ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

kaaashiraru

<プロフィール>

高2の2学期に県立高校を中退して、高3の8月に高等学校卒業程度認定試験に合格。本格的な受験勉強は、高3の9月から始めました。オンラインレクチャーだけで、塾や予備校には通っていませんでした。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 7割~8割
総合教養得点 = 7割~8割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 6割~7割

4.併願校

ICUだけです。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

文系・理系にとらわれずに勉強できること、大学に入ってから専攻を決められることなど、自分が理想としていた大学だったので。

6.ICUに期待するところ

ELA、少人数教育、メジャー制などです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

ICUを志望した理由は文系・理系にとらわれず学習できる環境が整っているからです。私は文理どちらにも興味があり、今の時点で1つにしぼることはできないと思っていました。また高校を退学し、今まで習ってきた科目の枠をこえて自分で勉強していく中で、異なる学問分野どうしのつながりを感じていました。なので、それぞれの分野を関連させながら理解を深めることができるICUはまさに自分が行きたいと思い描いていた大学です。また、高校までの授業と違い、多様なバックグラウンドをもつICU生との対話を通して、様々な考えに出会えるのも魅力的です。そしてその対話から、今の自分では想像もつかないような全く新しいもの生み出していきたいと思います。こんな感じに書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私は物事を様々な角度で見る力、固定観念にとらわれずに考える力をICUで身につけたいです。なぜなら、去年3か月間フィジー共和国に滞在し、日本とは全く異なる現地の方々の生活や考え方に実際に触れていく中で、いかに自分が視野を狭め、ある一定の考えに固執しているかを痛感したからです。またフィジーではホストファミリーと対立してしまった時に、うまく意見を伝えられないもどかしさを感じ、相手を理解することさえあきらめてしまうこともありました。この経験を反省し、ICUでは対話を通して、相手に自分の意見を伝え相手の意見を受け入れる能力、そして分かりあい新しいもの創り上げる能力を学びたいです。そして、まだ特定のこの分野が学びたいというのは敢えて決めていないので、先入観をもたずに様々な分野に挑戦していきたいです。こんな感じに書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私は高校で吹奏楽部に所属していました。初心者の私でしたが、吹奏楽の息をのむような迫力や緊張感、それぞれの音が重なった時の一体感に心を奪われました。私は打楽器を担当しその奥深さに惹かれ、ただひたすらどうすればもっと良い演奏ができるのか追及する日々でした。しかし自分を追い詰めすぎたのか、精神的に不安定になり不登校になりました。今では、夢中になる楽しさと苦しさを教えてくれた吹奏楽と打楽器に感謝しています。こんな感じに書きました。3つとも字数制限があったので、そこが難しかったです。

a. 人文・社会科学

オンレクの過去問をすべて(28年分)解きました。間違えたところは、なぜ間違えたのか、どうしたら次解けるのかを、自分なりに考えてノートに書いていました。そうすることで、深読みしたり難しく考えすぎてしまう癖があることに気付き、資料文に沿って純粋に素直に解くように心がけることができました。毎回そのノートを復習して、気をつけるべきことを確認し明確にしてから、次の過去問を解くようにしていました。当たり前なことではありますが、知識問題以外は、資料文に書いてあることが正解です。自分の考えを入れずに、資料文の筆者の考えに沿って解くといいかなと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

オンレクの過去問と予想問題をすべて解きました。理系科目が苦手な私ですが、自然科学分野が出題されるpartⅣのために特別な対策はせず、過去問や予想問題の分からないところを調べるだけでした。その他のpartは人文・社会科学と同じものだと考え、同じように対策をし、ここで得点を取ろうと考えていました。放送で流れる講義はメモを取ることに集中するのではなく、しっかり頭にいれながら理解して聴くことを重視していました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングには苦手意識があったので、オンレクの過去問すべて、TOFLE(ITP)リスニングの問題集2冊、ICUの英語という問題集をやりました。毎日少しずつでもやるようにしていました。復習として、放送文の意味を理解した後、音声にあわせて声に出して読むようにしていました。私はずるずる考えて次の問題の出だしに遅れてしまい、簡単な問題もおとしてしまうことが多かったので、これが絶対正解だって即決して引きずらないようにしていました。リスニングは過去問でなかなか得点が上がらず焦りましたが、根気強く勉強を続けました。

<リーディング>

オンレクの過去問すべてとICUの英語をやりました。時間との戦いではありますが、見落とさないように、また勘違いしないように文章を読むようにしていました。私は苦手だったpart2から解いて、part1text2、text1とそれぞれ20分を目安にしていました。人文・社会科学や総合教養も同じですが、過去問を解いていく過程の中で、自分なりの時間配分や解く順番を徐々に確立できたらいいかなと思います。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

この勉強方法で大丈夫なのかと不安になることもありましたが、過去問とひたすら向き合い、最後まで過去問の傾向から逸れずに、読解力を身につけることを重視してきたのが、私は合格につながったと思っています。

8. 最後に一言

私は高校時代部活ばかりで、ほとんど勉強もせず、そのまま中退したので、国語数学のような普通の教科の知識が乏しいです。だからICUだけに的を絞って対策し、ICUしか受験しませんでした。こんな私でも、合格してHigh Endeavor奨学金もいただけることになりました。たくさん不安なことはあると思いますが、自分は絶対合格できると信じて頑張ってください。

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

かなで

<プロフィール>

偏差値70ぐらいの域内県立2番手校です
予備校や塾は利用しませんでした
純ジャパですが、幼いころから英会話を習っています

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 6割~8割
総合教養得点 = 7割~9割
英語リスニング得点 = 6割~8割
英語リーディング得点 = 5割~7割

(センター得点参考)
いろいろ失敗しました
英語
筆記168
リスニング 42
国語 166
数学ⅠA 77
数学ⅡB 28
生物基礎 37
化学基礎 34
世界史B 83
倫政 60

4.併願校

筑波 未受験
早稲田 国際教養 未受験
青学 センター ×

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

3年第1回の模試で数合わせのために(ごめんなさい!)志望校欄に書いたときに、どうせ書くなら調べてみよう!と思って調べてみたらなんともなんとも素敵な学校だった!!というのがきっかけです。
元々理系志望だったのですが、数学が苦手なことと私大の学費の高さから好きな英語と国際関係の事への興味から文転して3年時から文系クラスになりました。しかし、時がたつにつれやはり生物、特に生態系の勉強がしたくなり、比較的文理の壁の低い筑波の国際を志望校として併願校が見つからず悩んでいた時に私の願いをすべて叶えるICUと出会い、その後ますますICUへとひかれていく一方で学費の高さで葛藤しましたが、11月頃にはICUを第一志望校とすることを決意しました。

6.ICUに期待するところ

はりまずはELAです。すごく大変だとは聞いていますが、使える英語を身に着けたいです。また、私が将来働きたいNGOに学生を派遣していることから、サービスラーニングには絶対参加したいです。生物や環境問題を中心に国際関係、国際開発についても学びたいと思っています。ジェンダーにも少し興味があります。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

文理問わず学べるリベラルアーツや質の高い英語教育、サービスラーニングの観点から私の希望進路に適しているということと、積極的参加を求める授業、批判的思考力を身に着けるという独自の教育方針に他校にない魅力を感じた、というような内容をもっと深く詳しく書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

幼いころから動物が好きなことと、国際交流やESDに興味を持っていることを合わせて、生態系や環境保全と開発の同時実現や持続可能な開発について、またそのための国際社会での取り組みについて学びたいというような趣旨の事を書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

特に大会に出たり表彰されている部活ではありませんが、部活動について書きました。

a. 人文・社会科学

センター前に1年分過去問を解き手ごたえをつかんだ後、センターが終わってから5年分過去問を解きました。赤本の解説に納得いかないことが多々あったので、赤本の解説は一切読んでいません。実は、解きなおしもあまりしっかりとはやってません。
あまり苦手でなかったので、これといった対策はしていないです。私の場合直前までは国立が第一志望だったのでセンター対策で手いっぱいだったというのも事実です(それなのにセンターはうまくいきませんでしたが^^;)。

b. 総合教養(ATLAS)

オープンキャンパスで体験したのと、1度某予備校のICU対策模試で受験したことを除けば何もしてないです。ATLASに限らず言えることですが、学校の授業を大切にすることが大事です。
特に文系の人は理系分野の問題を見た瞬間、解けないや!とあきらめるのは非常にもったいないです。問題にわかりやすいヒントがたくさん隠れています。
講義はメモすることも大事ですが、話者が何を言いたくてこのような話をしているか何を意図しているのか頭の中で整理し、理解しながら聞くのも大事です。こういうと難しく感じるかもしれませんが、学校で集中して授業を受けていれば必然的に身に付きます。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

2度あるリスニングは1度で答えを出すことに努めました。
こちらのサイトなどでよく音声が聞き取りにくいとか、スピードが速いというのをよく目にしてすごくビビっていたので、赤本のスクリプトを自分でかなりハイスピードで読み上げ録音し、内容を忘れた頃にその音声を聞き過去問を解くということを5年分くらいしました。こんなことをしたのは私だけでしょう。
入試本番1週間前にICUホームページにある音声を聞いて過去問を解いたのですが、想像していたよりも遅くて拍子抜け(英会話でのリスニングとほぼ同程度の速さ)、本番もしかりで確かにくせの強い英語だなぁと思ったものの聞き取りづらいというほどでもなく、何よりも自分のつっかえつっかえで早口の下手な英語よりは何十倍も聞きやすかったです。音声も特に小さいとは感じませんでした。
なんとなくですが、スクリプトを読み上げたことには出題傾向を把握する、リスニング力をつけるという意味でも効果があったのではと思っているので、ちょっとオススメしておきます。

<リーディング>

他教科と同じようにセンター前に1度、センター後に赤本を5年分ぐらい解きました。実は単語帳で単語を覚えることが苦手だった(すぐ覚えてすぐ忘れる)ので、解きなおしのときに問題に出てきた単語でわからないものを逐一線を引き意味を調べていました。その方が一見時間と労力がかかるように思えますが、私にとってはその方が覚えやすかったです。
パート2では1段落ごとに通読し、問題を解くようにしていました。パート2が得意でない事がわかっていたので、わからないものがあってもそこで立ち止まらず、自分の知識や文脈から推測しながらとりあえずテンポよく解くことを意識しました。わからなくってとりあえず埋めたところは、パート1含め一番最後にもう一度ゆっくり解くようにしました。
私の場合、人文社会より英語の方がちょっと心配だったので、解きなおしをしっかりやりました。合っていた問題も含めて、なぜこの選択肢があっていてほかの選択肢が合っていないのか一つ一つ吟味しました。赤本の解説は人文社会のときに納得できなかったことが尾を引いて、私の苦手な文法分野のときに(パート2でたまにある)ちらっと見る程度でほとんど使いませんでした。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

他教科と同じようにセンター前に1度、センター後に赤本を5年分ぐらい解きました。実は単語帳で単語を覚えることが苦手だった(すぐ覚えてすぐ忘れる)ので、解きなおしのときに問題に出てきた単語でわからないものを逐一線を引き意味を調べていました。その方が一見時間と労力がかかるように思えますが、私にとってはその方が覚えやすかったです。
パート2では1段落ごとに通読し、問題を解くようにしていました。パート2が得意でない事がわかっていたので、わからないものがあってもそこで立ち止まらず、自分の知識や文脈から推測しながらとりあえずテンポよく解くことを意識しました。わからなくってとりあえず埋めたところは、パート1含め一番最後にもう一度ゆっくり解くようにしました。
私の場合、人文社会より英語の方がちょっと心配だったので、解きなおしをしっかりやりました。合っていた問題も含めて、なぜこの選択肢があっていてほかの選択肢が合っていないのか一つ一つ吟味しました。赤本の解説は人文社会のときに納得できなかったことが尾を引いて、私の苦手な文法分野のときに(パート2でたまにある)ちらっと見る程度でほとんど使いませんでした。

8. 最後に一言

ICUの入試ほど学校からのメッセージがひしひしと伝わってきて、感動的で、楽しい入試はどこにもありません。試験官の方々もとても優しいです^^当日は楽しもう!何が出るのかなぁ?ぐらいの気持ちでリラックスしてください。

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

S

<プロフィール>

某県立女子高校出身、2年間他私立大学法学部に所属。
高校時代は英語部に所属。有志で英語ディベートと模擬国連の活動にも参加。大学でも英語ディベートを続けている。現役時に予備校はなし。今回のICU入試のためにオンレク受講。趣味は某海外アーティストの追っかけ。純ジャパ。

2. 受験形態

一般入試(転入本科)

3.予想得点

人文・社会科学得点 = 8割くらい
総合教養得点 = 8割くらい
英語リスニング得点 = 謎。7割くらい?
英語リーディング得点 = 9割くらい

(センター得点参考)
2014年度(現役時)の点数です
英語: 9割5分
国語: 7割
数 IA: 6割
数 IIB: 4割
世界史: 7割
倫理政経: 7割
地学: 6割

4.併願校

現役時: 法学部を4校受験
今回: なし

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ディベートの活動でキャンパスを利用させて頂くことが多く、のびのびした雰囲気の場所で学習に意欲的で多様な人に囲まれて刺激を受けながら、学びたいことを学びたいときに学べる環境が整っている学校だと思ったからです。

6.ICUに期待するところ

平和研究(ICUならではだと思うから。)

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

転入なので、現在の大学の詰め込み教育に違和感を感じていること、また興味関心の幅が広がった結果、所属している法学部では学べることの範囲に限界があることなどを述べたうえで、ICUの教養学部のユニークネスと比較して書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

建学理念にもある平和学を学びたいと書きました。様々な分野の知識を総合して研究できるからというような理由付けにしたと思います。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

ディベートと模擬国連、海外アーティストの追っかけをして本人に会ったことなどを書きました。

a. 人文・社会科学

オンレクの過去問を評価の高い順で、新しいものから15年ぶんずつ解いていきました。苦手だったのと、ICU入試ならではのユニークな知識をインプットする必要があったので、人文科学を早めに進めていました。人文科学も社会科学も、悪いときで6割、良いときで8割5分などばらつきがありました。過去問は旧式の70分で解くと思うのですが、これに慣れていたので新式の80分ではかなりゆとりをもって解くことができました。解き方としては、初めに全部の段落に段落番号を振って読み易くしたあとに、大体20~25分(社会科学は流し読みで良いので20分以内がマスト)かけて本文を通読し、通読しながら簡単に解ける問題は解き、問題文に検討が必要な場合は後回しにするという方法で、残った問題を後で解くという形を取っていました。個人的には2001年の人文科学の問題がとても好きです。今年は本番に法学系の問題が多かったので、法学部に2年所属していて良かったと思いました。

b. 総合教養(ATLAS)

こちらもオンレクのみで対策しました。ICUの事前知識があればあるほど良いと思います。本番の試験時間は長く取られていますが、リスニングが始まる前までに10分くらい空白の時間があるので、実際の回答時間はちょうど60分あるかないかくらいです。リスニングは17分くらいでした。問題構成は大問1がリスニングの内容について、大問2が人文科学、大問3が社会科学、大問4が自然科学の問題でした。それぞれにA41ページ半くらいの文章が付いていますが、人文科学以外は流し読みでいいと思います。難易度はそれほど高くありませんが、一題の配点が大きいような気がするので、慎重に回答する必要があります。自然科学は謎の計算問題が3題出ましたが、時間もなかったので私は2/3を勘で回答しました。対策も取りようがないので、文系はそれくらいのモチベーションで良いと思います。ちなみに、メモ用紙はB4サイズの二つ折りでした(B5の冊子)。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

オンレクで5年分対策しました。コンスタントに9割~9割5分取れていたので安心していましたが、本番は音響が悪すぎるのとスピードがオンレクの1.5倍くらいでちょっと焦りました。いや、かなり焦りました。4科目で1番出来が読めない感じで終わりました。対策としては大問1はICUの日常生活に関しての話題が多いので、システムについてなど知っておくと良いと思います。オンレクの解説で豆知識としてそういう情報がたくさん載っていたのがかなり役にたちました。長文リスニングはタイトルが問題文に印刷されているので、それだけでも読んでおくと違います。5W1Hのどれを聞かれるのかだけでも問題文をチェックしておくと良いと思います。

<リーディング>

オンレクで8年分対策しました。こちらもコンスタントに9割くらい取れていたので、集中力を切らさずに最後まで解き切ることを意識していました。純ジャパですが、英語の文法本が大好きで結構やっていたと思います。長文は段落ごとに読んでそれぞれに対応する問題を解けば良いので、落ち着いて答えの書いてある文章を探せばちゃんと点が取れます。大問3は文章はあまり読まずに前後の時制や文法を見て回答していました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

タブレット机対策として、グレーゾーンですが、すべての鉛筆と消しゴムにセロハンテープを巻きつけて行って、机に貼り付けるという方法を取りました。一度も落ちずに快適でした。お手洗いは外に仮設トイレを付けてくれていたので、そこを使いましたが待ち時間ゼロでした。教室もいうほど暑くありません。当日はウィークリージャイアンツ(300円)を購入して読んだり、お昼やすみは後ろの席に移動してリスニングを流し聴きしたりして過ごしました。

転入を目指している人は、圧倒的にオンレクの受講をおすすめします。私はふつうに大学生活を2年間送りました。授業も真面目に参加し、単位もしっかり習得しました。受験直前の1週間前までバイトも週3~4で入っていました。11月初旬にオンレクを始めることにして、バイト代で受講料を払いました。現役のときより自分でなんとかしなければなんともならない感じが強かったような気がします。学校の図書館に授業後にこもって、閉館までオンレクを解いて解説を読む、重要な知識はノートで管理するという生活を3ヶ月間しました。正直過去問はあるぶん解ききることは難しかったので、インプットした知識を忘れないようにノートを毎日見返しました。オンレク以外だと優しい哲学やギリシャ・ローマ思想の入門書を3冊ほど読んで人文の対策をしていました。海外Youtuberが好きなので、お風呂に入りながら聞き流したり、映画を英語字幕付きでたくさん見たり、日常的にストレスなくできることで英語の対策は取っていました。オンレクの解答は赤本などの解答とは全然違います。受講料を払う価値があります。ランキングと、問題ごとの正答率も見られるので、自分の実力がちゃんと見えます。悩んでいたら是非受講してください。

8. 最後に一言

合格しても不合格でも、ICU入試対策は教養がつくのでそれだけで価値があります。

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Guevara

<プロフィール>

公立高校→某国立大学に2年間在籍→再受験

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 8割程度
総合教養得点 = 8割程度
英語リスニング得点 = 6割程度
英語リーディング得点 = 6割程度

(センター得点参考)
2年前の得点です。英語180点 国語160点 世界史80点。

4.併願校

N/A

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

滑り止めの国立大学に後期で入学したものの、やりたい勉強もできず、上手くいかないなかで、再受験をしました。ICUを選んだのは、変わった校風、英語教育、幅広い勉強ができる点、です。

6.ICUに期待するところ

基礎学問、英語教育あたりです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

大学に合格したものの、やりたい分野ではない学問をするなかで不満が募り、再受験を決めました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>
理系、文系の垣根にとらわれない、幅広い学問を学びたいと思います。

a. 人文・社会科学

ICU受験を決めたのが、入試の3、4ヶ月前だったので、比較的短い時間での対策でした。ですから、ICUで求められるレベルに、対策前である程度まで達していたように思われます。
人文・社会科学に関してですが、目安になるのは、センター試験現代文です。過去問で、9割程度が安定して取れるようになると、ICUでの人文でも得点が見込めると思います。
去年、一昨年と、わりと人文よりの問題でした。ですから、これは総合教養、ICU入試全体にも言えるのですが、大事なのは現代文の能力です。社会科学の知識よりも、現代文の得点力のほうが大事であると思います。社会科学の知識に関しては、最低限、高校受験レベルの知識があるといいです。日本史、世界史、地理、倫理、政治経済。これら全ての対策はなかなか難しいですが、高校受験の参考書をやっておくといいでしょう。

b. 総合教養(ATLAS)

人文・社会科学とさほど変わりません。やはり大事なのは現代文の能力、幅広い知識、です。上記のように対策をすると良いでしょう。人文・社会科学の得点と、総合教養の得点は比例関係にあると思います。
文系の人は、最後の理系分野の問題を、見た瞬間に思考停止にならないようにして、頑張って解いてみてください。それほど難しくなかったりします。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

音読、シャドーイング、ディクテーション、このあたりをひたすらやるのがいいのではないでしょうか。TOEFLの問題をやっておくといいかもしれまん。センター試験は余裕をもって満点近く取れるようにしたほうがいいと思います。

<リーディング>

センター試験で、英語が9割、時間が30分程度余る、くらいのレベルでした。今年は難しかったですが、例年それほど語彙が難しい、というわけではないので、リンガメタリカなどの参考書をオススメします。ICUの英語は順当に勉強していれば得点できるので、順当に勉強しましょう。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

全般的な勉強法として、国語力をつけること、それから幅広いことに興味を持つこと、が求められると思います。好きな分野であった、脳の知識が、英語のリスニングで役にたちました。(バイリンガル、第二外国語習得の話題)このように、今まで生きてきたなかで、自然に学んだ、いつの間にか知っていることがICUの問題では問われます。いろんな本を読みましょう。

8. 最後に一言

ICUに合格する、という想像、言葉、行動をしたらいいです。そして、想像の世界にリアリティを持ち、それと反する現実がある時は、自分はもっとできるはずだ、こんな点数自分らしくない、こういう風に自分に言いきせましょう。そして、想像に現実が近づくようにしたら、合格すると思います。ICUでお先に待ってますね!

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ぽにょり

<プロフィール>

長野の公立(自称進学校)→MARCHの法学部で仮面浪人(東京で一人暮らし)
現役時代は塾に行ってましたが、仮面時代はなし。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文・社会科学得点 = 6.5割から7割
総合教養得点 = 6.5割から7割
英語リスニング得点 = 7割
英語リーディング得点 = 8割?

(センター得点参考)
今年は受けてないです。
去年でよかったら
国語 8割
世界史 96点
英語 8割
リスニング 満点

その他昨年5教科8科目?受けましたが理数系はお察し←な状態

4.併願校

あえて言うなら仮面浪人先の試験勉強? 一応頑張りましたが単位一つ落としてました。まあICUに行くから関係ない。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学の頃、自分の選択肢を狭めるのが嫌でICUHSを受験、惨敗。
高2の時にサマースクール(by ハーバード生etc)でリベラルアーツの魅力に触れ、ICUを志す(が浪人が怖くて 現役時代は たくさん併願して時間を割き切れず…)
現役では5点足らず 涙をのむ… 卒業当初から仮面浪人を決めていた。
総合大学で仮面浪人をするにつけてリベラルアーツの授業、ELAが受けたいという気持ちを持ち続け、執念勝ち!?

6.ICUに期待するところ

仮面浪人先での英語の授業が単調であったので少人数・対話式のELAが楽しみ。
開発研究とジェンダー・セクシュアリティー研究に興味があるので、どのような面からどのようなアプローチをするのか考えていきたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

日本の大学に多い大学入学時に学部を選び、その学科中などの狭い選択肢の中から学ぶ分野を選ぶような形では多 様な知識をつけるのが難しい。また一般教養で興味を持った分野を掘り下げるのが難しく知的好奇心を満たすには 厳しいところである。その点でICUは入試時点で文系であろうと理系であろうと、2年間のリベラルアーツに基 づいた少人数・対話型の講義を受けたうえで、32のメジャーから興味を持ったことを専攻できる。このことか らICUは私の知的好奇心を満たしてくれるだろうと確信しており、それがICUを志望するに至った動機の一つである。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私が ICU で学びたいと思うことは大きく分けて3つある。学問的な面でいうとジェンダー・セクシュアリティ研究 と高度な英語運用能力。また精神的な面でいうと多様性を学ぶこと。研究について、男女二元論と異性愛主義の世 界は生きにくいと感じており、その構造はどこから来たのか、また変化させるためにはどのようなアプローチが有 効なのかをジェンダー研究センターも併設する ICU で学際的に学びたいと考えている。高度な英語運用能力につい ては、 ICU の特徴でもある ELA を通して、単に語学力を磨くだけではなく多角的に学び自分の能力を高めていきたい と考えている。最後に多様性であるが、田舎の高校とは違い多様な背景をもつ学生が集まる ICU。そのなかで様々 な価値観に接することで自分の視野を広くし、様々なことを学びたいと考えている。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

好んで行っていることは、計画を立てて一人旅をすること。目的地を決め費用を計算して地図をみながら旅するこ とは、学びの工程と似ているところもあるのではないかと感じる。あとは読書。昨年は年間 100 冊ほどしか読めな かったので、 ICU の図書館や提携大学の図書館の本を自分が理解するまで納得がいくまで読みたい。

a. 人文・社会科学

とりあえず 近年のものから2000年程度まではオンレクで解いた。
社会科学は点数がいいが人文科学は微妙だったので、問題から読むか本文から読むかを検討、問題から読む方があっていたようだ。
また今年の問題は過去問に類題があったと思うので、解いておいて損はないと思われる。
知識問題というよりは現代文その1。

b. 総合教養(ATLAS)

オンレクにて学習。
理系のpartⅣはこちらの方が難しかったので四則計算が出来れば平気そうな本番に拍子抜け、ただ基礎科目物理だけやってなかったのが痛かった。
他は現役時に社会科目を世界史 日本史(一年間だけ) 倫理 政治経済 と取っていたのでアドバンテージになったか?
知識問題というよりは、現代文その2

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングはオンレクで解けるだけ解いた。
その後1.5倍速で聞き取れるように通学時の満員電車で聞いていた(高校時代は自転車通学だったので、できなかった)。
あとはNHKのニュースを副音声の英語で聞くぐらい? 大学の英語の授業は、一応ALL ENGLISHだったが影響はあるか謎。

<リーディング>

大学の行事でイギリスに行く機会があり、その時に買った学術書(大学生向け)を読むのとオンレク解くのを並行させていた。今年は珍しく?キリスト教とシンボルの話が出たので、背景知識があると読みやすかった。
part IIは知らないのが出てきたら調べていたが、本番は推測力に任せるしかない…
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

仮面浪人するなら勉強場所は大学図書館がオススメ。
一人暮らしの仮面浪人は精神的にくるものがあるので、信頼できる友達やカウンセラーさんに吐き出しちゃうのもの手。

8. 最後に一言

オンレク、特にATLAS対策が不安だったのでとても役に立ちました。
ICUの生活楽しんできます!

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Nzo

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 75%
総合教養得点 = 65%
英語リスニング得点 = 100%
英語リーディング得点 = 95%

(センター得点参考)
英語(リスニング)246/250
国語180/200
世界史75/100

4.併願校

慶應義塾
上智
法政
埼玉
東京外国語

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUに進学していた先輩に「ICUはお前の肌に合いそうだからよかったら受けてほしい」と言われ公式サイトを見て考え方に惹かれたため受験した。英語を実用レベルにすること、他言語も学べること、学生たちが遊び半分で通うような大学とは空気が違うことから私立では第一志望にした。

6.ICUに期待するところ

まずは英語をどこまで磨けるかということ、ロシア語がどこまで習得できるかということ。
国際関係学や経済学を専攻したい。
国際的な環境が整っているので、自分の振る舞い一つをとっても今までの当たり前が崩れ去ると思っている。その際に自分を見つめ直して自己認識を深めていきたい。
偏差値では測れない力を持った人たちがいるのではないかと期待している。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

ピースベルに申し込んだ時に書いた内容と重複した。リベラルアーツやダイアローグによる学びが自分にどうして必要かを自身の経験に照らし合わせて記述した。
県の代表チームとしてアメリカを訪れた際の話が志望理由に大きく影響していたので、そのあたりを重点を置いてかいた。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

国際関係学と経済学、ロシア語の3つについて書いた。自身の夢に今必要だと思うこと、まだ見ぬ領域に触れたいことなどをそこそこ具体的に書いた。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

弓道を流派に所属してやっていたため、それを引き合いに出した。
弓の技術を極めようとすると、道具の歴史や科学的性質、人体の構造など様々な分野に話が広がっていくことに言及し、一見すると無関係に思える未知の分野に対峙した時こそ燃えるので、ICUでも新しいことに果敢に挑戦すると言ったことをアピールした。

a. 人文・社会科学

過去問に取組んだが、初めてでも80%程度はできたので特別なことはしなかった。強いて言うなら慶應小論文で触れた問題や得意だった倫理の知識は役に立った。高校入学以来1,2週間で書籍1冊を読み英語で簡潔にまとめる習慣があったので読書量は比較的多いほうかもしれない。全体として新書7割、小説3割ぐらいの感じで読んでいた。

b. 総合教養(ATLAS)

公式サイトで公開されたものを見た。
倫理はセンター受験してはいないが平均95%ぐらいはとれる程得意だった。ここでの知識は役に立った。理数科目に関しては苦手意識が強かったのでKhan Academyや受験サプリで基礎的なところはざっと学習した。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

ICUのためには何もしていない。日頃からBBCやVOAを聞いていたため簡単だった。帰国子女でなくても努力次第では満点もみえてくるので捨てるのは絶対に駄目だと思う。入試後に思ったが、Zkai出版のTOEFL iBTリスニングの教材はICU対策にトライするといいと思う。問題構成はTOEFLそっくりなので過去問の類似問題として使える。

<リーディング>

ICUのためには何もしていない。私は一浪したが、その際に英検1級を習得していたので対策はいらないと考えていた。特別難しい文章では無いので落ち着いて読めばわかると思う。語彙のレベルも高くはないので、システム英単語やDuoあたりを完璧にして、そのあと英検Pass単順1級あたりを8割覚えれば確実に語彙で困ることはない。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

単語はすべて文で覚えた。Duoやアルクの「究極の英単語」シリーズなど。
リスニングは面白いと思った放送のスクリプトを暗記した。
英文法はロイヤル英文法を出来るだけ完璧に近付けた。単なる暗記に意味はないので歴史的経緯やもっと詳しい内容を図書館のバカでかい専門書などで確認した。
予備校は嫌いなので通わなかった。学校や図書館で友達と切磋琢磨するほうが好き。
自分はこれでいいと思えるやり方を見つけられるように勉強のスタイルを工夫していった。自分なりのスタイルが定まるころには合格はほどんど見えていると思うので、是非いろいろ試してほしい。

8. 最後に一言

ICUは独特で、そこに惹かれた人たちが受験すると思います。倍率はMARCH等のように高くはありませんが、記念受験があまりいないという点では倍率は重みがあります。まあ倍率気にしても仕方ない感じはするので、その辺は何も考えなくも差し支えありません。要はテストできれば受かるのでどんだけ点数を稼ぐかに集中して下さい。ICUの願書からテストまで一貫して言えるのは、自分が如何にICUに行く価値のある存在かアピールし続ける必要があるということです。そのことを忘れないだけでも合格は大幅に近づいてきます。頑張って下さい。

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ulie

<プロフィール>

1浪を経てICUに合格。
現役もICUを受験したものの不合格、現役・浪人ともにICUは第二志望として受験。文系。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

ICU入試の得点は予想できなかったので、センター文系科目の得点を参考にしてください。

(センター得点参考)
英語  176
リスニング  46
国語  192
世界史  97
地理   83

4.併願校

国立大学

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

母がICU出身だったため、幼いころからICUの思い出話を聞いており、ICUに憧れるように。
また自分の母校がミッションスクールでキリスト教に興味をもつように。

6.ICUに期待するところ

美術史、哲学、ジェンダーなど
まだ絞り切れていないが、考える時間を与えてくれるのも、ICUの魅力のひとつだと思います。
ジェンダー研究は今年の人文社会科学を受験して関心をもつように。

幅広い分野の授業を受けられるカリキュラムに期待しています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

母のICUの思い出話からICUに憧れたこと。
ダブルメジャーなどICU独特のカリキュラムが気にいったこと。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

絵画が好きなので、美術史。
キリスト教に興味をもっているので、宗教学。
できれば、ダブルメジャーの制度を利用したい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

美術部に所属し、学院祭のパンフレットやチケットを作成したこと。

a. 人文・社会科学

なぜか得意だったので特に対策らしい対策はしませんでした。
ですが、オンレクの推奨の要約はやってよかったです。大変なので毎回要約はできなかったのですが、内容を把握する力はついたと思います。
要約ができないときは、オンレクの解説をすべてじっくり読むことをおすすめします。
あとは、普段の生活で様々なことに興味をもって雑学を極めることです。笑

b. 総合教養(ATLAS)

基本的には人文社会科学と同じです。
今年は物理の計算問題などが出題されましたが、きちんとヒントがありました。
落ち着いて情報が整理できれば、ある程度得点できるテストです。
メモをとる練習は普段の学校や予備校の授業で十分だと思います。
なので、特別に対策はしていませんでした。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

週一回の予備校のリスニング授業。
短い例文のCDを繰り返し聴いていました。

勉強の休憩にyoutubeで英語のネイティブが同じネイティブ向けにアップした五分程度動画を見ていました。
(料理の動画が分かりやすくて続きやすいと思いますよ)
ICUのリスニングはセンターのリスニングとは違って自然なネイティブ同士の会話に近いと思うので、早口の英語に耳が慣れてよかったと思います。

<リーディング>

オンレクの偏差値では30台だったこともありました。(浪人で)

とにかく、じっくり英語の長文を読むこと。
英文を一回読んで問題を解き答え合わせした後、時間をかけて英文のすべての文の文構造をとりながら訳と照らし合わせても一度読解していました。センター後は、これを毎日1セットは最低限していました。
さらに、夏ごろは文法の問題集を何週かし、熟語や単語の暗記を繰り返しました。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUはテストだけでなく、試験会場も独特です。
試験会場で何に出会っても平常心で乗り切ってください。

試験監督の先生方は受験生の緊張をほぐそうとして下さったり、本当に暖かいです。

8. 最後に一言

オンレクの分厚い解説がわかりやすかったです!

受験には、縁や運もあると思います。
ですが、努力も必ず報われます。
成功をお祈りしています。

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ヨーグルト

<プロフィール>

中高一貫校出身(偏差値52程度 半分以上が推薦で系列大学へ進学)

趣味:読書、ランニング、新聞のスクラップ

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 8割
総合教養得点 = 7.5割
英語リスニング得点 = 7~8割
英語リーディング得点 = 8割

(センター得点参考)
英語198
リスニング50
世界史71
現代文100

4.併願校

センター利用
青学 国際政治経済○
地球社会共生○
中央 総合政策○

一般
SFC ○

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高1の時に初めて行ったオープンキャンパスで、ひとめぼれ。(笑)ICUの理念や教育内容を知れば知るほど、ICUで学びたいという思いが増しました。パンフレットにマーカー引くレベルで大好きです。オープンキャンパスやICU祭で話したICUの学生の方々が皆素敵で、芯を持って勉学を楽しんでいることが伝わってきて、それもICU熱を強めさせてくれた要因です。

6.ICUに期待するところ

教育学や開発研究の授業を取りたいと考えていますが、とりあえず最初はELAに期待しています!日本式の英語の授業しか受けたことがないので、自分の英語観がどう変化するのか今から楽しみです。
また、様々なバックグラウンドを持った友人とともに、勉強したり議論したりすることもとても楽しみにしています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

将来やりたいことを実現させるためには、ICUのリベラルアーツ教育を受け、異文化への理解を持つ学生との対話し、様々な視点から判断する能力を身につけることが必要だと書きました。
また、私はAOで不合格となったのですが、再挑戦するという意気込みも書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

教育学と開発研究に興味があることを書き、その理由や学びたいこと、大学でやりたいことを書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

主体的な生活を送ることを心がけていることを、ボランティア活動などを紹介しながら書きました。

a. 人文・社会科学

4月からオンレクを利用しました。最終的には16年分の過去問をやりこみ、体に染み込ませました(笑)
正直言うと春~夏はあまり真面目にはオンレクをやれていませんでしたが、(8月まではAOの書類作りに没頭してました)秋から本気で取り組み、学校があるときは一週間に1年分解くように計画を立てました。12月の初めごろまでは時間オーバーしてしまうことがほとんどで、20分オーバーなどは普通でした。ですが、過去に解いた問題を解き直したりと数を重ねるうちに、論文の長さは苦にならなくなり時間通りに解けるようになりました。試験本番では7分余り、一人で感動しました(笑)練習すれば人は成長します(笑)
知識問題に関しては、夏ごろまではほとんど解けませんでしたが、世界史・倫理・政経のセンターレベルの基本的なことを習得すると飛躍的に知識問題の正答率は上がりました。ただし、ICUでは出なさそうな範囲については手に付ける余裕がなく、最後までやりませんでした。(世界史の中国史や経済の計算など)また、試験前日に復讐した政治経済の範囲が本番で出題され得点できたという経験をしたので、最後まであきらめずに取り組むことはやはり大切だと感じます。
試験の内容は現代の社会の問題を踏まえたものだったので、新聞やニュースなどに日ごろから関心を持って触れていたことも、効果があったと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

対策はオンレクの教材のみです。読解の要素が強いと感じるので、そこに関しては人文社会の対策で対応しました。講義のメモも回数を重ねるとだんだんと慣れ、聞き取りについても特に苦労なく終えられました。学校では文系用の授業しかとっておらず、パート4の自然科学の分野が不安でしたが、教科書を見返す余裕がなかったので、サンプル問題と過去問、オンレクの教材で出てきたものは全部理解するようにしました。実際、本番ではサンプル問題にあったような化学式が出たりもしたので、やっていて良かったと思いました。また、本文や設問にヒントがあったり、考えれば解ける問題も多かったので無事終えることができました。
(講義の内容に感動して笑みがこぼれそうになり、試験中でしたが、何浪してでもICUに行きたいと強く思いました。顔を上げたら教授と目が合ったので慌てて問題を解き始めました(笑))

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

中3の途中頃から、学校で配られた速読英単語のCDを聴いていました。まずは音声だけで内容が理解できるまで聞き、次にCDと同時に発音する練習をしました。最後には暗唱できるレベルになっていました。高3まで続けたので、速単の標準→必修→上級の三冊でこれを行ったことになります。
また、NHKのニュースで英会話やTED Talkをよく見ていました。英語は好きだったので楽しい趣味のような感覚でした!
海外旅行に行ったことや、海外のサマースクールに参加したこともリスニング力を上げたと思います。

過去問では9割を超えていましたが、本番は最後の講義が難しくてとても焦りました。内容が頭に入ってこないし、早いしで、英語で落ちるかと思い絶望的な気持ちになりました(笑)
なのでおそらく7~8割程だったと思います。

<リーディング>

1の途中までは学校のテスト勉強で対応していましたが限界を感じ、大手予備校に通い始めました。最初は下の方のクラスでしたが、毎週のテスト勉強を頑張ると力がついていき、高2の夏から東大クラスに入りました。そのクラスの先生の授業が知的好奇心をくすぐるもので勉強自体を面白いと思うようになり、しばらくしたらそのクラスのテストでも1位を取れるようになりました。伸びるのが実感できるのを楽しんでいました。
今振り返ると、特別なことはやっていませんが、テキストや参考書を地道にやりこみ、塾のテストや学校のテストも手を抜かずに取り組んだことが良かったのだと感じます。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

この1年間、このサイトを含め私は多くの合格体験記を読んで自分を励ましていました。ですが最終的に思ったことは、合格体験記の後ろにはその何倍もの不合格体験記があるのだ、ということです。なので、自分はもし合格しても、このことを心に留め、自分の体験を絶対化せず合格体験を語ろうと思いました。
これから受験する方はまだ未知なことが多く、期待や不安など様々な思いを抱えていると思いまが、合格体験記に書かれていることはほんの一例でしかありません。なので、あくまで参考程度、楽しむ程度に見て頂ければ嬉しいです。自分と合格の間の距離をしっかり見極め、その差をなくすには何が自分にベストな方法かを探し、一度決めたことをしっかり地道に継続的にこなすことが出来れば、合格の可能性は大幅に上がると思います。周りの友達を見ていても思いますが、地道で基本的な勉強をこつこつと続けられる人が強いです!

これから受験するみなさん、応援しています!!ICU合格なんて昔の私にとっては夢のようなことでしたが、実現しました。自分の力を過小評価せずに、楽しみながら頑張ってください!!

8. 最後に一言

私はICUの受験を通して本当に多くのことを学びました。AOの2次までいき、面接でもしっかり喋れたのでほとんど大丈夫かと思ったら落ちました。とてもショックでしたが、何事にも絶対大丈夫ということはなく、世の中そんなに甘くないんだということを体感しました。また、受験で失敗した経験がなかったので、受験に落ちた人の気持ちも分かる人間になれたのだと、前向きにとらえることにしました。落ちたからこそ聞けた話もありました。合格通知を手にし、入金が終わるまでは気を抜けないというのは本当に良い教訓です。
その後一般入試に向けての勉強にシフトしましたが、2月までの3か月間は私にとってかけがえのない時間です。塾の自習室に毎日12時間こもるなんて自分には不可能だと思っていましたが、ICUに行きたいという強い気持ちがあったからこそ最後まで粘ることができました。最後の方は、受験生活が終わるのが名残惜しく楽しむ気持ちも生まれていました。
AOで落としてもらえたからこそ、勉強面でも精神面でも成長することが出来たことを思うと、私はICUが「一粒で二度おいしいアーモンドチョコ」のように感じられます(笑)

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

参考になる鴨ならん鴨

<プロフィール>

都内私立高校(受験偏差値は低いが、自律した生活を重視する学校)卒、1年浪人

2015年度AO入試第二次面接で不合格⇒一般入試も不合格
⇒ICUを嫌いになる⇒一年浪人(四谷学院)⇒2016年度一般入試で合格、リベンジ成功

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 7.5割
総合教養得点 = 6割
英語リスニング得点 = 8~9割
英語リーディング得点 = 8.5~9.5割

(センター得点参考)
英語 筆記188+リスニング46=9.4割
国語 176=8.8割(本年度は大幅に易化)
世界史 96=9.6割

総計9.2割

4.併願校

慶応大学法学部政治学科⇒〇⇒【進学】
慶応大学文学部⇒〇
慶応大学総合政策学部(SFC)⇒〇
慶応大学環境情報学部(SFC)⇒〇

早稲田大学政治経済学部政治学科⇒結果待ち
早稲田大学国際教養学部(SILS)⇒〇
早稲田大学文化構想学部⇒〇

上智大学法学部国際関係法学科⇒(TEAP、一般の両方)〇
上智大学総合グローバル学部⇒(TEAPのみ出願)〇

青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科⇒(全学部)〇
明治大学政治経済学部政治学科⇒(センター利用)〇
明治大学国際日本学部⇒(センター利用)〇
立命館アジア太平洋大学⇒(センター利用+TEAP)〇

どんだけ受けたのす

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

①高校教師にICU出身者がとても多かったこと
②親のススメ
③高校3年時に通っていた予備校でICU受験者が多かったこと
④昨年2度の不合格でICUを嫌いになり、復讐心が芽生えたこと

6.ICUに期待するところ

ELAでの、海外の大学で通用するアカデミックな英語運用能力の研磨

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

【以下そのまま掲載します】

ICUが私にとって特別なのは、第一に「分野横断の学び」が可能なことです。幅広い学問分野の知見を得ることができるため、疑問に対する最適解を出しやすくなると考えます。第二に「語学プログラムの充実」です。教養科目、メジャーに並行して、ここまで高い水準の英語教育を受けることができるのは、大きな魅力です。第三は「学生が持つ魅力」です。向学心の高い学生が日本中、世界中から結集し、同じ学び舎で影響し合う環境はなかなかありません。第四は、正直に「自然溢れるキャンパス」です。都会の喧騒から離れ、動植物に囲まれた景観は、オープンキャンパス以来、私の向学心を捉えて離しません。以上四点を以て私はICUを志望します。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私は特に政治学を志しています。安保法制強行採決、秘密裏のTPP交渉、普天間基地移設強行など、民意から離れる現政権の傾向に対して日本政治はどう立ち向かう必要があるのかは、昨年の自分への思考課題でした。また、南シナ海での中国の横暴、シリア難民の受け入れをめぐって揺れるEU、テロへの空爆で連帯を強める国際社会など世界にも政治的思考材料の尽きない、激動の時代を今、私は目撃しています。緊張関係の国同士が突然協調する(逆も然り)ことが多々あり、驚きの毎日です。未曾有の連鎖の中にあって時代の先を予想するためには、政治学の知見を養うことが急務だと実感しています。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私は趣味で、絵を描きます。幼少期から、動植物や石膏像、風景などの静物をデッサンしてきました。対象の輪郭、陰影、奥行きを凝視し観察することで「リアル」を追求してきました。最近ではSNSに描いた作品を投稿し、海外の友人やアーティストから評価を受けます。世界のネットワークの中で私の作品が共有されることはこの上ない喜びです。絵を描くという趣味が、これからも私の人生の精神的支柱となることを確信しています。

a. 人文・社会科学

人文社会科学で受験しました。ICU全体に言えますが、ICUを「特別な対策を必要とする大学」と認識してしまうと、対策に見極めがつかなくなり、哲学・歴史・経済・法学・・・と「分野を横断」し、細かい事象、事実関係を「暗記」することになります(2015年僕の不合格体験記)。なるほどICUは学際的な学びを重視していますから、とても理にかなっている。しかし、考えてみて下さい。人文社会科学の全40門中、あなたが習得した知識がどれだけ出題されるでしょうか。皆無、という年もあるでしょう。換言すれば、時間対効果、もしくは参考書に費やした費用対効果が著しく低いということです。したがって考え方を改め、どの年度にも一定量の効果のある「普遍的」な勉強をする必要があります。それは「現代文」の勉強です。現在、人文社会が社会科学と合体したため、全体における「読解で解答可能」な部分は、およそ6割以上を占めます。どの大学も全体で6~7割あれば合格できますから、ICUも例外ではありません。

【読解】効果的な現代文の取り組み方は①読解の数をこなすこと②読み終わったら、200字以内で要約すること、の2つです。新書・新聞に手を出すのではなく、予備校で扱った文章、現代文参考書の文章を読むことで①読解数は稼ぐことができます。また②要約するトレーニングは、こなす度に所要時間が縮まり、「文章中で抽出すべきポイント」を読解しながら一瞬で把握することを可能にします。ICUの問題執筆する教授は当然ながら、そのポイントにフォーカスしてきますから、一段と正解が導きやすくなります。様々な事象を一瞬で体系化(organize)する能力は、慶応小論文や早稲田現代文は言わずもがな、社会に最も評価される力ですから、受験生のうちに鍛えておけば就活にも云々かんぬん。。。人文科学、社会科学の過去問は「形式に慣れる」程度にやれば、それで十分です。

【知識】以上の対策で十分ですが、それでも怖いという人は「知識」収集に邁進してもよいと思います。ICUの知識問題には大別して、①時事問題②世界史③日本史の3つがあります。多くの受験生が歴史で②③のどちらかを選択しますが、2秒迷って②世界史にして下さい(笑)。グローバル資本主義の現代に書かれる文章に世界史が関わらないことは、まずありませんし、「平和」や「ジェンダー研究」といった世界に学ばないと解決を見ない問題系を扱う大学が、ICUです。英語の読解に世界史の知識の果たす役割も計り知れないものです。日本史選択者が世界史に手を出すより、世界史選択者が日本史に少し手を出す方が知識の有用性は担保されます。
①時事問題は『センター試験 現代社会集中講義』がおススメですね。政治経済を中心にこの本を活用して下さい。この本以外に、「世界で起こっている時事」「女性の社会進出」などのテーマに関心があり、時間を割けるだけの成績をおさめている人はNHKスペシャル、新聞の社会面・国際面・政治面で「その問題にどのような議論があるのか」に注目して眺めても効果はあります。

b. 総合教養(ATLAS)

総合教養はICUが始めた新たな入試科目であり、同学もまだより良い方法を模索中だと考えられますので、ここでも「特別な対策」は必要ありません。総合教養を構成するパートは①講義内容に関係すること②人文科学③社会科学④自然科学の4つで、それぞれの配点、問題数はおよそ25%です。僕のように自然科学を端から諦め(=世界の半分以上を捨て)た人は少なからずいると思いますが、大学もそれを承知(?)しているのか、①②③でしっかり解答すれば合格圏内です。したがって、人文社会科学の対策と完全に重複しますし、「現代文」の勉強をしっかりしていれば、人の話や講義の流れ、ポイント、次の展開を予測することは容易です。
c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

純ジャパで早稲田国際教養に受かった、いや受かってしまった僕ができる、一般的なアドヴァイスとおススメの教材をお伝えします。

【アドヴァイス】まず、「リスニングの3本柱を理解すること」が肝要です。①知らない単語は聞き取れない②発音できない単語は聞き取れない③自分が発音できない速さにはついていけない、ということです。言われてみれば当たり前、されど認識の程度は浅い人が多いのが事実です。
次に、この3本柱から以下のことが導かれます。①語彙力徹底強化②③スピード、発音を意識した音読、によってリスニング力の大幅な向上が見込めるということです。①についてはリーディングの方でお伝えしますので、ここでは音読について書きます。音読なしに僕の合格校はなかったと言える程、音読は勉強の伴侶です。地歴も音読すれば慶応でも楽勝です。

【おススメ教材】
①「podcast」の「TIME’s Top Stories」(無料)
音読には「正しい発音・英語のイントネーション」を学ぶ必要があります。いわゆる「聞き流し」は批判されていますが、ここでは英語の内容をひとまず無視し、とりあえずプロを「マネする」ことが大切なんです。NHKの「クローズアップ現代」の国谷アナは帰国子女ですが、今でも朝の出勤前に内容を気にせずアメリカのラジオのアナを「マネ」するトレーニングを欠かさないと言います。この過程が全ての基礎になり、あなたの音読、ひいては英語人としての人生を支えます。僕は毎日、予備校と自宅までの往復、マスクの下で口をゴニョゴニョさせていました(気持ち悪いことより合格が欲しい一心で)。東進の安河内先生や灘高校のキムタツが言う様に「Don’t learn English at your desk!」なんですね(笑)。このpodcastはアメリカの時事をはじめとして世界の情報を得ることができますから、語彙、スピードについていけるようになったら内容も楽しめること請負です。

②「早慶上智ICUの過去問」
①で英語の「発音・イントネーションの特徴」を体で理解したら、次は過去問を使います。この過程は自宅で大きな声で取り組みましょう。一通りリーディングを終えた後、その英文をあなたの体に100%取り込みます。語彙、構文、1パラの長さ、論の展開の仕方、トピックなど、「全て吸収してやる!」という気概を持って、「音読」し倒します。倒置やso thatの構文などはリスニングに頻出する割に聞き取れないことがありますから、難解なリーディングの文章で鍛えましょう。この作業を通して、リーディング速度が飛躍的に上昇することも魅力的でしょう。この過程では①で身につけた英語の発音を意識して、アメリカ人になりきりましょう。また、何回も同じ文章を音読して残滓(残りかす)のないように。僕は早慶上智ICUの過去問を予備校で数十問コピーし自宅で近所迷惑な程、音読してましたね(近所のオバチャンには事情を言って)。
<リーディング>

リーディングはリスニングの能力と相関関係にあるため、上記のリスニングトレーニングを怠らなければ、相当な結果が期待できます。ただ、もう一つの支柱である「語彙力」についても正しく理解して下さい。早慶上智ICUを斬るには高度な語彙が必要不可欠であることは既に知っているでしょう。語彙は「推測するものだ、暗記じゃない」という人が周りにいるでしょうが、実はその人自身は高い語彙力を持っている可能性があります。正直、上位の語彙力が豊かな受験生が早慶には受けに来ますから、「推測」に頼っていてターゲット1900で安心している人は、本番の文章のレベルに左右され、あっさり不合格…ということもあるかと思われます。ICUで出題される、単語に傍線を引き類似の意味を答えさせる問題は難解ですが、早慶では知っていて当然の単語ですので差がつきます。試験当日の帰りのバスで浪人生と思しき連中が「今日のICUの英語、全然単語わかんねえ!」と騒いでいましたが、僕にとっては文脈など見ずに一瞬で正解確信のおいしい問題でした(笑)。あなたは試験当日どちらの立場にいたいですか(笑)

リーディングはリスニングの能力と相関関係にあるため、上記のリスニングトレーニングを怠らなければ、相当な結果が期待できます。ただ、もう一つの支柱である「語彙力」についても正しく理解して下さい。早慶上智ICUを斬るには高度な語彙が必要不可欠であることは既に知っているでしょう。語彙は「推測するものだ、暗記じゃない」という人が周りにいるでしょうが、実はその人自身は高い語彙力を持っている可能性があります。正直、上位の語彙力が豊かな受験生が早慶には受けに来ますから、「推測」に頼っていてターゲット1900で安心している人は、本番の文章のレベルに左右され、あっさり不合格…ということもあるかと思われます。ICUで出題される、単語に傍線を引き類似の意味を答えさせる問題は難解ですが、早慶では知っていて当然の単語ですので差がつきます。試験当日の帰りのバスで浪人生と思しき連中が「今日のICUの英語、全然単語わかんねえ!」と騒いでいましたが、僕にとっては文脈など見ずに一瞬で正解確信のおいしい問題でした(笑)。あなたは試験当日どちらの立場にいたいですか(笑)

【おススメ単語帳】
①ステップ1:『単語王』
素晴らしい単語帳ですよね。みんな持っています。早慶上智ICUはこれで十分で書いてありますもんね。確かにこれ一冊で力はつきます。ただ、足りませんよ全然…。tangible、susceptible、compatible・・・掲載されていない重要語がめちゃくちゃあります。
②ステップ2:『英検準一パス単(旺文社)』
これは単語王に掲載されていない重要語をカバーする良著です。差がつきます。一般に早慶上智ICUは英検で準一級に相当すると言われている点からも評価できます。
③ステップ3:『リンガメタリカ』
幅広くアカデミックタームを載せており、良著ですが、少々細かすぎて、全く見ない単語もありますので、そこは見切りをつけてくださいね。また、早慶上智ICUへの登竜門として最近定着しつつある本著ですが、多くの受験生が『単語王』or『シス単』or somethingからステップ2として使用するみたいですが、僕から見て、ステップ1と『リンガメタリカ』には大きな開きがあるので、英検準一の単語帳を間に挟むことを本当におススメします。

【単語学習法】
これでも僕は高校で真面目に英語をやり始めて、高3の4月にTOEIC800点ゲットできる程英語は勉強していたので、単語学習に苦労した経験も当然あります。そして、最終的にはやはり「一度に大量の単語を見ることを繰り返す」という方法に落ち着きました。この方法なら一日に100個、もっと頑張れば200個は余裕です。ユニクロの社長が海外へ出張に行く前には自宅の部屋の壁一面に1万個以上の単語をかいた紙を貼って覚えたというエピソードに代表されるように、「①1回100個を②一日に何回も見る」という方法が効果が高いと思われます。
また単語学習の進捗状況に大きな影響を与えるのは「英語文化圏への憧れの有無」です。海外ドラマや映画見ることで「将来、絶対英語ベラベラになるぞ!」という語彙強化へのモチベーションになりますから、急がば回れと思って息抜きしてください。その憧れを味わえるのは純ジャパの特権ですよ(笑)
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ここでは【早慶上智の歴史対策】についてお話しします。僕は浪人のクセして、予備校にいる時間は誰よりも少なく、行ったとしても、自習室でカリカリ世界史や日本史をやっている友達を嘲笑していました。(それでも友達です(笑))自分の「音読」という勉強法に根拠のない自信があったんです。僕は世界史選択でしたが、日本史にも同じ勉強法は使えますので参考までに。
自宅で予備校の教科書をひろげて、そのページに記載されている内容をそらで言ってみる。忘れてたら、自分を戒める(笑)。また、関連する知識で自分が記憶している知識を可能な限りつなげてみる(一般にブレインダンプと言われてます)。例えば、教科書に「タラス河畔の戦い」の文字を見つけたら、それを皮切りにダーと知識を出力する。「タラス河畔の戦いはー、751年でー、唐の王仙之率いる中国軍がー、アッバース朝軍に負けてー、後漢時代に蔡倫が改良した製紙法がー、イスラーム圏に漏れてー、サマルカンドにも製紙工場が建ってー」という具合に・・・。恥ずかしいっちゃ恥ずかしいけれど、この勉強法と自習室で東進の世界史一問一答を赤シートで隠しながら黙々とする勉強のどちらが賢く、効率的で、長期記憶に有効で、脳内で体系化されるかは、2秒考えれば明らかだったので続けていました。

【おススメ世界史参考書】
ここからは世界史選択者のみ適用可能な話です…。
①年号:『元祖世界史の年代暗記法』
年号はこのレベルが基本になります。センターレベルの年号ですので、早慶上智で聞かれる細かな年号(アミアンの和約、プロイセン改革、島津氏の琉球征服などなど)は別途対策が必要です。上智・早稲田の政経の年号はクレイジーですので、かなり早い段階で過去問に目を通さないと手遅れになります。
②資料集:『ニューステージ世界史詳覧(浜島書店)』
上智では鬼畜か、と思われるレベルで地理的知識が求められます(メコン川がラオスとタイの国境を隔てていること、アレクサンドリアはナイル川デルタ地帯の西か東か、などなど)。慶応はそのまま地理的知識を記述させる問題(文学部)もありますが、それを答えさせないが、地理的知識がないと解答できない問題が散見されるため注意が必要でしょう(今年の法学部では、キエフ市内を流れる川を聞くマーク式の問題で、数ある語群の中に正解のドニエプル川とならび、ドニエストル川も置かれてました)。地図・年号問題は上智が最も細かいので、上智を受けずとも照準は上智に合わせて下さい。
「現代史」は現役生が苦手とするところですが、そこを攻略してください。差がつきます。受験現代史は冷戦を中心に構成されていますので、①ある国のある政権・ある組織はアメリカ陣営(右)かソ連陣営(左)か②何年から何年までの政権・革命・戦争か③その時の人物、組織は何かを軸に正確に覚えて下さい。そのために参考書を購入してもいいとおもいますが、僕は資料集の年号、政治家の暗記に努めました。中南米(グアテマラなど)は早慶上智がいやらしく聞いてきますのでぬかりなく!

8. 最後に一言

この情報に出会った君はラッキーだね、ふぁいてぃん。(何様だ)

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ICU入試合格体験記2016

1. お名前、プロフィール

<お名前>

すみっつ

<プロフィール>

千葉の自称進学校 弓道部(6月引退)

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 7~8割
総合教養得点 = 6.5~7.5割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 8割前後

(センター得点参考)
英語R 168 (ナメてかかりすぎました)
英語L 48
現代文 72
古文 48
世界史 80
(国語の点数不確かです)

4.併願校

早稲田SILS ×
法政GISセン利 ×
津田塾 国際関係 ○
学習院 国際社会科 ○
獨協 英語 ○

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高2の秋ごろ一生懸命受験勉強をしていたのに、入学後にすっかり勉強しなくなっている大学生の姿を見て、しっかりと勉強できる、勉強させてくれる大学を探そうと思いました。そこでネットで調べてみたところICUの名前が出てきました。ICUの存在は高1のころから知っていたのですが、入試が特殊で到底無理だと考えていましたが学習環境や英語教育、少人数教育、入学後に専攻を決定できることなどほかの大学にはないところが沢山あり、ここに入るしかない!と決意しました。

6.ICUに期待するところ

とりあえず最初の1年は英語力を磨いていきたいです。
専攻はいまのところジェンダー研究、宗教学に興味がありますが、入学後にいろいろと勉強してみて視野を広く持ってから絞っていこうと考えています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

他校ではあまり深く学べないジェンダーについて深く学べる事、天文学、生命倫理などの理系分野にも興味があることを書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

こちらもジェンダーをゴリ押しで書きました。それと宗教的な理由で男性と同等の教育を受けることができない女性がいることを書き、宗教学とジェンダー研究に興味があることが伝わるように書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

弓道は矢を的にあてるだけの競技ではなく精神面が大きく関係するみたいなことを書きました。

正直ここは合否に直接関係するというよりは勉強勉強で凝り固まった人間じゃないことがつたえられればいい部分なんじゃないかなと思います。

a. 人文・社会科学

人文社会科学受験でした。高校3年間世界史、高2の1年間に世界史、高3の1年間に政経と倫理が授業であって、それを真面目に聞いていたことが結局は一番の対策になっていた気がします。
今年はテーマが女性についてで、興味のある分野だったのもラッキーでした。
人文と社会科学が混ざって2年目で、どっちメインでくるのかなーと思っていましたが、文学作品のなかにみえる社会問題にクローズアップするみたいな感じで出題されました。比率的には半々くらいだった気がします。
ニュースや新聞などを見て社会の流れに敏感でいることが大切だと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

戦争にまつわる話でしたね。戦争時こそ学問を大切に!ICUは素晴らしいぞ!という感じでした(笑)全体的に世界史の知識が生きる設問が多かったのでよかったです。
パート4の物理の計算はサッパリだったので当てずっぽうでマークしました。化学反応式の係数?をそろえる問題は文系でも冷静に考えれば普通に解ける問題なのでやるべきです。パート4の対策にと湿度の求め方などを少し復習しましたが歯が立ちませんでした(笑)みなさんが言っているように自分が取れる設問をしっかりとれば合格点に届くと思います。
総合教養は対策が難しくて不安でしたが、どれだけ失点しないかというよりはどれだけ根気強く問題と向き合うかが大切だと思います。文をちゃんと読んでわかるところをしっかりとりましょう。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

高2のうちはセンターレベルを満点くらいにもってくるようにやりました。高3に入ってからはキムタツの東大リスニングbasicをやりその後TOEFLのリスニングをやりました。最初のうちはディクテーションや音読もやっていましたが途中で少しさぼった時期もありました(笑)
直前期は移動時間にも聞きなれた音声をずっと聞いたりしていました。
が!!! 試験の音声はくぐもって?いてすごく聞き取りにくいし変なくせがあって自信をもって解答できた問題はかなり少なかったです。でも本当に間髪入れずに次の設問に進むので、わからなかったらさっさと切り上げで次に集中したほうが絶対いいです。対策してもあれほどくぐっもった音声は逆にないと思うので本番は大変だと思いますが、対策しないよりは絶対ましです。

<リーディング>

GMARCHの問題と違い、文章の本質というか、筆者の考えや文章構成を問われる問題が特徴的なのでそれは過去問での慣れが必要です。また、理系文系関係なしに様々なトピックの文が出されるので読み慣れは必要ですね。今年はキリスト関係の問題が出ました。世界史選択でキリスト教については多少知識があったので読みにくさはあまり感じませんでしたが慣れていない人にとっては大変に感じると思います。
パート2は最初のうちはかなり苦手だったのですが過去問をこなしていくうちに慣れたことと文法、語彙がついてくるうちにときやすくなりました。sensitiveとsensibleの区別なども大切です。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

TED talkはリスニング対策にもなるし、知的好奇心がくすぐられて勉強しよう!と思えるのでオススメです。
リンダメタリカという単語帳に目を通しておくと様々な分野の基礎知識がつくのでICUの試験全般の対策になると思います。

8. 最後に一言

ほかの学校の受験と違い知識量だけがあればいいわけではないのがICUの入試の醍醐味です。
様々な学問領域に興味を持ち、視野を広く持って、知的好奇心の赴くままに寄り道しながら勉強すると思わぬところで役にたちます!
受験勉強という名の勉強が今後の人生にも役に立つものにしたいというのもICUを志望した理由の一つでしたが正解でした。勉強すればするほどもっとたくさんのことを知りたいと感じました。
あまり頑張りすぎず、勉強を楽しむ余裕が持てるといいと思います。

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