ICU入試 2027年度総合型選抜〈4月入学専願〉入試要項 変更点まとめ

6月 3, 2026

2026年6月1日にICU(国際基督教大学)の公式Webサイトが公開され、2027年度総合型選抜<4月専願>の入試要項が公開されました。いくつかの重要な変更点が出てており、生成AIの扱い、第二次選考の対面化、英語外部試験の合格者平均の公開あたりが目立つところです。

2027年度総合型選抜(旧AO入試)を受験する方はICU入試対策として変更点やスケジュールを確認しておきましょう。

生成AIの利用は書類作成において禁止へ

2027年度要項では、出願書類の作成において、生成AI を用いてはいけません(P8, 12, 17)という文言が追加されました。2026年度までは「学生の生成系AIの使用に関する本学の考え方」を案内する形でしたが、2027年度はさらに生成AIは書類作成に用いてはいけないと明記されました。

志望理由書や自己活動歴などの書類は、必ず受験生本人が作成する必要があります。生成AIを用いてはいけないことは要項の3カ所で明記されており、生成AIによる文章を用いた書類が多数提出されている状況が伺えます。自分で考えて自分の言葉で書くことが大切です。

2027年度入学試験要項(P8)より(マーカーは当サイトで入れたもの)

二次選考は対面面接に

第二次選考は、2026年度までオンライン面接でしたが、2027年度から対面面接に変わりました(P23他)。

英語外部試験利用、理数探究利用、IBDP利用のいずれも、ICUキャンパスでの個人面接になります。

理数探究利用とIBDP利用では、10分間のプレゼンテーションも含まれます。

面接終了が18:00時頃になる可能性もある(P23)と書かれているので、遠方から受験する場合は移動の余裕を見ておく必要があります。

いずれにしても総合型選抜の合格に至るにはICUの三鷹キャンパスへの来校は必須となりました。ICU総合型選抜の受験生は7,8月開催の夏のオープンキャンパスに参加しておくことがICU入試対策として推奨されます。

英語スコア平均の公開

2027年度のQ&Aでは、英語外部試験の合格者平均へのリンクが示されています(P30)。
公式サイトに新たに掲載された総合型選抜〈4月入学専願〉英語外部試験利用の過去5年間の平均は次の通りです。

英語試験合格者平均
英検準1級(CSEスコア2347)
IELTS6.2
TOEFL iBT87.7
GTEC1144.4
Cambridge English Qualifications168.7
※2022〜2026の過去5年間の合格者平均。ICU公式サイトでは「※英語スコアだけでなく、すべての出願書類を総合的に評価します」と明記されている

IELTS・TOEFLの提出方法

英語外部試験の提出方法が2027年度から一部試験で変わっています(P6-8)。
IELTSとTOEFL iBTは、試験実施機関からICUへの直送手配が必要です。

IELTSとTOEFL iBTのスコアの直送は、「出願期間開始前でも受け付けます」と明記されています。出願書類提出期限(9月9日)までにICUに到着している必要があります。

英検は、和文英検合格証明書やCSEスコア証明書、デジタル証明書プレビュー画面などで対応できます。
試験ごとに提出方法が違うので、出願前に確認しておきましょう。

チェックリスト書類の並べ方

2027年度は、出願書類チェックリストに記載された順番で書類を並べるように書かれています(P8他)。
英語外部試験利用、理数探究利用、IBDP利用の区分に合わせて書類を順番にそろえる形になります。

願書、小論文や自己活動歴のトピックは変更なし

志望理由などを書く願書、および外部英語試験利用の受験生が提出する小論文、活動歴等の執筆トピックは前年度から変更はありません。

小論文トピック(2027年度 1,500 字以内)
① 社会的または国際的に関心が高まっている時事問題、あるいは志願者自身が感銘を受けた芸術作品(絵画、文学、音楽など)、歴史的エピソード、科学的業績
② 古典探究、日本史探究、世界史探究、理数探究基礎、あるいは総合的な探究の時間などの探究型学習で主体的に取り組んだ課題とその成果の要約

学校内外における自己活動歴と自己分析(2027年度 800字以内)
高等学校在学中に、学校の内外で比較的長期(少なくとも2、3 週間以上)にわたり参加した教科外の諸活動を通して、自主性、リーダーシップ、または創造性をどのように発揮したかを、的確に分析し800 字以内で述べてください。「教科外の諸活動」は、クラブ活動、生徒会、ボランティア活動、自主研究、学外団体や各種コンテストへの参加など、広く捉えて構いません。

理数探究利用とIBDP利用の二次プレゼンスライドは事前提出

理数探究利用とIBDP利用では、第一次選考通過後に提出するプレゼン資料の締切が10月12日と明記されています(P23)。スライドは3枚以内で、PDF形式です。提出期限が1次合格発表(10月9日)の3日後なので、理数探究利用とIBDP利用を受験する方は、事前に準備しておく必要がありそうです。

スケジュール

項目日時
Web出願登録・検定料納入2026年9月1日(火) 10:00 ~ 9月8日(火) 23:59
出願書類提出期限2026年9月9日(水) 23:59
※国内は当日消印有効、海外からの送付物は必着
第一次選考(書類選考)結果通知2026年10月9日(金) 11:00
プレゼン資料提出締切
※理数探究利用・IBDP利用のみ
2026年10月12日(月) 23:59
第二次選考(対面面接)2026年10月17日(土)
合格発表2026年11月2日(月) 11:00
入学手続締切2026年11月11日(水)

まとめ

以上が2027年度の変更点のまとめです。概ね例年通りですが、生成AIの利用の禁止が明記された点や、二次面接が対面になった事、過去の合格者の外部英語試験の平均スコアが公開された点は注目されます。

特に生成AIに関しては今年度から「書類の作成には用いてはいけない」と明言されました。ICUの総合型選抜は小論文などの書類作成が課されていますが、応募の段階でそれを書くことになるので、一部の受験生は生成AIを全面的に用いて応募書類を作成しているという状況があるものと考えられます。

一方で、小論文や願書等を読んで評価する側は、似たような文章を大量に読むことになるので、生成AI利用の有無を完全に判別できないものの、受験生自身の言葉で述べられている文章からは、明らかに光るものが感じられます。

従来のAO入試と同じですが、応募書類の文章は、自分の言葉で自分自身の考えを書くことが重要だと言えそうです。

ICU総合型選抜受験生は大学公式サイトの要項やスケジュールをよく確認した上で準備していきましょう。

総合型選抜<4月入学専願>
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/special/