ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2021(10) Clerksさん
1. お名前、プロフィール
<お名前>
Clerks
<プロフィール>
千葉県の私立高校。趣味は水泳とサーフィンと山登り、スキーです。読書も好きで今までにおよそ一万冊を読みました。
2. 受験形態
一般入試
3.予想得点
人文社会または自然科学得点 = 9割
総合教養得点 = 9割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 7割
4.併願校
慶應義塾大学総合政策学部
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
HLABのプログラムで、ICU生に出会って話を聞いたことがきっかけでした。オープンキャンパスに行ったあと、この大学しかないと思いました。
6.ICUに期待するところ
ICUでは文武両道の学生生活を送りたいと考えています。学業面では政治学、法学、人類学をメジャーとして今のところは考えています。興味のある分野は全てとってみようと思います。奨学金を持続して頂けるようにがんばります。
7.受験対策
人文・社会科学
人文社会科学を選択しました。もっとも時間をかけて行ったのがこの科目で、21年分を解きました。
また、他の科目でも記述しますが各科目ごとに解き終わった後、メモをとっていました。
(ノートの抜粋 人文)
1. とりあえず最初に一問目を確認しておく
年度ごとに作問者の癖が出ているらしい
「因果関係が逆」、「書いていない」、「言い過ぎ」、「本文に根拠がない」など
キーワードに印をつける
人文科学の設問は意図がわからない時がある、あとは五問に一度くらいで本文そのもの記述が書いてある設問があることも
2015
本文に参照されていないことや言及されていないことに関しては、正解のように見えても選ばない。そのためには、設問の部分できれないものが出てきたら一回該当する本文部分に戻ることが重要に思える。あとは、(〇〇)えない、は全否定だから正答にはなりにくいかも。
2006
3番の設問を除いて、よく読めば解けるといった具合であった。今回も今回とて文章は長いが、まずは全文を勇気を持って読み通したい(→途中で問1くらいは見ておくべきかもしれない。そうすれば段落読みの時に楽だと思う)。読み終わって15、6くらいまで解き、80分のうち30分前後が望ましい。これからもそのペースでやっていきたい。
総合教養
(ノートの抜粋)
ATLAS
2020 36点
なぜかよくできてしまった。始めるまでの数秒で、メモ用紙を俯瞰し、どのテーマなのかを把握することで重要になるであろうキーワードに重点を置けると思う。講義は2020年に限って言えば、文章の細かいところを見ていくというよりかは文全体の真意をとることが必要になってくるかと思う。
理系分野であるTEXT IVに推測のための時間がかかるために余裕を持って仕上げることが必要な一方で、時間をかければ難問はない。時間制限に怯えず、自分を信じて解いていくことが重要なように思える。
イデオロギーというワードがわからなかった。理念や観念を意味するideaに由来し、ある個人や社会集団によって共有される思想信条、世界観のことだそう。
2018 24点
この年度の「不適切」は根本的に違うものを指すようだ。
グラフや図の問題でも設問をちゃんと読むこと。
不適切なもはマークををつける
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
(ノートの抜粋)
Listeningについて
聞こえなくても気にしない。それよりも次の問題を完璧に聞こう。
特有のブリティッシュイングリッシュだった。
また、一問目をどう聞き分けるかは考えもの。<<結果解決せず
設問の形がいくつかあるから、それによって聞き方を変えることで次の設問にかけられる労力を調節できると思う。
講義系はメモとったほうがいいのか?そのワードで言うんでなくてわざわざ言い換えている感じがある
スピーカー音声に慣れるために、部屋の隅から大音量で流してもいいかも
聞いている間に問題文に丸をしておくこと。その後、40秒を使ってマーク。その後はつぎの問題へ。
数字は必ずチェックする。
<リーディング>
(ノートの抜粋)
READINGについて
大問ごとに深呼吸
(時間配分の例)
1.大問1 15分
2.大問4 10分
3.大問2 15分
4.大問3 20分
* 最後まで焦らない。
* キーワード説明問題が多い気がする。解く前に30秒以内で問の方みておくべき。解いている間は、そのワードの言い換えとかに気をつけて読むといいと思う。
* 問いをもっとよく読むこと。NOTとかLEAST、EXCEPTの場合、それを記入する。手で描く。
* 英語の学術論文では、そのparagraphのテーマが冒頭に書いてあることが多い。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
説教くさいですが、まずは高校の授業を真面目に受けましょう。どうしても気が乗らなかったら、インスタをひらいて世界史とか日本史、英語のことをポストしてるアカウントを片っ端からフォローするとよいかもしれません。
オンレクで過去問を解きまくりましょう。過去問は一度は本番と同じ時間(朝は9:30スタートです)で、同じ飲み物を飲んで、同じ服(外見に気を使う)を着て、同じ筆記用具で解いてみるとよいでしょう。演習は一回一回を大切に。
11月、12月には指定校推薦で決まった友人が出てきます。
ついついスマホを開いてしまう人は、SNSのアプリを削除したり、iPhoneの場合は「スクリーンタイム」からアプリの利用を制限するとよいかもしれません。
直前期は不安に押しつぶされそうになる時もあるかもしれません。より多く解くことのみが不安を解消してくれます。また、寝る時間を一定に保って自分にとっての最適な睡眠環境を整えましょう。
また、本番は何があるかわかりません。事前に過去問の何回分かを、アクシデントを想定してやってみるとよいでしょう。
前日ホテル宿泊なら、耳栓や加湿器があるとよいかもしれません。親についてきてもらうか迷っている人はついてきてもらいましょう。
本番の話ですが、早く会場へいきましょう。早くて悪いことはほぼありません。トイレは場所によって混む、混まないがあります。
最後ですが、合格のための最大の鍵はこの三科目を楽しむことだと思っています。長くなりましたが、ぜひ頑張ってみてください。一足先にICUでお待ちしています。
8. 最後に一言
勉強は得意な科目からでもよいので、楽しんで問題を解くところから始めるとよいと思います。