2010年度オープンキャンパスフォトレポート3
今回よりICU本館内の様子です。今回は特にELP(英語教育プログラム)に関する展示を中心にお届けします。
本館入り口には教室案内図と、モデル授業などのタイムスケジュールが掲示してありました。ここでもICUの案内をもらえます。
ちなみにバイトしていた元オンレク生によると本館内のバイトは涼しくてラッキーだったとか。
確かに今年は酷暑でしたな。
ICU(国際基督教大学)の英語教育プログラム、ELPに関する展示。ちなみにELPはEnglish Language Programの略。
ICU生が1年時に読むELPリーダーの内容、及び2年次のSphomore ELPのクラス紹介がされていました。
ELPはかなりの学習量なのですが、以下の時間割を見るとよく分かります。
ICU生1年時のELPの時間割のサンプルです。カラーで表示されているのがELPなので、上記例では13コマ(!)ですね。
TutorialとProguram-Wide Testsの2コマは毎週ある訳ではありませんが、それにしてもかなりの授業数です。
ICUの英語教育の気合いの入れ方が分かります。
ELP Teachersが紹介されていました。入れ替わりもありますが、自分の在学時から長くICUにいらっしゃるベテランの先生も多いですね。
ELPの教室の様子が再現されていました。ELPは少人数のクラスで行われ、このようにディスカッションの輪を作ることが多くあります。
机椅子が並ぶ教室は、ディスカッションなど対話型授業に適したものであることが分かりますな。
試験会場とは真逆な作りの教室ですが、ここでも入試が行われます。
別教室で行われていたELPのモデル講義(後)の様子です。
“An Introduction to Critical Thinking"という内容でモデル講義が行われました。
このタイトルからも分かるように、ICUの英語教育は単に言語としての英語の習得を目指すのではなく、
英語をツールとしてアカデミックな能力を伸ばしていくというものです。
自分自身ELPから学んだことはいろいろあると思うのですが、今でも印象に残っているのは
「物事の多面性を重視しろ、他人の意見・既存の概念を鵜呑みにするな」
「ソースの内容や質を重視しつつ、自分で考え、自分の言葉で表現しろ」
そして「学び続けろ」という事でしょうか。
受験が詰め込みの連続だっただけに、それとは逆に情報を精査することが求められ、また発信を重視する授業は新鮮で、振り返ると中身の濃い2年間でした。
(次回に続きます)