日頃から英語に触れておくと、ICU対策の際、楽になるのではないかなと思います。