ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2021(7) サブマリンさん

1.お名前、プロフィール

<お名前>

サブマリン

<プロフィール>

オンレクのAO対策講座を受講
県立の女子高、普通科出身
趣味は読書とピアノ演奏で部活は軽音部に所属していました。

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

自分の学びたい分野を学問として深く学べる大学がなかなか見つからず、様々な大学を調べていたときにICUの存在を知りました。文理にとらわれず学びを広げられることに魅力を感じ、高2の夏に参加したオープンキャンパスでICUを第1志望にしようと決めました。

6.ICUに期待するところ

少人数制の対話を重視した授業です。様々な価値観やバックグラウンドを持つ人との対話を通して、自分の中に無意識に存在する考え方の枠組みを外し、新たな自分を形成していけるのではないかと期待しています。
ICUで勉強したいことは音楽です。様々な分野から、音楽を紐解いていきたいと考えています。

7.受験対策

願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

リベラルアーツ制度とキリスト教精神の理念の二つを取り上げ、それらを将来の目標や自分の学びたい分野と結びつけて書きました。
自分の将来の目標が単一分野の専門性ではなく総合的な力が求められるものであること、そして私の学びたい分野である音楽(特にクラシック音楽)の見識を深めるためにはキリスト教は避けることのできない要素であることなどを具体例を交えてまとめました。

願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

上記同様、音楽を中心に書きました。
音楽という分野は、様々な側面を持つ幅広い分野でありその本質をつかむには音楽のみを追求するだけでは不十分である。今まで漠然と感じてきた音楽の力が何に起因するのかということについて自分なりの答えを見つけていきたい。というような内容でまとめたと思います。

願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>

自分は幼少期から今までピアノを続けており、その経験から答えのない抽象的概念と向き合い、理解しようとする姿勢が培われてきた。そのことから、私はICUの学びに感性や美意識といった視点を提供することができる。このことは、ICUの学びを有益なものにすると思う。という内容を、具体例を交えてまとめました。

b.エッセイ

【3】を選びました。

小学校時代の授業を通して、安易な正解が持つ危うさに気がつき批判的思考が芽生えたということや、ある音楽イベントへの参加をきっかけに、明晰な判断に結びつかないとして敬遠していた感性の意義を見直すことになった、という今の私の自己形成に不可欠といえる2つのエピソードを取り上げて書きました。最後は、批判的思考や感性をICUでの学びに結びつけて、再度ICUに入りたいという意思を強調してまとめました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

高2の時に参加したした読書コンシェルジュという活動について書きました。
私は、自分の指導者としての資質を「調整力」と「プレゼン能力」という観点から評価しました。
調整力は読書コンシェルジュのグループワーク内で、各意見を加味した最終案を提示するという役割を自分が担っていたことに気づき、自分に備わっていた調整力を今回の活動で実際に活用することができたとして評価しました。
プレゼン能力は読書コンシェルジュの活動の一環としてビブリオバトルに参加したときに、ある程度自分なりの効果的なプレゼンを発表できたがまだ成長の余地がある力であるとして評価しました。
「指導者としての自分の資質をどのように評価するか」という指示文なので、どのような成果を上げたのかということよりも自分自身を客観視できていることが重要なのではないかと思います。

d. 推薦状2通

高校の担任の先生と学年主任の先生

e. 成績書類

英検2級
評定平均 = 4.9

f.一次試験(書類審査)のポイント

ICUについてよく知っておくと、具体的な内容の書類になると思います。パンフレットを読んだり、ホームページを見ておくのも大切です。
また、エッセイや自己分析はぜひ人に読んでもらってください。批判的に読んでくれる人がいいと思います。

g.面接 (二次試験)

今年は、オンラインの個人面接でした。受験生一人に、試験官が二人ついて試験官が交互に質問してくるという形式でした。

主に、一次試験の提出書類の内容から聞かれました。最初は、ある主張を聞きそれに対する自分の意見を述べるという形式で二つの主張について聞かれました。

私は、願書に学びたい分野は音楽だと書いていたのでそれらの主張は音楽に関する主張でした。

その後は、志望理由や自己分析で書いた読書コンシェルジュの活動について詳しく説明するなど、いわゆる普通の面接とあまり変わらなかったような気がします。

二次試験ポイント

自分が、一次試験の時に提出した書類の内容を見直して詳細を問われても答えられるようにしておくべきだと思います。自分の学びたい分野の専門知識なども多少あると役立ちます。

8.最後に一言

一次試験の提出書類は思っているよりも準備に時間がかかりますが、自分自身を振り返るとても良い機会です。総合型選抜にチャレンジする方はぜひ楽しんで取り組んでみてください。応援しています。

(2次面接に関する追加の質問)

(Web面接に際して、Webカメラやマイク等は別途用意されましたでしょうか?あるいはノートPCのものを使われましたか?)

私はカメラはノートパソコンのもの、マイクは自分のヘッドマイクを使いました。オンライン面接の通知に、ヘッドマイクなどを使った方が良いと書かれていたのでそうしました。(おそらく外部の音が入らないようにするためだと思います。)

(Webでの面接で何か注意した点や工夫された点はありましたでしょうか?部屋のセッティングやライト、ノイズなど)

逆光にならないように、部屋の明かりを調節しました。オンライン面接本番の数日前に、事前テストのようなものがあり、実際にICUとzoomを繋ぎます。もし、何か問題があればその時に指摘されるのであまり細かく気にしなくても大丈夫です。
また、机周りに受験票以外置いてはいけないので、机周りの教材などは全て片付けました。